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6.ノームと楽しいゴーレムづくり
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髪飾りをつけて……、と。
鏡には、赤毛のショートヘアに、ヴァンからもらったシルフの羽の髪飾りをつけたわたしが映っていた。
左目の下にあるほくろは……、よし、ちゃんとあるね。
今日は、汚れてもいい、動きやすい格好で来いって言われてたから、無地の黒い半そでのシャツに、茶色のズボン。長靴も忘れずにっと。
管理人一同が集まった、さわがしい朝食をすませたら、今日は地下五階にある土のエリアで、ゴーレム作りのお手伝い。
ダンジョン開店前に、ゴーレムの補充をしなきゃなんだって。
ゴーレムって、土でできた大きな人型のモンスターって認識しかなかったんだけど……。
ダンジョンを修理してくれるモンスター、ノームたちが作ってたんだって。いわゆる、「意思のない泥人形」だってヴァンが教えてくれた。
へー、ゴーレムって、生きているモンスターってわけじゃないんだ。
「エートちゃん、今日なにかもらったら、それはしばらく持っているが吉って出てるよ。あと、どろどろ注意報ね」
行きぎわに、メルダさんがそう教えてくれた。
どろどろ注意報って……。そんなに汚れるの?
ヴァンと地下五階に向かうと、ノームのおじいちゃん、おばあちゃんたちがむかえてくれた。
「おーおー、よく来たの」
この黄色いとんがり帽子をかぶった、ひげもじゃのおじいさんノームの名前は、エルノック。
ノームたちをまとめる、リーダー的存在なんだって。
「お? 嬢ちゃん、その頭のはシルフの羽の髪飾りかい?」
「うん、ヴァンにもらったの。いいでしょ~」
「ふぉっふぉっ、青春じゃのー。わしもあと五百歳若ければのぅ」
エルノックはひげをなでながら笑った。
うーん、どれだけ年をとってるんだろう。
世間話をそこそこにしたところで、エルノックがゴーレムの作り方を教えてくれた。
まず、泥で大きな人形を作る。その時に、それに「核」と言われる、人間の拳くらいの大きさの、特別な鉱石を入れる。で、最後にノームが動き出せーって呪文を唱える。これで完成!
ゴーレムは、その核を破壊されたり、とられない限り、動き続けるんだって。人形だから、痛みも苦しみも感じない。まさに冒険者泣かせのモンスターだよね。
ただ、その核の鉱石はキラキラしてて、とってもキレイだから、持ち帰って売れば結構なお値段になるのだ。
ってことで、ゴーレム作りにレッツトライ!
鏡には、赤毛のショートヘアに、ヴァンからもらったシルフの羽の髪飾りをつけたわたしが映っていた。
左目の下にあるほくろは……、よし、ちゃんとあるね。
今日は、汚れてもいい、動きやすい格好で来いって言われてたから、無地の黒い半そでのシャツに、茶色のズボン。長靴も忘れずにっと。
管理人一同が集まった、さわがしい朝食をすませたら、今日は地下五階にある土のエリアで、ゴーレム作りのお手伝い。
ダンジョン開店前に、ゴーレムの補充をしなきゃなんだって。
ゴーレムって、土でできた大きな人型のモンスターって認識しかなかったんだけど……。
ダンジョンを修理してくれるモンスター、ノームたちが作ってたんだって。いわゆる、「意思のない泥人形」だってヴァンが教えてくれた。
へー、ゴーレムって、生きているモンスターってわけじゃないんだ。
「エートちゃん、今日なにかもらったら、それはしばらく持っているが吉って出てるよ。あと、どろどろ注意報ね」
行きぎわに、メルダさんがそう教えてくれた。
どろどろ注意報って……。そんなに汚れるの?
ヴァンと地下五階に向かうと、ノームのおじいちゃん、おばあちゃんたちがむかえてくれた。
「おーおー、よく来たの」
この黄色いとんがり帽子をかぶった、ひげもじゃのおじいさんノームの名前は、エルノック。
ノームたちをまとめる、リーダー的存在なんだって。
「お? 嬢ちゃん、その頭のはシルフの羽の髪飾りかい?」
「うん、ヴァンにもらったの。いいでしょ~」
「ふぉっふぉっ、青春じゃのー。わしもあと五百歳若ければのぅ」
エルノックはひげをなでながら笑った。
うーん、どれだけ年をとってるんだろう。
世間話をそこそこにしたところで、エルノックがゴーレムの作り方を教えてくれた。
まず、泥で大きな人形を作る。その時に、それに「核」と言われる、人間の拳くらいの大きさの、特別な鉱石を入れる。で、最後にノームが動き出せーって呪文を唱える。これで完成!
ゴーレムは、その核を破壊されたり、とられない限り、動き続けるんだって。人形だから、痛みも苦しみも感じない。まさに冒険者泣かせのモンスターだよね。
ただ、その核の鉱石はキラキラしてて、とってもキレイだから、持ち帰って売れば結構なお値段になるのだ。
ってことで、ゴーレム作りにレッツトライ!
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