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第7号 「琉架の気持ち。」
七緒&るか
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奏也と琉架の撮影は、無事終わり...奏也は、琉架から離れる時に琉架にニコッと微笑みかけた。
「...ありがとう。僕の可愛い妹ちゃん??(笑)...ごめんね、少しからかいすぎた...。るかちゃん可愛いから、僕までお兄ちゃん気分を、味わっちゃったよ!それに写真も、可愛く撮れたと思うし...今から、雑誌発売が待ち遠しいな~!(笑)」
そんな事を言いながら、メンバーの待つ椅子のところに向かった奏也に内心琉架は、酷く困った顔をしていた。
「...奏也さん...。俺...男ですよ~。しかも、まだ高校生...口説いちゃダメでしょ...。(笑)」
こう言うと、独りため息をついたのだった。
「はい!!じゃあ、次は七緒さん!お願いします!!」
「...はい!!よろしくお願いします!!!」
こういって、琉架の元に走ってきた七緒に琉架は気を取り直して、ニコッと笑い話しかけた。
「七緒さん、よろしくお願いします!」
そんな琉架に七緒は、一瞬下を向いたと思ったら、キラッキラの王子様スマイルを琉架に向けた。
「るかちゃん!!宜しくね!!さぁ、撮影のお題は、何かな??(笑)」
「さぁ...なんでしょうね??でも、王子様な七緒さんなら、きっとシンデレラとかではないですかね??(笑)」
そんな他愛もない話をしていた二人に、カメラマンが声をかけた。
「はい!じゃあ、七緒くんは、るかちゃんの目の前に片膝をついて、しゃがんでもらって...るかちゃんは、右手を前に出して...七緒くんは、その手をとって...。二人の写真のイメージは、シンデレラだから...。七緒くんは、るかちゃんの手の甲に、軽くキスしてもらっていいかな??」
「えっ、はい!!分かりました!」
こういって、七緒は、一瞬目を見開いていたが、やがて琉架の手をとると軽く口をつけた。
七緒が、キスをやめてそっと琉架を上目遣いで見つめた瞬間...スタジオから悲鳴に似た歓声があがった...。そのほとんどは、女性スタッフだった。
「はぁ...。やっぱり七緒くん...くっっっっそ、イケメン!!!!♡」
「やっぱり、るかちゃん可愛いから絵になるわ~!」
思わず声に出し、感想を言っているスタッフに対して、身を固くした琉架に気づいたのか七緒は、握っていた琉架の手をぎゅっと自分の方に引き、琉架にバランスを崩させると、さっと背中に手を回し琉架のことを抱きしめた。
焦っている琉架の耳元で、七緒はそっと囁いた。
「...るかちゃん??ううん、俺の可愛いお姫様...。せっかくの可愛いドレスが、台無しになっちゃうよ??ほら、今はさ、シンデレラの王子様とお姫様になった気分で...撮影ってこと忘れて...周りのことを気にせずに...楽しも??ねぇ。」
「...えっと、はっ、はい。(汗)そうですね...。(笑)では...七緒王子!(七緒さんってこんなキャラなのか...。人って怖ぇ...。)」
こういって、琉架は内心の感情を押し殺して、七緒の顔を見つめると、七緒も琉架のことを見ていたため結果、どちらからともなくニコッと微笑みあう事になった。
それを見ていたその場のスタッフが、おとぎの国へと引き込まれたのか...頬を緩ませて、幸せそうな顔をしていた。
ただ1人...翔真だけは、嵐の中に取り残されて、途方に暮れている人のように、顔を引きつらせて、固まっていた。
おーい、琉架...。お前は、そっちの人間じゃない!!おとぎの国から帰ってこ~い!!!俺の可愛い弟に、これ以上はさせられないよ~!!(泣)と内心叫んで、項垂れていることは、誰も知らないのであった。
「...ありがとう。僕の可愛い妹ちゃん??(笑)...ごめんね、少しからかいすぎた...。るかちゃん可愛いから、僕までお兄ちゃん気分を、味わっちゃったよ!それに写真も、可愛く撮れたと思うし...今から、雑誌発売が待ち遠しいな~!(笑)」
そんな事を言いながら、メンバーの待つ椅子のところに向かった奏也に内心琉架は、酷く困った顔をしていた。
「...奏也さん...。俺...男ですよ~。しかも、まだ高校生...口説いちゃダメでしょ...。(笑)」
こう言うと、独りため息をついたのだった。
「はい!!じゃあ、次は七緒さん!お願いします!!」
「...はい!!よろしくお願いします!!!」
こういって、琉架の元に走ってきた七緒に琉架は気を取り直して、ニコッと笑い話しかけた。
「七緒さん、よろしくお願いします!」
そんな琉架に七緒は、一瞬下を向いたと思ったら、キラッキラの王子様スマイルを琉架に向けた。
「るかちゃん!!宜しくね!!さぁ、撮影のお題は、何かな??(笑)」
「さぁ...なんでしょうね??でも、王子様な七緒さんなら、きっとシンデレラとかではないですかね??(笑)」
そんな他愛もない話をしていた二人に、カメラマンが声をかけた。
「はい!じゃあ、七緒くんは、るかちゃんの目の前に片膝をついて、しゃがんでもらって...るかちゃんは、右手を前に出して...七緒くんは、その手をとって...。二人の写真のイメージは、シンデレラだから...。七緒くんは、るかちゃんの手の甲に、軽くキスしてもらっていいかな??」
「えっ、はい!!分かりました!」
こういって、七緒は、一瞬目を見開いていたが、やがて琉架の手をとると軽く口をつけた。
七緒が、キスをやめてそっと琉架を上目遣いで見つめた瞬間...スタジオから悲鳴に似た歓声があがった...。そのほとんどは、女性スタッフだった。
「はぁ...。やっぱり七緒くん...くっっっっそ、イケメン!!!!♡」
「やっぱり、るかちゃん可愛いから絵になるわ~!」
思わず声に出し、感想を言っているスタッフに対して、身を固くした琉架に気づいたのか七緒は、握っていた琉架の手をぎゅっと自分の方に引き、琉架にバランスを崩させると、さっと背中に手を回し琉架のことを抱きしめた。
焦っている琉架の耳元で、七緒はそっと囁いた。
「...るかちゃん??ううん、俺の可愛いお姫様...。せっかくの可愛いドレスが、台無しになっちゃうよ??ほら、今はさ、シンデレラの王子様とお姫様になった気分で...撮影ってこと忘れて...周りのことを気にせずに...楽しも??ねぇ。」
「...えっと、はっ、はい。(汗)そうですね...。(笑)では...七緒王子!(七緒さんってこんなキャラなのか...。人って怖ぇ...。)」
こういって、琉架は内心の感情を押し殺して、七緒の顔を見つめると、七緒も琉架のことを見ていたため結果、どちらからともなくニコッと微笑みあう事になった。
それを見ていたその場のスタッフが、おとぎの国へと引き込まれたのか...頬を緩ませて、幸せそうな顔をしていた。
ただ1人...翔真だけは、嵐の中に取り残されて、途方に暮れている人のように、顔を引きつらせて、固まっていた。
おーい、琉架...。お前は、そっちの人間じゃない!!おとぎの国から帰ってこ~い!!!俺の可愛い弟に、これ以上はさせられないよ~!!(泣)と内心叫んで、項垂れていることは、誰も知らないのであった。
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