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第七章 戦争
帰還③
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こんなに悩んだのはいつぶりだろう。人生初めてかもしれない。
光季は連日続く食欲不振と睡眠不足でフラフラになりながらも任務だけは今まで通り完璧にこなし、授業中はぼんやりして過ごした。
もうすぐクリスマスがやってくる。子供の頃からサンタなんてこれっぽっちも信じていなかったけれど、クリスマス前の華やいだ空気と間近に迫った冬休みに、毎年この時期はうきうきしていた。
だけど、今年は何も感じない。
悩んで苦しむぐらいなら、いっそ夜鴉をやめてしまおうか。母もそれを望んでいる。
夜鴉は除隊に際して厳しい規則はなく、容易に辞めることができる。
兵士として戦う重荷に耐えきれず、催眠術で記憶を消去してもらって除隊した人は少なくないらしい。光季は夜鴉をやめた後の自分を想像した。
夜鴉を辞めたら、オーブを返却し、超人的な力を手放して平凡なただの子供に戻る。
穏やかで少しだけ退屈な日常に還るというわけだ。
光季は戦うのが好きだけど、虎徹みたいに戦いの中でしか生きられない程ではない。
天才と称される能力を手放すことを名残惜しいとも思わない。
切り替えも諦めもいい方だ。
夜鴉を辞めたって、それなりに楽しい生活を送れるだろう。
だけど、自分が辞めたら組織に大きな穴ができる。
自惚れではない、純然たる事実だ。光季の除隊は組織にとって大きな不利益だ。それ程までに、光季の霊力値の高さと霊力を操るセンスは希少で貴重なのだ。
入隊当初、桁外れに高い霊力を褒められた時はただ嬉しかった。
光季は運動以外なんでもそれなりに上手くこなせて器用だったが、どの分野もトップを目指せる位置にいなかったから、初めて天才と称されて嬉しかった。
だけど今になって思えば、才能は一種の枷でもある。
夜鴉を辞めても体に眠る膨大な霊力がなくなるわけではなく、妖怪に狙われ続ける。
力を手放せば自分を守る術を失ってしまい危険だ。
組織のためだけじゃなく、自分のためにも除隊するのは賢明な判断とは言い難い。
それに、陽平に対しての申し訳なさも僅かにあった。
陽平は光季の入隊を知って、一緒にやろうぜと夜鴉に入隊した。
光季も陽平も独立した性格で、普段つるんでいるものの、相手がそうするなら自分も、という慣れ合い精神は一切ない。夜鴉への入隊だけが唯一の慣れ合いだった。
陽平が自分の意思で入隊したことに変わりないが、そのきっかけを作ったのは間違いなく自分だ。
考えごとをしている内に、午前の授業が終わった。
光季は陽平と弁当を手に屋上へ出た。
「なあ、光季。オマエさ、大丈夫か? 渡界でなんかあった?」
陽平の問い掛けに光季は小さく肩を跳ねさせた。
フライドチキンをつつきまわしていた箸を止め、態と不機嫌な顔をして陽平を見る。
「別に、なんもねーよ。なんでそんなこと聞くんだよ」
「なんでって、オマエの様子見てたらわかるさ。メシ、ちゃんと食えてねえし、目の下にうっすらクマできてんぞ」
みんなの前では普段通り振る舞ってきたつもりだ。
現に如月隊の隊員も響も親も、誰ひとり大丈夫かなんて聞いてきた人はいない。
光季は面食らった顔を陽平に向けた。
「オレとオマエ、付き合いだしてどんだけ経ってると思ってんだよ。隠したってムダだぞ。疲れてるなんて言い訳するなよ。別に無理して話せとは言わねぇが、話してくれてもいいんじゃねえか?」
ほんの少し寂しさを孕んだ笑顔に、胸が小さく軋んだ。
「付き合いだしてどんだけとか、カップルみたいな言い方すんなよ、馬鹿」
光季は長く細い息をゆっくりと吐きだした。
「聞いたら後悔するかもしんねーぜ。いいのか?」
「しねぇよ。話してくれよ、光季。オレはなに聞いても平気だからさ」
陽平に諭すように言われて決心がついた。
光季は息を整えてから、呟くように語った。
「おれ、この前の渡界で、人を殺した。改造されて妖怪になってたから、人っていうのかわかんないけど―…」
重大な告白のつもりだった。
だけど、陽平の反応はあまりに素っ気なかった。
「ふうん、そっか」
「って、それだけかよ!リアクション薄すぎんだろ! なんかさ、もっといろいろあるだろ?」
「なんだよ、イロイロって。どんな反応したら満足なんだよ、オマエ」
「いや、それはわかんねーけどさ。まあ、なんか反応を期待してたわけじゃねーけど」
そう、別に陽平からの言葉を期待していたわけじゃない。彼の懇願に負けて話しただけだ。
でも流石に無反応だと拍子抜けしてしまう。
光季がむくれると、陽平が急に真剣な顔つきになった。
「それで、人を殺しちまったって悩んでたわけか?」
「あ、あ。そうだな。たぶん、そうだ。思った以上に、きてるかもしんねー」
「だよな。メシ食えねえぐらいだもんな。でもさ、オマエが撃ったヤツらはすでに妖怪化してたんだろ?ならしょうがねぇんじゃね?」
「しょうがねーって、そんなんですむかよ」
「だってさ、殺さねえとオマエが殺されるだろ? それともオマエは、殺しにかかってきた敵を相手に、もともと人だったからって大人しく殺されんのか?」
真顔で尋ねられて光季は返答に困った。
陽平の言葉は虎徹の言葉と同じだ。
何度も渡界に行っている自分よりも、陽平の方が兵士としての覚悟ができているというわけか。光季は短く溜息を吐く。
「くそっ、バカに言い負かされるとか、かっこワリーな」
忌々しげに吐き捨てると、光季はフライドチキンを箸で摘まんで口の中に放りこんだ。
咀嚼音を聞いているうちに肉塊と化した村人の様子が脳裏にまざまざと蘇り、強烈な吐き気が込み上げる。えづきそうになりながら、ゴクンと肉を飲み下した。
二つ目のチキンを続けて口にいれる。
「オイオイ、ムリすんなよ」
呆れているのか心配しているのか解らない顔で覗き込んでくる陽平をキッと睨み付けると、光季は弁当をすべて平らげた。いつのまにか吐き気は消えていた。
予鈴が屋上に響いた。光季と陽平は緩慢な動作で立ち上がり教室に向かう。
階段を降りている途中、陽平がピタリと足を止めた。
光季を振り返ったその眼差しが、いつもとは別人のように真摯だったので、光季は変にドキリとしてしまった。
「なあ、光季。オマエさ、夜鴉やめようとか思ったんじゃねえの?」
図星をつかれて光季は黙り込んだ。責められている気がしたからだ。
だが、陽平は怒った顔などしておらず、にかっと朗笑していた。
まるで太陽みたいな笑顔だ。
「オマエ、意外と真面目だし律儀だからさ、自分が抜けた損失とか、オレを巻き込んだのに自分だけ抜けていいのかとか考えてたんじゃねえのか?」
「じっさい、おれが抜けたら戦力けっこう落ちるだろ」
「自惚れんな、とは言えねえな。だってオマエ、強ぇし。でも気にしなくていいんじゃね? やめたいならいつやめてもいいさ。オレら学生だぜ?戦う義務なんてねえよ」
「そう、かもな」
「そうだって。もし、オレのことが気になんなら、一緒にやめてもいいぜ」
「はあ? 何言ってんだよ、おまえ、戦うのすげー好きだろ。夜鴉やめたら、退屈で死んじまうんじゃねーか?」
「オイオイ、誤解すんなよ。確かにオレは戦うの好きだけど、虎徹さんじゃねえんだし、戦いがすべてってわけでもねぇよ。スポーツも好きだし、ゲームも好きだぜ。それに、こんなこと言うガラじゃねぇしオレが言うと嘘臭く聞こえるかもしんねぇけどさ、一番の親友よりも大事なものなんてねぇよ」
明るく笑った直後、陽平が「やべえ、これ超恥ずい台詞じゃねぇか」と照れる。
「親友つーか、悪友だろ」
光季が笑みを浮かべて拳をあげると、陽平も握り拳をつくった。
お互いの拳をコツンと軽く合わせて、ニッと目を細める。
「よっしゃ、急いで教室に行こうぜ。授業に遅れちまう」
陽平が軽快に階段を駈け下りていく。
「ありがとな、陽平」
前をいく背中に、聞こえないくらい小さな声で光季は礼を言った。
光季は連日続く食欲不振と睡眠不足でフラフラになりながらも任務だけは今まで通り完璧にこなし、授業中はぼんやりして過ごした。
もうすぐクリスマスがやってくる。子供の頃からサンタなんてこれっぽっちも信じていなかったけれど、クリスマス前の華やいだ空気と間近に迫った冬休みに、毎年この時期はうきうきしていた。
だけど、今年は何も感じない。
悩んで苦しむぐらいなら、いっそ夜鴉をやめてしまおうか。母もそれを望んでいる。
夜鴉は除隊に際して厳しい規則はなく、容易に辞めることができる。
兵士として戦う重荷に耐えきれず、催眠術で記憶を消去してもらって除隊した人は少なくないらしい。光季は夜鴉をやめた後の自分を想像した。
夜鴉を辞めたら、オーブを返却し、超人的な力を手放して平凡なただの子供に戻る。
穏やかで少しだけ退屈な日常に還るというわけだ。
光季は戦うのが好きだけど、虎徹みたいに戦いの中でしか生きられない程ではない。
天才と称される能力を手放すことを名残惜しいとも思わない。
切り替えも諦めもいい方だ。
夜鴉を辞めたって、それなりに楽しい生活を送れるだろう。
だけど、自分が辞めたら組織に大きな穴ができる。
自惚れではない、純然たる事実だ。光季の除隊は組織にとって大きな不利益だ。それ程までに、光季の霊力値の高さと霊力を操るセンスは希少で貴重なのだ。
入隊当初、桁外れに高い霊力を褒められた時はただ嬉しかった。
光季は運動以外なんでもそれなりに上手くこなせて器用だったが、どの分野もトップを目指せる位置にいなかったから、初めて天才と称されて嬉しかった。
だけど今になって思えば、才能は一種の枷でもある。
夜鴉を辞めても体に眠る膨大な霊力がなくなるわけではなく、妖怪に狙われ続ける。
力を手放せば自分を守る術を失ってしまい危険だ。
組織のためだけじゃなく、自分のためにも除隊するのは賢明な判断とは言い難い。
それに、陽平に対しての申し訳なさも僅かにあった。
陽平は光季の入隊を知って、一緒にやろうぜと夜鴉に入隊した。
光季も陽平も独立した性格で、普段つるんでいるものの、相手がそうするなら自分も、という慣れ合い精神は一切ない。夜鴉への入隊だけが唯一の慣れ合いだった。
陽平が自分の意思で入隊したことに変わりないが、そのきっかけを作ったのは間違いなく自分だ。
考えごとをしている内に、午前の授業が終わった。
光季は陽平と弁当を手に屋上へ出た。
「なあ、光季。オマエさ、大丈夫か? 渡界でなんかあった?」
陽平の問い掛けに光季は小さく肩を跳ねさせた。
フライドチキンをつつきまわしていた箸を止め、態と不機嫌な顔をして陽平を見る。
「別に、なんもねーよ。なんでそんなこと聞くんだよ」
「なんでって、オマエの様子見てたらわかるさ。メシ、ちゃんと食えてねえし、目の下にうっすらクマできてんぞ」
みんなの前では普段通り振る舞ってきたつもりだ。
現に如月隊の隊員も響も親も、誰ひとり大丈夫かなんて聞いてきた人はいない。
光季は面食らった顔を陽平に向けた。
「オレとオマエ、付き合いだしてどんだけ経ってると思ってんだよ。隠したってムダだぞ。疲れてるなんて言い訳するなよ。別に無理して話せとは言わねぇが、話してくれてもいいんじゃねえか?」
ほんの少し寂しさを孕んだ笑顔に、胸が小さく軋んだ。
「付き合いだしてどんだけとか、カップルみたいな言い方すんなよ、馬鹿」
光季は長く細い息をゆっくりと吐きだした。
「聞いたら後悔するかもしんねーぜ。いいのか?」
「しねぇよ。話してくれよ、光季。オレはなに聞いても平気だからさ」
陽平に諭すように言われて決心がついた。
光季は息を整えてから、呟くように語った。
「おれ、この前の渡界で、人を殺した。改造されて妖怪になってたから、人っていうのかわかんないけど―…」
重大な告白のつもりだった。
だけど、陽平の反応はあまりに素っ気なかった。
「ふうん、そっか」
「って、それだけかよ!リアクション薄すぎんだろ! なんかさ、もっといろいろあるだろ?」
「なんだよ、イロイロって。どんな反応したら満足なんだよ、オマエ」
「いや、それはわかんねーけどさ。まあ、なんか反応を期待してたわけじゃねーけど」
そう、別に陽平からの言葉を期待していたわけじゃない。彼の懇願に負けて話しただけだ。
でも流石に無反応だと拍子抜けしてしまう。
光季がむくれると、陽平が急に真剣な顔つきになった。
「それで、人を殺しちまったって悩んでたわけか?」
「あ、あ。そうだな。たぶん、そうだ。思った以上に、きてるかもしんねー」
「だよな。メシ食えねえぐらいだもんな。でもさ、オマエが撃ったヤツらはすでに妖怪化してたんだろ?ならしょうがねぇんじゃね?」
「しょうがねーって、そんなんですむかよ」
「だってさ、殺さねえとオマエが殺されるだろ? それともオマエは、殺しにかかってきた敵を相手に、もともと人だったからって大人しく殺されんのか?」
真顔で尋ねられて光季は返答に困った。
陽平の言葉は虎徹の言葉と同じだ。
何度も渡界に行っている自分よりも、陽平の方が兵士としての覚悟ができているというわけか。光季は短く溜息を吐く。
「くそっ、バカに言い負かされるとか、かっこワリーな」
忌々しげに吐き捨てると、光季はフライドチキンを箸で摘まんで口の中に放りこんだ。
咀嚼音を聞いているうちに肉塊と化した村人の様子が脳裏にまざまざと蘇り、強烈な吐き気が込み上げる。えづきそうになりながら、ゴクンと肉を飲み下した。
二つ目のチキンを続けて口にいれる。
「オイオイ、ムリすんなよ」
呆れているのか心配しているのか解らない顔で覗き込んでくる陽平をキッと睨み付けると、光季は弁当をすべて平らげた。いつのまにか吐き気は消えていた。
予鈴が屋上に響いた。光季と陽平は緩慢な動作で立ち上がり教室に向かう。
階段を降りている途中、陽平がピタリと足を止めた。
光季を振り返ったその眼差しが、いつもとは別人のように真摯だったので、光季は変にドキリとしてしまった。
「なあ、光季。オマエさ、夜鴉やめようとか思ったんじゃねえの?」
図星をつかれて光季は黙り込んだ。責められている気がしたからだ。
だが、陽平は怒った顔などしておらず、にかっと朗笑していた。
まるで太陽みたいな笑顔だ。
「オマエ、意外と真面目だし律儀だからさ、自分が抜けた損失とか、オレを巻き込んだのに自分だけ抜けていいのかとか考えてたんじゃねえのか?」
「じっさい、おれが抜けたら戦力けっこう落ちるだろ」
「自惚れんな、とは言えねえな。だってオマエ、強ぇし。でも気にしなくていいんじゃね? やめたいならいつやめてもいいさ。オレら学生だぜ?戦う義務なんてねえよ」
「そう、かもな」
「そうだって。もし、オレのことが気になんなら、一緒にやめてもいいぜ」
「はあ? 何言ってんだよ、おまえ、戦うのすげー好きだろ。夜鴉やめたら、退屈で死んじまうんじゃねーか?」
「オイオイ、誤解すんなよ。確かにオレは戦うの好きだけど、虎徹さんじゃねえんだし、戦いがすべてってわけでもねぇよ。スポーツも好きだし、ゲームも好きだぜ。それに、こんなこと言うガラじゃねぇしオレが言うと嘘臭く聞こえるかもしんねぇけどさ、一番の親友よりも大事なものなんてねぇよ」
明るく笑った直後、陽平が「やべえ、これ超恥ずい台詞じゃねぇか」と照れる。
「親友つーか、悪友だろ」
光季が笑みを浮かべて拳をあげると、陽平も握り拳をつくった。
お互いの拳をコツンと軽く合わせて、ニッと目を細める。
「よっしゃ、急いで教室に行こうぜ。授業に遅れちまう」
陽平が軽快に階段を駈け下りていく。
「ありがとな、陽平」
前をいく背中に、聞こえないくらい小さな声で光季は礼を言った。
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