君と描く世界協調(フラット)

神田崎優斗

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裏切り者の人生

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 僕こと基山晴翔は昔裏切り行為をしてしまい、昔と違い平凡な日々を送っていた。……いや、超平凡な暮らし送っている。そんななか、癒しとなるのが裏切りの引き金となった魅悠だ。今の僕は昔よりもずっと幸せだと思う。

 僕は部屋で支度をしていた。するとドアがノックされて魅悠が入ってきた。
「失礼します」
魅悠は過去の記憶のせいでまだ恐怖心が残っていた。
「魅悠、最近はどうだ?」
「はいおかげさまでうまく生活できるようになりました」
「そうか、それならよかった」
僕が安心した素振りを見せると魅悠が話し出した。
「ところでその、朝食が出来ました」
「お、ほんと?」
魅悠はこくりと頷いた。
「よしじゃあ食べに行こうか」
僕と魅悠は部屋を後にし、リビングに向かった。
「ところで今日は何があるんですか?」
魅悠が尋ねると僕は食べるのをやめて答えた。
「魅悠は九州・四国第一中高等学院、通称九四学院て学校知ってる?」
「確か国立の学院でしたよね?」
魅悠の返答に頷くと僕は話をして続けた。
「で、どう言う風の吹き回しかその学院の教師になったんだ。今日から」
「ちょっと待って、じゃあ教員の免許持ってるのんですか?」
魅悠の言葉に僕は笑いながら答えた。
「持ってるわけないじゃん」
その言葉を聞くと魅悠は大きくため息を吐いて呆れたような顔で話した。
「はぁ、教師免許持ってない人間が教師になれるはけないでしょうが!!」
魅悠の怒鳴りを始めて聞いた僕は話を逸らして。
「魅悠が怒鳴るなんて初めてだね。それに今日の朝食も美味しいね」
「話を逸らすな!」
僕は苦笑いをしながら話を戻した。
「実は僕もその点に関しては疑問に思っているんだ。でもそんな疑問も行ってから解決すればいいや」
その言葉に魅悠は納得できないと言わんばかりの顔をしていた。それに追い討ちをかけるように僕は言った。
「魅悠」
「はい」
「実はその件で君を僕の助手としたい‘らしい’」
「らしい?」
この頼みも学院からの意向だ。それと僕からのお願い」
そう言うと魅悠は数分間をお開けて答えた。
「仕方ありませんね、晴翔さん1人だと心配ですし、それに……」
「それに?」
僕が尋ねると魅悠が驚いた顔で答えた。
「な、何でもないです!」
「そう、なんでもないならいいけど」
それから朝食を食べ終わるまで無言の時間が続いた。

 食事が終わると、僕は玄関で魅悠に言った。
「車を持ってくるから家の前で待ってて」
「わかりました」
その言葉を聞くと僕は急いで車を取りに行き、急いで車を家の前に持ってきた。

車内でも無言が続いたので僕は話を始めた。
「魅悠、学院内で僕に対して敬語を使うのはやめてね」
「え?」
魅悠の疑問に応えるように僕は話を続けた。
「君が僕を慕ってくれてるのはありがたいけど、なんか敬語って気まずくて、できれば君と身近な関係で居たいからさ、お願い」
魅悠は肩を震わせながら答えた。
「そ、それってつまり私は晴翔さんと家族と言う事ですか?」
泣きながら話す魅悠に驚き僕は車を路肩に止めて魅悠と向き合った。
「魅悠、僕達は出会った時から家族だよ。だからそんなに泣かないで」
「はい!」
魅悠はポケットに入れていたハンカチで顔を拭った。
「それともう一つ言うなら、できればでいいけど、家でも敬語はやめてほしいな」
「わかりましたじゃなくて、わかった」
僕は車を走り出した。
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