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その祖母からどうにかならないかと連絡がいったのが伯母だった。
伯母は余りに奔放な妹に呆れ、実際に人間関係も金銭面もと何度も迷惑を掛けられたことから絶縁していたらしい。
けれどこどもに罪はないから、と愛莉を引き取って住まわせてくれてるという。
伯母とは会った記憶がない。多分会っていても乳幼児とか。
おれだってそうなんだから、愛莉とは会ったこともないだろう。そんな愛莉を引き取ってくれるようなひと。
旦那さんはいるが、こどもはいない。特別裕福というようには見えないけれど、うちよりずっと普通の生活。
ママよりずっと、お母さんみたいなひとだよ、と愛莉が口元を緩ませた。
あたしずっと、「お母さん」がほしかったんだと思う、と。
その意味はわかる気がする。
おれだってもう、母で思い浮かぶのは十五まで暮らした母さんではなく、数ヶ月も一緒に居られなかった母さまだ。
あのあたたかさはきっと、触れたひとにしかわからない。
優しく褒める手も、注意する声も、抱き締める体温も。想像ではどうしようもないものだった。
おれがそれを甘受している間、残してきた愛莉への罪悪感もあったくらい。
「伯母さん、今下にいるって。おにーちゃんが起きたこと、言ってくる、ちょっと待ってて」
迎えに行ってくるね、と少し長いスカートで駆け出した。まだ中学生になりたての華奢な躰は大き目の制服の中で泳いでるよう。
制服には長い髪も似合っていたと思う。
ばっさりと切られたあの髪は、母さんと離れる手段だったのか、それとも決別の意味だったのか。
いずれにせよまだ幼い彼女に背負わせたいものではなかったのに。
なんて頼りない兄なのだろう。
……アルベールならもっとしっかりとした頼れるお兄さんだっただろうに。
そう考えて首を振る。
忘れないし忘れたくないと思った。
でも願った通り愛莉の元へ帰ってこれたのだ、今はまだ余韻に浸ってる場合じゃない、これからのことを考えなくちゃ。想い出を振り返るのはその後。
軋む躰に唸りながら手を伸ばして鞄を漁る。スマホは流石にバッテリーが切れている、充電しておこう。
通知はきっと迷惑メールや企業からのお知らせくらいしか着ていないだろうと思う、やり取りをする知人もいなかったし。
充電が出来たらバイト先でも探さなきゃ。退院はいつになるのかな、数日で済みそうではあったけれど、はっきりしなきゃ面接の日取りも出勤日も決められない。これから先のことを考えると頭が痛い。
そう、考えることがいっぱいだ。
あっちの世界では……前世ではアルベールに頼ってれば良かったな、と思い出す。
魔法だって存在して、いざとなればどうにでもなる、と諦め半分、楽観視半分でもやっていけた。
今となっては長い夢を見ていたよう。
魔法なんてある訳ないし、レオンみたいな王子さまもいない。
現実を見なきゃ、生きていくことは出来ない。
知らない世界に行った時より、この世界で生きていくことが不安で仕方なかった。
誰かに頼って、甘えてしまうことを知ってしまったから。
「おにーちゃん、ごめんね、面会時間、あとちょっとしかないって」
「ああ、うん」
躰がまだ上手く動かない。
充電中のスマホを置いて、肘を着く。
振り返ると、病室の入口で、泊まったらだめなんだって、と項垂れる愛莉の横に母さんが居た。
……母さん?いや、母さま?そんな訳はない、数年振りに会ったから少し歳を取ったように見えるだけ?でも愛莉は伯母を迎えに行くと言っていた、
心臓が早くなって、混乱したまま、それでも視線が外せなかった。
母さんに似ていた母さまに似ている。少し歳は上に見えるかな、とても綺麗なひとだけれど。
でもそうか、伯母だもんな、いや、本当にそっくり。まるで双子のよう。母さんは祖母に似てたから、伯母もそうなんだろう。
「大きくなったねえ」
ベッドに近付いて、伯母は愛莉の言う通りひとの好いかおで笑った。
その穏やかな話し方は母さんとは全く違う。
「伊吹くんと最後に会ったのは二歳くらいかな、そりゃあ大きくなるよね、十八だっけ、高校卒業だものね」
「……はい、」
「伯母さんのこと、覚えてないでしょ、いいのよ、二歳で覚えてる方がこわいもんねえ」
「……」
「面会時間、もう終わりだっていうから今日は挨拶くらいしか出来ないんだけど」
もう愛莉ちゃん、起きたって早く言ってよね、そしたら車飛ばしてきたのに、と笑う伯母にまだ心臓が煩くなる。
にこにことずっと笑顔を絶やさないひとだった、それはおとなとして普通のことかもしれないけれど。
「愛莉ちゃんに聞いたでしょ、今うちで預かってるって。だから心配しなくていいからね……伊吹くんも退院したら一緒にって考えてるの」
「えっ」
「あ、もう予定が決まってるならいいの。……でも貴方がまだ寝てる時に話、色々聞いちゃって。その、仕事のこととか、おうちのこととか」
ごめんね、と謝るかおは心底申し訳なさそうだった。
そのかおを見るのは辛い。そんな表情をするのはいつも優しいひとだ。
「別にずっといなくてもいいの。生活の基盤が出来るまで。ね、何かあった時に帰るおうちがあると安心するでしょう」
詳しい話はまた今度しましょう、今はただ、安心してゆっくり休んで。
一瞬躊躇って、それでも頭を撫でた手は、もう既に懐かしさを感じるものだった。
伯母は余りに奔放な妹に呆れ、実際に人間関係も金銭面もと何度も迷惑を掛けられたことから絶縁していたらしい。
けれどこどもに罪はないから、と愛莉を引き取って住まわせてくれてるという。
伯母とは会った記憶がない。多分会っていても乳幼児とか。
おれだってそうなんだから、愛莉とは会ったこともないだろう。そんな愛莉を引き取ってくれるようなひと。
旦那さんはいるが、こどもはいない。特別裕福というようには見えないけれど、うちよりずっと普通の生活。
ママよりずっと、お母さんみたいなひとだよ、と愛莉が口元を緩ませた。
あたしずっと、「お母さん」がほしかったんだと思う、と。
その意味はわかる気がする。
おれだってもう、母で思い浮かぶのは十五まで暮らした母さんではなく、数ヶ月も一緒に居られなかった母さまだ。
あのあたたかさはきっと、触れたひとにしかわからない。
優しく褒める手も、注意する声も、抱き締める体温も。想像ではどうしようもないものだった。
おれがそれを甘受している間、残してきた愛莉への罪悪感もあったくらい。
「伯母さん、今下にいるって。おにーちゃんが起きたこと、言ってくる、ちょっと待ってて」
迎えに行ってくるね、と少し長いスカートで駆け出した。まだ中学生になりたての華奢な躰は大き目の制服の中で泳いでるよう。
制服には長い髪も似合っていたと思う。
ばっさりと切られたあの髪は、母さんと離れる手段だったのか、それとも決別の意味だったのか。
いずれにせよまだ幼い彼女に背負わせたいものではなかったのに。
なんて頼りない兄なのだろう。
……アルベールならもっとしっかりとした頼れるお兄さんだっただろうに。
そう考えて首を振る。
忘れないし忘れたくないと思った。
でも願った通り愛莉の元へ帰ってこれたのだ、今はまだ余韻に浸ってる場合じゃない、これからのことを考えなくちゃ。想い出を振り返るのはその後。
軋む躰に唸りながら手を伸ばして鞄を漁る。スマホは流石にバッテリーが切れている、充電しておこう。
通知はきっと迷惑メールや企業からのお知らせくらいしか着ていないだろうと思う、やり取りをする知人もいなかったし。
充電が出来たらバイト先でも探さなきゃ。退院はいつになるのかな、数日で済みそうではあったけれど、はっきりしなきゃ面接の日取りも出勤日も決められない。これから先のことを考えると頭が痛い。
そう、考えることがいっぱいだ。
あっちの世界では……前世ではアルベールに頼ってれば良かったな、と思い出す。
魔法だって存在して、いざとなればどうにでもなる、と諦め半分、楽観視半分でもやっていけた。
今となっては長い夢を見ていたよう。
魔法なんてある訳ないし、レオンみたいな王子さまもいない。
現実を見なきゃ、生きていくことは出来ない。
知らない世界に行った時より、この世界で生きていくことが不安で仕方なかった。
誰かに頼って、甘えてしまうことを知ってしまったから。
「おにーちゃん、ごめんね、面会時間、あとちょっとしかないって」
「ああ、うん」
躰がまだ上手く動かない。
充電中のスマホを置いて、肘を着く。
振り返ると、病室の入口で、泊まったらだめなんだって、と項垂れる愛莉の横に母さんが居た。
……母さん?いや、母さま?そんな訳はない、数年振りに会ったから少し歳を取ったように見えるだけ?でも愛莉は伯母を迎えに行くと言っていた、
心臓が早くなって、混乱したまま、それでも視線が外せなかった。
母さんに似ていた母さまに似ている。少し歳は上に見えるかな、とても綺麗なひとだけれど。
でもそうか、伯母だもんな、いや、本当にそっくり。まるで双子のよう。母さんは祖母に似てたから、伯母もそうなんだろう。
「大きくなったねえ」
ベッドに近付いて、伯母は愛莉の言う通りひとの好いかおで笑った。
その穏やかな話し方は母さんとは全く違う。
「伊吹くんと最後に会ったのは二歳くらいかな、そりゃあ大きくなるよね、十八だっけ、高校卒業だものね」
「……はい、」
「伯母さんのこと、覚えてないでしょ、いいのよ、二歳で覚えてる方がこわいもんねえ」
「……」
「面会時間、もう終わりだっていうから今日は挨拶くらいしか出来ないんだけど」
もう愛莉ちゃん、起きたって早く言ってよね、そしたら車飛ばしてきたのに、と笑う伯母にまだ心臓が煩くなる。
にこにことずっと笑顔を絶やさないひとだった、それはおとなとして普通のことかもしれないけれど。
「愛莉ちゃんに聞いたでしょ、今うちで預かってるって。だから心配しなくていいからね……伊吹くんも退院したら一緒にって考えてるの」
「えっ」
「あ、もう予定が決まってるならいいの。……でも貴方がまだ寝てる時に話、色々聞いちゃって。その、仕事のこととか、おうちのこととか」
ごめんね、と謝るかおは心底申し訳なさそうだった。
そのかおを見るのは辛い。そんな表情をするのはいつも優しいひとだ。
「別にずっといなくてもいいの。生活の基盤が出来るまで。ね、何かあった時に帰るおうちがあると安心するでしょう」
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