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新たな出会い
俺たちは機動戦隊
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赤塚タケシ。俺には二つ秘密がある。ひとつは実は世界を守っている「本物」のヒーローであること。
そして二つ目はーー
「赤塚!今どこだ!」
「え?公園だけど」
オコノミヤ公園。この街唯一の公園で、普段は小さい子供がわんさか居るはずが、何故か今日はあまり人がいなかった。なんだったら、俺一人だ。
「至急、駅前広場まで来い!」
対怪人アラームと呼ばれる、メカンジャーに与えられたまあいわゆる怪人発見装置。それが鳴っていない、だから気づかなかった。
「は?怪人?俺のアラーム鳴ってないけど!?」
「それはすみません。調整不足です」
俺たちは機動戦隊メカンジャー。世界征服を目論む悪の秘密結社、「ドジル帝国」と日々戦っている「本物」の戦隊だ。
そんな俺たちの日々の活躍はドキュメンタリー…のはずなんだが特撮ものとして全国で放映されている。俺たちが本当に変身したり戦っていることは関係者のごく一部しか知らない。
まあもっとも、関係者の中で一番偉い俺たちの司令官である「焔崎シゲカズ」によって、世間に特撮ものの作品として放映することで国民の不安を和らげよう、という目的もあったから問題はないだろう。だがそれ以上に問題なのはーー
「さーせん。おくれやしたー」
「黄陀!遅いぞ!」
統率の取れなさである。もちろんこの統率の取れなさは全国では演技として認知されている。が、実際は演技ではなくこいつらは本気で団結する気がないのだ。それもそのはず。五人は元々特別な力を悪用し、腐っていたいわゆる社会不適合者の集まりであり、個が強すぎる。故にーー
「うわー!」
「介青!前に出すぎだ!死ぬぞ!」
「まだまだですよ!これくらいで死んでたまりますか!」
毎回死にかける。それも、お約束と言わんばかりに全員が揃っていれば倒せる場面ばかりなのだ。
「ケヒヒ……お前らに俺の能力が分かるかぁ?分からんよなぁ!!」
今回の怪人のどす黒い渦状の手からは存在していなかったはずのミサイル等が出てきていた。しかし、それがこいつの能力だ。
「こいつ……特殊な怪人か?」
俺たちの能力はそれぞれに敵の繰り出す怪人との相性が存在していた。いわゆる特殊型と呼ばれる怪人に対してはこの介青の能力が輝く。
「特殊型は苦手ですが!ここは僕に任せてください!」
「あ、ちょっ!」
しかしこれが迂闊だった。ブルーメカンジャーこと「大槻介青」の能力は体内の水分を水に変換する能力。
いわば、制限付きだがどこでも水を出せる能力だ。本人は何故か尿意が酷い時には尿素を水分に変換してるらしいが……
「つ……!?」
「どうした、介青!」
怪人が両手を振り上げると、瞬間、介青の動きが止まる。奴の事を凝視し、警戒態勢で沈黙を作った瞬間だった。奴の振り上げていた手は俺たちの方を向いて、水流を発射した。
「どういうことですか……!?」
「俺の能力はなぁ……その身で味わえやァ!メカンジャー!」
何が起きたか分からなかった。目の前が真っ暗になった。身体はそこにあるが、感覚がない。まるで生きているとは言えない状態になった。
そして次に感覚を取り戻した時にはーー
「おい……おいおいおい。なんだこれ?」
俺の秘密、二つ目。それは異世界へ転生してヒーローになった、というものだ。
そして二つ目はーー
「赤塚!今どこだ!」
「え?公園だけど」
オコノミヤ公園。この街唯一の公園で、普段は小さい子供がわんさか居るはずが、何故か今日はあまり人がいなかった。なんだったら、俺一人だ。
「至急、駅前広場まで来い!」
対怪人アラームと呼ばれる、メカンジャーに与えられたまあいわゆる怪人発見装置。それが鳴っていない、だから気づかなかった。
「は?怪人?俺のアラーム鳴ってないけど!?」
「それはすみません。調整不足です」
俺たちは機動戦隊メカンジャー。世界征服を目論む悪の秘密結社、「ドジル帝国」と日々戦っている「本物」の戦隊だ。
そんな俺たちの日々の活躍はドキュメンタリー…のはずなんだが特撮ものとして全国で放映されている。俺たちが本当に変身したり戦っていることは関係者のごく一部しか知らない。
まあもっとも、関係者の中で一番偉い俺たちの司令官である「焔崎シゲカズ」によって、世間に特撮ものの作品として放映することで国民の不安を和らげよう、という目的もあったから問題はないだろう。だがそれ以上に問題なのはーー
「さーせん。おくれやしたー」
「黄陀!遅いぞ!」
統率の取れなさである。もちろんこの統率の取れなさは全国では演技として認知されている。が、実際は演技ではなくこいつらは本気で団結する気がないのだ。それもそのはず。五人は元々特別な力を悪用し、腐っていたいわゆる社会不適合者の集まりであり、個が強すぎる。故にーー
「うわー!」
「介青!前に出すぎだ!死ぬぞ!」
「まだまだですよ!これくらいで死んでたまりますか!」
毎回死にかける。それも、お約束と言わんばかりに全員が揃っていれば倒せる場面ばかりなのだ。
「ケヒヒ……お前らに俺の能力が分かるかぁ?分からんよなぁ!!」
今回の怪人のどす黒い渦状の手からは存在していなかったはずのミサイル等が出てきていた。しかし、それがこいつの能力だ。
「こいつ……特殊な怪人か?」
俺たちの能力はそれぞれに敵の繰り出す怪人との相性が存在していた。いわゆる特殊型と呼ばれる怪人に対してはこの介青の能力が輝く。
「特殊型は苦手ですが!ここは僕に任せてください!」
「あ、ちょっ!」
しかしこれが迂闊だった。ブルーメカンジャーこと「大槻介青」の能力は体内の水分を水に変換する能力。
いわば、制限付きだがどこでも水を出せる能力だ。本人は何故か尿意が酷い時には尿素を水分に変換してるらしいが……
「つ……!?」
「どうした、介青!」
怪人が両手を振り上げると、瞬間、介青の動きが止まる。奴の事を凝視し、警戒態勢で沈黙を作った瞬間だった。奴の振り上げていた手は俺たちの方を向いて、水流を発射した。
「どういうことですか……!?」
「俺の能力はなぁ……その身で味わえやァ!メカンジャー!」
何が起きたか分からなかった。目の前が真っ暗になった。身体はそこにあるが、感覚がない。まるで生きているとは言えない状態になった。
そして次に感覚を取り戻した時にはーー
「おい……おいおいおい。なんだこれ?」
俺の秘密、二つ目。それは異世界へ転生してヒーローになった、というものだ。
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