96 / 143
舞踏会
【高校生の頃の私_2】
しおりを挟む
夢。夢を見ている。高校生になった私の夢の続き。
何か特定の目的で高校生になったわけではないけれど、せっかくの機会だからいろいろと試してみた。それこそ昔図書館で読んだ小説やセレスティアル・ラブ・クロニクルで憧れた恋愛みたいなこともしてみた。
何がきっかけで付き合い始めたかは覚えてないけど、タイミング良く告白されたので付き合うことになった。
恋と呼べるものかはわからなかったし、たぶんどこにでもあるようなありふれた事だったんだろうけど、それでも私は初めてのことにドキドキした。
――――どんなところに行ったら楽しいのかな?
――――どんなものが好きなんだろう?
――――何を話したら喜んでくれるんだろう?
――――あ、いま困った顔した。きっとこれはあんまり好きじゃないんだ。
付き合ってからいろいろなところに行った。
初めて住んだ街の店も知らなかったから彼がいろいろとエスコートしてくれた。
少しずつ知っている場所が増えて、だんだんと町が私たちの色で染まっていくようだった。
いつの間にか一緒に居ることが多くなって、一緒に出掛けることも多くなって、一人暮らしの私の家に来ることも増えて、そうして初めてお互いの唇が触れた。
「傘……っていうんだよな?それ」
彼は物珍しそうに私の傘を見る。初めて見たのかもしれない。
「うん。この音好きで。まぁ不便なんだけどね」
「へぇ……確かにその音いいかもな。俺も今度はシェルターじゃなくて、その傘ってやつさしてみようかな」
雨粒が傘を叩く音を聞きながら、彼に手を引かれて歩いている時にふと目に入ったお店。
小さな雑貨屋さんだった。
「あ……」
思わず立ち止まってしまった私に、彼も足を止めて振り返る。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない」
その店には1枚のポスターが貼られていた。
『セレスティアル・ラブ・クロニクル 伝説の初代作がついにリメイク決定!』
(そっか……。リメイクだったんだ)
同じように雨を眺めながらした会話を思い出す。
「このゲーム……って言ったっけ?興味あるの?」
「うん……まあ、ちょっと?でもゲームなんてやる人いないもんね」
「……いや、いいんじゃないか?俺、好きだぜ?ほら、価値観を共有できるっていうか?」
「ありがと」
ポスターを見たことで、ついアリシアのように彼の腕に抱き着いてしまう。
セレスティアル・ラブ・クロニクルで憧れた『恋愛』を今私は楽しんでいた。
だから、このまま楽しい時間がずっと続くんだって思っていた。ゲームみたいに。
でも、終わりは突然やってきた。たぶん、ゲームみたいに。
私はたぶん選択肢を間違えたんだと思う。
あの日の雑貨屋さんでの出来事以来、彼の言動が明らかに変わった。
もっと具体的にいうとセレスティアル・ラブ・クロニクルのセリフが彼の口から出てくるようになった。はじめは憧れのゲームの世界が、ソフィアの中じゃない、こっちの世界でも浸れた気がして嬉しかった。
でも、だんだんとそれが嫌になっていった。だって、なんとなく彼であって彼じゃないような気がしたから。
いつものように待ち合わせをして、一緒に登校するはずだった朝。
「おはよー。珍しく今日は早いのね」
「あぁ。俺様達が会ってない時間は勿体ないからな」
「ふふっ…。全く、本当にイグニスみたいよねー……」
自分でそこまで言ってそこで気づいてしまった。
恋は盲目という言葉を聞いたことがあったが、実際に気づくまでわからないものだ。
彼の言動はあまりにも「イグニス」でありすぎた。
彼はソニックオプティカに私が気に入りそうなデートスポットを聞いていたし、話す内容もソニックオプティカが用意してくれていたものを話していただけだった。
きっと私がセレスティアル・ラブ・クロニクルの攻略対象の4人中でイグニスが好きということくらい、ソニックオプティカなら造作もなく的中させるだろう。
(私は……彼ではなくソニックオプティカと付き合ってたのね……)
ドキドキして初めてつないだ手の温かさも、初めて抱きしめてぬくもりを感じた彼の温かさも、初めて唇に残ったあのくすぐったい温かさも、全部色がなくなってしまったように感じてしまった。
気づかないほうがよかったのかもしれない。
このままずっと盲目でいたほうが幸せだったのかもしれない。
あのイベントがあったからこんな事を知ってしまった。
別に何も変わっていないはずなのに、よくわからないけど涙が出てきて、背を向けて歩き出そうとした。
最後に彼の声色で聞いた言葉は「明日、もしお前さえよければ、俺様と一緒に踊ってくれ」だった。
たぶんこの言葉だけはソニックオプティカの言葉じゃなかったんだろう。
彼と一緒にいて、初めてこんなに不愉快な気分になったから。
私は彼の頬を思いっきり引っ叩き、そのまま走り去った。
それから彼とは話していない。
その日から生身の人間との恋愛に拒否反応が出てしまうようになった。
男の子とは話すし、友達と呼べるような人もいたけど、少しでも恋愛のようなものを意識すると心拍数が上がってしまい何度か倒れた。
小さな頃から本を読むのが好きだったこともあり、創作の世界の私に恋愛をさせてみようと思い小説を書いてみた。
久しぶりにこんなに熱中したかもしれない。
それから半年間、途中から学校にも行かず、この小説を書くことに私の時間のすべてを捧げた。
書き方を調べ、プロットというものを作り、キャラクターの口調を何度も全体を通して修正し、文章だけでは味気なかったのでキャラデザの真似事もしてみた。
そうしてようやく『こうして2人は幸せに暮らしました。(終)』まで書き終えたときは感動なのか達成感なのか喪失感なのかわからないけど、しばらくの間放心して動くことができなかった。
会心の出来だと思えた。
誰かに見てもらいたかった。
でもやっぱり初めて書いた作品を見てもらうのは少し怖いし、こんな文章を読んでくれる人なんて誰もいない。
「ねぇソフィア、この作品、作ってみたんだけどどうかな?」
『はいとても素晴らしいと思います』
「ほんと?本当にそう思う?改善点とか、もっと良くなる箇所ないかな?」
必死に半年かけて作り上げた作品だ。
何度もキャラクターの性格も修正した。口調も伏線もいろいろ考えた。
初めての作品だからもちろん甘いところもあるだろう。
それでも傑作ができたと思っていた。
もしかしたら、ソフィアが手放しで「修正するところはありません」なんて手放しでほめてくれるかも、そう期待して聞いてしまった。
5分後。
私の作品をベースにした、私の作品よりもずっとずっと面白い作品が世の中に誕生した。
その瞬間私の作品が世界から亡くなった。
私の半年間は、今の世界には5分の価値もないというごくごく自然な現実を突きつけられた。
何か特定の目的で高校生になったわけではないけれど、せっかくの機会だからいろいろと試してみた。それこそ昔図書館で読んだ小説やセレスティアル・ラブ・クロニクルで憧れた恋愛みたいなこともしてみた。
何がきっかけで付き合い始めたかは覚えてないけど、タイミング良く告白されたので付き合うことになった。
恋と呼べるものかはわからなかったし、たぶんどこにでもあるようなありふれた事だったんだろうけど、それでも私は初めてのことにドキドキした。
――――どんなところに行ったら楽しいのかな?
――――どんなものが好きなんだろう?
――――何を話したら喜んでくれるんだろう?
――――あ、いま困った顔した。きっとこれはあんまり好きじゃないんだ。
付き合ってからいろいろなところに行った。
初めて住んだ街の店も知らなかったから彼がいろいろとエスコートしてくれた。
少しずつ知っている場所が増えて、だんだんと町が私たちの色で染まっていくようだった。
いつの間にか一緒に居ることが多くなって、一緒に出掛けることも多くなって、一人暮らしの私の家に来ることも増えて、そうして初めてお互いの唇が触れた。
「傘……っていうんだよな?それ」
彼は物珍しそうに私の傘を見る。初めて見たのかもしれない。
「うん。この音好きで。まぁ不便なんだけどね」
「へぇ……確かにその音いいかもな。俺も今度はシェルターじゃなくて、その傘ってやつさしてみようかな」
雨粒が傘を叩く音を聞きながら、彼に手を引かれて歩いている時にふと目に入ったお店。
小さな雑貨屋さんだった。
「あ……」
思わず立ち止まってしまった私に、彼も足を止めて振り返る。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない」
その店には1枚のポスターが貼られていた。
『セレスティアル・ラブ・クロニクル 伝説の初代作がついにリメイク決定!』
(そっか……。リメイクだったんだ)
同じように雨を眺めながらした会話を思い出す。
「このゲーム……って言ったっけ?興味あるの?」
「うん……まあ、ちょっと?でもゲームなんてやる人いないもんね」
「……いや、いいんじゃないか?俺、好きだぜ?ほら、価値観を共有できるっていうか?」
「ありがと」
ポスターを見たことで、ついアリシアのように彼の腕に抱き着いてしまう。
セレスティアル・ラブ・クロニクルで憧れた『恋愛』を今私は楽しんでいた。
だから、このまま楽しい時間がずっと続くんだって思っていた。ゲームみたいに。
でも、終わりは突然やってきた。たぶん、ゲームみたいに。
私はたぶん選択肢を間違えたんだと思う。
あの日の雑貨屋さんでの出来事以来、彼の言動が明らかに変わった。
もっと具体的にいうとセレスティアル・ラブ・クロニクルのセリフが彼の口から出てくるようになった。はじめは憧れのゲームの世界が、ソフィアの中じゃない、こっちの世界でも浸れた気がして嬉しかった。
でも、だんだんとそれが嫌になっていった。だって、なんとなく彼であって彼じゃないような気がしたから。
いつものように待ち合わせをして、一緒に登校するはずだった朝。
「おはよー。珍しく今日は早いのね」
「あぁ。俺様達が会ってない時間は勿体ないからな」
「ふふっ…。全く、本当にイグニスみたいよねー……」
自分でそこまで言ってそこで気づいてしまった。
恋は盲目という言葉を聞いたことがあったが、実際に気づくまでわからないものだ。
彼の言動はあまりにも「イグニス」でありすぎた。
彼はソニックオプティカに私が気に入りそうなデートスポットを聞いていたし、話す内容もソニックオプティカが用意してくれていたものを話していただけだった。
きっと私がセレスティアル・ラブ・クロニクルの攻略対象の4人中でイグニスが好きということくらい、ソニックオプティカなら造作もなく的中させるだろう。
(私は……彼ではなくソニックオプティカと付き合ってたのね……)
ドキドキして初めてつないだ手の温かさも、初めて抱きしめてぬくもりを感じた彼の温かさも、初めて唇に残ったあのくすぐったい温かさも、全部色がなくなってしまったように感じてしまった。
気づかないほうがよかったのかもしれない。
このままずっと盲目でいたほうが幸せだったのかもしれない。
あのイベントがあったからこんな事を知ってしまった。
別に何も変わっていないはずなのに、よくわからないけど涙が出てきて、背を向けて歩き出そうとした。
最後に彼の声色で聞いた言葉は「明日、もしお前さえよければ、俺様と一緒に踊ってくれ」だった。
たぶんこの言葉だけはソニックオプティカの言葉じゃなかったんだろう。
彼と一緒にいて、初めてこんなに不愉快な気分になったから。
私は彼の頬を思いっきり引っ叩き、そのまま走り去った。
それから彼とは話していない。
その日から生身の人間との恋愛に拒否反応が出てしまうようになった。
男の子とは話すし、友達と呼べるような人もいたけど、少しでも恋愛のようなものを意識すると心拍数が上がってしまい何度か倒れた。
小さな頃から本を読むのが好きだったこともあり、創作の世界の私に恋愛をさせてみようと思い小説を書いてみた。
久しぶりにこんなに熱中したかもしれない。
それから半年間、途中から学校にも行かず、この小説を書くことに私の時間のすべてを捧げた。
書き方を調べ、プロットというものを作り、キャラクターの口調を何度も全体を通して修正し、文章だけでは味気なかったのでキャラデザの真似事もしてみた。
そうしてようやく『こうして2人は幸せに暮らしました。(終)』まで書き終えたときは感動なのか達成感なのか喪失感なのかわからないけど、しばらくの間放心して動くことができなかった。
会心の出来だと思えた。
誰かに見てもらいたかった。
でもやっぱり初めて書いた作品を見てもらうのは少し怖いし、こんな文章を読んでくれる人なんて誰もいない。
「ねぇソフィア、この作品、作ってみたんだけどどうかな?」
『はいとても素晴らしいと思います』
「ほんと?本当にそう思う?改善点とか、もっと良くなる箇所ないかな?」
必死に半年かけて作り上げた作品だ。
何度もキャラクターの性格も修正した。口調も伏線もいろいろ考えた。
初めての作品だからもちろん甘いところもあるだろう。
それでも傑作ができたと思っていた。
もしかしたら、ソフィアが手放しで「修正するところはありません」なんて手放しでほめてくれるかも、そう期待して聞いてしまった。
5分後。
私の作品をベースにした、私の作品よりもずっとずっと面白い作品が世の中に誕生した。
その瞬間私の作品が世界から亡くなった。
私の半年間は、今の世界には5分の価値もないというごくごく自然な現実を突きつけられた。
0
あなたにおすすめの小説
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
前世が人気声優だった私は、完璧に悪女を演じてみせますわ!
桜咲ちはる
ファンタジー
「セイヴァン様!私のどこが劣ってると言うのです!セイヴァン様にふさわしいのは私しかいないわ!」
涙を堪えて訴えかける。「黙れ」と低く冷たい声がする。私は言葉を失い、彼女が床に座り込むのをじっと見つめる。そんな行動を取るなんて、プライドが高い彼女からは到底考えられない。本当に、彼女はセイヴァンを愛していた。
「レイン・アルバドール。貴様との婚約は、この場をもって破棄とする!」
拍手喝采が起こる。レイン・アルバドールは誰からも嫌われる悪女だった。だが、この数ヶ月彼女を誰よりも見てきた私は、レインの気持ちもわかるような気がした。
「カット」
声がかかり、息を吐く。周りにいる共演者の顔を見てホッとした。
「レイン・アルバドール役、茅野麻衣さん。クランクアップです!」
拍手と共に花束を渡される。レインのイメージカラーである赤色の花束を、そっと抱きしめる。次のシーズンがあったとしても、悪女レインはもう呼ばれないだろう。私は深々とお辞儀をした。
「レインに出会えて幸せでした」
【氷の公爵のお姫様】100万部を突破し、アニメ化された大人気の異世界転生ファンタジー。悪役令嬢レイン・アルバドール役の声優が家に帰ると異世界転生してしまった。処刑を回避したい、けどヒロインと公爵をくっつけなければ世界は滅んでしまう。
そんな世界で茅野麻衣はどう生きるのか?
小説家になろう様にも同じ作品を投稿しています。
【第一部完結】転生99回目のエルフと転生1回目の少女は、のんびり暮らしたい!
DAI
ファンタジー
【第一部完結!】
99回のさよならを越えた、究極の『ただいま』
99回転生した最強エルフは、のんびり暮らしたいだけなのに――なぜか家族が増えていく。
99回も転生したエルフの魔法使いフィーネは、
もう世界を救うことにも、英雄になることにも飽きていた。
今世の望みはただひとつ。
――森の奥の丸太小屋で、静かにのんびり暮らすこと。
しかしその願いは、
**前世が日本人の少女・リリィ(12歳)**を拾ったことで、あっさり崩れ去る。
女神の力を秘めた転生少女、
水竜の神・ハク、
精霊神アイリス、
訳ありの戦士たち、
さらには――
猫だと思って連れ帰ったら王女だった少女まで加わり、
丸太小屋はいつの間にか“大所帯”に!?
一方その裏で、
魔神教は「女神の魂」と「特別な血」を狙い、
世界を揺るがす陰謀を進めていた。
のんびり暮らしたいだけなのに、
なぜか神々と魔王と魔神教に囲まれていくエルフ。
「……面倒くさい」
そう呟きながらも、
大切な家族を守るためなら――
99回分の経験と最強の魔法で、容赦はしない。
これは、
最強だけど戦いたくないエルフと、
転生1回目の少女、
そして増え続ける“家族”が紡ぐ、
癒しと激闘の異世界スローライフファンタジー。
◽️第二部はこちらから
https://www.alphapolis.co.jp/novel/664600893/865028992
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
yukataka
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる