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実り月の終わり ~長い冬の始まり~
第16話
「さらに殿下、お相手が他国の姫君であった場合は、あえて殿下が膝をついてお渡しすると姫君も早くお心を開いてくださるでしょう。その時に『麗しの○○姫、お受け取りください』などとお声を添えるのもよろしいかと。女性には、少し大げさなくらい親切に優しくするのがコツでございます」
姫君の話をし始めた途端、ジークフリードはもじもじし出した。頬を赤くして、顔を逸らしている。
「……それをすれば、モテるのか」
「はい。殿下の評判が上がります」
お、おませさんめ。ぼくは至極真面目な表情を作って頷いた。
「ブッ」
ルクレーシャスさんが笑いを堪えて横を向いたが、間違ったことは言っていない。皇族だから、ジークフリードは他国の姫と結婚する可能性だってある。優しくしておくに越したことはないだろう。護衛騎士たちも笑いを堪えて肩を揺らしている。テラスの入口から、ワゴンが移動する音がした。ベッテが茶を運んで来たのだろう。振り返るとベッテが一礼するところだった。フレートへ視線を送る。脇へ移動して来たフレートへ招待状を渡した。これでぼくの部屋へ招待状を置いて来てくれるだろう。
「招待状は、のちほど確認させていただきますね。さ、殿下。お茶をどうぞ。本日はディータムナル産のセカンドフラッシュでございます。味がしっかりしておりますので、ミルクティーでご用意させていただきました」
「ふむ。スヴェンは茶にもくわしいな。なによりここのかしはうまい!」
ルクレーシャスさんがぼくを椅子に座らせてくれる。ぼくを椅子に座らせると、素早くぼくの向かいに戻って行った。これは観戦の構えだな。ぼくは体ごとジークフリードの方へ向き直って、話を切り出す。ジークフリードがやって来た理由は、本人の口から聞くまでもないからだ。
「殿下、二週間後にボードゲームが発売になります。殿下への献上品を、冬木立の月の七の日にお渡ししたいと思っております」
デ・ランダ皇国の暦はほぼ日本と同じだ。ただ、正月に当たる月は日本で言う二月になる。夏が短く、八月の中旬にはすでに秋である。代わりに冬が長く、三月頃まで雪が降るし五月はまだ寒い。五月になっても、日本では三月くらいの気温である。違いは月の名前が「花霞の月」とか「雨水の月」など、数字ではないことくらいだ。
マウロさんとリナルドさんは、あれからたった一ヵ月ほどで試作品を作り、その中から選んだものを三カ月で販売に漕ぎ付けたというわけである。マウロさんにお願いしてよかった。
つまり、発売日よりちょと前に献上品を渡すという話はすでに通っている。通っているのだが、子供らしいジークフリードは念押しにやって来たというわけだ。
「うむ。たのしみにしておる。今日のしょうたいじょうは、そのけんだ」
「ボードゲームの件、ですか?」
「うむ。けんじょうひんのボードゲームを、じじゅうこうほのしそくたちに見せてやろうと思う。その時にスヴェンをしそくたちにしょうかいしてやろう」
なるほど、献上されたボードゲームをいち早く侍従候補の子息たちに自慢したいというわけだ。なんせジークフリードはぼくの作ったボードゲームを何度も遊んでいる。自分に優位と踏んだのだろうが、それだけでは心配なので製作者のぼくも呼ぶのだろう。
ジークフリードのこういう子供らしいところは、とっても分かりやすくて嫌いではない。
「わたくしの他にご招待なさっておられる、子息方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
ジークフリードの侍従候補だというのだから、皆それなりの爵位を持つ名門貴族の令息だろう。失礼があっては困る。先に名前だけでも頭に入れておかなければならない。
「うむ。あとでオーベルマイヤーにしょうさいをつたえるようにもうし付けておく」
オーベルマイヤーとは、ジークフリード付きの執事である。オリーブグリーンの瞳がくりんと丸い、愛嬌のある顔立ちをした赤毛の男だ。初めて顔を合わせた時、「公子様と僕は、同じ髪の色ですね」と人懐こい笑みを浮かべていた。
まだ三十代前半だというのに両耳の上の赤毛が一房、見事に白髪と化しており、苦労が窺えるので何となく声をかけてしまう。そういえば今日は追いかけて来ないんだな。
なんて考えていたら、噴水の向こうに赤毛がちらちらと見えた。
「殿下ぁ、お戻りください、殿下ぁ~!」
ああ、やはり何かの授業を抜け出して来ていたのか……。よろよろと駆け寄るオーベルマイヤーさんを眺めながら、ベッテへ声をかけた。
「ベッテ、オーベルマイヤー様にもお茶の準備を」
なんだろう、よろよろと走るオーベルマイヤーさんは何かに似ている。
「失礼いたしました」
声に振り返るとルクレーシャスさんのティーカップにおかわりを注いでいたベッテが、ティーポットの注ぎ口へ布巾を当てていた。ベテラン侍女のベッテがお茶を零すような失態はしないだろう。零しそうになったから、布巾で防いだのだ。だが布巾を当ててしまったので、ティーポットを変えるようだ。
何気なく、ティーセットを運んで来たワゴンの縁に置かれた布巾へ目をやる。少しだけ、紅茶が付着して茶色くなっていた。その布を見た瞬間、申し訳なさでまさに落雷を受けたような衝撃を感じてしまった。
ああそうだ、オーベルマイヤーさん……。どんどんくたびれていく、雑巾に似ている……。
ぼくはオーベルマイヤーさんに、お菓子も振る舞おうと心に決めた。
それでもルクレーシャス様に嫌われたこと、スヴァンテ様の聡明さを知ることになって脱走なさる回数が格段に減ったのですよ。
紅茶を一口含んで、オーベルマイヤーさんは力なく笑った。きっとどこかの仕立て屋で仕立てたはずの黄色いジュストコールの下には金茶のジレ。ジレの下にはスタンドカラーのシャツを着ていて、臙脂のクラバットを結んでいる。ブリーチズは濃い茶色で、配色も悪くないし細部まで細かな刺繍が施されている。貴族の服装としてはかなりきちんとした身なりである。なのに全体的になんだかくたびれて見えるのだ。
萎れた様子で紅茶を飲むオーベルマイヤーさんを一瞥し、ラルクがジークフリードへ顔を向ける。
「なぁ、でんか。オレもいっていいのか?」
「よいとも。お前とオレは友だちだし、スヴァンテのじじゅうということで付きそえばいい」
そうなんだよね。一緒にボードゲームをすることが多かったラルクは、すっかりジークフリードと仲良くなった。子供らしい子供同士、仲良くなるのは必然だ。ジークフリードが許すと言ったので、ラルクなりに敬語のつもりではあるがどう考えても平民が皇太子殿下にしていい態度ではない喋りにベッテも一々怒らなくなった。怒らなくなったが、ひやひやはしているだろう。ハの字になっているベッテの眉を見ながら、ティーカップを傾ける。
「ではなおさら、いらっしゃる侍従の皆さんのお名前を先に知っておきたいと思います」
「かしこまりました。後で一覧をお持ちしますね」
「お願いします、オーベルマイヤー様。お手数をおかけしてすみません」
「いえいえ、他ならぬスヴァンテ様のお願いですから」
オーベルマイヤーさんは子爵である。多分だけど、初めはジークフリードの執事はきっと、オーベルマイヤーさんよりも身分の高い侯爵などが請け負っていたに違いない。我儘放題に振り回され一人辞め二人辞め、気の弱そうなオーベルマイヤーさんが最終的に言いくるめられて、押し付けられたのだろう。社畜時代を思い出して、胃がきゅっと痛む気がした。
「ラルク、皇宮へお邪魔する時は、今のような態度で殿下に接してはダメだよ」
「やっぱそうだよな」
姫君の話をし始めた途端、ジークフリードはもじもじし出した。頬を赤くして、顔を逸らしている。
「……それをすれば、モテるのか」
「はい。殿下の評判が上がります」
お、おませさんめ。ぼくは至極真面目な表情を作って頷いた。
「ブッ」
ルクレーシャスさんが笑いを堪えて横を向いたが、間違ったことは言っていない。皇族だから、ジークフリードは他国の姫と結婚する可能性だってある。優しくしておくに越したことはないだろう。護衛騎士たちも笑いを堪えて肩を揺らしている。テラスの入口から、ワゴンが移動する音がした。ベッテが茶を運んで来たのだろう。振り返るとベッテが一礼するところだった。フレートへ視線を送る。脇へ移動して来たフレートへ招待状を渡した。これでぼくの部屋へ招待状を置いて来てくれるだろう。
「招待状は、のちほど確認させていただきますね。さ、殿下。お茶をどうぞ。本日はディータムナル産のセカンドフラッシュでございます。味がしっかりしておりますので、ミルクティーでご用意させていただきました」
「ふむ。スヴェンは茶にもくわしいな。なによりここのかしはうまい!」
ルクレーシャスさんがぼくを椅子に座らせてくれる。ぼくを椅子に座らせると、素早くぼくの向かいに戻って行った。これは観戦の構えだな。ぼくは体ごとジークフリードの方へ向き直って、話を切り出す。ジークフリードがやって来た理由は、本人の口から聞くまでもないからだ。
「殿下、二週間後にボードゲームが発売になります。殿下への献上品を、冬木立の月の七の日にお渡ししたいと思っております」
デ・ランダ皇国の暦はほぼ日本と同じだ。ただ、正月に当たる月は日本で言う二月になる。夏が短く、八月の中旬にはすでに秋である。代わりに冬が長く、三月頃まで雪が降るし五月はまだ寒い。五月になっても、日本では三月くらいの気温である。違いは月の名前が「花霞の月」とか「雨水の月」など、数字ではないことくらいだ。
マウロさんとリナルドさんは、あれからたった一ヵ月ほどで試作品を作り、その中から選んだものを三カ月で販売に漕ぎ付けたというわけである。マウロさんにお願いしてよかった。
つまり、発売日よりちょと前に献上品を渡すという話はすでに通っている。通っているのだが、子供らしいジークフリードは念押しにやって来たというわけだ。
「うむ。たのしみにしておる。今日のしょうたいじょうは、そのけんだ」
「ボードゲームの件、ですか?」
「うむ。けんじょうひんのボードゲームを、じじゅうこうほのしそくたちに見せてやろうと思う。その時にスヴェンをしそくたちにしょうかいしてやろう」
なるほど、献上されたボードゲームをいち早く侍従候補の子息たちに自慢したいというわけだ。なんせジークフリードはぼくの作ったボードゲームを何度も遊んでいる。自分に優位と踏んだのだろうが、それだけでは心配なので製作者のぼくも呼ぶのだろう。
ジークフリードのこういう子供らしいところは、とっても分かりやすくて嫌いではない。
「わたくしの他にご招待なさっておられる、子息方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
ジークフリードの侍従候補だというのだから、皆それなりの爵位を持つ名門貴族の令息だろう。失礼があっては困る。先に名前だけでも頭に入れておかなければならない。
「うむ。あとでオーベルマイヤーにしょうさいをつたえるようにもうし付けておく」
オーベルマイヤーとは、ジークフリード付きの執事である。オリーブグリーンの瞳がくりんと丸い、愛嬌のある顔立ちをした赤毛の男だ。初めて顔を合わせた時、「公子様と僕は、同じ髪の色ですね」と人懐こい笑みを浮かべていた。
まだ三十代前半だというのに両耳の上の赤毛が一房、見事に白髪と化しており、苦労が窺えるので何となく声をかけてしまう。そういえば今日は追いかけて来ないんだな。
なんて考えていたら、噴水の向こうに赤毛がちらちらと見えた。
「殿下ぁ、お戻りください、殿下ぁ~!」
ああ、やはり何かの授業を抜け出して来ていたのか……。よろよろと駆け寄るオーベルマイヤーさんを眺めながら、ベッテへ声をかけた。
「ベッテ、オーベルマイヤー様にもお茶の準備を」
なんだろう、よろよろと走るオーベルマイヤーさんは何かに似ている。
「失礼いたしました」
声に振り返るとルクレーシャスさんのティーカップにおかわりを注いでいたベッテが、ティーポットの注ぎ口へ布巾を当てていた。ベテラン侍女のベッテがお茶を零すような失態はしないだろう。零しそうになったから、布巾で防いだのだ。だが布巾を当ててしまったので、ティーポットを変えるようだ。
何気なく、ティーセットを運んで来たワゴンの縁に置かれた布巾へ目をやる。少しだけ、紅茶が付着して茶色くなっていた。その布を見た瞬間、申し訳なさでまさに落雷を受けたような衝撃を感じてしまった。
ああそうだ、オーベルマイヤーさん……。どんどんくたびれていく、雑巾に似ている……。
ぼくはオーベルマイヤーさんに、お菓子も振る舞おうと心に決めた。
それでもルクレーシャス様に嫌われたこと、スヴァンテ様の聡明さを知ることになって脱走なさる回数が格段に減ったのですよ。
紅茶を一口含んで、オーベルマイヤーさんは力なく笑った。きっとどこかの仕立て屋で仕立てたはずの黄色いジュストコールの下には金茶のジレ。ジレの下にはスタンドカラーのシャツを着ていて、臙脂のクラバットを結んでいる。ブリーチズは濃い茶色で、配色も悪くないし細部まで細かな刺繍が施されている。貴族の服装としてはかなりきちんとした身なりである。なのに全体的になんだかくたびれて見えるのだ。
萎れた様子で紅茶を飲むオーベルマイヤーさんを一瞥し、ラルクがジークフリードへ顔を向ける。
「なぁ、でんか。オレもいっていいのか?」
「よいとも。お前とオレは友だちだし、スヴァンテのじじゅうということで付きそえばいい」
そうなんだよね。一緒にボードゲームをすることが多かったラルクは、すっかりジークフリードと仲良くなった。子供らしい子供同士、仲良くなるのは必然だ。ジークフリードが許すと言ったので、ラルクなりに敬語のつもりではあるがどう考えても平民が皇太子殿下にしていい態度ではない喋りにベッテも一々怒らなくなった。怒らなくなったが、ひやひやはしているだろう。ハの字になっているベッテの眉を見ながら、ティーカップを傾ける。
「ではなおさら、いらっしゃる侍従の皆さんのお名前を先に知っておきたいと思います」
「かしこまりました。後で一覧をお持ちしますね」
「お願いします、オーベルマイヤー様。お手数をおかけしてすみません」
「いえいえ、他ならぬスヴァンテ様のお願いですから」
オーベルマイヤーさんは子爵である。多分だけど、初めはジークフリードの執事はきっと、オーベルマイヤーさんよりも身分の高い侯爵などが請け負っていたに違いない。我儘放題に振り回され一人辞め二人辞め、気の弱そうなオーベルマイヤーさんが最終的に言いくるめられて、押し付けられたのだろう。社畜時代を思い出して、胃がきゅっと痛む気がした。
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