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新しい力とモンスターの襲来
謎のおじいさん
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暑さがきつくなってきました
熱中症にはご注意を!!
―――――
トレンタァーを倒した翌日。
―今日はゆっくりしようかな―
そう思って宿屋の階段を下りる。
「昨日はごくろうさま」
宿屋の女将さんが優しい笑顔とともに言ってくれた。
「ありがとうございます。町の危機を救うのも冒険者の役目ですから」
俺は女将さんに少し散歩をしてくると言い外へ出た。すると道端で魔法使いであろうおじいさんがいた。
「大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫じゃよ。ありがとうってお主じゃお主。わしが捜しておった器は」
「?」
少しの間固まっているとおじいさんは我に返ったように謝ってきた。
「いきなりすまん。わしはそこの山で魔法の研究をしておって。わしの技術を伝えられるいい器がないか捜しておったのじゃ」
器?このおじいさんさらっと難しいことを言ってる。もっと小さい子だったら「器?僕は器じゃないよ?」と言われそうだ。
「どうかわしの弟子になってくれないか?」
おじいさんは深々とお辞儀をした。
「そんなっ。頭下げないでください。周りの人がっ」
そう、おじいさんが深々とお辞儀をしたときから周りの視線が痛いのだ。
「おおっ。すまぬ」
周りの人の視線が痛いので宿屋の一階の食堂で話を聞くことにした。女将さんには最近の子は散歩が早いねと言われた。
「・・・ということなんじゃよ」
このおじいさんは山で召喚魔法という魔法を完璧に習得したので誰かに伝えたかったらしい。
曰く召喚魔法はあらゆるものを(制限付きで)召喚することができるらしい。
「あともうひとつこのようなものを見つけてな」
そう言っておじいさんが出したのは古そうな本。
「お主はこの本も読めそうなのでの」
そこには”万能の腕”と書いてあった。
「どうだ修行に来んか。魔法分野なら少しは伸びると思うぞ」
「わかりました。よろしくお願いします」
それから三ヶ月修行をした。修行は魔力循環という魔力を高める修行と魔法の構造についての講習?の二つのプログラムで行った。
「さあ、三ヶ月経ったぞい。技もだいぶ習得しているみたいじゃな」
と褒めてくれた。
「最後の修行じゃ。あの岩をお主の武器で壊すのじゃ」
あ、そこは師匠がうけるんじゃないんだと思ったが今は最後の修行に専念することにした。
「出現せよ『ファイヤーボール』!」
岩が吹き飛んだ。当然だ。出会う前からクレーターをつくるほどだったのだ。だが、MPがとてつもなく抑えられている。今まで無駄になっていた魔力が効率的に媒体に流れMPの消費を抑えたのだろう。
「やったぞ。これだけ魔力を抑えられている状態でこれだけの威力を出せるとは。これなら不意討ちも可能だぞ」
師匠は大喜びだ。その後師匠に挨拶を言い山を降りた。師匠は魔力循環は毎日やるようにと言われた。
「あら、おかえり。どうだった?」
そして現在。町の宿屋にいる。
「少し強くなった気がします」
「そうかい。よかったね」
女将さんは笑顔でそう言ってくれた。そして
「冒険者ギルドがCランク以上の冒険者を集めているらしいよ」
俺は戸惑った。なんていったって今までそんなことはなかったからだ。俺は走ってギルドに行った。するとギルドマスターが前に立っていた。
「どうしたんですか?」
俺が声をかけるとギルドマスターの顔が明るくなった。
「タツミさん!」
―――――
ということで次回は三ヵ月後のお話です
主人公はどう強くなっているのか楽しみです
熱中症にはご注意を!!
―――――
トレンタァーを倒した翌日。
―今日はゆっくりしようかな―
そう思って宿屋の階段を下りる。
「昨日はごくろうさま」
宿屋の女将さんが優しい笑顔とともに言ってくれた。
「ありがとうございます。町の危機を救うのも冒険者の役目ですから」
俺は女将さんに少し散歩をしてくると言い外へ出た。すると道端で魔法使いであろうおじいさんがいた。
「大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫じゃよ。ありがとうってお主じゃお主。わしが捜しておった器は」
「?」
少しの間固まっているとおじいさんは我に返ったように謝ってきた。
「いきなりすまん。わしはそこの山で魔法の研究をしておって。わしの技術を伝えられるいい器がないか捜しておったのじゃ」
器?このおじいさんさらっと難しいことを言ってる。もっと小さい子だったら「器?僕は器じゃないよ?」と言われそうだ。
「どうかわしの弟子になってくれないか?」
おじいさんは深々とお辞儀をした。
「そんなっ。頭下げないでください。周りの人がっ」
そう、おじいさんが深々とお辞儀をしたときから周りの視線が痛いのだ。
「おおっ。すまぬ」
周りの人の視線が痛いので宿屋の一階の食堂で話を聞くことにした。女将さんには最近の子は散歩が早いねと言われた。
「・・・ということなんじゃよ」
このおじいさんは山で召喚魔法という魔法を完璧に習得したので誰かに伝えたかったらしい。
曰く召喚魔法はあらゆるものを(制限付きで)召喚することができるらしい。
「あともうひとつこのようなものを見つけてな」
そう言っておじいさんが出したのは古そうな本。
「お主はこの本も読めそうなのでの」
そこには”万能の腕”と書いてあった。
「どうだ修行に来んか。魔法分野なら少しは伸びると思うぞ」
「わかりました。よろしくお願いします」
それから三ヶ月修行をした。修行は魔力循環という魔力を高める修行と魔法の構造についての講習?の二つのプログラムで行った。
「さあ、三ヶ月経ったぞい。技もだいぶ習得しているみたいじゃな」
と褒めてくれた。
「最後の修行じゃ。あの岩をお主の武器で壊すのじゃ」
あ、そこは師匠がうけるんじゃないんだと思ったが今は最後の修行に専念することにした。
「出現せよ『ファイヤーボール』!」
岩が吹き飛んだ。当然だ。出会う前からクレーターをつくるほどだったのだ。だが、MPがとてつもなく抑えられている。今まで無駄になっていた魔力が効率的に媒体に流れMPの消費を抑えたのだろう。
「やったぞ。これだけ魔力を抑えられている状態でこれだけの威力を出せるとは。これなら不意討ちも可能だぞ」
師匠は大喜びだ。その後師匠に挨拶を言い山を降りた。師匠は魔力循環は毎日やるようにと言われた。
「あら、おかえり。どうだった?」
そして現在。町の宿屋にいる。
「少し強くなった気がします」
「そうかい。よかったね」
女将さんは笑顔でそう言ってくれた。そして
「冒険者ギルドがCランク以上の冒険者を集めているらしいよ」
俺は戸惑った。なんていったって今までそんなことはなかったからだ。俺は走ってギルドに行った。するとギルドマスターが前に立っていた。
「どうしたんですか?」
俺が声をかけるとギルドマスターの顔が明るくなった。
「タツミさん!」
―――――
ということで次回は三ヵ月後のお話です
主人公はどう強くなっているのか楽しみです
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