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第1部 高校編
Project.03 作曲出来るんですか?
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軽音部。この学校の中でも特にいわく付きの生徒ばかり集まっていると聞くけれど腕自体はどの学校よりも楽器に対して愛があったり技術のある人間ばかりだった。それ故に当然アイドルの作詞作曲なんてやりたい、なんて言う生徒はほぼ居ないだろうが......それでも誘うのと誘わないのだったら圧倒的に誘った方が得られるものはある。という事で私は軽音部の部室の扉を勢いよく開き、話が出来る人間を呼び出すことにする。
「この中にー! 作曲できる人間はおるかー!!!」
しかし部室は沈黙してしまう。空気が悪くなってしまったのだ。どうしよう......とは思ったがこうなってしまえばやけっぱちだ。
「あなたは......ギター?」
「いや、ベースだが......」
「ねえ、作詞ーー」
「そんな暇ないから」
と、こんな風にとりあえず手当たり次第に声をかけて行った結果反応してこそくれたものの乗ってくれた人はゼロ。自分でなんとかしろ、というごもっともな意見さえも飛び出した。しかし諦めずに声をかけ続ける私に対して呆れ返ったのかギターの練習をしていた生徒の1人が手を止め、私に対して一つだけ有効な情報をくれた。
「網谷ならなんとか話聞いてくれると思うぞ。あいつ、今上の教室で練習してるはずだ」
そうとだけ言い残し再び楽器の練習を再開させる。とりあえずは根気よく、それをやっていたら向こうが折れて情報だけはくれた、という次第だ。ありがとうございます!と感謝しつつ網谷さんが居るという1個上の階の教室を探し回ることにした。
網谷さんは情報によると男の子ではあるが......いわゆる男の娘らしい。そうと聞いてしまえば意地でも欲しくなってしまうのが性分である。可愛いものに間違いはない!故に男の娘であれば価値はあるのだ!
作詞作曲を出来る人間を探すという目的は見失ってしまったけれど男の娘という希少な存在を獲得するために私は校内中を走り回り、網谷くんを探し求めた。
「この中にー! 作曲できる人間はおるかー!!!」
しかし部室は沈黙してしまう。空気が悪くなってしまったのだ。どうしよう......とは思ったがこうなってしまえばやけっぱちだ。
「あなたは......ギター?」
「いや、ベースだが......」
「ねえ、作詞ーー」
「そんな暇ないから」
と、こんな風にとりあえず手当たり次第に声をかけて行った結果反応してこそくれたものの乗ってくれた人はゼロ。自分でなんとかしろ、というごもっともな意見さえも飛び出した。しかし諦めずに声をかけ続ける私に対して呆れ返ったのかギターの練習をしていた生徒の1人が手を止め、私に対して一つだけ有効な情報をくれた。
「網谷ならなんとか話聞いてくれると思うぞ。あいつ、今上の教室で練習してるはずだ」
そうとだけ言い残し再び楽器の練習を再開させる。とりあえずは根気よく、それをやっていたら向こうが折れて情報だけはくれた、という次第だ。ありがとうございます!と感謝しつつ網谷さんが居るという1個上の階の教室を探し回ることにした。
網谷さんは情報によると男の子ではあるが......いわゆる男の娘らしい。そうと聞いてしまえば意地でも欲しくなってしまうのが性分である。可愛いものに間違いはない!故に男の娘であれば価値はあるのだ!
作詞作曲を出来る人間を探すという目的は見失ってしまったけれど男の娘という希少な存在を獲得するために私は校内中を走り回り、網谷くんを探し求めた。
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