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第一章 神童と呼ばれた第一王女
3 ロンバルディア王宮図書室
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王宮内には図書室がある。
代々の国王が集めた本があるその部屋には、本がそれなりの数置いてあった。
あくまでそれなり、程度である。1万冊程度はありそうかな、ぐらいの量だ。
前世の知識だと100万冊を超えるような大図書館があったりするが、ここは一部屋が本に埋もれてる、ぐらいの量だった。前世の小学校の図書室ぐらいの蔵書量である。
おそらくこの蔵書量だって天下のロンバルディア王国が集めたものだ。
他と比べても少ないわけではないだろう。
ひとまず一番手前にあった本を手に取ってみる。百科事典の様だ。
棚から引きずり出し、棚のふちに本を置いて開いてみる。
文字が小さいが挿絵も多くあり、何が書いてあるか直感的にわかりやすい。
ざっと眺めてみるとこの世界の文字は表音文字らしい、なんとなく何が書いてあるかは分かった。
「よいしょっ!!!」
本を棚から完全に引っこ抜いて持ち上げる。
さすがに分厚く重い。両手で頭の上にのせてどうにか確保する。
「うんしょっ! うんしょっ!」
我ながら図書室では静かにしましょう、と思わなくはないが、この幼児ボディには百科事典は重すぎた。
声を出さないととてもではないが運ぶことはできなかった。
幸い人はいなさそうなので、これくらいはお目こぼししてもらえるだろう。
ちなみにベルタも母上も、一緒に来てくれなかった。
母上は単純に王妃として忙しいようだが、ベルタは単純に本というものが苦手なようだ。
ベルタは見た目はほんわか系ふわふわ女性だが、話から察するに中身はどうやら脳筋系バーサーカーらしい。
母上も、外見は妖精のような、線の細い儚げな女性なのだが、逸話を聞くとやはり同類の気配がする。
二人とも仲が良いと聞くが、類は友を呼んでいるのだろう。
なんにしろ本に関しては二人ともあまり役に立たな層であるため、一人でのんびり図書室へと来ていた。
一応お付きの母の侍女はくっついてきている。手伝おうかとハラハラしているが、この本の重さが良いので断ってしまっていた。
図書室の隣に併設されている閲覧室まで頑張って本を運び、さて読もうと思ったときに問題にぶち当たった。
書見台と椅子がいくつもあるのだが、それらは当然成人向けである。
つまり非常に位置が高い。
とてもとどく高さではなかった。文字通り手も足も出ない。
これには本気で困ってしまった。書見台でかっこよく読むのにあこがれていたのに、この小さな体ではそれもできなさそうだ。
仕方がないので部屋の隅で床に座って読むことにした。
幸い床にはじゅうたんが敷いてある。直接座れないこともないだろう。
プルプルと手を震わせながら、ゆっくりと床におろすと、文字を一つずつ読んでいく。
最初は序文である。だいたいどうしてこの本が出来たのか、みたいなことが書いてある。
どうやら前王、ボクのおじい様への献上品らしい。
何が書いてあるかわからないところもあるが、読める部分だけ読んでいけば、あとはパズルのように内容が推測できる。そうして少しずつ少しずつ、本を読み進めていった。
代々の国王が集めた本があるその部屋には、本がそれなりの数置いてあった。
あくまでそれなり、程度である。1万冊程度はありそうかな、ぐらいの量だ。
前世の知識だと100万冊を超えるような大図書館があったりするが、ここは一部屋が本に埋もれてる、ぐらいの量だった。前世の小学校の図書室ぐらいの蔵書量である。
おそらくこの蔵書量だって天下のロンバルディア王国が集めたものだ。
他と比べても少ないわけではないだろう。
ひとまず一番手前にあった本を手に取ってみる。百科事典の様だ。
棚から引きずり出し、棚のふちに本を置いて開いてみる。
文字が小さいが挿絵も多くあり、何が書いてあるか直感的にわかりやすい。
ざっと眺めてみるとこの世界の文字は表音文字らしい、なんとなく何が書いてあるかは分かった。
「よいしょっ!!!」
本を棚から完全に引っこ抜いて持ち上げる。
さすがに分厚く重い。両手で頭の上にのせてどうにか確保する。
「うんしょっ! うんしょっ!」
我ながら図書室では静かにしましょう、と思わなくはないが、この幼児ボディには百科事典は重すぎた。
声を出さないととてもではないが運ぶことはできなかった。
幸い人はいなさそうなので、これくらいはお目こぼししてもらえるだろう。
ちなみにベルタも母上も、一緒に来てくれなかった。
母上は単純に王妃として忙しいようだが、ベルタは単純に本というものが苦手なようだ。
ベルタは見た目はほんわか系ふわふわ女性だが、話から察するに中身はどうやら脳筋系バーサーカーらしい。
母上も、外見は妖精のような、線の細い儚げな女性なのだが、逸話を聞くとやはり同類の気配がする。
二人とも仲が良いと聞くが、類は友を呼んでいるのだろう。
なんにしろ本に関しては二人ともあまり役に立たな層であるため、一人でのんびり図書室へと来ていた。
一応お付きの母の侍女はくっついてきている。手伝おうかとハラハラしているが、この本の重さが良いので断ってしまっていた。
図書室の隣に併設されている閲覧室まで頑張って本を運び、さて読もうと思ったときに問題にぶち当たった。
書見台と椅子がいくつもあるのだが、それらは当然成人向けである。
つまり非常に位置が高い。
とてもとどく高さではなかった。文字通り手も足も出ない。
これには本気で困ってしまった。書見台でかっこよく読むのにあこがれていたのに、この小さな体ではそれもできなさそうだ。
仕方がないので部屋の隅で床に座って読むことにした。
幸い床にはじゅうたんが敷いてある。直接座れないこともないだろう。
プルプルと手を震わせながら、ゆっくりと床におろすと、文字を一つずつ読んでいく。
最初は序文である。だいたいどうしてこの本が出来たのか、みたいなことが書いてある。
どうやら前王、ボクのおじい様への献上品らしい。
何が書いてあるかわからないところもあるが、読める部分だけ読んでいけば、あとはパズルのように内容が推測できる。そうして少しずつ少しずつ、本を読み進めていった。
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