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第10章 勇者と親子の絆編
第103話 オーク、初めての◯◯講座……教えてオークヒーロー先生!
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「もうひとつの方法……それはヒロ、お前が全力の我を殺し、憤怒の紋章を継承するのだ!」
「僕が全力のカイザーを殺す?」
カイザーから告げられた言葉に、ヒロは耳を疑う。
「正気ですか? あなたは僕に、自分を殺せと言っているのですよ?」
「無論……正気だ。この憤怒の紋章が語り掛けてくるのだ。人を滅ぼすため、我は強き者と在りと……コレは強者を常に求めている。今は我より強い者がいないから、我に取り憑いているにすぎない」
カイザーが、忌々しいものを見るように、紋章を凝視する。
「我より強い者が現れたなら、強者に取り憑くはずだ。だが……」
「今度は取り憑かれた者が、同じ道を歩むことになると?」
「そうだ。我らが助かるため、他を犠牲にしなければならぬのだ……」
「わざと負ければ憤怒の紋章はシーザー君に……カイザーに勝てたとしても、紋章は勝者に取り憑いてまた同じ道を……」
「無理難題をいっているのは承知している……シーザーを助けてくれたお前たちに、こんな事を頼むのは恥知らずだということも……だが、それでも」
カイザーが頭を再び下げ悲痛な声でヒロに乞う。
「それでも我は、オーク族を……家族を……アイツらの笑顔が守りたいのだ」
頭を下げたカイザーの下が、濡れていることにヒロは気付く。
「どの道を選んでも……あなたの命は……」
「承知している……我が命、元より捨てる覚悟だ」
カイザーは頭を下げたまま微動だにせず、ヒロは無言でカイザーを見下ろしていた。
「一つ聞いても良いですか?」
「なんだ?」
「アナタの案を採用するにしても、僕たちがアナタを倒すのが大前提です。ですが……今の僕たちでは、アナタの強さに届きません」
「うむ……だがお前たちには、まだ可能性がある」
「可能性?」
「戦いの中で気付いたが、お前たちは闘気が使えないだろう?」
「闘気? 初めて聞きますが……リーシア、闘気について何か知っていますか?」
「闘気ですか? ん~聞いた事がありませんね。私たちとは言い方が違うのかも? 覇神六王流には、気と言う考えはありますが……それですかね?」
リーシアが立ち上がり岩壁に向かって構えると、丹田で発した気を身体の内部で循環させ増幅してゆく。
そしてちょこんと突き出したリーシアの拳が、岩肌に触れたと思った瞬間、拳大に陥没した岩肌が出来上がっていた!
「こんな感じですね。体内で増幅した気を、攻撃の瞬間に解放することで、爆発的な攻撃力に変えます」
「カイザー、闘気とは、いまリーシアが見せたようなものですか?」
リーシアの技を見たカイザーは首を横に振る。
「いや、違うな。それは身体の中で力を爆発させるやり方だろう。体の内部で作用する力だ。我のいう闘気とは違う。実際にやって見せた方が良さそうだ。見ていろ」
そうカイザーが話すと、ヒロとリーシアの前にカイザーが立つ。
「いくぞ!」
すると目の前に立つカイザーの存在感が、圧倒的な重圧としてヒロ達に重くのし掛かる。
牢屋内はカイザーの重圧に支配されて、動くのはおろか、息をする事すら困難な状態に陥る。
「こ、これは……」
「初めて会った時の、重圧より強いです」
カイザーと戦った時に感じた強大な重圧が、密閉された牢屋の中では逃げ場がなく、その圧をさらに高めていた。
「これが闘気だ! 身体にまとった闘気は肉体を強固にし、体の外に出せば、気勢で戦場を支配し相手の動きを阻害する。そして闘気を攻撃に乗せれば攻撃の威力を増大させ、飛ばすこともできる。こんな風にな!」
カイザーが軽く手を振るうと、数メートル離れた岩肌が爆発し、大きな穴が開いていた。
カイザーが攻撃を放つと、その身から発していた重圧が消え、牢屋内から重苦しい空気が霧散する。
「真の強者と相対する時、闘気がなければ勝つことはできん。場を支配されれば、動くのもままならんからな……そうなれば、なぶり殺しだ。我も何度か強敵と戦ったことはあるが、一定の強さの奴らは、大抵この闘気をまとっていた」
「これを僕たちに教えてくれると?」
「そうだ。最低限、闘気を使えるようにならなければ、本気の我が闘気に動きが鈍り、下手をすると動けなくなる。習得には差があるだろうが、覚える事ができれば、お前たちは我を超える存在になるやもしれん」
カイザーは真剣な眼差しでヒロの顔を見ていた。
ヒロは考える……闘気を覚えカイザーと戦った後の結末を、バットエンドでもハッピーエンドでもない終わり方を……。
現実にはハッピーエンドなんてないことを、ヒロは知っている。何かを得るためには、何かを失わなければならない。問題はその比率である。得るものと失うものは等価であり、得るものが大きければ大きい程、失うものも大きい。
カイザーの願いはオーク族と家族の笑顔……その中に自分の笑顔はなど含まれていない。
ヒロは思う……もう自分には叶わない夢。失って初めて感じた思いを、シーザーにさせたくないと……いつしかヒロが目を瞑り、深い思考の世界へと入っていた。
男の覚悟と願いを叶えるため……ないと分かっていてもヒロは思考する。限りなくハッピーエンドに近いエンディングを!
頭の中で、ゲームをプログラムする際に渡される仕様書を思い描きヒロは作成を始める。オーク族を助けるための仕様書を!
集中しろ
オーク族を救う手立てを考えろ!
集中しろ
憤怒の紋章を継承しても、誰も不幸にならない方法を!
集中しろ
持てる全ての要素を組み合わせろ!
集中しろ
トライ&エラーを何千何万回でも繰り返せ!
集中しろ
あの家族の笑顔を絶やさぬために!
集中しろ
諦めるな! お前に出来るのはただそれだけなのだから!
「むう? 寝てはいないな? もう五分も目を閉じているが……」
急に目をつぶり、考え事を始めたヒロに、カイザーが心配すると……。
「ヒロ? これはまた良からぬことを考えてますね……はあ~、いやな予感がします。この顔は絶対に何かやらかす顔です!」
リーシアは、目をつぶるヒロのドヤ顔に気がつき、否応なしに自分も巻き込まれる未来に、諦めに似た表情を浮かべていた。
土下座するカイザーの様子から、何か困難なことを頼まれているのは明白……そしてお人好しのヒロが、それを受けてしまうところまで予想はできていた。
それはヒロという男が……リーシアの幸せを探すと言い放った男が……オークの幸せを探さない訳がないのだから……リーシアはただ、ヒロが口を開くのを待ち続けた。
きっとこの後、ヒロが突拍子もないことを言い放ち、また関係者達を引っ掻き回す未来を少女は想像していた。でも不思議と……そんな未来を思い描いた時、心の中で何か暖かいものが生まれたのをリーシアは感じていた。
そして何万回ものトライ&エラーの果てに……ついにヒロは辿り着いた。限りなくハッピーエンドに近いエンディングへと!
目をゆっくりと開けたヒロが、カイザーとリーシアを見ると、その口を開いた。
「カイザー、リーシア、僕は決めました。カイザーの願いを受けます。ですがそのために……オーク族にやってもらわなければならない事があります」
「おお、願いを受けてくれるか! ありがたい。だが我らにしてもらいたい事とはなんだ? できる限りの協力をしよう」
承諾の言葉にカイザーは喜び、ヒロの言葉を待つ。
「やってもらいたいこと?……い、嫌な予感がします!」
リーシアは、ヒロの口から突拍子もない言葉が飛び出し、やらかすとだろうと確信していた。
「オーク族にやってもらいたいこと、それは……全てのオーク族には狂化してもらい、滅んでもらいます!」
「「はい~?」」
〈希望の口から、オーク族大量虐殺作戦が提案された!〉
「僕が全力のカイザーを殺す?」
カイザーから告げられた言葉に、ヒロは耳を疑う。
「正気ですか? あなたは僕に、自分を殺せと言っているのですよ?」
「無論……正気だ。この憤怒の紋章が語り掛けてくるのだ。人を滅ぼすため、我は強き者と在りと……コレは強者を常に求めている。今は我より強い者がいないから、我に取り憑いているにすぎない」
カイザーが、忌々しいものを見るように、紋章を凝視する。
「我より強い者が現れたなら、強者に取り憑くはずだ。だが……」
「今度は取り憑かれた者が、同じ道を歩むことになると?」
「そうだ。我らが助かるため、他を犠牲にしなければならぬのだ……」
「わざと負ければ憤怒の紋章はシーザー君に……カイザーに勝てたとしても、紋章は勝者に取り憑いてまた同じ道を……」
「無理難題をいっているのは承知している……シーザーを助けてくれたお前たちに、こんな事を頼むのは恥知らずだということも……だが、それでも」
カイザーが頭を再び下げ悲痛な声でヒロに乞う。
「それでも我は、オーク族を……家族を……アイツらの笑顔が守りたいのだ」
頭を下げたカイザーの下が、濡れていることにヒロは気付く。
「どの道を選んでも……あなたの命は……」
「承知している……我が命、元より捨てる覚悟だ」
カイザーは頭を下げたまま微動だにせず、ヒロは無言でカイザーを見下ろしていた。
「一つ聞いても良いですか?」
「なんだ?」
「アナタの案を採用するにしても、僕たちがアナタを倒すのが大前提です。ですが……今の僕たちでは、アナタの強さに届きません」
「うむ……だがお前たちには、まだ可能性がある」
「可能性?」
「戦いの中で気付いたが、お前たちは闘気が使えないだろう?」
「闘気? 初めて聞きますが……リーシア、闘気について何か知っていますか?」
「闘気ですか? ん~聞いた事がありませんね。私たちとは言い方が違うのかも? 覇神六王流には、気と言う考えはありますが……それですかね?」
リーシアが立ち上がり岩壁に向かって構えると、丹田で発した気を身体の内部で循環させ増幅してゆく。
そしてちょこんと突き出したリーシアの拳が、岩肌に触れたと思った瞬間、拳大に陥没した岩肌が出来上がっていた!
「こんな感じですね。体内で増幅した気を、攻撃の瞬間に解放することで、爆発的な攻撃力に変えます」
「カイザー、闘気とは、いまリーシアが見せたようなものですか?」
リーシアの技を見たカイザーは首を横に振る。
「いや、違うな。それは身体の中で力を爆発させるやり方だろう。体の内部で作用する力だ。我のいう闘気とは違う。実際にやって見せた方が良さそうだ。見ていろ」
そうカイザーが話すと、ヒロとリーシアの前にカイザーが立つ。
「いくぞ!」
すると目の前に立つカイザーの存在感が、圧倒的な重圧としてヒロ達に重くのし掛かる。
牢屋内はカイザーの重圧に支配されて、動くのはおろか、息をする事すら困難な状態に陥る。
「こ、これは……」
「初めて会った時の、重圧より強いです」
カイザーと戦った時に感じた強大な重圧が、密閉された牢屋の中では逃げ場がなく、その圧をさらに高めていた。
「これが闘気だ! 身体にまとった闘気は肉体を強固にし、体の外に出せば、気勢で戦場を支配し相手の動きを阻害する。そして闘気を攻撃に乗せれば攻撃の威力を増大させ、飛ばすこともできる。こんな風にな!」
カイザーが軽く手を振るうと、数メートル離れた岩肌が爆発し、大きな穴が開いていた。
カイザーが攻撃を放つと、その身から発していた重圧が消え、牢屋内から重苦しい空気が霧散する。
「真の強者と相対する時、闘気がなければ勝つことはできん。場を支配されれば、動くのもままならんからな……そうなれば、なぶり殺しだ。我も何度か強敵と戦ったことはあるが、一定の強さの奴らは、大抵この闘気をまとっていた」
「これを僕たちに教えてくれると?」
「そうだ。最低限、闘気を使えるようにならなければ、本気の我が闘気に動きが鈍り、下手をすると動けなくなる。習得には差があるだろうが、覚える事ができれば、お前たちは我を超える存在になるやもしれん」
カイザーは真剣な眼差しでヒロの顔を見ていた。
ヒロは考える……闘気を覚えカイザーと戦った後の結末を、バットエンドでもハッピーエンドでもない終わり方を……。
現実にはハッピーエンドなんてないことを、ヒロは知っている。何かを得るためには、何かを失わなければならない。問題はその比率である。得るものと失うものは等価であり、得るものが大きければ大きい程、失うものも大きい。
カイザーの願いはオーク族と家族の笑顔……その中に自分の笑顔はなど含まれていない。
ヒロは思う……もう自分には叶わない夢。失って初めて感じた思いを、シーザーにさせたくないと……いつしかヒロが目を瞑り、深い思考の世界へと入っていた。
男の覚悟と願いを叶えるため……ないと分かっていてもヒロは思考する。限りなくハッピーエンドに近いエンディングを!
頭の中で、ゲームをプログラムする際に渡される仕様書を思い描きヒロは作成を始める。オーク族を助けるための仕様書を!
集中しろ
オーク族を救う手立てを考えろ!
集中しろ
憤怒の紋章を継承しても、誰も不幸にならない方法を!
集中しろ
持てる全ての要素を組み合わせろ!
集中しろ
トライ&エラーを何千何万回でも繰り返せ!
集中しろ
あの家族の笑顔を絶やさぬために!
集中しろ
諦めるな! お前に出来るのはただそれだけなのだから!
「むう? 寝てはいないな? もう五分も目を閉じているが……」
急に目をつぶり、考え事を始めたヒロに、カイザーが心配すると……。
「ヒロ? これはまた良からぬことを考えてますね……はあ~、いやな予感がします。この顔は絶対に何かやらかす顔です!」
リーシアは、目をつぶるヒロのドヤ顔に気がつき、否応なしに自分も巻き込まれる未来に、諦めに似た表情を浮かべていた。
土下座するカイザーの様子から、何か困難なことを頼まれているのは明白……そしてお人好しのヒロが、それを受けてしまうところまで予想はできていた。
それはヒロという男が……リーシアの幸せを探すと言い放った男が……オークの幸せを探さない訳がないのだから……リーシアはただ、ヒロが口を開くのを待ち続けた。
きっとこの後、ヒロが突拍子もないことを言い放ち、また関係者達を引っ掻き回す未来を少女は想像していた。でも不思議と……そんな未来を思い描いた時、心の中で何か暖かいものが生まれたのをリーシアは感じていた。
そして何万回ものトライ&エラーの果てに……ついにヒロは辿り着いた。限りなくハッピーエンドに近いエンディングへと!
目をゆっくりと開けたヒロが、カイザーとリーシアを見ると、その口を開いた。
「カイザー、リーシア、僕は決めました。カイザーの願いを受けます。ですがそのために……オーク族にやってもらわなければならない事があります」
「おお、願いを受けてくれるか! ありがたい。だが我らにしてもらいたい事とはなんだ? できる限りの協力をしよう」
承諾の言葉にカイザーは喜び、ヒロの言葉を待つ。
「やってもらいたいこと?……い、嫌な予感がします!」
リーシアは、ヒロの口から突拍子もない言葉が飛び出し、やらかすとだろうと確信していた。
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