COLORFUL_WARS

綺羅星宇宙

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2章・試験と過去

血の色を俺達は知っている

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「さて、僕の子達はもうすぐ帰ってくる……」
マルクスは自室で黄昏れながらポツリと呟く
『ナンダ、タノシミジャナェノカ』
継ぎ接ぎのぬいぐるみはマルクスに話しかける
「ははっそうだね複雑だよ僕の子達なら問題ないとは思うけど」
マルクスは暖めた薬草茶を飲んでいる。
「よし!行こうか!」
マルクスは立ち上がり身だしなみを整え始めた。
『がんばれ!カンガレ!』
ぬいぐるみやドール達はマルクスの出発を応援した。


 「そうか……この国でもテストはあるんだよな……」
ロキはうんざりした顔で我が学舎を見る、そこにはほんの数日前通って帰るべき場所である。
「やぁ皆お疲れ様」
マルクスはいつも通りの姿でエース達を出迎えた。
「なんかマルクスさんが久しく思える」
エースはくしゃっと笑いながらマルクスと談笑している
「僕の大切な学徒だからね案内するよ」
そう言うと言われるがままエース達はマルクスについていく、すると大きな建物に辿り着いた。
「ここ、どこ?マルクスさん」
ルージュは首をかしげマルクスに聞いた。
「ここは紅のテスト会場そのテストはーーーーー」
中に入ると各国のテスト生が集まっていた。
「1対1、どちらかが戦闘不能になるまで戦ってもらう真剣勝負さ!」
すると遥か天井から薬玉が垂れており掛け声と同時に一斉に割れた。
「君達なら大丈夫、ね?」
そう言うとマルクスは奥の席に座った。
【オペラ対ローレル】
マルクスの針とドール達の魔方陣にそれぞれ名前が浮かび上がった。
「僕ですか、頑張ります」
オペラは一人会場に立った。
「一番乗りだぜ!」
ローレルは颯爽と柵を跳び越えた。
「第一試合始め!」
その掛け声からすぐローレルはトンファーを構え足場に魔方陣を作り空中を舞いながらオペラ目掛けて戦う
オペラも負けじと距離をあけながら戦うがローレルのスキップには叶わず魔法笛を左トンファーで弾かれローレルの勝利となった。
 
 「2丁ボウガンでどう闘うの?」
メロ対パスカリ戦、パスカリは2丁のボウガンを必死に撃つがメロの槍で弾かれる、身の丈ほどの槍をメロはまるで玩具のように扱っている。
「本来は魔物を狩るようなんだよ!対人戦にはあんまり向いてない!」
パスカリは必死にボウガンを撃ちつづける、するとメロは天井すれすれまで高く飛びパスカリ目掛けて物凄い勢いで落ちてくる。
「ーーー降参しまーす」
へラッと笑いパスカリは両手を情けなくあげた。
『勝者メロ!』
「ねぇ今よけれたでしょアンタの顔が冷たくなるの見逃さなかったから」
メロははみ出しているビキニパンツを調節し不機嫌そうに戻っていった。

【エポメール対リンドウ】
「へぇー墨の国の生徒かーそう言えば墨の国の生徒とあんまり会ってないなぁ」
エースはうんうんと呟きながらも魔剣所有者が1番多いい国の生徒に目が離せないでいた。
すると菖蒲色に竜胆の花柄の“フリソデ”を着た女性が一人ゆらりと歩いてきた。
黒茶のおかっぱ頭は襟足だけ背中ほどあり細身の刀を携えていた。
「俺辞退します」
エポメールは自らの武器を構える前に降参宣言をした。
「なぜ?私ほどでは相手にならないと?」
リンドウは微笑みを崩さずエポメールに問いかける、構えを崩さずに。
「女性は傷付けないポリシーなんでね別のお相手ならいつでも?」
指をワキワキさせてエポメールは勝手に去っていった。

 「あらサクラどうしたの?そんなふて腐れて」
リンドウはチームメイトがいる場所へと戻ってくると同じく墨の国の生徒、サクラがふて腐れていた。
「リンドウまた間違われてる他の国のスパイ候補も大したことないねんな」
桃花色の三つ編み、茶黒色の軍服に軍帽は金色の縁がある。
「まぁまぁ簡単に見破られるとコチラも辛いからさサクラ呼ばれてたよ?」
リンドウは腰を掛けてサクラの三つ編みを手で遊ぶ。
「フンッ!ドコの誰やろーとしばき倒したるわ」
堂々と胸を張りサクラは舞台に立った。
 「アンタかほらやんで」
サクラの対戦相手はミカエルだ。
「墨の国の独特の話し方だな」
ミカエルはキュリムと共に戦う、しかしサクラは遠方から魔法銃で応戦するマスケット型の魔法銃を連射するがその狙いはミカエルではなくキュリムだった。
「……ビンゴや……」
一言そう呟くと弾丸はキュリムに当たキュリムは魔方陣に囚われてしまった。
「!よくも!」
「一瞬の混乱もウチは見逃さんで」
一瞬の混乱と怒りを狂いなくサクラはミカエルの眼鏡の縁を撃ち抜いた。
「はい終了安心しろよ妖精は無事や」
ミカエルは倒れサクラに銃口を額に当てられている。
「はぁ、はぁ……勝負ありがとう」
悔しさの限りを尽くしたが笑顔でサクラに握手を求めた
「……強なれや男やろ」
呆れながらもサクラはミカエルを抱き起こした。

【オフェリア対オリーヴ】
「本当に鍛えているの?」
オフェリアはオリーヴを手錠で拘束した状態で聞く
ボロボロになり天井から吊された数々の手錠にオリーヴは拘束されている。
「私はっずっと……お前よりもっ頑張っ」
途切れ途切れの声でオリーヴは息を吐く。
「頑張ってるかどうか、そんなことよりこうやって闘い負けている、私以外では勝てたのかもしれない、だが勝利が大前提になっている私達にとって今の貴女はとても残念よ」
オフェリアは立ち去り際にオリーヴを解放した瞬間にオリーヴは最後の力を振り絞りオフェリアに攻撃を仕掛けたがオフェリアはあっさりと躱した。

【アリア対レヴィ・エレファス】
「これこれは素適なお嬢さん私とダンスをしませんか?」
猫のような髪の毛はボジョレ色をしておりトランプ柄の髪飾りがいくつかある。
「紫の国の男性はダンスを誘うのがマナーなの?」
アリアはレヴィに対して拳を突き上げようとすると大きなクラブのトランプに防がれてしまった、突然現れたトランプに困惑しているアリアを余所にレヴィは指をパチン!と鳴らしてアリアを切り刻んだ。
「可愛い女の子を見たらダンスを誘うのがマナーだろ?大丈夫かい?あぁ気を失っている」
「アリアは俺が運ぶ大丈夫だ」
エースはアリアをレヴィから引き取ろうとする。
「君はまだ試合が控えているだろ?ウチの魔女を頼んだよ強いから」
そう呟くとレヴィはアリアを医務室に運び始めた。
【ココ対キルシュ】
キルシュはココと互角の戦いを見せていた。
ココが操る太く丈夫な木がキルシュを襲うキルシュも負けじとスケッチで炎を出している。
「ボクは魔法しか取り柄がないけどその分攻守共にバランス良いんだ!」
「そうみたいだね!」
ココは壁を作りキルシュはショコラと共に炎で距離を詰めていく。
『結局は男の子だもん、こうなるよね!』
2人は思いの限り拳を相手にむかって突き上げた。
「この試合、同点により勝者キルシュ、ココ両名!」
「キルシュのやろー無茶しやがって」
ロキはヘラヘラしながらキルシュを見ていた、その表情はどこか安心している。
「ひと皮向けたんじゃない?」
ルージュが鞭を撓らせエース達に告げた
「次ルージュか勝率は?」
エースがルージュに聞くとルージュは香水瓶に口づけをし豊満な谷間と両手首、耳の裏に香水をかけた
「私100パーセント」
投げキッスをしルージュは艶やかな腰付きで趣いた。

【ルージュ対カシス】
「テストの時みたいにはいかないか、俺の圧勝だったのに」
カシスは指輪の場所を調節しながらルージュに聞く
「狭くて小さなベッド、暖かい毛布、リボン…あの時はあなたの圧勝よでも今回はあたしが勝つわ!」
ルージュが鞭を大きく撓らせると火花が散った
「多分俺たちが思ってるテストしたわけじゃないんだろうな……」
「彼女のことだ気にするな」
エースはミカエルに聞いたがミカエルは何も動じていなかった。
「強い女の子は大好きだぜ?」
カシスが床を殴ると床に亀裂が走り亀裂から草木が芽吹きルージュに絡み付く。
「ふんっ!」
ルージュは火薬を投げ鞭で着火していく、草木を焼きながら。
カシス目掛けて火薬を投げ再び着火する
すると黒煙が巻き上がりカシスは噎せた、その瞬間ルージュは鞭でカシスの腕を拘束した。
「お見事……」
へラっと笑いカシスはルージュを見た。
「……疲れた」
「あの時よりも?」
「フフッあの時よりもよ」


【マリア対クリーム】
「古魔法が特異な紫の……しかも魔女と戦えるなんてね~」
クリームは自分のステッキを構えながら言った
「魔女として、恥じぬよう戦います」
マリアは右は マドンネンブラウ色の六等星のステッキを左にはチェリーピンクのハート型のステッキを持ち構えた。
「魔法杖の二刀流なんて始めてみたよ」
クリームも自らのステッキを口に構えた。
「いざ!」
マリアはステッキを舞うように戦いクリームは踊るように避けながら歌っていく。
2人は互角の戦いを見せていたがクリームがマリアに近づき大きな歌声を魔法に乗せた。
「っ!」
マリアは一瞬間怯みクリームに長く変貌したステッキで腰を強打されクリームの勝利となった。
「ごめんね~立てる?」
クリームはマリアに手をさしのべる。
「私も強くならなくては……ありがとうございました」
マリアはクリームの手を取り立ち上がった。


「エース!最後は君だよ!」
マルクスに呼ばれエースは降りていった。
「最後?ロキは?」
エースはマルクスに聞き辺りを見渡す。
「ロキは別件でいないんだよ気になるかい?」
マルクスはいつものニコッとした笑顔でエースに聞く。
「いや、アイツの事だから何か調べたんだろ」
「……このテストの中で君はロキに対して成長したね」
ポツリと呟きエースがどう言った意味か聞く前にマルクスは高らかに叫んだ。
「墨の国ーーーーリュウノスケ!」
唖然としたエースの前にリュウノスケは現れた、紛れもなくリュウノスケである。
「お前……」
「ごめんねー騙してるつもりはなかったんだよ、さ!始めよ?」
リュウノスケは刀を構えた。
「……まぁ良い」
エースは魔剣を構えリュウノスケ目掛けて斬り込んだ。
「くらえ!俺の絶対領域!」
エースは自身の魔剣の能力を使いリュウノスケに火傷を負わせようとしたがリュウノスケが1つのボタンをエースの魔剣に弾き当てた、するとエースの魔剣から魔力が消えた。
「!?」
「大丈夫ソレは一瞬だから」
するとリュウノスケはエースから剣を弾いた、弾かれた剣は宙を舞い床に突き刺さった。
「これにて僕の勝ち」
リュウノスケは羽織を着直してエースの前を歩いていった
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