6 / 30
第6話 復讐という言葉
しおりを挟む
「俺は、アルノ家に復讐をしたい」
握りしめていた手首に爪を突き立てる。カイルの放つ物々しい雰囲気に負けじと、リュネは静かに言葉を選んだ。
「……どうして?」
「は?」
「なぜ、あなたは復讐をしたいの?」
カイルの顔が歪む。整った顔が、全力で『怒り』を表している。その気迫に、リュネはくちびるを噛んだ。
気圧されるな。びりびりと尖った空気を肌で感じながら、そう頭の中で言い聞かせる。
カイルの、狼のようなまなこが、ぎろりとにらみつけていた。
「言う必要があるか?」
「あるわ。理由も知らないまま、許すことはできない」
「『赦しの魔女』のくせに?」
「……わたし、何でもかんでも許すわけじゃないのよ」
ひとつ選択肢を間違えれば、壊れそうな空間。重々しい空気が、室内を満たしている。
と、カイルは長く息を吐くと、緩慢な動きで背中を指さした。
「……じゃあ、この傷だ」
額の汗を指で払い、彼は気だるそうに続ける。
「俺を斬りつけてきたのは、アルノ家の刺客だ。夜道で、後ろから急に襲ってきた」
「そうなの」
「そうだ。北の街道あたりを根城にしてる、傭兵崩れの連中さ。始末屋って呼ばれてて、以前からアルノ家に都合の悪い奴らを始末して、金を貰っていたんだ。で、そいつらにやられた」
それが作り話でないことは、残念なことにセレスティアの記憶が裏付けていた。時々屋敷で見えた、あの野蛮そうな男たち。あれが、彼の話す連中のことだったのだろう。
「どうだ? 復讐するにはうってつけの理由だろ」
「……そうね」
「だから、俺の復讐を許してくれるか。『赦しの魔女』さまは」
それ以上話すことなんてない。
態度から、そう言っているのが聞こえた。それきり、カイルは口を閉じ、ぐったりした身体を辛うじて支えている。
リュネはそれをまっすぐ見つめて、一言一言を確かめるようにつぶやいた。
「カイル。あなたの言葉に嘘はないと信じるわ。でも、復讐って、何をするつもりなの?」
「そんなの、決まってるだろ……あの家に関わるやつは、全員殺す」
「その後は? そんな大勢を殺せば、あなたは必ず罪に問われるわ。間違いなく死刑よ。そこまでする価値があるというの?」
「うるせえな!」
怒鳴り声と、机を叩く音。カイルの表情が、一瞬怯えた子どものように歪む。が、彼はすぐ自嘲するように口角を上げて、髪を掻きむしった。
「なんだよ……やっぱり、はなから許す気なんて無いんじゃないか。くそっ」
もういい。そう言うや否や、カイルはぐらりと立ち上がる。リュネは慌てて彼の腕を引いた。
「待って。カイル」
「もうお前に用はない。じゃあな、魔女さま」
「待ちなさい」
腕を強く引く。カイルの顔が振り向く。その顔が、あんまりに迷子になった幼い子のようで。リュネは戸惑いの中、静かに、けれどはっきりと言い放った。
「そんな状態で、復讐なんてできると思ってるの? その判断が出来ていない時点で、今のあなたには無理よ」
「うるさい……離せ」
「離しません。あなたは、わたしが救った命。たとえ本人であろうと、無駄遣いなんて絶対にさせないわ」
指に力を込める。窓やドアの隙間から吹き込む風が、スカートの裾をちらちらと揺らす。リュネは黙りこくったまま、彼の腕を引き続けた。
その後、カイルはしばらく言葉を探していたようだったが……身体の方が限界だったのだろう。崩れるようにしゃがみ込んでしまった。リュネはその腋に腕を突っ込み、なんとか彼の部屋に運ぶ。
ベッドに寝かせると、もう既に彼の視線は虚ろでぼんやりしていて。汗で濡れてしまった前髪を掻き分けてやる。
「薬を持ってくるから。まだ眠らないで」
「……苦いのは嫌だ」
「よく効く薬は苦いのよ。復讐したくば、まず身体を治しなさい」
彼はもう、薬の味に文句を言う余力もなかったらしい。回復薬を飲ませた直後、ことりと眠りについた。部屋に瘴気避けの魔法をかけ、毛布をもう一枚重ねる。
「……もう」
先ほどまでの、殺伐とした雰囲気が嘘のようだ。こんこんと眠る彼は、はじめからそういう生き物のように静まり返っている。
「大丈夫よ。そんなに急がなくても」
リュネは再び彼の汗を拭いてやり、そっとつぶやいていた。
「……あの家は、そんなすぐに消えやしないわ」
☆☆☆
(……カイルは、アルノ家と何らかの因縁があるのね)
あの黒髪と琥珀の目で、何となく察しがつく。彼の容姿はアルノ家特有のそれで——かつて、セレスティアもまた、同じ黒髪と金の目を持っていた。
あの家は結局、今もなお、身内を喰らって生きている。カイルの憎悪はその証だ。
「……復讐、か」
リュネは、その言葉を口で転がす。その重くてどろりとした、得も言えぬ甘美な響き。抗えない欲望のように、頭の中を占めていく。
復讐。セレスティアを無慈悲に切り捨てた、アルノ家への報復。リュネが今まで、見向きもしなかった選択肢。
カイルは、それを果たそうとする武器なのではないか。
(もし、彼を許したら……わたしは、セレスティアのことを許せるようになるのかしら?)
アルノの血を根絶やしにする望みを許し、カイルに協力して全てを亡きものにしていけば。
自分にはその力がある。セレスティアの無念を晴らし、カイルの悲願をも叶えられる、大いなる力が。
そんな想像が膨らみ——リュネは首を横に振った。
違う。
違う。違う。違う!
「……わたしは、わたしのしたいように生きるの」
刻みつけるように、つぶやく。セレスティアの最期の願い。言いなりになってその果てに殺された、哀れで愚かな『わたし』の希望。
リュネが、絶対に失ってはならない誓い。
復讐を許すことは、まだできない。カイルが、なぜそこまで執念を燃やしているのか分からないから。根絶やしにしたいと思うまでの重さを理解できていないから。
彼が復讐を果たした後の未来が、何も見えないから。
彼の言いなりに、復讐することを許すことは出来ない。
けれど。
(それを分かったときが……あなたの事を赦すときなのかもしれないわね、カイル)
リュネはカップの中を飲み干す。すっかり冷めきった薬草茶が、苦く喉をつついた。
握りしめていた手首に爪を突き立てる。カイルの放つ物々しい雰囲気に負けじと、リュネは静かに言葉を選んだ。
「……どうして?」
「は?」
「なぜ、あなたは復讐をしたいの?」
カイルの顔が歪む。整った顔が、全力で『怒り』を表している。その気迫に、リュネはくちびるを噛んだ。
気圧されるな。びりびりと尖った空気を肌で感じながら、そう頭の中で言い聞かせる。
カイルの、狼のようなまなこが、ぎろりとにらみつけていた。
「言う必要があるか?」
「あるわ。理由も知らないまま、許すことはできない」
「『赦しの魔女』のくせに?」
「……わたし、何でもかんでも許すわけじゃないのよ」
ひとつ選択肢を間違えれば、壊れそうな空間。重々しい空気が、室内を満たしている。
と、カイルは長く息を吐くと、緩慢な動きで背中を指さした。
「……じゃあ、この傷だ」
額の汗を指で払い、彼は気だるそうに続ける。
「俺を斬りつけてきたのは、アルノ家の刺客だ。夜道で、後ろから急に襲ってきた」
「そうなの」
「そうだ。北の街道あたりを根城にしてる、傭兵崩れの連中さ。始末屋って呼ばれてて、以前からアルノ家に都合の悪い奴らを始末して、金を貰っていたんだ。で、そいつらにやられた」
それが作り話でないことは、残念なことにセレスティアの記憶が裏付けていた。時々屋敷で見えた、あの野蛮そうな男たち。あれが、彼の話す連中のことだったのだろう。
「どうだ? 復讐するにはうってつけの理由だろ」
「……そうね」
「だから、俺の復讐を許してくれるか。『赦しの魔女』さまは」
それ以上話すことなんてない。
態度から、そう言っているのが聞こえた。それきり、カイルは口を閉じ、ぐったりした身体を辛うじて支えている。
リュネはそれをまっすぐ見つめて、一言一言を確かめるようにつぶやいた。
「カイル。あなたの言葉に嘘はないと信じるわ。でも、復讐って、何をするつもりなの?」
「そんなの、決まってるだろ……あの家に関わるやつは、全員殺す」
「その後は? そんな大勢を殺せば、あなたは必ず罪に問われるわ。間違いなく死刑よ。そこまでする価値があるというの?」
「うるせえな!」
怒鳴り声と、机を叩く音。カイルの表情が、一瞬怯えた子どものように歪む。が、彼はすぐ自嘲するように口角を上げて、髪を掻きむしった。
「なんだよ……やっぱり、はなから許す気なんて無いんじゃないか。くそっ」
もういい。そう言うや否や、カイルはぐらりと立ち上がる。リュネは慌てて彼の腕を引いた。
「待って。カイル」
「もうお前に用はない。じゃあな、魔女さま」
「待ちなさい」
腕を強く引く。カイルの顔が振り向く。その顔が、あんまりに迷子になった幼い子のようで。リュネは戸惑いの中、静かに、けれどはっきりと言い放った。
「そんな状態で、復讐なんてできると思ってるの? その判断が出来ていない時点で、今のあなたには無理よ」
「うるさい……離せ」
「離しません。あなたは、わたしが救った命。たとえ本人であろうと、無駄遣いなんて絶対にさせないわ」
指に力を込める。窓やドアの隙間から吹き込む風が、スカートの裾をちらちらと揺らす。リュネは黙りこくったまま、彼の腕を引き続けた。
その後、カイルはしばらく言葉を探していたようだったが……身体の方が限界だったのだろう。崩れるようにしゃがみ込んでしまった。リュネはその腋に腕を突っ込み、なんとか彼の部屋に運ぶ。
ベッドに寝かせると、もう既に彼の視線は虚ろでぼんやりしていて。汗で濡れてしまった前髪を掻き分けてやる。
「薬を持ってくるから。まだ眠らないで」
「……苦いのは嫌だ」
「よく効く薬は苦いのよ。復讐したくば、まず身体を治しなさい」
彼はもう、薬の味に文句を言う余力もなかったらしい。回復薬を飲ませた直後、ことりと眠りについた。部屋に瘴気避けの魔法をかけ、毛布をもう一枚重ねる。
「……もう」
先ほどまでの、殺伐とした雰囲気が嘘のようだ。こんこんと眠る彼は、はじめからそういう生き物のように静まり返っている。
「大丈夫よ。そんなに急がなくても」
リュネは再び彼の汗を拭いてやり、そっとつぶやいていた。
「……あの家は、そんなすぐに消えやしないわ」
☆☆☆
(……カイルは、アルノ家と何らかの因縁があるのね)
あの黒髪と琥珀の目で、何となく察しがつく。彼の容姿はアルノ家特有のそれで——かつて、セレスティアもまた、同じ黒髪と金の目を持っていた。
あの家は結局、今もなお、身内を喰らって生きている。カイルの憎悪はその証だ。
「……復讐、か」
リュネは、その言葉を口で転がす。その重くてどろりとした、得も言えぬ甘美な響き。抗えない欲望のように、頭の中を占めていく。
復讐。セレスティアを無慈悲に切り捨てた、アルノ家への報復。リュネが今まで、見向きもしなかった選択肢。
カイルは、それを果たそうとする武器なのではないか。
(もし、彼を許したら……わたしは、セレスティアのことを許せるようになるのかしら?)
アルノの血を根絶やしにする望みを許し、カイルに協力して全てを亡きものにしていけば。
自分にはその力がある。セレスティアの無念を晴らし、カイルの悲願をも叶えられる、大いなる力が。
そんな想像が膨らみ——リュネは首を横に振った。
違う。
違う。違う。違う!
「……わたしは、わたしのしたいように生きるの」
刻みつけるように、つぶやく。セレスティアの最期の願い。言いなりになってその果てに殺された、哀れで愚かな『わたし』の希望。
リュネが、絶対に失ってはならない誓い。
復讐を許すことは、まだできない。カイルが、なぜそこまで執念を燃やしているのか分からないから。根絶やしにしたいと思うまでの重さを理解できていないから。
彼が復讐を果たした後の未来が、何も見えないから。
彼の言いなりに、復讐することを許すことは出来ない。
けれど。
(それを分かったときが……あなたの事を赦すときなのかもしれないわね、カイル)
リュネはカップの中を飲み干す。すっかり冷めきった薬草茶が、苦く喉をつついた。
0
あなたにおすすめの小説
もう散々泣いて悔やんだから、過去に戻ったら絶対に間違えない
もーりんもも
恋愛
セラフィネは一目惚れで結婚した夫に裏切られ、満足な食事も与えられず自宅に軟禁されていた。
……私が馬鹿だった。それは分かっているけど悔しい。夫と出会う前からやり直したい。 そのチャンスを手に入れたセラフィネは復讐を誓う――。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる