Wonder Magic Family

ジャンマル

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世界を拒む「ライオンヲコバム」

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 私を案内し始めたカカシが向かう王宮の名前は「アリスの花園」と一般市民から慕われているお城だ。なぜそんなものがこの世界にあるのか。それはこの世界の成り立ちを知って行く上で見えてくるものだが……それはまだいいだろう。

「アナタ、ヒメ。ワタシ、カカシ」
「姫……ねえ、それってどういう意味なの?」
「コトバノ、ママ」

 喋り方がぎこちないの……正直顔がとてつもないイケメンなだけあって残念である。けれど……ここが昔の絵本の世界ならば……。そんな理想の世界ならば退屈なんてきっと吹き飛ばしてくれるだろう。
 だけれどもそれがありえないからこそ今こうして色々見て回っているわけだけども…… 
 カカシは喋るには少し不憫で。

「ここ、森、ある」

 カタカナの感じが抜けきった気がする。だけどそれは私の気のせいにしか過ぎないのだろう。
  なんでも願いが叶うなんて世界の支配者みたいなこと、私にはできないはずだから。

「というか、森なんてあったっけ?」
「森、あった。元から」

 そうカカシはいうが……明らかにこれはおとぎ話のようなシナリオになっている。だからこれはしんじられないかもしれないけどーーきっとおとぎばなしでーー

「だれーーだ。」

 きっとそのライオンをみたとき、私の中で仮説が確証に変わったのだろう。
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