12 / 27
1日の終わり
しおりを挟む
どんどんどん、と隣の101号室という札がかかった扉を叩く。
「おい、いるか?」
緊迫した声で訊く。すると、ゆっくりと扉が開き気だるそうな目をしたぽっちゃり男子が姿を現す。
「なに?」
特長がない、至って平凡な声でその男子は言う。
「部屋が荒らされたりとかってのは……」
「あるはずないじゃん」
わかりやすく溜息をつき、ぽっちゃり男子は扉をしめた。
その隣、さらに隣と聞き込みを続ける返事は同じ。110号室まで聞いた俺は、自分の部屋へと踵を返す。
これ以上は無駄だ。俺らの大広間から一番近い部屋を襲って、それから隣の部屋を襲わず人に見つかるリスクを背負ってこの廊下を走るとは考えにくい。
たぶん、フフの方も同じ結果だろう。
じゃあ、一体何が目的で俺たちの部屋を襲った?
考えても答えは出ない。
形容しがたいモヤモヤ感を心に抱きながらマリアの待つ100号室に戻ってくる。
「どう……だった?」
下着類はきっちりと片付けたマリアが俺の方をチラリと見て訊く。俺はそれに小さくかぶりを振って答える。
タイミングを計ったかのように、大広間へと繋がる扉が開き、メイド服姿のフフが戻ってくる。
「どうでしたか?」
答えは分かっている。ここ以外襲われてない、というものだろう。
「どこも何ともなかったです」
「やっぱりか」
「ということは、カーミヤくんの方もですか?」
頷き答える。フフは困惑顔を浮かべ、部屋と俺たちを見る。そして、右腕をポンッと左手人差し指で叩く。
「23時11分。カーミヤくんはお風呂に入ってきても良いですよ」
「い、今ですか?」
こんな状況でのんびり風呂なんて入ってられるかよ。
「今だからです。こんな時こそ慌てずいつもの生活を送るのです」
ここにいること自体が普通じゃねぇーって。そう思いながらも、俺は部屋に入りベッドの上に投げ出されたスエットを手に取り、わかりました、と答える。
***
大浴場と言うべきお風呂から上がり、大広間に入るとそこには、顔色を悪くしたマリアがいた。
お風呂の中でぐるぐると頭を回転させ、誰が、何故、を考えたが答えはでず結局分からず仕舞いだ。
「どした?」
ごちゃごちゃ絡まった感情が今にも溢れ出しそうになるのをグッと堪え、俺はマリアに言う。
「私……あんな部屋で寝れないよ」
涙に濡れた声でマリアが零した。そうだ。今まで全く考えてなかったが、俺たちの部屋はあそこなんだ。寝るとなれば、あそこなんだ。
襲撃された寮の襲撃された部屋で寝る。普通の神経じゃなかなか出来ないことだろう。
「そう……だよな」
力なく零す。マリアはただ俯いたままでいる。
「それは大丈夫です。今部屋の準備が完了しました。今日からしばらくは今までは物置部屋として使われていた222号室を使って頂きますので」
額には薄らと汗が見える。恐らくは必死に準備してくれたのだろう。
「ありがとうございます」
「いえ、寮母ですから」
優しく微笑んだフフは、こちらですと案内を始める。
俺とマリアはその後に続く。淡々と歩くフフの後に不確かな足取りで続く。
自分たちで思っている以上に、部屋が荒らされるというのはダメージが大きかった。
「大丈夫ですか?」
そんな俺たちを見かねてか、フフはそう訊いてくる。
「大丈夫ですよ」
そう答えるも、俺の声は震えている。全然大丈夫じゃねぇ……。くっそ……、ダセェな……。
「ここです」
それからフフは俺たちに話しかけること無く222号室まで案内した。
内装は100号室と瓜二つ。
だから今回は説明も要らない。
「この事件、しばらくの間他言しないで下さい」
フフは最後にそう告げ、頭を下げた。そして俺たちの前から姿を消す。要するに箝口令を敷かれたのだ。
臨時的に俺たちの部屋となった222号室に入り、俺は左側のベッドに転がる。
ゆっくりと、怯えたような足取りでマリアも部屋に入ってくる。そしてそっと、右側のベッドに俺の方を見て腰をかける。まだ消灯時間までは少しあるので、電気はついている。
「ねぇ……」
「なんだ?」
呼びかけに応じるも、マリアはそこで言葉を止める。部屋には一瞬にして静寂が訪れる。そして、緊迫した声が放たれる。
「……どうして私たちの部屋だったの?」
「分かんねぇよ」
分かるはずがねぇ。分かるなら知りたい。
「怖いか?」
しかし、マリアの表情があまりに酷く揺れていたので俺は思わず口からそんな言葉を洩らした。
「……うん」
「そうか」
震える声が俺の心を掻き立てる。救いたい。そう思ってしまう。でも、俺にそんな力があるのか……?
魔法もろくに使えない。何かの拍子に戦闘になったり、魔法をかけられたり……そんなことになればすべては水の泡だ。
「なぁ」
今度は俺から声をかける。
「……」
だが返事は返ってこない。だからと言って言葉をとめる気はなく、俺は続ける。
「何か盗られてるものあったか?」
俺の問いにマリアは小さくかぶりを振り、盗られてないという意を示す。
「そうか……」
じゃあ本当に……どういう目的で俺たちの部屋を襲ったんだ?
「誰かの恨みをかったなんてことあるか?」
「……ないと思う」
細々とか弱い声でマリアは答える。その時、寮全体にアナウンスが鳴る。声の主はフフだろう。
「消灯時間5分前です」
どこから鳴ったのかは分からない。部屋のどこにもスピーカーなど見当たらないのだ。だから多分、魔法なのだろう。
「なんで俺たちの部屋が襲われたんだと思う?」
アナウンスがあってからしばらくの沈黙を経て、俺は訊いた。もう消灯されるまで3分も残ってないだろう。だが俺は、ここでベッドに転がった体を起こし、ベッドに腰掛けるマリアと向き合う。
「なぁ、アンタの考えを教えてくれ……」
「……分からない……」
「俺のせいって言わないのか?」
考えた結果、俺が異世界から来たとこが原因なのか、と思った。俺のせいで部屋が襲われて、マリアが怖い思いをしたのではないかと。仮にマリアがその考えに至ってたとして、俺を責めないのは何故なのか。
「カーミヤくんのせい、なんて言わない。それに異世界から来たってこと知ってる人の方が少ないと思うよ?」
フフのそれよりも優しい声で、マリアは俺に告げた。瞬間、俺の心に暖かい何かが染み込んできた。気を抜くと危うく涙を零してしまいそうになるほどで、それを誤魔化すために俺は大きく息を吐き捨てた。
その時、電気が消えた。向き合ってた互いの顔すら見えなくなるほど真っ暗になる。互いの顔が見えなくなる。
「ありがとな」
だから俺はそう言った。顔が見えないからこそ、言えた。
面と向かってなんて恥ずかしすぎる……。
「今……なんて?」
マリアは少し驚いたような声を洩らした。俺はそれを無視して、呟く。
「でも、それなら……」
それから再度体をベッドに預ける。
「どうしたの?」
「ちょっと……事件について考えてただけだ。気にすんな」
その後、マリアは俺に対して何か言ってたような気がした。でも俺はそれを耳に入れること無く、頭を働かせた。
一体、どうして、なんで……。何も出来なかった自分へと憤りに、驚く。俺は何かについて調べたり、考えたりすることが嫌いだ。特に……、小学校や中学校の夏休み課題、自由研究なんてものは大がつくのほど嫌いだった。
それが今は犯人を見つけてやるって気持ちがある。ほんと、俺らしくない。
そんなことを考えているうちに、隣からすぅーすぅー、と心地よさそうな寝息が聞こえてきた。
「寝たんだな……」
チラッと顔をマリアが眠る方へと向ける。暗順応した視界が、蒼色の瞳はきっちりと閉じられ、上唇と下唇の僅かな隙間から吐息がこぼれる。
「俺も寝るか」
天井に視線を向けてから、目を閉じる。夕寝をしてしまってるから寝れないか、と不安になったが要らぬ心配だった。
目を閉じた瞬間、急激な眠気が襲ってきたのだ。
襲ってきた眠気に従う。
──こうして俺は、転生初日を終えた。一日目から、いきなり与えられた部屋を荒らされるという事件に巻き込まれたが、どうにか乗り越えられた。
明日からは授業にも参加するようだ。
そこで俺は、眠りに落ちた。
「おい、いるか?」
緊迫した声で訊く。すると、ゆっくりと扉が開き気だるそうな目をしたぽっちゃり男子が姿を現す。
「なに?」
特長がない、至って平凡な声でその男子は言う。
「部屋が荒らされたりとかってのは……」
「あるはずないじゃん」
わかりやすく溜息をつき、ぽっちゃり男子は扉をしめた。
その隣、さらに隣と聞き込みを続ける返事は同じ。110号室まで聞いた俺は、自分の部屋へと踵を返す。
これ以上は無駄だ。俺らの大広間から一番近い部屋を襲って、それから隣の部屋を襲わず人に見つかるリスクを背負ってこの廊下を走るとは考えにくい。
たぶん、フフの方も同じ結果だろう。
じゃあ、一体何が目的で俺たちの部屋を襲った?
考えても答えは出ない。
形容しがたいモヤモヤ感を心に抱きながらマリアの待つ100号室に戻ってくる。
「どう……だった?」
下着類はきっちりと片付けたマリアが俺の方をチラリと見て訊く。俺はそれに小さくかぶりを振って答える。
タイミングを計ったかのように、大広間へと繋がる扉が開き、メイド服姿のフフが戻ってくる。
「どうでしたか?」
答えは分かっている。ここ以外襲われてない、というものだろう。
「どこも何ともなかったです」
「やっぱりか」
「ということは、カーミヤくんの方もですか?」
頷き答える。フフは困惑顔を浮かべ、部屋と俺たちを見る。そして、右腕をポンッと左手人差し指で叩く。
「23時11分。カーミヤくんはお風呂に入ってきても良いですよ」
「い、今ですか?」
こんな状況でのんびり風呂なんて入ってられるかよ。
「今だからです。こんな時こそ慌てずいつもの生活を送るのです」
ここにいること自体が普通じゃねぇーって。そう思いながらも、俺は部屋に入りベッドの上に投げ出されたスエットを手に取り、わかりました、と答える。
***
大浴場と言うべきお風呂から上がり、大広間に入るとそこには、顔色を悪くしたマリアがいた。
お風呂の中でぐるぐると頭を回転させ、誰が、何故、を考えたが答えはでず結局分からず仕舞いだ。
「どした?」
ごちゃごちゃ絡まった感情が今にも溢れ出しそうになるのをグッと堪え、俺はマリアに言う。
「私……あんな部屋で寝れないよ」
涙に濡れた声でマリアが零した。そうだ。今まで全く考えてなかったが、俺たちの部屋はあそこなんだ。寝るとなれば、あそこなんだ。
襲撃された寮の襲撃された部屋で寝る。普通の神経じゃなかなか出来ないことだろう。
「そう……だよな」
力なく零す。マリアはただ俯いたままでいる。
「それは大丈夫です。今部屋の準備が完了しました。今日からしばらくは今までは物置部屋として使われていた222号室を使って頂きますので」
額には薄らと汗が見える。恐らくは必死に準備してくれたのだろう。
「ありがとうございます」
「いえ、寮母ですから」
優しく微笑んだフフは、こちらですと案内を始める。
俺とマリアはその後に続く。淡々と歩くフフの後に不確かな足取りで続く。
自分たちで思っている以上に、部屋が荒らされるというのはダメージが大きかった。
「大丈夫ですか?」
そんな俺たちを見かねてか、フフはそう訊いてくる。
「大丈夫ですよ」
そう答えるも、俺の声は震えている。全然大丈夫じゃねぇ……。くっそ……、ダセェな……。
「ここです」
それからフフは俺たちに話しかけること無く222号室まで案内した。
内装は100号室と瓜二つ。
だから今回は説明も要らない。
「この事件、しばらくの間他言しないで下さい」
フフは最後にそう告げ、頭を下げた。そして俺たちの前から姿を消す。要するに箝口令を敷かれたのだ。
臨時的に俺たちの部屋となった222号室に入り、俺は左側のベッドに転がる。
ゆっくりと、怯えたような足取りでマリアも部屋に入ってくる。そしてそっと、右側のベッドに俺の方を見て腰をかける。まだ消灯時間までは少しあるので、電気はついている。
「ねぇ……」
「なんだ?」
呼びかけに応じるも、マリアはそこで言葉を止める。部屋には一瞬にして静寂が訪れる。そして、緊迫した声が放たれる。
「……どうして私たちの部屋だったの?」
「分かんねぇよ」
分かるはずがねぇ。分かるなら知りたい。
「怖いか?」
しかし、マリアの表情があまりに酷く揺れていたので俺は思わず口からそんな言葉を洩らした。
「……うん」
「そうか」
震える声が俺の心を掻き立てる。救いたい。そう思ってしまう。でも、俺にそんな力があるのか……?
魔法もろくに使えない。何かの拍子に戦闘になったり、魔法をかけられたり……そんなことになればすべては水の泡だ。
「なぁ」
今度は俺から声をかける。
「……」
だが返事は返ってこない。だからと言って言葉をとめる気はなく、俺は続ける。
「何か盗られてるものあったか?」
俺の問いにマリアは小さくかぶりを振り、盗られてないという意を示す。
「そうか……」
じゃあ本当に……どういう目的で俺たちの部屋を襲ったんだ?
「誰かの恨みをかったなんてことあるか?」
「……ないと思う」
細々とか弱い声でマリアは答える。その時、寮全体にアナウンスが鳴る。声の主はフフだろう。
「消灯時間5分前です」
どこから鳴ったのかは分からない。部屋のどこにもスピーカーなど見当たらないのだ。だから多分、魔法なのだろう。
「なんで俺たちの部屋が襲われたんだと思う?」
アナウンスがあってからしばらくの沈黙を経て、俺は訊いた。もう消灯されるまで3分も残ってないだろう。だが俺は、ここでベッドに転がった体を起こし、ベッドに腰掛けるマリアと向き合う。
「なぁ、アンタの考えを教えてくれ……」
「……分からない……」
「俺のせいって言わないのか?」
考えた結果、俺が異世界から来たとこが原因なのか、と思った。俺のせいで部屋が襲われて、マリアが怖い思いをしたのではないかと。仮にマリアがその考えに至ってたとして、俺を責めないのは何故なのか。
「カーミヤくんのせい、なんて言わない。それに異世界から来たってこと知ってる人の方が少ないと思うよ?」
フフのそれよりも優しい声で、マリアは俺に告げた。瞬間、俺の心に暖かい何かが染み込んできた。気を抜くと危うく涙を零してしまいそうになるほどで、それを誤魔化すために俺は大きく息を吐き捨てた。
その時、電気が消えた。向き合ってた互いの顔すら見えなくなるほど真っ暗になる。互いの顔が見えなくなる。
「ありがとな」
だから俺はそう言った。顔が見えないからこそ、言えた。
面と向かってなんて恥ずかしすぎる……。
「今……なんて?」
マリアは少し驚いたような声を洩らした。俺はそれを無視して、呟く。
「でも、それなら……」
それから再度体をベッドに預ける。
「どうしたの?」
「ちょっと……事件について考えてただけだ。気にすんな」
その後、マリアは俺に対して何か言ってたような気がした。でも俺はそれを耳に入れること無く、頭を働かせた。
一体、どうして、なんで……。何も出来なかった自分へと憤りに、驚く。俺は何かについて調べたり、考えたりすることが嫌いだ。特に……、小学校や中学校の夏休み課題、自由研究なんてものは大がつくのほど嫌いだった。
それが今は犯人を見つけてやるって気持ちがある。ほんと、俺らしくない。
そんなことを考えているうちに、隣からすぅーすぅー、と心地よさそうな寝息が聞こえてきた。
「寝たんだな……」
チラッと顔をマリアが眠る方へと向ける。暗順応した視界が、蒼色の瞳はきっちりと閉じられ、上唇と下唇の僅かな隙間から吐息がこぼれる。
「俺も寝るか」
天井に視線を向けてから、目を閉じる。夕寝をしてしまってるから寝れないか、と不安になったが要らぬ心配だった。
目を閉じた瞬間、急激な眠気が襲ってきたのだ。
襲ってきた眠気に従う。
──こうして俺は、転生初日を終えた。一日目から、いきなり与えられた部屋を荒らされるという事件に巻き込まれたが、どうにか乗り越えられた。
明日からは授業にも参加するようだ。
そこで俺は、眠りに落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
凡夫転生〜異世界行ったらあまりにも普通すぎた件〜
小林一咲
ファンタジー
「普通がいちばん」と教え込まれてきた佐藤啓二は、日本の平均寿命である81歳で平凡な一生を終えた。
死因は癌だった。
癌による全死亡者を占める割合は24.6パーセントと第一位である。
そんな彼にも唯一「普通では無いこと」が起きた。
死後の世界へ導かれ、女神の御前にやってくると突然異世界への転生を言い渡される。
それも生前の魂、記憶や未来の可能性すらも次の世界へと引き継ぐと言うのだ。
啓二は前世でもそれなりにアニメや漫画を嗜んでいたが、こんな展開には覚えがない。
挙げ句の果てには「質問は一切受け付けない」と言われる始末で、あれよあれよという間に異世界へと転生を果たしたのだった。
インヒター王国の外、漁業が盛んな街オームで平凡な家庭に産まれ落ちた啓二は『バルト・クラスト』という新しい名を受けた。
そうして、しばらく経った頃に自身の平凡すぎるステータスとおかしなスキルがある事に気がつく――。
これはある平凡すぎる男が異世界へ転生し、その普通で非凡な力で人生を謳歌する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる