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第2話 緑を探して
月曜日の朝は、いつも気が重い。
透は駅のホームで電車を待ちながら、スマホの画面を眺めていた。週末にたまったメールの通知が並んでいる。既読をつけただけで返信していないものが、十件以上。
「面倒だな……」
小さくつぶやいて、透はスマホをポケットにしまった。
電車に乗り込む。いつもの車両、いつもの位置。透はつり革につかまり、目を閉じた。
ふと、先週の診察のことを思い出す。
(一時間に一回、遠くを見るように)
神谷医師の声が、頭の中で再生された。
(できれば、緑を)
緑。
オフィスビルの中に、そんなものあるだろうか。せいぜい、休憩スペースに置かれた小さな観葉植物くらいだ。
透は目を開け、車窓の外を見た。
流れていく景色の中に、街路樹の列が見える。
まだ冬の終わりで、枝は寂しげだったが、それでもところどころに緑の葉が残っていた。
(ああ、そういえば)
透は、最近、緑を見ていなかったことに気づいた。
空を見上げることも、木を見ることも、遠くの景色を眺めることも。
いつの間にか、視界の中にあるのは画面と、書類と、人の顔だけになっていた。
電車が駅に着く。透は人の流れに身を任せ、改札を抜けた。
オフィスに着くと、デスクには既に書類が積まれていた。
「おはよう、朝倉さん。週末、クライアントから急ぎの案件が入っちゃって」
先輩の田中が、申し訳なさそうに言った。
「あ、大丈夫です。今日中にですか?」
「できれば。悪いね」
「いえ、やります」
透は笑顔で答え、コートを脱いでデスクに座った。
PCを起動し、メールを開く。画面の明るさが目に刺さるような気がして、透は設定で輝度を少し下げた。
(一時間に一回、遠くを見る)
神谷の言葉が、また頭をよぎった。
透は時計を見た。午前九時。
(じゃあ、十時になったら)
そう決めて、透は仕事に集中し始めた。
十時。
アラームが鳴った。
透は手を止め、顔を上げた。
周りを見渡す。誰もこちらを見ていない。みんな、自分の仕事に夢中だ。
透は立ち上がり、窓際へ歩いていった。
オフィスは八階にある。窓からは、隣のビルと、その向こうに広がる街並みが見えた。
透は窓に手をつき、遠くを見ようとした。
でも、何を見ればいいのか分からなかった。
ビル、道路、車、人。どれも近く感じられて、"遠く"がどこにあるのか分からない。
(緑……)
透は視線を動かし、ようやく小さな公園を見つけた。ビルの谷間に、ぽつんとある緑地。木が何本か植わっている。
透はその木を、じっと見つめた。
風が吹いているのか、枝が少し揺れている。
それを見ていると、不思議と目の奥の重さが少し軽くなった気がした。
「朝倉さん、どうしたの?」
背後から声がして、透は振り返った。
同僚の佐々木が、不思議そうな顔でこちらを見ている。
「あ、いや……ちょっと目が疲れて」
「ああ、分かる。私も最近ヤバくて。ブルーライトカットの眼鏡、買おうか迷ってるんだよね」
「そっか」
透は曖昧に笑い、デスクに戻った。
佐々木も自分の席に戻り、透は再び画面に向かった。
(……なんか、変なことしてる気分だ)
窓の外を見つめるなんて、小学生みたいだ。
でも、悪くなかった。
透は小さく息をついて、また仕事を再開した。
十一時。
また、アラームが鳴った。
透は今度は席を立たず、顔だけを上げて窓の外を見た。
さっきの公園が、ちょうど見える位置だった。
木の枝が、また揺れていた。
(あの木、何の木だろう)
透は、そんなことを考えた。
桜? いや、この時期に葉がないなら、桜じゃないかもしれない。
(そういえば、木の名前なんて、全然知らないな)
子どもの頃、理科の授業で習ったはずなのに。
透は、自分がいつの間にか、そういうものに興味を持たなくなっていたことに気付いた。
木の名前も、花の名前も、空の色の変化も。
全部、どうでもよくなっていた。
(いつから、だろう)
透の手が、キーボードの上で止まった。
画面には、企画書の途中まで書かれた文章が表示されている。
「……集中しなきゃ」
透は首を振り、再び指を動かし始めた。
でも、視界の端に映る窓の外が、妙に気になった。
昼休み。
透は、いつもならデスクでサンドイッチを食べるところだったが、何となく外に出た。
コンビニでおにぎりを買い、さっき見つけた公園へ向かった。
歩いて五分ほど。意外と近い。
公園は小さく、ベンチが三つと、滑り台がひとつあるだけだった。
木は、四本。
透はベンチに座り、おにぎりを開けた。
目の前の木を見上げる。
枝は細く、葉は少ない。でも、よく見ると小さな芽がついていた。
(ああ、もうすぐ春なんだ)
当たり前のことなのに、透は今気づいたような気がした。
季節が移り変わっていること。
世界が、少しずつ変化していること。
それを、自分は全然見ていなかった。
おにぎりを食べながら、透はぼんやりと木を眺めていた。
風が吹いて、枝が揺れる。
空は曇っていたが、雲の切れ間から薄く光が射していた。
(……気持ちいいな)
透は、久しぶりにそう思った。
誰の顔色も窺わず、誰の期待にも応えず、ただ
自分の感覚だけを頼りにしている時間。
それが、こんなに心地好いものだったなんて。
スマホが震えた。
メールの通知。
透は画面を見たが、すぐにスマホをポケットにしまった。
(あと十分、ここにいよう)
そう決めて、透はもう一度、木を見上げた。
小さな芽が、風に震えていた。
午後、オフィスに戻った透は、いつもより少しだけ集中できた気がした。
目の疲れは相変わらずだったが、視界がほんの
少しクリアになった気がする。
そして、定時を少し過ぎた頃。
透のデスクに、上司が近づいてきた。
「朝倉、ちょっといいか」
「はい」
透は立ち上がり、上司について会議室へ向かった。
「例の企画なんだけどさ、クライアントがもうちょっとビジュアルを強調したいって言ってて」
上司が資料を広げる。
透はうなずきながら聞いていたが、途中で視界が少しぼやけた。
(あれ……)
目をこする。でも、すぐには治らない。
「……朝倉?」
「あ、すみません。大丈夫です」
透は慌てて笑みを浮かべた。
上司は少し心配そうな顔をしたが、何も言わずに説明を続けた。
透は、また画面を見つめた。
文字が、少し滲んで見える。
(やっぱり、まだ治ってないんだ)
透は、神谷の顔を思い出した。
あの静かな瞳。
感情の読めない、でもどこか優しい視線。
(二週間後、また診てもらわないと)
そう思いながら、透は資料に目を戻した。
その夜、神谷恒一は診察室で最後のカルテを書いていた。
今日も、たくさんの患者を診た。
子ども、老人、働き盛りの男女。
みんな、それぞれの目の悩みを抱えていた。
神谷は、一人一人の瞳を丁寧に診た。
それが、自分の仕事だから。
でも、ふと気づくと、神谷は先週診た患者のことを考えていた。
朝倉透。
あの、視線を逸らす癖のある男性。
(今頃、ちゃんと目を休めているだろうか)
そんなことを考えて、神谷は自分で自分に呆れた。
患者のことを気にするのは当然だが、こんなふうに"個人"として気になるのは珍しい。
神谷はカルテを閉じ、立ち上がった。
白衣を脱ぎ、コートを羽織る。
診察室を出て、クリニックの外へ。
夜の冷たい空気が、頬に触れる。
神谷は空を見上げた。
雲が厚く、星は見えなかった。
(また、来るだろうか)
そう思って、神谷は首を振った。
(来なくても、構わない。症状が治れば、それでいい)
それが、医師としての正しい考え方だ。
でも、神谷の中に、小さな引っかかりが残っていた。
あの人の瞳は、何を映したがっているのだろう。
神谷は、その問いを振り払うように歩き出した。
駅へ向かう道は、いつもと同じだった。
でも、今夜はなぜか、少しだけ遠く感じられた。
透は駅のホームで電車を待ちながら、スマホの画面を眺めていた。週末にたまったメールの通知が並んでいる。既読をつけただけで返信していないものが、十件以上。
「面倒だな……」
小さくつぶやいて、透はスマホをポケットにしまった。
電車に乗り込む。いつもの車両、いつもの位置。透はつり革につかまり、目を閉じた。
ふと、先週の診察のことを思い出す。
(一時間に一回、遠くを見るように)
神谷医師の声が、頭の中で再生された。
(できれば、緑を)
緑。
オフィスビルの中に、そんなものあるだろうか。せいぜい、休憩スペースに置かれた小さな観葉植物くらいだ。
透は目を開け、車窓の外を見た。
流れていく景色の中に、街路樹の列が見える。
まだ冬の終わりで、枝は寂しげだったが、それでもところどころに緑の葉が残っていた。
(ああ、そういえば)
透は、最近、緑を見ていなかったことに気づいた。
空を見上げることも、木を見ることも、遠くの景色を眺めることも。
いつの間にか、視界の中にあるのは画面と、書類と、人の顔だけになっていた。
電車が駅に着く。透は人の流れに身を任せ、改札を抜けた。
オフィスに着くと、デスクには既に書類が積まれていた。
「おはよう、朝倉さん。週末、クライアントから急ぎの案件が入っちゃって」
先輩の田中が、申し訳なさそうに言った。
「あ、大丈夫です。今日中にですか?」
「できれば。悪いね」
「いえ、やります」
透は笑顔で答え、コートを脱いでデスクに座った。
PCを起動し、メールを開く。画面の明るさが目に刺さるような気がして、透は設定で輝度を少し下げた。
(一時間に一回、遠くを見る)
神谷の言葉が、また頭をよぎった。
透は時計を見た。午前九時。
(じゃあ、十時になったら)
そう決めて、透は仕事に集中し始めた。
十時。
アラームが鳴った。
透は手を止め、顔を上げた。
周りを見渡す。誰もこちらを見ていない。みんな、自分の仕事に夢中だ。
透は立ち上がり、窓際へ歩いていった。
オフィスは八階にある。窓からは、隣のビルと、その向こうに広がる街並みが見えた。
透は窓に手をつき、遠くを見ようとした。
でも、何を見ればいいのか分からなかった。
ビル、道路、車、人。どれも近く感じられて、"遠く"がどこにあるのか分からない。
(緑……)
透は視線を動かし、ようやく小さな公園を見つけた。ビルの谷間に、ぽつんとある緑地。木が何本か植わっている。
透はその木を、じっと見つめた。
風が吹いているのか、枝が少し揺れている。
それを見ていると、不思議と目の奥の重さが少し軽くなった気がした。
「朝倉さん、どうしたの?」
背後から声がして、透は振り返った。
同僚の佐々木が、不思議そうな顔でこちらを見ている。
「あ、いや……ちょっと目が疲れて」
「ああ、分かる。私も最近ヤバくて。ブルーライトカットの眼鏡、買おうか迷ってるんだよね」
「そっか」
透は曖昧に笑い、デスクに戻った。
佐々木も自分の席に戻り、透は再び画面に向かった。
(……なんか、変なことしてる気分だ)
窓の外を見つめるなんて、小学生みたいだ。
でも、悪くなかった。
透は小さく息をついて、また仕事を再開した。
十一時。
また、アラームが鳴った。
透は今度は席を立たず、顔だけを上げて窓の外を見た。
さっきの公園が、ちょうど見える位置だった。
木の枝が、また揺れていた。
(あの木、何の木だろう)
透は、そんなことを考えた。
桜? いや、この時期に葉がないなら、桜じゃないかもしれない。
(そういえば、木の名前なんて、全然知らないな)
子どもの頃、理科の授業で習ったはずなのに。
透は、自分がいつの間にか、そういうものに興味を持たなくなっていたことに気付いた。
木の名前も、花の名前も、空の色の変化も。
全部、どうでもよくなっていた。
(いつから、だろう)
透の手が、キーボードの上で止まった。
画面には、企画書の途中まで書かれた文章が表示されている。
「……集中しなきゃ」
透は首を振り、再び指を動かし始めた。
でも、視界の端に映る窓の外が、妙に気になった。
昼休み。
透は、いつもならデスクでサンドイッチを食べるところだったが、何となく外に出た。
コンビニでおにぎりを買い、さっき見つけた公園へ向かった。
歩いて五分ほど。意外と近い。
公園は小さく、ベンチが三つと、滑り台がひとつあるだけだった。
木は、四本。
透はベンチに座り、おにぎりを開けた。
目の前の木を見上げる。
枝は細く、葉は少ない。でも、よく見ると小さな芽がついていた。
(ああ、もうすぐ春なんだ)
当たり前のことなのに、透は今気づいたような気がした。
季節が移り変わっていること。
世界が、少しずつ変化していること。
それを、自分は全然見ていなかった。
おにぎりを食べながら、透はぼんやりと木を眺めていた。
風が吹いて、枝が揺れる。
空は曇っていたが、雲の切れ間から薄く光が射していた。
(……気持ちいいな)
透は、久しぶりにそう思った。
誰の顔色も窺わず、誰の期待にも応えず、ただ
自分の感覚だけを頼りにしている時間。
それが、こんなに心地好いものだったなんて。
スマホが震えた。
メールの通知。
透は画面を見たが、すぐにスマホをポケットにしまった。
(あと十分、ここにいよう)
そう決めて、透はもう一度、木を見上げた。
小さな芽が、風に震えていた。
午後、オフィスに戻った透は、いつもより少しだけ集中できた気がした。
目の疲れは相変わらずだったが、視界がほんの
少しクリアになった気がする。
そして、定時を少し過ぎた頃。
透のデスクに、上司が近づいてきた。
「朝倉、ちょっといいか」
「はい」
透は立ち上がり、上司について会議室へ向かった。
「例の企画なんだけどさ、クライアントがもうちょっとビジュアルを強調したいって言ってて」
上司が資料を広げる。
透はうなずきながら聞いていたが、途中で視界が少しぼやけた。
(あれ……)
目をこする。でも、すぐには治らない。
「……朝倉?」
「あ、すみません。大丈夫です」
透は慌てて笑みを浮かべた。
上司は少し心配そうな顔をしたが、何も言わずに説明を続けた。
透は、また画面を見つめた。
文字が、少し滲んで見える。
(やっぱり、まだ治ってないんだ)
透は、神谷の顔を思い出した。
あの静かな瞳。
感情の読めない、でもどこか優しい視線。
(二週間後、また診てもらわないと)
そう思いながら、透は資料に目を戻した。
その夜、神谷恒一は診察室で最後のカルテを書いていた。
今日も、たくさんの患者を診た。
子ども、老人、働き盛りの男女。
みんな、それぞれの目の悩みを抱えていた。
神谷は、一人一人の瞳を丁寧に診た。
それが、自分の仕事だから。
でも、ふと気づくと、神谷は先週診た患者のことを考えていた。
朝倉透。
あの、視線を逸らす癖のある男性。
(今頃、ちゃんと目を休めているだろうか)
そんなことを考えて、神谷は自分で自分に呆れた。
患者のことを気にするのは当然だが、こんなふうに"個人"として気になるのは珍しい。
神谷はカルテを閉じ、立ち上がった。
白衣を脱ぎ、コートを羽織る。
診察室を出て、クリニックの外へ。
夜の冷たい空気が、頬に触れる。
神谷は空を見上げた。
雲が厚く、星は見えなかった。
(また、来るだろうか)
そう思って、神谷は首を振った。
(来なくても、構わない。症状が治れば、それでいい)
それが、医師としての正しい考え方だ。
でも、神谷の中に、小さな引っかかりが残っていた。
あの人の瞳は、何を映したがっているのだろう。
神谷は、その問いを振り払うように歩き出した。
駅へ向かう道は、いつもと同じだった。
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