簒奪~掛け違ったエピソードの中で…~

mitokami

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 聖女が仲間を集めて世界を救う。そんなシミュレーションRPGが何処かに存在していた気がする。
私の記憶が確かなら、エピソードを順番通りにクリアして行けば結構な時間が掛かるけれども面白味のあるエピソードが満載の簡単なゲームだった。が、しかし、どのゲームにもエピソード等をショートカットしたり、後半でゲットできる装備品を最初の方でゲットし、時短した上で序盤から最強装備でプレイできるテストプレイ用のデータが事がある。

 けども、だけれども、それは娯楽として存在するゲームだから許される事柄であって、ゲームが現実化した世界ではエピソードのショートカットは不可能。分かっているからと言って、話を聞かない何て事はデキナイ。
それにエピソードを起動しなくても、時が来ればエピソードは発動し、発動したエピソードは立ち会わなくても進行する。時が来なくても、起動する条件に触れればエピソードは開始され進行する。
そして、全てが未熟な初心者が最強装備を手に入れても、体力的にも能力的にも着れても持てても装備はできない。

 とどのつまり、現実化した世界で裏技は使えないのである。

 そんな可能性に思い至らない誰かさんが、普通に警備が厳しくてゲームの時の様に入れない平和な国の城の宝物庫へと入る為、ゲーム内で発生するエピソードを予言と称して口にし、そんなを大義名分として、最強装備を求めて城の宝物庫へと入って最強装備を持ち出し、その最強装備を「信託があったから…」と自分のへと捧げた。

 そんな事をすれば、口止めしても予言と神託は広まってしまう。予言と神託の所為で不安が広がり、国が不安定に成った。
その結果、想定外の早い時期に魔王が復活する。これは[]と言う世界設定の通りの出来事である。

 詰まり、聖女を自称する誰かさんの御蔭で、想定外に早い時期に魔物との戦闘が始まってしまったのだった。

 更にそれに従って、魔物との戦闘は、本来、一部の攻略対象達が幼かったり子供だったりする時期のエピソードでは無かった為、まだ幼い攻略対象や正義感の強い攻略対象を死に至らしめるに至るのであった。
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