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第2章 《煌帝剣戟》煌華学園予選 編
第11話 再開と爆砕
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――煌華学園 第2アリーナ医務室――
「2人とも、調子どうだ? って、訊くまでもないか。」
「もう平気よ! さすがの設備って言ったところね!」
ユリの頬の傷はすっかり塞がり、リンシンの刀傷もほぼ完治している。
俺たち《超越者》は致命傷じゃない限り、出血を自らの意思で止めることが可能だ。
だけど、傷の回復はまた別の話。血を止めることができても、傷口を塞ぐことはできない。
そんな怪我をした人の救護をする部屋がこの医務室だ。
ここにある特殊な点滴を打つことで自然治癒力を高め、擦り傷程度なら10分、骨折でも1日安静にしていれば完治してしまうのだ。
ただ、残念なことに《超越者》にしかこの点滴は効果がない。一般人に使うとショック死の恐れがあるらしい……。
「そうか、ならいいんだ。
準々決勝出場おめでとうユリ! リンシンはあと少しだったけど……」
「……不覚。」
いつも無表情なリンシンの顔だが、今はなんとなく曇っている気がする……。
まぁ、無理もないか。あの試合運びのままなら、勝利していた可能性が高かったのはリンシンだ。それが生活の習慣が出たことによって一瞬にして逆転されたんだ……。
俺はそっとリンシンの肩に手を置いた。
「大丈夫だよリンシン。
これでユリの攻略法が分かったんだからさ!」
「……次こそ勝つ。」
そう言ったリンシンの目には明らかに闘志の炎が燃えている。近いうちに俺もリンシンと勝負しようかな。
「よし。そんでもってこの先順調に行った場合、ユリが戦いそうなのは――」
「決勝で13位の宋 南虎さんと戦うことになるかもね。
雷の能力を使う人で、それなりに強いらしいわ。」
「雷か……。
まさかアッシュさんと戦った金選手みたいに、光速で動くなんてことは無いよな……?」
あの力は正直驚いた。ただ、もし攻撃を外してあのまま走り続けていたら、あの人はどうなってたのか気になるところだ。
「まだよく調べてないけど、多分ないと思うわ。
あんなのみんなできたらそれはそれで怖いし……。」
雷をあやつる人が全員使えたら……確かに考えただけである意味怖い。人間が光速で動くなんて……どんな世界だよ。
「そ、それもそうだな。
まぁ、まだ次の試合まで時間はあるからな。とりあえず今は安静にして――」
「ゆりっちー!」
ユリのあだ名が聞こえたと同時に、自動ドアであるはずの医務室のドアが乱暴に開けられた。ドアはモーター音をしばらく鳴らし続けた後、完全に沈黙した。これは修理費が高そうだ……。
「準々決勝出場おめでとうー!」
そう言って校内設備を破壊した張本人がユリに抱きついた。この人……久しぶりに見たな。
「霧峰! 久しぶりだな!」
霧峰はユリに抱きついたまま首だけこっちに向けた。間違いない、俺の部屋に突撃してきたあの女子生徒、1年技術A組の霧峰京だ。
「お! あの時の少年!
……えっと、名前は……田中?」
「勝手に俺の部屋に入ってきたんだから覚えとけよ!?
坂宮だよ、坂宮涼也!」
「あー! そうそう、坂下だ坂下!
久しぶり!」
さらっと2度も苗字を間違えるなよ……。そのうち直させよう。
「はぁ……。ところでこんな所にどうした? ユリのお見舞いか?」
「まぁねー。
でもこの様子だと大丈夫そうだけどね。」
「きょーちゃんに心配されなくても大丈夫だよ!
そんなことよりむしろ、この後きょーちゃんに渡される請求書の方が心配だよ……。」
「えっとー、リョーヤ? この人は誰なんだい?」
ようやくこの場の空気になりかけていたアラムが声を出した。リンシンは……もはや完全に空気だ。風の能力を使うだけに……つまらないな、言わなくていいか。
「この人は――」
と言いかけたが、この場所めがけてただならぬ殺気が近づいてくるのを感じた。
「―――っ! 伏せろ!」
俺はそう言って素早くミステインを召喚すると、氷の壁を窓際に生成した。その瞬間―――
まるで雷が落ちたかのような、校舎を震わせるほどの音と共に医務室のコンクリートの壁が吹き飛んだ。
「キャー!」
「な、なんなんだ!」
悲鳴は上げているが、4人は氷の壁に守られて無事のようだ。それにしても、一体何が起きたんだ?
するとポケットの中の生徒手帳が、まるで緊急地震速報のような警報音を鳴らした。見ると『緊急防衛プログラム発動』と表示されている。
「緊急防衛プログラム? なんだそれ?」
「『生徒はすぐにアリーナ地下のシェルターに避難すること。
また2年及び3年生の校内ランキング10位以内の生徒は現場の状況確認、生徒会は教員と連携し情報収集にあたること。』
だってよ?」
対応が早いな。校舎破壊でも起こったら自動送信される仕組みなのか?
それはさておき、1年生の俺たちはシェルターに行くべきだろう。幸いここはアリーナ内だ。すぐそこに―――
「ほー、立派な氷やな?
カッチカチでめっさ冷てぇわ。」
誰かが氷を叩きながら言ってきた。見るといつの間にか氷の壁の反対側に、黒装束で白い仮面を被った男の人が立っていた。
「ワイの爆発を防ぐとは、兄ちゃんいい腕してるよ?」
「……誰だお前?」
「ワイか? ワイは《希望の闇》が1人のデルバードや。
世間では《爆砕の災厄》なんて呼ばれてるけど、その呼び名はあんまり好きじゃないんや。」
《希望の闇》……! まさか学園を襲ってくるなんて!
エセ関西弁のような口調で自己紹介した彼の手にはメイスが握られている。恐らくあれが《創現武装》か。
それに尋常じゃない殺気をあいつから感じる……。カレンさんとはまた違う、暗くねっとりとした殺人者の放つ殺気だ。
俺はこの状況で一番みんなが安全にシェルターに行ける手段を考える。……うん、これしかないか。
「みんな、先にシェルターに行っててくれ。
俺はこいつを足止めする。」
ユリがそれを聞いてちょっと待ってとばかりに反論してきた。
「で、でもみんなで戦った方が―――」
「こいつの放ってる殺気は尋常じゃない!
……霧峰!」
「は、はい!」
「《因果干渉系》の能力なら、ここからシェルターへの近道もすぐに計算できるよな?」
霧峰は「ちょっと待って」と言うと目を閉じた。数秒後に目を開けると、その目には自信が表れていた。
「大丈夫、なんとかなると思う。」
「分かった。頼むぞ!」
霧峰はうなずくとユリを引っ張っていった。リンシンもそれに続くが―――
「リョーヤ! やばくなったら逃げろよ!?」
「……ああ! 任せとけ!
アラムはみんなの護衛を頼むぞ!」
アラムは親指を立てると医務室を後にした。俺はミステインを構えてデルバードに向かい合った。
「……へぇ。キミ、ただの生徒じゃないね。
その構えから察するに……古流武術の類を教わっているのかな? まぁ、キミの場合は剣術かな?」
バレた! ただ構えただけなのに、俺の構えだけで剣道でも西洋剣術でもない古流武術であることを見抜きやがった! やはりただ者じゃない……。
「テロリストがそこまで知ってるとはね……恐れ入るよ。」
「テロリスト……ね。まぁそうだね。」
「なんだ? 違うとでも言うのか?
校舎を破壊しておきながら来校者だ、なんて言えないだろ?」
デルバードはため息をつくと、めんどくさいと言わんばかりに頭を掻いた。
「ま、そやな。
ほいたら、始めよか?
勝負を。」
いきなり声が低くなったと思うと、デルバードは氷の壁を容易く爆散させた。
「マジかよ!?」
だが驚いてる暇はない。素早くミステインを床に突き立て、ヤツの足元から氷のトゲを出現させる。
「おっと、危ない。」
ヤツは宙返りしてグラウンドに出ると、火の玉を大量に生成した。多分一つ一つが爆弾になっているだろう。当たれば……きっと致命傷だ。
「さぁて、御手並み拝見だ。煌華学園の生徒さんよ。」
「2人とも、調子どうだ? って、訊くまでもないか。」
「もう平気よ! さすがの設備って言ったところね!」
ユリの頬の傷はすっかり塞がり、リンシンの刀傷もほぼ完治している。
俺たち《超越者》は致命傷じゃない限り、出血を自らの意思で止めることが可能だ。
だけど、傷の回復はまた別の話。血を止めることができても、傷口を塞ぐことはできない。
そんな怪我をした人の救護をする部屋がこの医務室だ。
ここにある特殊な点滴を打つことで自然治癒力を高め、擦り傷程度なら10分、骨折でも1日安静にしていれば完治してしまうのだ。
ただ、残念なことに《超越者》にしかこの点滴は効果がない。一般人に使うとショック死の恐れがあるらしい……。
「そうか、ならいいんだ。
準々決勝出場おめでとうユリ! リンシンはあと少しだったけど……」
「……不覚。」
いつも無表情なリンシンの顔だが、今はなんとなく曇っている気がする……。
まぁ、無理もないか。あの試合運びのままなら、勝利していた可能性が高かったのはリンシンだ。それが生活の習慣が出たことによって一瞬にして逆転されたんだ……。
俺はそっとリンシンの肩に手を置いた。
「大丈夫だよリンシン。
これでユリの攻略法が分かったんだからさ!」
「……次こそ勝つ。」
そう言ったリンシンの目には明らかに闘志の炎が燃えている。近いうちに俺もリンシンと勝負しようかな。
「よし。そんでもってこの先順調に行った場合、ユリが戦いそうなのは――」
「決勝で13位の宋 南虎さんと戦うことになるかもね。
雷の能力を使う人で、それなりに強いらしいわ。」
「雷か……。
まさかアッシュさんと戦った金選手みたいに、光速で動くなんてことは無いよな……?」
あの力は正直驚いた。ただ、もし攻撃を外してあのまま走り続けていたら、あの人はどうなってたのか気になるところだ。
「まだよく調べてないけど、多分ないと思うわ。
あんなのみんなできたらそれはそれで怖いし……。」
雷をあやつる人が全員使えたら……確かに考えただけである意味怖い。人間が光速で動くなんて……どんな世界だよ。
「そ、それもそうだな。
まぁ、まだ次の試合まで時間はあるからな。とりあえず今は安静にして――」
「ゆりっちー!」
ユリのあだ名が聞こえたと同時に、自動ドアであるはずの医務室のドアが乱暴に開けられた。ドアはモーター音をしばらく鳴らし続けた後、完全に沈黙した。これは修理費が高そうだ……。
「準々決勝出場おめでとうー!」
そう言って校内設備を破壊した張本人がユリに抱きついた。この人……久しぶりに見たな。
「霧峰! 久しぶりだな!」
霧峰はユリに抱きついたまま首だけこっちに向けた。間違いない、俺の部屋に突撃してきたあの女子生徒、1年技術A組の霧峰京だ。
「お! あの時の少年!
……えっと、名前は……田中?」
「勝手に俺の部屋に入ってきたんだから覚えとけよ!?
坂宮だよ、坂宮涼也!」
「あー! そうそう、坂下だ坂下!
久しぶり!」
さらっと2度も苗字を間違えるなよ……。そのうち直させよう。
「はぁ……。ところでこんな所にどうした? ユリのお見舞いか?」
「まぁねー。
でもこの様子だと大丈夫そうだけどね。」
「きょーちゃんに心配されなくても大丈夫だよ!
そんなことよりむしろ、この後きょーちゃんに渡される請求書の方が心配だよ……。」
「えっとー、リョーヤ? この人は誰なんだい?」
ようやくこの場の空気になりかけていたアラムが声を出した。リンシンは……もはや完全に空気だ。風の能力を使うだけに……つまらないな、言わなくていいか。
「この人は――」
と言いかけたが、この場所めがけてただならぬ殺気が近づいてくるのを感じた。
「―――っ! 伏せろ!」
俺はそう言って素早くミステインを召喚すると、氷の壁を窓際に生成した。その瞬間―――
まるで雷が落ちたかのような、校舎を震わせるほどの音と共に医務室のコンクリートの壁が吹き飛んだ。
「キャー!」
「な、なんなんだ!」
悲鳴は上げているが、4人は氷の壁に守られて無事のようだ。それにしても、一体何が起きたんだ?
するとポケットの中の生徒手帳が、まるで緊急地震速報のような警報音を鳴らした。見ると『緊急防衛プログラム発動』と表示されている。
「緊急防衛プログラム? なんだそれ?」
「『生徒はすぐにアリーナ地下のシェルターに避難すること。
また2年及び3年生の校内ランキング10位以内の生徒は現場の状況確認、生徒会は教員と連携し情報収集にあたること。』
だってよ?」
対応が早いな。校舎破壊でも起こったら自動送信される仕組みなのか?
それはさておき、1年生の俺たちはシェルターに行くべきだろう。幸いここはアリーナ内だ。すぐそこに―――
「ほー、立派な氷やな?
カッチカチでめっさ冷てぇわ。」
誰かが氷を叩きながら言ってきた。見るといつの間にか氷の壁の反対側に、黒装束で白い仮面を被った男の人が立っていた。
「ワイの爆発を防ぐとは、兄ちゃんいい腕してるよ?」
「……誰だお前?」
「ワイか? ワイは《希望の闇》が1人のデルバードや。
世間では《爆砕の災厄》なんて呼ばれてるけど、その呼び名はあんまり好きじゃないんや。」
《希望の闇》……! まさか学園を襲ってくるなんて!
エセ関西弁のような口調で自己紹介した彼の手にはメイスが握られている。恐らくあれが《創現武装》か。
それに尋常じゃない殺気をあいつから感じる……。カレンさんとはまた違う、暗くねっとりとした殺人者の放つ殺気だ。
俺はこの状況で一番みんなが安全にシェルターに行ける手段を考える。……うん、これしかないか。
「みんな、先にシェルターに行っててくれ。
俺はこいつを足止めする。」
ユリがそれを聞いてちょっと待ってとばかりに反論してきた。
「で、でもみんなで戦った方が―――」
「こいつの放ってる殺気は尋常じゃない!
……霧峰!」
「は、はい!」
「《因果干渉系》の能力なら、ここからシェルターへの近道もすぐに計算できるよな?」
霧峰は「ちょっと待って」と言うと目を閉じた。数秒後に目を開けると、その目には自信が表れていた。
「大丈夫、なんとかなると思う。」
「分かった。頼むぞ!」
霧峰はうなずくとユリを引っ張っていった。リンシンもそれに続くが―――
「リョーヤ! やばくなったら逃げろよ!?」
「……ああ! 任せとけ!
アラムはみんなの護衛を頼むぞ!」
アラムは親指を立てると医務室を後にした。俺はミステインを構えてデルバードに向かい合った。
「……へぇ。キミ、ただの生徒じゃないね。
その構えから察するに……古流武術の類を教わっているのかな? まぁ、キミの場合は剣術かな?」
バレた! ただ構えただけなのに、俺の構えだけで剣道でも西洋剣術でもない古流武術であることを見抜きやがった! やはりただ者じゃない……。
「テロリストがそこまで知ってるとはね……恐れ入るよ。」
「テロリスト……ね。まぁそうだね。」
「なんだ? 違うとでも言うのか?
校舎を破壊しておきながら来校者だ、なんて言えないだろ?」
デルバードはため息をつくと、めんどくさいと言わんばかりに頭を掻いた。
「ま、そやな。
ほいたら、始めよか?
勝負を。」
いきなり声が低くなったと思うと、デルバードは氷の壁を容易く爆散させた。
「マジかよ!?」
だが驚いてる暇はない。素早くミステインを床に突き立て、ヤツの足元から氷のトゲを出現させる。
「おっと、危ない。」
ヤツは宙返りしてグラウンドに出ると、火の玉を大量に生成した。多分一つ一つが爆弾になっているだろう。当たれば……きっと致命傷だ。
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