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第11話「母上様のご実家様」
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農地区画に入ってからは上下ともに着用して冒険者姿になり、貴族区画を目指しました。
小麦もよく育っており今年も豊作のようです。こんな近くに良質の小麦があるなら、離れた開拓地から購入する必要もありませんよね。困りますよ。
まずは王都街壁の門で通行の紋章を出します。兵士さんは敬礼で私を通してくれました。
王都の中を流れる川の先に、低めのレンガ造りの塀があり、その先が貴族街となります。
小さな橋を渡り門番さんに通行紋を見せて中に入りました。
若い門番さんは私の姿を不思議そうに見ています。冒険者姿の令嬢が珍しいのでしょう。あまり目立ちたくはありませんから、私は裏路地を歩きます。
リンティラ家の屋敷の裏口にまわり呼び鈴を引っ張りました
大伯爵家の裏口は、私の家の玄関より百倍くらい立派です。
戸口の奥でチリンチリンとベルの音が鳴りました。顔なじみのメイドさんが出て来ます。
「リューディアお嬢様ではありませんか! さっ、どうぞ中へ。すぐにメイド長を呼びますので」
裏口用の応接室に通され少し待つと、メイド長さんが扉を開けました。入室して横に控えると、お婆様が憮然とした表情で入って来ます。
「ブレンダお婆様。大変ご無沙汰しております」
私はさっと立ち上がってお辞儀をいたしました。
「ご無沙汰もないですよ。だいたい何カ月ぶりですか。それになんです! そのみすぼらしい格好は」
「二カ月ぶりですわ。これは冒険者の衣装です。今日は山の中を走って来ましたので……」
「はあ……。走るだなんて……。まずはお風呂に入って、着替えなさい。今用意させてますから」
お婆様がソファーに座ったので、私も向かい合って着席します。
「お爺様はどうされたのですか?」
「屋敷におります。かわいい孫の、そんな格好は見せられないわよ」
お仲間外れにされてしまったのですね。まあ、今は女子会状態ですから仕方ありません。
メイドさんがお茶を運んでくれました。走ってきたので喉がカラカラだったのですよ。助かります。
「味はどうですか?」
「とても美味しいですわ」
いつも家で飲んでいるお茶より百倍はおいしいです。とんでもない高級茶葉ですね。
「今日は低級茶葉の日なのよ。あなたたちの生活ぶりがうかがえるわねえ」
「あらら……」
「はあっ」
お婆様は、またため息をつきました。
貴族の屋敷は、たいてい自領地の作物を試して品質を確認しています。
「リューリは元気にやっていますか?」
「はい。お母様はとても元気ですよ。よろしくと言っておりました。家族仲良くやっておりますわ」
ただ家はちょっと貧乏なだけなのですよ。
メイドさんがお風呂を呼びに来たので全員で移動します。
リンティラ家のお風呂は、まずは着衣室。その奥が脱衣室。さらにその奥がお風呂となります。お婆様とメイド長さん二人が付き添って脱衣室にまでやって来きました。 お婆様がお風呂の扉を開けます。良い香りが流れて来ました。
「バラのオイルを入れたのよ。いい感じね。試作品なの。後で感想を聞かせてね」
「はい」
「石鹸は、今日は低級品の日ね。ハーブの粉末を練りこんでいるやつね」
お婆様は新製品の開発に余念がありません。ことごとく貴族のご婦人や令嬢たちにウケて、大変売れているそうです。勝ち組お婆さんなのです。
私は上着と下も外しました。早くお風呂に入りたいので早く脱ぎましょう。
「ああ、なんて姿なのかしら。女性の冒険者はそのようなはしたない格好をするようですか……」
「ビキニアーマーです、お婆様。強力な魔力を使う時の姿ですわ」
「殿方たちの前で、そんなあられもない姿になるなんて、嘆かわしいですね」
【はしたない】と【あられもない】の二段連続表現が炸裂します。
「ほとんどそのような事はありませんわ。これは最後の最後の手段ですから。でも、お父様の前ではけっこうなりますかね」
「あの男の話はしないでっ!」
ピシャリと拒絶されました。お父様、まだまだ嫌われております。
「まともに食事も取れないで、やせ細っているかと思っていたので安心しました」
お婆様は私の体をまじまじと見ます。
そんなことを心配していたのですね。そこは孫として心苦しいです。
「太ったので悩んでいるのですよ。お婆様」
「あら。もう少し太ってもいいくらいですよ」
「もう……」
「ゆっくり入ってください。ドレスは用意しておきますから」
久しぶりに大きなお風呂でゆっくりとお湯につかりました。いつもタライに水ですから。
薔薇の香りは素晴らしく、石鹸のハーブもとても気持ちが良いです。
たっぷりお風呂を楽しんで脱衣所に出ると、私のビキニ衣装は全て片付けられていました。下着が用意されています。
「高級品ですねえ」
いつもと同じように、一流ブランドの最新作を勧められるままに買ってくれたようですね。
着衣室に行くと、メイド長さんと壁にかけられたピンクのドレスが迎えてくれました。
「これ、お婆様が?」
「はい。ずいぶん迷われて、お選びになられました」
「私、もう大人よ?」
「大奥様の中では、このドレスがとてもお似合いになる大人の令嬢様なのです」
「あと十歳若ければね」
このヒラヒラが強烈よねえ。私は手に取ってヒラヒラさせてみました。
ドレスを着せてもらい、髪をまとめて薄くお化粧してもらうと、ドレスもなんだか似合って見えます。
十歳若くはなりませんでしたけど、二歳くらいはなんとかなったかしら?
まあ、お婆様孝行しましょうか。
リビングの大きな窓からは、庭に咲き乱れるたくさんの花が楽しめます。部屋のあちこちに花瓶に生けた花が飾ってありました。おばあさまの好みです。
「おお、リューディア。久しぶりだね。元気そうだ。そのドレスもすごく似合っているよ」
「ありがとうございます。ご無沙汰しておりました」
祖父のハンネスお爺様は待ちかねたように立ち上がり歓迎してくれました。ドレスについてしっかり褒めることを忘れません。
「アルヴォは元気かね?」
「あの男の話はしないでっ!」
「そうもいかんだろう。中小の領地経営は大変な時期だよ」
「それはそうですけど……」
「リューリのためだよ。昔の事は一時忘れよう」
お婆様が納得してくれたので、私は家の置かれている現状を色々と説明します。
経営コンサルタントのエドについて、お爺様はエドヴァル・オウティルの名前を知っていました。
「あの家の連中は信用できる。しばらくリューディアの思うとおりにやってみればいいさ」
「お金ぐらい、私たちかがいくらでも出しますわ」
「出資という形をとるのがいいな。そうすれば経営にも口が出せるし信用も上がる」
二人はとても心強い味方になってくれそうです。ただ私が夜職のバイトをするところは内緒でした。ごめんなさいね。お爺様、お婆様。
三人でお昼の食事を共にし、午後はリンティラ家の豪華馬車に乗って友人の屋敷へと向かいました。
小麦もよく育っており今年も豊作のようです。こんな近くに良質の小麦があるなら、離れた開拓地から購入する必要もありませんよね。困りますよ。
まずは王都街壁の門で通行の紋章を出します。兵士さんは敬礼で私を通してくれました。
王都の中を流れる川の先に、低めのレンガ造りの塀があり、その先が貴族街となります。
小さな橋を渡り門番さんに通行紋を見せて中に入りました。
若い門番さんは私の姿を不思議そうに見ています。冒険者姿の令嬢が珍しいのでしょう。あまり目立ちたくはありませんから、私は裏路地を歩きます。
リンティラ家の屋敷の裏口にまわり呼び鈴を引っ張りました
大伯爵家の裏口は、私の家の玄関より百倍くらい立派です。
戸口の奥でチリンチリンとベルの音が鳴りました。顔なじみのメイドさんが出て来ます。
「リューディアお嬢様ではありませんか! さっ、どうぞ中へ。すぐにメイド長を呼びますので」
裏口用の応接室に通され少し待つと、メイド長さんが扉を開けました。入室して横に控えると、お婆様が憮然とした表情で入って来ます。
「ブレンダお婆様。大変ご無沙汰しております」
私はさっと立ち上がってお辞儀をいたしました。
「ご無沙汰もないですよ。だいたい何カ月ぶりですか。それになんです! そのみすぼらしい格好は」
「二カ月ぶりですわ。これは冒険者の衣装です。今日は山の中を走って来ましたので……」
「はあ……。走るだなんて……。まずはお風呂に入って、着替えなさい。今用意させてますから」
お婆様がソファーに座ったので、私も向かい合って着席します。
「お爺様はどうされたのですか?」
「屋敷におります。かわいい孫の、そんな格好は見せられないわよ」
お仲間外れにされてしまったのですね。まあ、今は女子会状態ですから仕方ありません。
メイドさんがお茶を運んでくれました。走ってきたので喉がカラカラだったのですよ。助かります。
「味はどうですか?」
「とても美味しいですわ」
いつも家で飲んでいるお茶より百倍はおいしいです。とんでもない高級茶葉ですね。
「今日は低級茶葉の日なのよ。あなたたちの生活ぶりがうかがえるわねえ」
「あらら……」
「はあっ」
お婆様は、またため息をつきました。
貴族の屋敷は、たいてい自領地の作物を試して品質を確認しています。
「リューリは元気にやっていますか?」
「はい。お母様はとても元気ですよ。よろしくと言っておりました。家族仲良くやっておりますわ」
ただ家はちょっと貧乏なだけなのですよ。
メイドさんがお風呂を呼びに来たので全員で移動します。
リンティラ家のお風呂は、まずは着衣室。その奥が脱衣室。さらにその奥がお風呂となります。お婆様とメイド長さん二人が付き添って脱衣室にまでやって来きました。 お婆様がお風呂の扉を開けます。良い香りが流れて来ました。
「バラのオイルを入れたのよ。いい感じね。試作品なの。後で感想を聞かせてね」
「はい」
「石鹸は、今日は低級品の日ね。ハーブの粉末を練りこんでいるやつね」
お婆様は新製品の開発に余念がありません。ことごとく貴族のご婦人や令嬢たちにウケて、大変売れているそうです。勝ち組お婆さんなのです。
私は上着と下も外しました。早くお風呂に入りたいので早く脱ぎましょう。
「ああ、なんて姿なのかしら。女性の冒険者はそのようなはしたない格好をするようですか……」
「ビキニアーマーです、お婆様。強力な魔力を使う時の姿ですわ」
「殿方たちの前で、そんなあられもない姿になるなんて、嘆かわしいですね」
【はしたない】と【あられもない】の二段連続表現が炸裂します。
「ほとんどそのような事はありませんわ。これは最後の最後の手段ですから。でも、お父様の前ではけっこうなりますかね」
「あの男の話はしないでっ!」
ピシャリと拒絶されました。お父様、まだまだ嫌われております。
「まともに食事も取れないで、やせ細っているかと思っていたので安心しました」
お婆様は私の体をまじまじと見ます。
そんなことを心配していたのですね。そこは孫として心苦しいです。
「太ったので悩んでいるのですよ。お婆様」
「あら。もう少し太ってもいいくらいですよ」
「もう……」
「ゆっくり入ってください。ドレスは用意しておきますから」
久しぶりに大きなお風呂でゆっくりとお湯につかりました。いつもタライに水ですから。
薔薇の香りは素晴らしく、石鹸のハーブもとても気持ちが良いです。
たっぷりお風呂を楽しんで脱衣所に出ると、私のビキニ衣装は全て片付けられていました。下着が用意されています。
「高級品ですねえ」
いつもと同じように、一流ブランドの最新作を勧められるままに買ってくれたようですね。
着衣室に行くと、メイド長さんと壁にかけられたピンクのドレスが迎えてくれました。
「これ、お婆様が?」
「はい。ずいぶん迷われて、お選びになられました」
「私、もう大人よ?」
「大奥様の中では、このドレスがとてもお似合いになる大人の令嬢様なのです」
「あと十歳若ければね」
このヒラヒラが強烈よねえ。私は手に取ってヒラヒラさせてみました。
ドレスを着せてもらい、髪をまとめて薄くお化粧してもらうと、ドレスもなんだか似合って見えます。
十歳若くはなりませんでしたけど、二歳くらいはなんとかなったかしら?
まあ、お婆様孝行しましょうか。
リビングの大きな窓からは、庭に咲き乱れるたくさんの花が楽しめます。部屋のあちこちに花瓶に生けた花が飾ってありました。おばあさまの好みです。
「おお、リューディア。久しぶりだね。元気そうだ。そのドレスもすごく似合っているよ」
「ありがとうございます。ご無沙汰しておりました」
祖父のハンネスお爺様は待ちかねたように立ち上がり歓迎してくれました。ドレスについてしっかり褒めることを忘れません。
「アルヴォは元気かね?」
「あの男の話はしないでっ!」
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「それはそうですけど……」
「リューリのためだよ。昔の事は一時忘れよう」
お婆様が納得してくれたので、私は家の置かれている現状を色々と説明します。
経営コンサルタントのエドについて、お爺様はエドヴァル・オウティルの名前を知っていました。
「あの家の連中は信用できる。しばらくリューディアの思うとおりにやってみればいいさ」
「お金ぐらい、私たちかがいくらでも出しますわ」
「出資という形をとるのがいいな。そうすれば経営にも口が出せるし信用も上がる」
二人はとても心強い味方になってくれそうです。ただ私が夜職のバイトをするところは内緒でした。ごめんなさいね。お爺様、お婆様。
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