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秘密とは、思いもしないタイミングでバレてしまうモノらしい。私はジイチャンバアチャンの本気を甘く見積もり、失敗したっぽい。
私が作ったのは、絵や文字を浮き彫りに彫るのが面倒で、インクを無駄遣いして白抜きの文字や白抜きの簡単な絵を印刷出来る木版画擬きで作った本擬きだったのだが、その擬きをバアチャン達がジイチャン達を巻き込み本格的なモノへを進化させ、江戸時代の瓦版レベルの印刷技術で再現してくれたのがBのLな本、前世の世界での俗に言う[薄い本]である。
但し、その薄い本。ジイチャン達の匠の技でヤベエクオリティーと成って再現、製本され、重厚感のあるハードカバーの厚い本仕様と成りて、人目に触れる道具屋にて販売中。私が紹介した商品を買いに行ったとある人達がそれを手に取り…(以下略)…と言うのが現状である……。
御蔭で私は道具屋に呼び出され、ジャンル毎に区分けされたBのLな物語専用本棚の前にて正座させられ、元王子から御説教を食らう事に成っている。
「村の識字率に貢献した事は良しとしよう」
「あははw」
「だが、しかし!文章の内容や、この挿絵は駄目だろう!」
ジョージは比較的マシで、挿絵のエロが控えめな描写のページを私に見せてくれた。
「…(それは、私の犯行ではない…けど…)…手書きじゃなく印刷ですか?珍しいですね♪(その挿絵は、眼福モノですけども!)」
そして、私は文章を斜め読みして事態を納得する。はい、ごめんなさい!それの原書は私が書きました。
「…この本だが…フィリップが村の御婦人達から聴取した結果…、最初に作り始めたのはオマエであると言う証言が多数出ているそうだが、身に覚えは無いか?」
「…(身に覚えしかないけど、誤魔化せるかな?)…、確かに前段階の稚拙なモノを作ったのは私です……」
直後、道具屋で販売してた日記帳や簡易なメモ用紙等を「こんなのを御小遣い稼ぎで作りました」と見せて、多少(?)の誤解はあれど、一時的に上手に誤魔化す事が出来ました。が…、数日後…原稿を引き取りに来たバアチャンが帰り道で元王子御一行に捕まり、私の犯行がバレました……。
…の…後日……。
「何処で若道を知った?」
「…(若衆道と一緒の事かな?)…、砦の中では日常茶飯事ですが?」
「環境か?環境が悪かったのか?他に子供や若者が存在していない環境だから、他に楽しみも無く耳年増に成ったのか?」
「…(異世界にも耳年増って概念が存在してたんだねぇ~)…」
「今からでも遅くない!子供の居る村や町に引っ越せ!」
「断る!そして、そもそもが無理な御話ですね♪」
砦に飛ばされて来ていた者達に子供との接点は無く、隣接する村に残った住民は子や孫のいない高齢者。(小孫を持つ村人は、早々に近くの街道沿いの村に移住済み)元王子達が飛ばされて来るまで十代や、若い御子様との接点がある者が極端に少なかった為、私に対して違和感を感じる者が存在しなかったけど、元王子様御一行の御蔭で今後、普通の子供の扱いして貰え無く成ってしまいそうである。
まぁ、もしも、身近に他に子供が居てたら、子供は違いに敏感だから、早々に仲間外れにされてボッチ確定。その影響で大人や老人にも忌避られただろうから、今の環境に感謝しなきゃなんだよな。
「何故だ!」
「私が子供だからさ!」
「は?」
「これだから、甘やかされた坊ちゃんは困るんだよねぇ~、知らないの?何処の世界でも無力な子供に人権は無いんだよ?力や発言力の無い子供は、大人や目上の存在の考える常識に引っ張りまわされ、押さえ付けられ、時には自由を奪われ、虐げられられるモノなのさ♪」
「流石にそんな事は無いだろ?」
「はぁ?アンタだって、今、私を格下だと認識して命令しようとした癖に!」
「……」
よっしゃー!上手に黙らせれた!!こっから先のイニシアチブは私のモノだな♪と、言う事で、私は言ったら不味い事に成りそうな理由を伏せて、自分が今、ジイチャン達やバアチャン達に良くして貰って幸せである事を語り、BのLな本の事を有耶無耶にして事なきを得た。
この時、ジョージが単純な性格で良かった。と思ったのは、言うまでも無いだろう。
・・・その後、これぞホントの後日談・・・
財務官僚の息子フィリップには色々と気付かれた。
人が良さそうなのに腹黒と言う設定、俗に言うギャップ萌えを推す読者様達から得たステータス値と、持ち前の商売に対する嗅覚でBのLな本を作るに至った経緯を嗅ぎ付けられてしまったのだ。
「キャラ・ハ譲?理解者以外には黙ってて欲しい?」
「そうですね」
「植物紙を作る技術、版画に寄る印刷技術、それを綺麗に成型する製本技術、全て素晴らしい技術だね♪」
「村民の技術ですが…ありがとうございます?」
「口止め料は、技術の供与で如何だろう?」
「活動を辞めさせたりは?」
「しないよ」
「それでは、絵師のバアチャン達も含めて御紹介して進ぜましょう!」
「交渉成立だね♪業務提携も視野に入れて、御祝いに話のネタを融通してあげるよ」
「と、言う事は、BのLな本の販売もOKですか?」
「売れるモノは、大歓迎さ♪」
「ありがとうございます!」
こうして、私は作者として村人以外からも推される立場を確立して行くのだが…、しかし…、作者が推しキャラに勝てる事は無く…、有る意味で窮地に立たされる未来があると言う事に気付くのは数年後…、BのLな本の作者が増え、BのLな本が王立図書館にも進出してしまった頃の御話である……。
とある日の出来事。BのLな本で推しとされ、ステータスアップして地位を得たジョージが、私の前に立ちはだかった。
「キャラ・ハ譲、御話があります」
「はい、何でしょう?」
「コレを描いたのはオマエ等か?」
「…(やっべ、モデルにバレてもた…、BのLな本にまで手を出したらアカンかったやも知れんなぁ…、こんな事ならファンタジー利用して田畑を開拓しいて、時に罠掛けして魔物を食べるスローライフだけを楽しんどくべきやったかもしれん…)…」
この後の事は、御想像に御任せしよう。
そして、教訓。
気を付けよう!推し活のある世界で一番強いモノは、同人誌の作者等の推し活をするモノでは無く、単品で推されるモノ、推されている存在である事を忘れてはいけない。
・・・end・・・
私が作ったのは、絵や文字を浮き彫りに彫るのが面倒で、インクを無駄遣いして白抜きの文字や白抜きの簡単な絵を印刷出来る木版画擬きで作った本擬きだったのだが、その擬きをバアチャン達がジイチャン達を巻き込み本格的なモノへを進化させ、江戸時代の瓦版レベルの印刷技術で再現してくれたのがBのLな本、前世の世界での俗に言う[薄い本]である。
但し、その薄い本。ジイチャン達の匠の技でヤベエクオリティーと成って再現、製本され、重厚感のあるハードカバーの厚い本仕様と成りて、人目に触れる道具屋にて販売中。私が紹介した商品を買いに行ったとある人達がそれを手に取り…(以下略)…と言うのが現状である……。
御蔭で私は道具屋に呼び出され、ジャンル毎に区分けされたBのLな物語専用本棚の前にて正座させられ、元王子から御説教を食らう事に成っている。
「村の識字率に貢献した事は良しとしよう」
「あははw」
「だが、しかし!文章の内容や、この挿絵は駄目だろう!」
ジョージは比較的マシで、挿絵のエロが控えめな描写のページを私に見せてくれた。
「…(それは、私の犯行ではない…けど…)…手書きじゃなく印刷ですか?珍しいですね♪(その挿絵は、眼福モノですけども!)」
そして、私は文章を斜め読みして事態を納得する。はい、ごめんなさい!それの原書は私が書きました。
「…この本だが…フィリップが村の御婦人達から聴取した結果…、最初に作り始めたのはオマエであると言う証言が多数出ているそうだが、身に覚えは無いか?」
「…(身に覚えしかないけど、誤魔化せるかな?)…、確かに前段階の稚拙なモノを作ったのは私です……」
直後、道具屋で販売してた日記帳や簡易なメモ用紙等を「こんなのを御小遣い稼ぎで作りました」と見せて、多少(?)の誤解はあれど、一時的に上手に誤魔化す事が出来ました。が…、数日後…原稿を引き取りに来たバアチャンが帰り道で元王子御一行に捕まり、私の犯行がバレました……。
…の…後日……。
「何処で若道を知った?」
「…(若衆道と一緒の事かな?)…、砦の中では日常茶飯事ですが?」
「環境か?環境が悪かったのか?他に子供や若者が存在していない環境だから、他に楽しみも無く耳年増に成ったのか?」
「…(異世界にも耳年増って概念が存在してたんだねぇ~)…」
「今からでも遅くない!子供の居る村や町に引っ越せ!」
「断る!そして、そもそもが無理な御話ですね♪」
砦に飛ばされて来ていた者達に子供との接点は無く、隣接する村に残った住民は子や孫のいない高齢者。(小孫を持つ村人は、早々に近くの街道沿いの村に移住済み)元王子達が飛ばされて来るまで十代や、若い御子様との接点がある者が極端に少なかった為、私に対して違和感を感じる者が存在しなかったけど、元王子様御一行の御蔭で今後、普通の子供の扱いして貰え無く成ってしまいそうである。
まぁ、もしも、身近に他に子供が居てたら、子供は違いに敏感だから、早々に仲間外れにされてボッチ確定。その影響で大人や老人にも忌避られただろうから、今の環境に感謝しなきゃなんだよな。
「何故だ!」
「私が子供だからさ!」
「は?」
「これだから、甘やかされた坊ちゃんは困るんだよねぇ~、知らないの?何処の世界でも無力な子供に人権は無いんだよ?力や発言力の無い子供は、大人や目上の存在の考える常識に引っ張りまわされ、押さえ付けられ、時には自由を奪われ、虐げられられるモノなのさ♪」
「流石にそんな事は無いだろ?」
「はぁ?アンタだって、今、私を格下だと認識して命令しようとした癖に!」
「……」
よっしゃー!上手に黙らせれた!!こっから先のイニシアチブは私のモノだな♪と、言う事で、私は言ったら不味い事に成りそうな理由を伏せて、自分が今、ジイチャン達やバアチャン達に良くして貰って幸せである事を語り、BのLな本の事を有耶無耶にして事なきを得た。
この時、ジョージが単純な性格で良かった。と思ったのは、言うまでも無いだろう。
・・・その後、これぞホントの後日談・・・
財務官僚の息子フィリップには色々と気付かれた。
人が良さそうなのに腹黒と言う設定、俗に言うギャップ萌えを推す読者様達から得たステータス値と、持ち前の商売に対する嗅覚でBのLな本を作るに至った経緯を嗅ぎ付けられてしまったのだ。
「キャラ・ハ譲?理解者以外には黙ってて欲しい?」
「そうですね」
「植物紙を作る技術、版画に寄る印刷技術、それを綺麗に成型する製本技術、全て素晴らしい技術だね♪」
「村民の技術ですが…ありがとうございます?」
「口止め料は、技術の供与で如何だろう?」
「活動を辞めさせたりは?」
「しないよ」
「それでは、絵師のバアチャン達も含めて御紹介して進ぜましょう!」
「交渉成立だね♪業務提携も視野に入れて、御祝いに話のネタを融通してあげるよ」
「と、言う事は、BのLな本の販売もOKですか?」
「売れるモノは、大歓迎さ♪」
「ありがとうございます!」
こうして、私は作者として村人以外からも推される立場を確立して行くのだが…、しかし…、作者が推しキャラに勝てる事は無く…、有る意味で窮地に立たされる未来があると言う事に気付くのは数年後…、BのLな本の作者が増え、BのLな本が王立図書館にも進出してしまった頃の御話である……。
とある日の出来事。BのLな本で推しとされ、ステータスアップして地位を得たジョージが、私の前に立ちはだかった。
「キャラ・ハ譲、御話があります」
「はい、何でしょう?」
「コレを描いたのはオマエ等か?」
「…(やっべ、モデルにバレてもた…、BのLな本にまで手を出したらアカンかったやも知れんなぁ…、こんな事ならファンタジー利用して田畑を開拓しいて、時に罠掛けして魔物を食べるスローライフだけを楽しんどくべきやったかもしれん…)…」
この後の事は、御想像に御任せしよう。
そして、教訓。
気を付けよう!推し活のある世界で一番強いモノは、同人誌の作者等の推し活をするモノでは無く、単品で推されるモノ、推されている存在である事を忘れてはいけない。
・・・end・・・
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