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灼熱の大地に溺れる涙
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その大陸は『アルデバラン』と人は呼ぶ。
ああ、世界は何て残酷なのだろう。
幾多の国家による大戦は長く続き、大陸は荒れた。
戦火は絶える事無く無情にも民を、土地を焼く。
どこもかしこも、血が流れていない所など無く。
銃声や爆音。そして哀れなる犠牲者の悲鳴…声を上げれば、まだいい方なのだろう。気付く事無く絶命した方が幸せなのかもしれない。
数年後。まだ戦火が燻る中。町は形無く崩れ去り、廃屋がかろうじて形を成す。
戦争を生き延びた人も荒れ果て、争いはまだ続く。そうしなければ生き残れ無い世界。他人を構う余裕等無い非情な現状。奪い合う彼らは、やがて集まりグループを作った。
後に人は語る「あれは盗賊達の集まりだった」と。
◇◇◇
瓦礫の中、少年が二人。年の頃は十四、五と言う感じか。
彼らはガサゴソと瓦礫を漁っていた。
「何か見つかった?」
「…まだ、ねぇ」
彼らは戦争孤児だった。
この辺りではさして珍しくも無く、多数そこらに居た。
一人は赤い髪に紫の目を持ち、もうもう一人は深緑の髪で黒目、二人共薄汚れ髪もボサボサで伸びっぱなし。たまにナイフで髪を切る程度。
体格は良い方だが上背ばかり伸び、痩せ細っていた。身の丈は百七十近く。
ただその目は他の者と違った。ギラギラとしていて『何としてでも生き抜こう』としていた。
腹を壊そうが泥水を啜り、腐っていたりカビだらけの食い物を口にし生き延び様と足掻いていた。
他の所でも二人組の少年が蹲っていた。
片方がもう片方を守るかの様に寄り添いながら、仲間が戻るまで体力を温存しようと瞼を閉じていたが、微かな音に反応し警戒する。そっと屋根代わりにしている瓦解した廃墟の窓から外を見ると安堵の溜息を吐いた。
「トレ、ノイン」
「レイ…ドウーエお帰り」
レイ、赤髪の子が手にしていた木の実を二つ投げて寄越す。もう一人、ドウーエが既に一つ口にしていたソレらは、農家らしき廃墟に運良く残っていた。
恐らく種付けの為のものだろう、乾燥していたそれは腐らず食料に適していた。良く嚙めば、空腹感も満たされる。
「結構美味しいよ、これ」
「今日はラッキーだな」
「良く見つけたなぁ、こんなの」
「地下の保存庫にあったからな、燃えて無くて良かった」
親が居ない少年達は、こうして集い共に行動する事で命を繋いでいた。
最初はレイだけが居た。次にドウーエ、そしてトレとノインが加わった。左程珍しくも無い。
野良猫みたいに距離を取り、少しずつ気を許して集まったそんな経緯。
なかなかに人好きのする笑顔を彼らに向けるレイは、他より身体が大きく体力があった。多分年齢は仲間と変わらない筈なのだが、その為少し年上に見られる事が多かった。
「じゃ、今度は俺達が」
「今日はいい、ノイン」
怪我
「ソレまだ治りきってねぇだろ?休んどけ」
ノインは血が滲む右腕を思わず片方の腕で押さえる。赤茶けた髪がはらりと緑の眼を覆う。
ここでは怪我は致命傷。そこから広がるかもしれない病気、体力だって保たなくなる可能性もあった。
だが。
レイは笑う。
「大丈夫、お前らは俺が守る」
「どっから来るんだ、その自信」
呆れた様にがりがりと青みがかった黒髪を掻きむしるトレの言葉に悪意は無い。軽口に近いそれを発する緑の眼のトレに、
「一度守ると決めた以上やってやるさ」
ニカッと笑うレイにドゥーエが苦笑いで返す。
「レイは言い出したら聞かないから」
と、二人の傍に座り込むと。
「リーダーに任せたよ」
言い放つその言葉に「応」と答えた。
◇◇◇
暗闇の中崩れ積まれた瓦礫の山に座り込み、一人星空をぼんやりと眺めレイは考えていた。
少年四人命を繋いでいくには圧倒的に食料が足りない、食料だけじゃない雨露をしのげる場所も、身を包む毛布も、怪我を治す薬も。
何もかもが足りない。
今日は幸運だった、一袋の木の実が手に入った。だが数日で無くなるだろう。
頭に浮かぶは『略奪』の文字。西に自分たちと同じような集団がいる。但し人数も上だが。
血で血を洗う孤児たちが住まうこの場所で、迷いなど無い。躊躇いはそのまま死に繋がる。
「レイ、何を考えているか当ててあげましょうか?」
気配も無く、まるで暗闇から溶け出した様な黒の少年が赤い目をこちらに向けてくる。
「…っち、また来たのかよイシュリーン」
舌打ちしてから、イシュリーンに視線を向ける。
「随分なご歓迎で、涙が出そうです」
「その辺りの大人に言ったらどうだ、喜んで相手してくれんだろ」
「嫌ですね、吐きます」
言葉とは裏腹に、ぞっとする程人外めいた美貌に薄い微笑が浮かぶ。
イシュリーンは東洋系の整った容姿は中性的で、そこいらの数少ない女連中が裸足で逃げ出す。
「稼げるぞ?」
「金など、この世界で価値は無い…そうでしょう?」
「食い物位恵んでくれんだろう、お前になら」
卑下た会話。だがそうして生きている者は男女問わず居た。圧倒的に女性が足りないこの地域ではイシュリーンの様な美少年も『そう言った対象』になり得るのだ。
「与えられる?それ位なら奪いますよ、食べ物も命も何もかも」
その言葉に顔を顰める。内容にでは無い、コイツは自分の考えを見透かしてきたからだ。
レイは一度溜息を吐く。どうにも気に入らない。
どうやってやっているのは知らないが、一人で生きているこの世界で。
ふらりと気が向いた時だけ自分のグループにやってくるイシュリーン。気が合わない、多分それだろう。まるで真逆なのだから自分とは。
だけど、それを今更どうこう言うつもりもない。仲間は仲間、だ。
「……手ぇ貸せ」
「仰せのままに…裸の王」
それはレイに与えられた…いつからか付いた呼び名。
童話の様に愚かな王ではなく、上半身に羽織られたボロボロの赤い服の前をはだけ肌を晒している様から付いた。
畏怖と強烈なカリスマ性から、人は彼をそう呼ぶ。
上着の裾を風にはためかせ、ギラリとした紫の眼を暗闇に向ける。
「戦争だ」
イシュリーンが嗤う。確かにこれも戦争、だと。
「何人で動きますか?ノインは怪我をしているから除くとして」
「トレも置いていく、でないと」
ノイン一人無防備になる。
「頭数少なすぎませんか?」
「多けりゃいいってもんじゃねぇだろ」
幸い、『訳あり』ドウーエも荒事に向いた性格をしている。
一旦皆の所へ戻ろう、とレイは踵を返した。
ああ、世界は何て残酷なのだろう。
幾多の国家による大戦は長く続き、大陸は荒れた。
戦火は絶える事無く無情にも民を、土地を焼く。
どこもかしこも、血が流れていない所など無く。
銃声や爆音。そして哀れなる犠牲者の悲鳴…声を上げれば、まだいい方なのだろう。気付く事無く絶命した方が幸せなのかもしれない。
数年後。まだ戦火が燻る中。町は形無く崩れ去り、廃屋がかろうじて形を成す。
戦争を生き延びた人も荒れ果て、争いはまだ続く。そうしなければ生き残れ無い世界。他人を構う余裕等無い非情な現状。奪い合う彼らは、やがて集まりグループを作った。
後に人は語る「あれは盗賊達の集まりだった」と。
◇◇◇
瓦礫の中、少年が二人。年の頃は十四、五と言う感じか。
彼らはガサゴソと瓦礫を漁っていた。
「何か見つかった?」
「…まだ、ねぇ」
彼らは戦争孤児だった。
この辺りではさして珍しくも無く、多数そこらに居た。
一人は赤い髪に紫の目を持ち、もうもう一人は深緑の髪で黒目、二人共薄汚れ髪もボサボサで伸びっぱなし。たまにナイフで髪を切る程度。
体格は良い方だが上背ばかり伸び、痩せ細っていた。身の丈は百七十近く。
ただその目は他の者と違った。ギラギラとしていて『何としてでも生き抜こう』としていた。
腹を壊そうが泥水を啜り、腐っていたりカビだらけの食い物を口にし生き延び様と足掻いていた。
他の所でも二人組の少年が蹲っていた。
片方がもう片方を守るかの様に寄り添いながら、仲間が戻るまで体力を温存しようと瞼を閉じていたが、微かな音に反応し警戒する。そっと屋根代わりにしている瓦解した廃墟の窓から外を見ると安堵の溜息を吐いた。
「トレ、ノイン」
「レイ…ドウーエお帰り」
レイ、赤髪の子が手にしていた木の実を二つ投げて寄越す。もう一人、ドウーエが既に一つ口にしていたソレらは、農家らしき廃墟に運良く残っていた。
恐らく種付けの為のものだろう、乾燥していたそれは腐らず食料に適していた。良く嚙めば、空腹感も満たされる。
「結構美味しいよ、これ」
「今日はラッキーだな」
「良く見つけたなぁ、こんなの」
「地下の保存庫にあったからな、燃えて無くて良かった」
親が居ない少年達は、こうして集い共に行動する事で命を繋いでいた。
最初はレイだけが居た。次にドウーエ、そしてトレとノインが加わった。左程珍しくも無い。
野良猫みたいに距離を取り、少しずつ気を許して集まったそんな経緯。
なかなかに人好きのする笑顔を彼らに向けるレイは、他より身体が大きく体力があった。多分年齢は仲間と変わらない筈なのだが、その為少し年上に見られる事が多かった。
「じゃ、今度は俺達が」
「今日はいい、ノイン」
怪我
「ソレまだ治りきってねぇだろ?休んどけ」
ノインは血が滲む右腕を思わず片方の腕で押さえる。赤茶けた髪がはらりと緑の眼を覆う。
ここでは怪我は致命傷。そこから広がるかもしれない病気、体力だって保たなくなる可能性もあった。
だが。
レイは笑う。
「大丈夫、お前らは俺が守る」
「どっから来るんだ、その自信」
呆れた様にがりがりと青みがかった黒髪を掻きむしるトレの言葉に悪意は無い。軽口に近いそれを発する緑の眼のトレに、
「一度守ると決めた以上やってやるさ」
ニカッと笑うレイにドゥーエが苦笑いで返す。
「レイは言い出したら聞かないから」
と、二人の傍に座り込むと。
「リーダーに任せたよ」
言い放つその言葉に「応」と答えた。
◇◇◇
暗闇の中崩れ積まれた瓦礫の山に座り込み、一人星空をぼんやりと眺めレイは考えていた。
少年四人命を繋いでいくには圧倒的に食料が足りない、食料だけじゃない雨露をしのげる場所も、身を包む毛布も、怪我を治す薬も。
何もかもが足りない。
今日は幸運だった、一袋の木の実が手に入った。だが数日で無くなるだろう。
頭に浮かぶは『略奪』の文字。西に自分たちと同じような集団がいる。但し人数も上だが。
血で血を洗う孤児たちが住まうこの場所で、迷いなど無い。躊躇いはそのまま死に繋がる。
「レイ、何を考えているか当ててあげましょうか?」
気配も無く、まるで暗闇から溶け出した様な黒の少年が赤い目をこちらに向けてくる。
「…っち、また来たのかよイシュリーン」
舌打ちしてから、イシュリーンに視線を向ける。
「随分なご歓迎で、涙が出そうです」
「その辺りの大人に言ったらどうだ、喜んで相手してくれんだろ」
「嫌ですね、吐きます」
言葉とは裏腹に、ぞっとする程人外めいた美貌に薄い微笑が浮かぶ。
イシュリーンは東洋系の整った容姿は中性的で、そこいらの数少ない女連中が裸足で逃げ出す。
「稼げるぞ?」
「金など、この世界で価値は無い…そうでしょう?」
「食い物位恵んでくれんだろう、お前になら」
卑下た会話。だがそうして生きている者は男女問わず居た。圧倒的に女性が足りないこの地域ではイシュリーンの様な美少年も『そう言った対象』になり得るのだ。
「与えられる?それ位なら奪いますよ、食べ物も命も何もかも」
その言葉に顔を顰める。内容にでは無い、コイツは自分の考えを見透かしてきたからだ。
レイは一度溜息を吐く。どうにも気に入らない。
どうやってやっているのは知らないが、一人で生きているこの世界で。
ふらりと気が向いた時だけ自分のグループにやってくるイシュリーン。気が合わない、多分それだろう。まるで真逆なのだから自分とは。
だけど、それを今更どうこう言うつもりもない。仲間は仲間、だ。
「……手ぇ貸せ」
「仰せのままに…裸の王」
それはレイに与えられた…いつからか付いた呼び名。
童話の様に愚かな王ではなく、上半身に羽織られたボロボロの赤い服の前をはだけ肌を晒している様から付いた。
畏怖と強烈なカリスマ性から、人は彼をそう呼ぶ。
上着の裾を風にはためかせ、ギラリとした紫の眼を暗闇に向ける。
「戦争だ」
イシュリーンが嗤う。確かにこれも戦争、だと。
「何人で動きますか?ノインは怪我をしているから除くとして」
「トレも置いていく、でないと」
ノイン一人無防備になる。
「頭数少なすぎませんか?」
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