6 / 10
それは過去の淀み
国として
しおりを挟む
国として大事なものがすでに無くなっているこの国で、魔法少女が必要なのか。それも疑問の一つではあるがさらに大きな問題が一つだけ存在する。それは魔法少女である限り国にその行動はログとして残り続け尚且つその行動は制限される。それはいろいろと監視されているからではない。国によって魔法少女システムの急な剥奪も可能なのだ。つまり何かしら反国家行動を起こせば戦う力を失い、殺しあい続ける国民と同じ扱いになる。……生きていけなくなるのだ。そのデメリットを回避するため。そしてほかのことも改良を加えるべくして私は呼ばれた。
「システムの基盤部分に時限爆弾……みたいなものが埋め込まれてる」
「それを下り除く……と?」
「はい。ある程度自由がとれるならこちらの物です」
一種の呪いを解除し、国を逆に分捕ってしまう。そうすることで混沌とした状況を打開する――という作戦らしいが。
「システムの基盤部分に時限爆弾……みたいなものが埋め込まれてる」
「それを下り除く……と?」
「はい。ある程度自由がとれるならこちらの物です」
一種の呪いを解除し、国を逆に分捕ってしまう。そうすることで混沌とした状況を打開する――という作戦らしいが。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる