山に捨てられた元伯爵令嬢、隣国の王弟殿下に拾われる

しおの

文字の大きさ
24 / 43

24※

しおりを挟む
 クッタリしているわたしは息を整えている。彼はわたしを後ろから抱きしめたままだ。
 気持ちよすぎて癖になる。もう彼なしじゃ生きていけないかもしれない。
 まだ入ったままの彼のモノを抜こうと身じろぎしたら気持ちいいところに当たったみたいで思わず声が漏れる。
「んっ」
 その瞬間みるみるうちに元気を取り戻した彼。
「え?」
 またひっくり返され、驚いて彼の顔を見るとニヤリと笑っていて。
「我慢した分頑張ってもらわないと」
 再び動き始める彼にまたまた喘がされ続け、結局日が昇るまで貪られ続けた。




 目を覚ますともう夕方で、日が暮れ始めていた。
 体のあちこちが痛い……
 そんなわたしを満足そうにみている彼を睨みつけていた。
 全く動けずベッドの上で生活をする。そんなわたしを甲斐甲斐しく世話をする彼は実に楽しそうだ。

「さ、お風呂へ行こうか」
 わたしを横抱きにして浴室へ連れて行ってくれた。
 椅子に座らされると、なんだかあそこから何かが溢れた感覚がある。なんだろうと思い見るとそこには白濁した液。
 これって……
「あぁ、まだ残っていたか」
 彼はそういい、わたしのナカに指を入れる。
「ちょっ、なんでっ」
「掻き出さないと腹痛くなるぞ」
 そういえば聞いたことがある。ちゃんと出さないと体調が悪くなることがあるらしい。自分でやる勇気はないから諦めて彼にやってもらうことにする。
 や、そうしたんだけど……!
「あっ、ちょっと!」
 掻き出すだけなのに感じてしまう。というか、指を三本も入れてバラバラ動かしている。これ、遊んでるでしょ!
「どうした?掻き出すだけなのに感じてんのか」
 意地悪な笑顔を貼り付けた彼をみてわざとだと確信する。
 彼を腕で押しのけようとするも力が入らない。抵抗しようがなかった。
 そのまま浴槽へ連れて行かれて後ろから抱き抱えられた状態でお湯に浸かる。
 彼のモノが当たっていて。わたしの腰を掴み浮かせるとそのまま下へ一気に腰を下ろす。
「んあっ」
 朝まで致していたためか奥を突かれるとすぐに感じてしまう。ズンズンとしたから突き上げられて喘ぐことしかできない。
「あ、やだっ、っっっ」
 体がびくびくと跳ね上がり、イってしまった。彼も同時に精を吐き出す。のぼせかかっていたのもあり、そのまま意識を失った。




 その日から毎晩彼に抱かれている。二日に一回は朝まで抱かれ続け、わたしはへろへろだ。
 こんなに抱かれていたら子供ができてしまう。前世でも結婚前の妊娠はあまり世間ではよく思われない。彼は、この国の王族で、なおさらなのではないだろうか。

「ねぇノア様。わたし達はまだ婚約段階なんですよね?」
 わたしを自分の足の間に座らせ、頭を撫でている彼に問う。
「そうだな」
「こんなにしてたら、子供できちゃうと思うんですけど……」
 頭を撫でている手をとめ、わたしを抱き締める。
「子供、欲しくないのか」
「いや、そうじゃなくて……結婚していないのに子供ができるのは……」
「早く結婚できていいじゃないか。俺は君との子供なら欲しい」
 頬が赤く染まる。そんなわたしの顎を掴み彼の方を向かせられ、キスされる。
「早く結婚したい。兄上にもう一度直談判してくるか」
 本当にわたしを心から好きでいてくれると実感できる言葉に、嬉しくなる。
「わたしもです」
 その言葉がいけなかったのだろう。わたしは二日連続で朝まで抱かれてしまった。

 起きては抱かれ、気絶して起きたらまた抱かれ。そんな日々を過ごしていたわたしにある日王宮からの手紙が届いた。





「……行きたくないんだが」
 ポツリとこぼす彼にお義兄様はすかさず突っ込む。
「仕事です。各国から要人が集まるんですからノア様が出るのは必然でしょう」
 そう、どうやら各国から要人が集まっての大規模な夜会のようだ。その際、どうやらわたし達の婚約発表がされるそう。
「そうですよ。婚約発表もあるならいかないと……」
 わたしも透かさずフォローする。一応わたし達のお披露目なのだ。すっぽかすなんてできない。
「嫌な予感がする。クレバーも連れていくか」
 流石に王宮は警備は万全だと思うんだけど……

 そんなこんなで王宮の夜会へ参加する準備を始めたのだった。
 ちなみに前日は夜のお誘いは断った。ものすごい顔で抗議されて、加減するって言われたけど、きっと動けなくなるに違いない。どうにか断ってその日は久しぶりに一人で寝た。





 さすが王宮、全てが煌びやかで豪華だ。名前を呼ばれ入場するといろんな人の視線が突き刺さる。思わずビクッと肩を揺らすと、彼は肩を抱いてくれて。そのまま王族のいるところまで連れて行かれた。

「婚約おめでとう、ノア」
 陛下と王妃様がお祝いを述べてくれる。彼はそんな陛下に
「早く結婚させろ」
 と要求している。
 そんな彼に困った表情をした陛下が、時期はだいぶはやめているからもう少し待ってほしいと告げていた。いろいろあるのだろう。王族って大変だなって人ごとのように思っていた。

 彼についてあちこち挨拶する。その中にはマルクスさんの姿も見えて驚いた。
「マルクスさん?どうしてこちらに」
 マルクスさんはわたしの生家のあるグロリア国の商人だったはずだ。
「実は縁あってこちらに来ているのです。王弟殿下にお世話になりまして」
 どうやら彼がマルクスさんのことを気に入って贔屓にしているのだという。その噂が広まり、今ではアルメリア国一の商会にまでなったんだとか。
「そういえば、気をつけてくださいね。彼、ここに来てますよ」
 マルクスさんのいう彼とは誰だろうか。首を傾げていると、ルカ様が来た。
「ノア様は少し外すようですので、私がそばにいます。離れないように」
 そう言われたけれど御手洗いに行きたくなってしまい、ルカ様に断って向かった。扉前で待機してくれているみたい。 
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

最後の夜

ざっく
恋愛
明日、離縁される。 もう、一年前から決まっていたこと。 最後に一人で酒盛りしていたシルヴィーは、夫が隣に部屋に戻ってきていることに気が付いた。最後なのに、顔も見せない夫に腹が立って、シルヴィーは文句を言うために、初めて夫の部屋のドアをノックした。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

能力持ちの若き夫人は、冷遇夫から去る

基本二度寝
恋愛
「婚姻は王命だ。私に愛されようなんて思うな」 若き宰相次官のボルスターは、薄い夜着を纏って寝台に腰掛けている今日妻になったばかりのクエッカに向かって言い放った。 実力でその立場までのし上がったボルスターには敵が多かった。 一目惚れをしたクエッカに想いを伝えたかったが、政敵から彼女がボルスターの弱点になる事を悟られるわけには行かない。 巻き込みたくない気持ちとそれでも一緒にいたいという欲望が鬩ぎ合っていた。 ボルスターは国王陛下に願い、その令嬢との婚姻を王命という形にしてもらうことで、彼女との婚姻はあくまで命令で、本意ではないという態度を取ることで、ボルスターはめでたく彼女を手中に収めた。 けれど。 「旦那様。お久しぶりです。離縁してください」 結婚から半年後に、ボルスターは離縁を突きつけられたのだった。 ※復縁、元サヤ無しです。 ※時系列と視点がコロコロゴロゴロ変わるのでタイトル入れました ※えろありです ※ボルスター主人公のつもりが、端役になってます(どうしてだ) ※タイトル変更→旧題:黒い結婚

売られた先は潔癖侯爵とその弟でした

しゃーりん
恋愛
貧乏伯爵令嬢ルビーナの元に縁談が来た。 潔癖で有名な25歳の侯爵である。 多額の援助と引き換えに嫁ぐことになった。 お飾りの嫁になる覚悟のもと、嫁いだ先でのありえない生活に流されて順応するお話です。

【完結】王子から婚約解消されましたが、次期公爵様と婚約して、みんなから溺愛されています

金峯蓮華
恋愛
 ヴィオレッタは幼い頃から婚約していた第2王子から真実の愛を見つけたと言って、婚約を解消された。  大嫌いな第2王子と結婚しなくていいとバンザイ三唱していたら、今度は年の離れた。筆頭公爵家の嫡男と婚約させられた。  のんびり過ごしたかったけど、公爵夫妻と両親は仲良しだし、ヴィオレッタのことも可愛がってくれている。まぁいいかと婚約者生活を過ごしていた。  ヴィオレッタは婚約者がプチヤンデレなことには全く気がついてなかった。  そんな天然気味のヴィオレッタとヴィオレッタ命のプチヤンデレユリウスの緩い恋の物語です。  ゆるふわな設定です。  暢気な主人公がハイスペプチヤンデレ男子に溺愛されます。  R15は保険です。

「俺にしがみつくのはやめろ」と言われて恋が覚めたので、しがみつかずにリリースします。相容れないとほざくあなたは、今、私に捨てられましたわ

西野歌夏
恋愛
前世でフラれた記憶を思いだしたフローラ・ガトバンは、18歳の伯爵令嬢だ。今まさにデジャブのように同じ光景を見ていた。 エイトレンスのアルベルト王太子にまつわるストーリーです。 ※の付いたタイトルは、あからさまな性的表現を含みます。苦手な方はお気をつけていただければと思います。 2025.5.29 完結いたしました。

【完結】お父様(悪人顔・強面)似のウブな辺境伯令嬢は白い?結婚を望みます。

カヨワイさつき
恋愛
魔物討伐で功績を上げた男勝りの辺境伯の5女は、"子だねがない"とウワサがある王子と政略結婚結婚する事になってしまった。"3年間子ども出来なければ離縁出来る・白い結婚・夜の夫婦生活はダメ"と悪人顔で強面の父(愛妻家で子煩悩)と約束した。だが婚姻後、初夜で……。

『完結・R18』公爵様は異世界転移したモブ顔の私を溺愛しているそうですが、私はそれになかなか気付きませんでした。

カヨワイさつき
恋愛
「えっ?ない?!」 なんで?! 家に帰ると出し忘れたゴミのように、ビニール袋がポツンとあるだけだった。 自分の誕生日=中学生卒業後の日、母親に捨てられた私は生活の為、年齢を偽りバイトを掛け持ちしていたが……気づいたら見知らぬ場所に。 黒は尊く神に愛された色、白は"色なし"と呼ばれ忌み嫌われる色。 しかも小柄で黒髪に黒目、さらに女性である私は、皆から狙われる存在。 10人に1人いるかないかの貴重な女性。 小柄で黒い色はこの世界では、凄くモテるそうだ。 それに対して、銀色の髪に水色の目、王子様カラーなのにこの世界では忌み嫌われる色。 独特な美醜。 やたらとモテるモブ顔の私、それに気づかない私とイケメンなのに忌み嫌われている、不器用な公爵様との恋物語。 じれったい恋物語。 登場人物、割と少なめ(作者比)

処理中です...