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婚活する~目標1年 50歳までに結婚
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本気で結婚物語したいと思った。気がつけば50歳になろうといていた。49歳の冬。
年齢を重ねると出会いが難しくなった。もしこのまま年を取り1人だったら、なんか取り返しのつかないことになりそうです。人生100年時代で50歳の結婚だってあります。40代最後、真剣に婚活してみよう。周りは結婚している友達ばかりです。友達の紹介をお願いするのも大変です。出会いは自分から切り開くしかない。何もしなかったらこのままで終わる。ただ時間だけが過ぎて行く。まして「理想の出会い」出会いたい理想の結婚相手。これは夢です。夢で終わらせない。そのためには動き考えることです。私は勇気を出して結婚相談所の門を叩いた。その気持ちにエンジンがかかった。結婚したい。理想の結婚相手を探す。よーし40代ラストの年、50代になるともっと厳しくなるかも夢や理想に満ちた人に出会いたい。婚活に走り出した。よく言う29歳と30歳は違う。これは39歳と40歳も同じですが。49歳と50歳では上手く表現できませんが何か凄く大きな違いがある。若いときの1歳の差ではない。体力の衰えです。若い頃のかわいいものではない。体力と生きる現実の厳しさです。現在49歳独身のおひとりさま。世間のお一人様とは違う。両親は他界している。姉妹のいない。一人っ子。よくおひとりさまでも姉妹がいて甥っ子や姪っ子を可愛がる人は多い。私は天涯孤独である。両親が亡くなり12年が過ぎていた。その頃はまだ私も30代。何とかなると思っていた。40代後半に入り、あと1年で50歳になる。なんとなく寂しくなった。周りは結婚してそれぞれライフスタイルを充実している。私はこれでいいと思っていたが、このままだと何か大切なものを忘れているような気がした。仕事も頑張ってきた。両親も見送り七回忌の法事までやった。そろそろ自分の幸せを考えようと思った。先月まで営業の仕事をしてきた。頑張ったが数字にする難しさに限界を感じ退職した。現在は派遣会社に登録して仕事を始めた。1人は寂しい。婚活を始めようと決めた。今更自然の出会いは難しいです。純粋に恋愛結婚出来る出会いがあるのは20代から30代の若い方が多いです。40代後半になれば狭き門である。そこで結婚相談所に登録を決めた。正直少し抵抗はあるが、そんなこと言ってられない。探すとアプリなどもある。やっぱり人がサポートがよいと思う。ふと思い出した幼馴染の莉子が結婚相談所で婚活して素敵なパートナーを見つけ結婚して1児の母になった。忙しいと思ったが連絡してみた。快く時間を空けて会ってくれた感謝です。
幼馴染莉子に会う
いずみ「ごめんね。忙しいのに」
莉子 「ううん。ありがとう連絡くれてうれしかったよ」
いずみ「私、婚活を考えてるの。結婚相談所ってどういう感じなの」
莉子 「そうなの。なんか驚いたよ」
いずみ「そう」
莉子 「いずみちゃんは結婚って考えていないと思った」
いずみ「最近寂しいと思って婚活しょうって思って確か莉子ちゃんは結婚相談所で素敵なパートナーを見つけて1児の母になり幸せな日々を送ってるから、その結婚相談所の話を聞きたいと思った」
莉子「素敵なんて嬉しい。婚活について単刀直入にいうね。体力とエネルギーを使うよ」
いずみ「ううん」
莉子 「お見合いとパーティーは大切な出会いの場所だから積極的に参加。そのためには洋服やエステにネイルは投資した方がよいね。あと人とは合わないと思ったらすぐに切り替える。時間は大切に使うことね」
いずみ「うん。ありがとう」
いずみは莉子の話に吸い込まれた。
いずみ「それでどこの相談所がいいの」
莉子 「それって難しいのよ。これもお見合いみたく合う合わないあるから」
いずみ「そうよね。ありがとう。まずは結婚したいなら考えて動く」
莉子 「そうよ。いずみちゃん頑張って応援してるから」
いずみ「今日はありがとう参考になりました」
長年の友達の莉子。幼稚園からの幼馴染です。独身の頃はよく飲みに出かけた。
確か結婚相談所で出会い。幸せな結婚をした。可愛い一人娘の生まれている。
その娘が愛おしく日々子育てに励んでいる。ご主人は優しい人です。
莉子に私が婚活する話をしたが。ともかくお見合いは数多く参加して人と話してみること。服もメイクとヘアーにはお金をかける。パーティーも参加する。と言われた。私はどこの結婚相談所がよくてとか、どんな人に出会えるかと聞きたかったが。婚活も縁である。相談所もどこがいいのでなく自分との相性もあるんだろうな。自分の目と気持ちで探そう。今が莉子が言っていること理解できない。婚活したら莉子の言葉理解できるんだろう。
あー結婚したい。結婚相談所登録
私は現在49歳と半年が過ぎようとしている。佐藤いずみは派遣会社に所属して仕事をしている。食品会社の営業事務をしている。この仕事について1週間である。やっと見つけた仕事。頑張ろう。以前は営業をしていた。数字をとれないと地獄である。自分に限界を感じた。それで派遣に登録して仕事を見つけた。気持ち切り替え頑張ろう。
ちなみに莉子の登録していた結婚相談所を調べてみた。30代中心だった。確か莉子が婚活していたのは20年ぐらい前だった。残念だが50代には向かなった。自分の目で探そう。本当は結婚相談所に登録することは少し抵抗があった。正直結婚相談所に登録するって勇気いる。どんな所だろう。どんなふうに誘導されるのだろう。相談所の人に強く押されるのだろか。結婚相談所だけでもネットで調べると沢山でてくる。どこがよいのか正直分からない。なんとなくよさそうで予約をした数件。今週の金曜日の仕事帰りに1件予約した。横浜のある場所で駅を降りると大きな観覧車が見えて景色が最高。デートによい場所だな。初めて結婚相談所に行きます。緊張です。どんな所なんだろう。到着した。受付に行きました。
「お待ちしてました」席に案内された。
どうやらフロアー内でお見合いパーティーをやっているようで数人の男女がいて1対1で席を変えて会話をしているのが見えた。数秒で席替え。なんか必死さが見えた。理想の相手探し、ぼんやりを見ていた。そんなことをしていると私の席にアドバイザーの人が来た。物腰が柔らかく、親しみをもてる笑顔が印象でした。川上と名乗った。
川上 「すいません。なんか騒がしくてお見合いパーティーしてます」
いずみ「みんなの真剣さを感じます」
川上 「そうですね(笑) どうぞ」
コーヒーとクッキーが出た。なんとクッキーには成婚と書いてあった。少し驚いた。
いずみ「成婚」
川上 「佐藤さん。きっといい縁ありますよ」
それからシステムの説明があった。入会から退会の流れ。説明の丁寧で分かりやすく、このアドバイザー川上さんの人柄に惹かれて入会を決めた。この方は案内係のです。これからは私にカウンセラーが1人ついてサポートします。正直結婚相談所を何件まわっても同じかな。川上さんの温かさにきっといい縁がみつかる。私はカードを切った。その後に書類や次回までに書いてきて欲しいプロフィールの文章と次回の会う約束をした。あとプロフィール写真を写真館で予約した。いわゆるお見合い写真です。(よーし頑張ろう婚活)私は心の中で叫んだ。この声が川上さんに聞こえたのか。
川上 「佐藤さん一緒に頑張りましょう。素敵な縁見つかります」
いずみ「はい。よろしくお願いいたします」
帰りは10時近くになっていた。いつの間にかお見合いパーティーは終わっていた。サロン内は私と川上さんだけになっていた。
私の婚活が始まる。なんか楽しみ。お見合いやる気全回。登録に対しての抵抗はなくなっていた。半月後お見合いが始まった。
お見合い写真撮影当日
当日は明るい色の洋服を用意した。ビタミンカラーのオレンジ色に母の形見のハートの形のネックレスをつけて撮影をした。この二つは写真館の女性スタッフが素敵と褒めて頂いた。なんか嬉しかった。メイクアップして頂きシミ、シワが消えたいた。久しぶりに7cmのヒールを履いた。これは大切なお見合い写真です。思いっきりの笑顔。私はこの写真で私をアピールする。本当は必死さもありますが笑顔を絶やさずカメラを見た。ポーズや表情は指示がありました。花を持ったり椅子にもたれかかったりした。撮影終了後。
データを見るとさすがプロです。よくできている。嬉しくなった。プロフィールの仕上がりが楽しみ(笑う)
カウンセラーと面談 担当 岡田さん
岡田 「担当になりました。岡田です。どうぞよろしくお願い致します」
いずみ「こちらこそよろしくお願い致します」
岡田 「プロフィール写真よくできています。アピ-ルも文章書くの上手ですね」
いずみ「ありがとうございます」
岡田 「どれくらいの期間で結婚したいですか」
いずみ「はい1年が目標です」
岡田 「1年ですね。テンポ早いですよ」
いずみ「テンポ早い。いや来年50になります。40代で結婚したい」
岡田 「週末はお見合い必ずしないと1年で達成できないです。半年で真剣交際にたどり着かないと」
いずみ「了解しました」
岡田 「当社のルールはお見合いして次にプチ交際。4回デートしたら真剣交際。真剣交際が成立したら成婚退会です。そのプチ交際に何人かと方とお付き合いしてお見比べをしたください。真剣交際に入ったら他の方と交際とお見合いはできなくなります」
いずみ「私はお見合いに動きます。そしてしっかり考えます。宜しくお願い致します」
岡田はいずみの純粋な気持ちにサポートしたいと思った。
岡田 「お見合い週末入っていますね。頑張ってきたください」
いずみ「はい楽しんで頑張ってきますね」
後は岡田から相談所のアプリのやり方やお見合い後の報告のラインのやり方や
岡田との連絡の取り方の説明を受けた。
ある日突然派遣切り49歳プー太郎
派遣の仕事も始まり相談所の登録も終わり私はエンジンがかかった。来週からお見合いが始まる。なんか楽しみ。そんなある日派遣担当の斉藤より連絡がきた。金曜日の仕事の後に派遣会社の事務所に呼ばれた。
斉藤 「佐藤さん申し訳ございません。派遣先の都合で急ですがお仕事終了しました」
私は驚き唖然とした。
いずみ「どういうことですか」
私は2週間の出来事で何が何だか分からなかった。
斉藤「あくまでも会社都合です」
斉藤自身も今までにこんなことはなかった対応に困っていた。私は大きなため息がでた。落ち込んだ。
斉藤「今回は会社都合なので今月分と来月分の契約分の6割のお給料はお支払いいたします」
いずみ「はあ」
冷静になれずわけわからない状態だった。これから仕事も頑張ろうっと思っていたのに。斉藤は給料の6割の説明を丁寧してくれた。あー49歳プー太郎。独身なんかまずい人みたい。これはもしかして婚活に力を入れろってこと。平日は就活して週末は婚活します。
もうかつかつ。勝つ勝つかなあ(笑う)。頑張ります。
お見合いルール
ホテルのロビー喫茶店の場合
①時間1時間
②そのときに連絡先の交換禁止
③駅まで一緒に帰るはOK
④お茶代は男性持ち
※勝手にケーキやパスタの注文をしない。
男性からどうぞと言われたらよい。
⑤たとえ相手と話が合わない。スマホをずっと見るは禁止。
この1時間は大人対応。笑顔。
ホテルのロビーの周りはお見合いの待ち合わせ場所。それらしき男女の姿をよく見かける。携帯片手にお見合い相手を探す。間違えて他の人に声をかけてしまったり、かけられたりなどある。
お見合いスタート
私の最初のお見合い相手は俳優の神保悟志似のイケメン。仮名 鈴木
職業は金融の仕事。年収は私の条件クリア。57歳ですけど年寄り若く見える。
愛犬がいる。シーズ。プロフィールに愛犬とツーショット写真があった。
バツイチ。子供なし。
最初はお互いに緊張してました。なんか話してて楽しい時間でした。
私がワンコ好きなので犬を好きな人は嬉しいです。
職業のことを詳しく話してくれた。金融関係だけど銀行のお偉いさまの運転手をしている。運転は得意でドライブが趣味。なんか嬉しいね。
私はまた会いたいと思い。岡田にはプチ交際オッケ報告をした。
正直1時間話では相手を理解するのは難しい。少しでもよいと思ったらもう1度会うようにしよう。あとは1回目のお見合いで話のキャッチボールができる人が重要です。
その鈴木からプチ交際の申し込みがきた。嬉しかった。1回目のお見合いが成立すると
相手の男性から今日か明日のファーストコールの電話が入る。相談所から連絡先を頂ける。これからは二人でのやり取りになりますが。デートの日程と内容と結果はラインで報告する。続けるも終了も報告する。嬉しいことにクリスマスにデートできた。大人のクリスマスなのに連れてい行かれたのは飲み食べ放題お店。個室はなく。にぎやかというかうるさい感じのお店。鈴木は一方的に自分の話をした。
鈴木「すぐにでも結婚したい。仕事は来月で辞める。もういいよ。お金あるし。母親と同居。生活費は割り勘」
私は無口になった。このデートももちろん割り勘。お金持ちってケチなの。
結婚したいなら相手の話も聞くこと。
鈴木「俺の話はそういうこと。お互い大人なんだから。これでいいよね」
私は黙っていた。早く帰りたい。交際終了。私はその日ぼぼ話さず終わりました。
帰って速攻に岡田さんに交際終了のことを告げました。
デートの内容をそのまま報告しました。交際終了したら相手の連絡先を削除するのがルール。私は削除しようとしたら。鈴木からラインが来た。1行だけ見えてしまった。
鈴木ライン「うつだね」
基本交際終了したら連絡をするのは禁止。カウンセラーからどのように言われたのか。それを鈴木はどう感じたのか。断れたのが悔しいのか。自分の気持ちが伝わらないのに腹を立てたのか。こんなセリフを言う鈴木と交際終了をしてよかったといずみは思った。
何言ってるお前がうつだよ。相手の気持ち考えろ。結婚できないね。ライン返しかったが何もせず鈴木のラインをブロックした。終了。さあ次に行こう。
1月中旬 ハッピーニューイヤーパーティ
新年明けて1月にお見合いパーティがあった。確か12月初めに申し込んだ。年齢は45歳から55歳。結構幅広い。このお見合いパーティーは人気あり締め切りが早い。参加したい場合はまめにチェックしてテーマと年齢がヒットすれが即申し込みする。私が参加したニューイヤーパーティーはイタリアンランチを食べながら素敵なで出会い。ある日曜日11:30受付。12:00から14:00。私は初めての参加時間たっぷりと思いましたが、とんでもないあっという間でした。男女15対15です。この日曜日参加。年齢層も高い。こんなにも結婚したい男女がいるなんだ。なんか少し必死さの空気を感じた。まず受付をして席に案内された。番号を渡され座る。渡された用紙に番号とプロフィールと参加者の男性の特徴を書く。名前を公表せず番号で自分をアピールする。まずは男2女2でテーブルで話をする。司会者の指示で一人ずつずれていく。数分で終了です。そのときに自己紹介する。その間にイタリアンの食事が出てくる。サラダ、パスタ、ハンバーグ、スープ、デザート席をずらしながら会話うーん自己紹介で終わる。5分ぐらいのシステムだった。盛り上がりのためビンゴゲームがあった。それはいらない気がした。参加者は会話に命かけてました。相手を知りたい気持ちが強いのを感じました。
司会者「サクサク行きます」
確かに司会者1人がサクサク言ってましたが。参加者はついて行ってない感じでした。ビンゴにヒット商品は男女に人気のあるドライヤーでした。確かドライヤーは男性に当たりました。前に出て商品を受け取っていましたが、どうやらそのとき会話している相手が気に入っているようで、前に出る時間に無駄を感じせっかく当選した商品を嬉しくないように感じた。司会者がおめでとうございます。話しかけてしました。空気を読んで早く席に戻してあげればいいのにと思いました。その後、待ちに待ったフリータイムがきた。パーティの企画から用紙を渡された。番号でよかった人をチェックできるいわゆるメモである。相手の特徴を書くのですが。テンポが速く書く時間がない。私は〇×△を書いた。話を落ち着いてできない。すぐに時間がきて席替えの繰り返し。私は自己アピールのためおやじギャクを飛ばし笑顔でアピール。いや飛ばしすぎて何言っているか分からなくなった。ついていけてないかも。フリータイムは女性は中でも若くきれいな人に男性は集まり、男性は渋くダンディな人の前に女性は集まり空席はない。私は立ちたいが立てず目の前に来た人と会話をした。正直タイプでもなく会話もいまいちでも聞いた。アプローチが強いのを感じた。私は楽しむより必死に食事をしてフリータイムで目の前にきた人会話をした。楽しむのではなく仕事をこなしているようでした。あっという間に終わってしまった。最初に渡された用紙を司会者に渡した。後で相談所用のラインに報告が来るそうです。女性を先にお見送りして退場。その後に男性が帰ります。うーんいまいち。もう参加はないな。私の場合1対1のお見合いのほうがよいと思った。結果目の前に座った人からアプローチが来ました。1度正式にお見合いの申し込みです。申し訳ないがお断りしました。1つ嬉しいことに私がアプローチした人をお見合いができました。私は嬉しく思ってその日を楽しみしてました。実際その方と会えましたが、まったく会話が盛り上がらずその人が教えてくれたことは長く婚活しているとお見合いパーティーで同じ女性ならわかるのですが。年代が近いと同じ男性をとも会うよ。また会えたことで話が盛り上がる。なんか婚活も期間と時間と年齢が大切と感じた。実はそのお見合い相手にはいいませんでしたが。私も以前お見合いした人にニューイヤーパーティー出会いました。相手は私を覚えていたかどうか分かりませんが。フリータイムのときの会話に困りました。それって少し気まずい。そして数か月後。結婚相談所のラインでそのニューイヤーパーティー参加でカップルになった成婚報告がありました。写真はでませんが。年の差カップル。女性は40代前半。男性は50代後半。女性はあの可愛らしく男性に囲まれて話していた人かもと思いました。おめでとうございます。心の中で言いました。あの忙しいニューイヤーパーティーに参加してカップル誕生。私も参加しましたが縁がありませんでしたが。どこで縁があるかわからないんだなと思いました。あんなに結婚したい人がいるのに縁あったのは1組だけだっかのか。縁は自分で探すんだニューイヤーパーティー参加して学んだ。やっぱり私はパーティーより1対1のお見合いがいいな。
同期女子会パート1
今日は久々の女子会である。いずみは仕事を辞めてしまったが時々こうして同期が集まり女子会をしている。この時間が何とも言えないくらい楽しい時間。そしてとても大切な貴重な時間でした。
登場人物
百恵(モモエ) 長男長女を持つ母。夫とは今もラブラブ。元ミスユニバースと思うほどの容姿です。二人の子供は独立。仕事をしたく営業職を選んだ。いわゆる良妻賢母。
公美(クミ)長男次男を持つ母。二人は学生。息子たちのことで多忙な日々。働くことが好きで明るい性格を生かし営業を選んだ。
愛美(マナミ)この中の最年少。知的で控えめな性格でもいざというとパワー全開。丁寧にこなす器用さがある。お母さんは私たち3人より年下。同期はお母さんより年上。
4人 「乾杯」
いずみ「久ぶり元気だった」
愛美 「うん、元気だよ」
百恵 「アポとれなくて」
公美 「毎日数字に追われているよ」
3人は常にきっちり形にしている。なんだかんだいって成績を残している。優秀な3人である。私はこの3人と同期で嬉しく誇りに思っていた。出会えたことに感謝している。退職してもこうして会える。嬉しくてたまらない。私である。
公美 「いずみちゃんはどう。派遣の方は」
いずみ「うん実は2週間で解雇」
百恵 「えっどうして」
いずみ「理由はよくわからず。会社の事情で解雇されたの」
愛美 「そんなことあるの」
いずみ「私もよくわからなくて気持ちブルーです」
公美 「今日は飲んで話して気持ち切り替えよう」
いずみ「ありがとう」
一呼吸をしていずみは話をした。
いずみ「私婚活始めたの。仕事がダメになったからじゃないよ」
公美 「そのなの。そんなのわかっているよ」
いずみ「派遣決まって1週目に結婚相談所に登録したの」
百恵 「なんかいいね」
いずみ「よーしがんばろって思っていたのに急に派遣終了」
愛美 「ごめん思い出させて、どんな会社なの」
いずみ「食品会社の営業事務。みんな近所に住んでいて昼休み家に帰り誰もいなくなるの」
公美 「なんか変な会社だね」
いずみ「それでね。私は30代前半の男の人から仕事を習っていたの。多分独身。経理の女性が1人いて60代ぐらい。その女の人が毎日お昼に30代前半の男の人にお昼お弁当作ってるの。冷蔵庫に入れお昼帰るとき冷蔵庫からお弁当とって家で食べる。空のお弁当箱を冷蔵庫に入れる。それを毎日繰り返し」
百恵 「それなんで知ってるの」
いずみ「仕事を習っているその本人から聞いた」
3人 「なんかきもい。その60代のおばさん30代の独身の男。好きなんでしょ」
百恵 「その30代の人からいずみちゃんが仕事習うの気に入らないかったんでしょ」
いずみ「そうなのかな」
愛美 「その60代のおばさんに意地悪されなかった」
いずみ「何もなかった」
3人 「よかった」
新しい仕事でなく60代のきもいおばさんの話に注目された。独身なのか。その2人は実は付き合っているのではないかと話は盛り上がった。
公美 「会社事情の解雇なら保障あるでしょ」
いずみ「うん契約期間の保障はある」
百恵 「よかった。そんなとこ辞めた方がいいよ」
いずみ「ありがとう」
公美 「ってことは婚活に集中できるね」
いずみ「そうだね」
3人 「いずみちゃんの婚活に乾杯」
いずみ「乾杯ありがとう」
あとプロフィール写真を3人に見せた。可愛い。素敵と褒めて頂き自信がついた。
「よーし頑張ろう」
本日の女子会は終了した。
お見合い続き②
今回のお見合いは相談所のサロン。スタートと終了はカウンセラーから声がかかる。
お茶を出していただける。これは嬉しい特典です。時間60分。
第一印象。お見合い写真と違う。写真を撮ったときから時間が経っているのではなくプロが上手に撮影した感じです。写真では的場浩二に似ていたが。実物はかなり老けて見えた。仮名 篠田 職業 運転手 運送勤務。初婚
初めましてとご挨拶した。簡単な自己紹介をする。私は名乗った途端。
篠田は一方的に話し始めた。私に会うのを楽しみしていたのは分かりましたが。
自分の勤めている運送会社のクイズを出してきた。ちなみに正解した。正解しても全然嬉しくない。
篠田「佐藤さんは写真のままだね。お見合いでさ全然違う人いるんだよ詐欺だよね」
あんたもそうだよ。心の中でつぶやいた。一言多い。
自分の仕事は夜勤勤務。平日は寂しい思いをさせるけど土日は休みでフォローします。
両親と同居。母親は声が大きくうるさくいつも怒っている。父親や下半身がゆるくいつも漏れている。かなり匂う。母親が父親とトイレが一緒は嫌なのでわざわざ大金をかけて別にトイレを作った。こんな話をしたらお見合い成立しないよ。内心思った。私はただ聞くしかなかった。場を壊してはいけないニコニコ笑顔です。うん疲れてきた早く終わってほしいと思いで、なんだかんだで1時間終了した。カウンセラーが終了の案内がきた。よかった終わりだ。篠田はもう終わりまだ話たりないよ。先に篠田は帰りを案内された。ホットした。カウンセラーにどうでしたかと聞かれました。正直に一方的に話すので疲れました。会話のキャッチボールができない。お疲れ様ですと席を立った。携帯を見ると篠田から交際返信が来ていた。私は断ると決めていた。その後お断りをしたのですが。篠田の担当のカウンセラーから私の担当の岡田に何とかなりませんかと連絡が来た。再度岡田さんに申し訳ございません。なんとかならないと正直に伝えた終了した。
お見合い続き③
これはすごいヒット。年齢49歳。同い年。東大出身。塾講師(自営業) 初婚
年収のまあまあ。いい。仮名 川田 写真も知的見える。なんてたって東大です。
場所は都内ホテルの最上階のティーサロンでお見合い。待ち合わせは席。
すぐにわかり。見てえっ写真と全然違う。話し方が舌足らず?舌がまわってない。何を言っているか分からない。口元にしまりが悪い。口が半開きになっている。なんかおかしくて笑いをこらえた。お互いに挨拶してお見合いが始まった。
川田 「佐藤さんに会うの楽しみにてました」
いずみ「ありがとうございます。同い年で東大出身。凄いです」
その言葉になんか川田はご機嫌でした。仕事に話になった。
いずみ「塾講師なんですよね」
川田 「そうです。主に中学校三年生と高校三年生の受験に力を入れてます。生徒が志望校に合格すると嬉しい」
いずみ「そうですね」
メニューは和菓子セットを注文した。紅茶又はコーヒーを選べた。いずみは紅茶。川田はコーヒー。川田はマスクを外し和菓子を食べた。マスクの置き方がはクチャクチャ。テーブルに置いてあるマスクケースに入れたが全然入っていない。くちゃくちゃ音をたてて食べる。何度も和菓子のフォークとコーヒーのスプンを床に落とす。頭の良い人に見えなかった。その行動に目を取られ会話を覚えていない。そしてコーヒーはおかわり自由。1時間のあいだ何度もおかわりをした。なんか引いた。1時間たったので声は私からかけて終了。駅まで一緒に帰り私を気に入ったようだ。なんせ何も話せず相手の話を聞き笑顔です。
川田 「今日楽しかった。またお会いしましょう」
いずみ「ありがとうございます」
いずみはとりあえずいった。駅の改札で別れるときに川田は言った。
川田 「不動産あります。塾のビルとマンション貸してます」
決めセリフ資産あります。帰り携帯がぶるぶる鳴った。相手から川田から交際がきた。早っと思った。私はその夜お断りのメールを担当者にした。
お見合い続き④
職業 精神科のカウンセラ― 56歳 初婚 聞き上手 仮名 渡部
この聞き上手の言葉が気になった。写真とかなり違っていた。実際会おうと白髪としみ、シワかなり老けていた。物静かさと会話のキャッチボールができたので次に進もうと思った。今までお見合いで会った人違うタイプ。お互い成立してプチ交際スタート。がプチ交際スタートになった途端。違和感を感じた。
渡部 「実は1人息子なんです」
いずみ「確かプロフィールには次男となってましたが」
渡部 「実は子供のころ病気で亡くなりました」
本来なら優しい言葉をかけるところですが。できなかった。話を聞き続けると。89歳になる両親と住んでいる。二人は元気だが。同居が絶対条件。二世帯住宅にはしない。住まいは東京の郊外。いずれは嫁は介護をしてもらう。お金はある。貯金はしっかりしてきた。介護の仕組みを勉強している。渡部は自分の話ばかりしていた。プロフィールは嘘だらけ実際は長男になる。聞き上手のうそ。なんか独身の理由が分かった。私はただ聞くしかなかった。デートのお店はパスタとモンブランが美味しいお店。味が全然分からなかった。私は表情が暗くなった。
いずみ「結婚は先のお話ですね」
渡部聞いていない。というか自分の意見を言って私が黙って聞いたいたのでご機嫌だった。受け入れたと思っているようだ。
渡部 「次回のデートはドライブに行こう」
いずみ「まだ予定がわかない」
渡部 「ラインします」
気づけよ。無神経の人だと感じた。交際終了した。
お見合い続き⑤
職業 建築家 1級建築士 身長の高い。年収もよい。
初婚 56歳 俳優の佐藤浩市似ている。船の免許有。
写真通り素敵な人でした。仮名 山本
今回はサロンでお見合いをした。私は横浜に登録している。
その人は東京のサロンの登録。東京のサロンは高層ビルで景色がよいと聞いていたので1度行ってみたいと思っていた。東京のサロンまで行きました。その日は天気もよく景色最高。都庁が見えて明るさから町の建物が光を浴び美しく景色を演出していた。サロンから紅茶を出して頂きお見合いはスタートした。お互いに自己紹介をした。山本は建築事務所に働き30年以上経っている。
山本 「結婚はなかなかチャンスがなく1人でした」
いずみ「職場に山本さんのような方いたら女性社員からお声かかりそう」
山本 「職場は難しいですよ」
いずみ「船の免許を持っているってんでよね」
山本 「そうなんです。船いいですよ。乗って景色見ると気分最高です」
言葉のキャッチボールができる。とういか今度船に一緒に乗ってみたいを思った。
私のことをコミュニケーション能力があるとお見合いで私のような人と出会えて嬉しいと言われた。いずみはまた会いたいと思った。1時間あっという間に過ぎた。
山本 「ありがとうございました」
いずみ「こちらことありがとうございます。楽しかったです」
プチ交際スタートした。やったーとても嬉しかった。
クリスマス夜にドライブと食事をした。車の中はラブソングが流れ、会えたことが嬉しくく少し寒かったがテンション高く寒さは飛んだ。スカイツリーに上り夜景を楽しんだ。
近くのしゃぶしゃぶのお店に入りノンアルコールビールで乾杯した。
いずみ「会えるの楽しみしました」
山本 「僕も」
いずみ「クリスマスの会えるなんでなんか素敵」
二人は笑顔でしゃぶしゃぶを食べた。
一軒家に住んでいる。3階建を購入した。結婚のために購入かと思ったが。どうやら違うようだ。少しづ闇が見えてきた。そこに母親と姉が住んでいる。姉は独身で派遣社員。母親は元気。同居。独身の姉付きだ。こいつもかと内心思った。同居できないなら結婚を考えることはできない。はっきり言われた。
山本 「同居条件」
いずみ「うん」
山本 「できる」
いずみ「急に言われても」
山本が怖く思えた。お前は結婚したいのか。母親の同居してくれる人がよいのか。
すごく気まずい雰囲気になった。答えをごもってしまった。これは終わった。
案の定。交際終了になった。理由は価値観の違い。これは価値観なのか。相手の一方的な希望で私の意見は聞かないのか。もし交際が進んでも結婚までは行かない相手と思った。終了しことがよかった。気持ち切り替えて次に行こう。
お見合い続き⑥
職業 車の営業 出身 大阪 45歳 要潤に似ている 仮名 犬田 初婚
写真見てかっこいいと思った。今までのお見合いは50代が多く。今までにない貴重な40代。初めて年下の人とお見合い。楽しみ。
犬田 「いや早く結婚したいんねん」
大阪弁で話す。
いずみ「そうですよね」
犬田 「1人は寂しい。先月結婚相談所に登録したばかり」
いずみ「婚活は体力使いそう」
会話はたわいもないことで1時間終わってしまった。素直にもう1度会いたいと思い次に進んだ。プチ交際スタート。とんでもない奴だった。車で迎えにきて夜ドライブした。羽田空港が好きでよく行く。夜だったので飛行機の音が耳に残り刺激された。夕飯を食べた。店に入り犬田は話始めた。
犬田 「俺のシステムを話す。いいか。ツゥーダ」
いずみ「何」
犬田 「真剣交際までデートは割り勘」
いや終わりだ。いずみは内心思った。結婚したいならデート代は出しなよ。
犬田 「若いとき交際していた女にいつもおごらされた。で別れた損したからだ」
こんな感覚なら結婚無理だね。内心思った。いずみは黙っていた。
いずみ「犬田さんはどんな結婚したの」
犬田 「バカ。名前呼ぶな」
いずみ「どうして」
犬田 「世界が俺を見てる」
いずみ「はあ」
犬田 「呼んだら周りにいる人は俺を見る。いいか俺のことは後輩と呼べ。お前のことは年上だから先輩と呼ぶ」
いずみはなんかムカついてきた何様のつもりだ。勘違いも甚だしい。帰ろうと思い席を立とうとしたら。
犬田 「俺はヤクザに知り合いがいる。1000万円は30分以内に用意できる。1億は1週間で用意できる。凄いだろう」
今度は何言ってるのと呆れた。私は黙って聞いていた。何を言っても耳に入らないだろう。
犬田 「いいか俺を優先しろ」
いずみはその言葉にカチンときた。
いずみ「だから」
会話になっていない。早く帰りたかった。婚活とヤクザ関係ないだろ。俺を優先して人をお前呼ばわれ、それでデート割り勘。腹の立つことばかり終わったな。頭おかしい奴だ。
いずみ「帰る」
犬田 「おい待て今の録音してないだろうな」
いずみ「してないよ」
犬田 「キスさせろ。今夜泊めろ」
いずみ「ルール違反ですよ。帰る」
犬田 「お前馬鹿か。やらねーと分からないだろう」
走って帰ろうしたら追ってきた。怖かった。
いずみ「ちかんです」
叫んだ。そのときは世の中の人が見ていた。犬田は転んだ。その隙に帰った。
警備員の人に何か聞かれていた。なんかうけた。
夜だったので次の日に相談所に電話した報告した。そしたら何度も犬田からの着信あった。しつこいラインが来ていた。即ブロックした。結婚相談所に交際終了の話と昨日のことを全て話した。
岡田 「大変でしたね。交際終了ですね」
いずみ「大変な人でした。対応ありがとうございます」
それとお見合いのとき犬田は車で来ていた。それはいいのだが、帰り家まで送るとしつこく言われたことも報告した。勿論車には乗らずに帰ったことを話した。
お見合い続き⑦
職業 工場作業員 49歳 写真の印象素肌が小麦色に焼けてかっこいい。
バツイチ。子供なし 仮名 沢田
お見合いスタートです。実際会ってみると写真は少し若い頃かな。引き締まった顔が会うとその締まった顔が少し丸びて優しくなっている。感じよくもの腰が柔らかい。
いずみ「宜しくお願いいたします」
沢田「こちらこそよろしくお願いいたします。よかったらお昼時なのでパスタ、ケーキどうぞ」
いずみ「ありがとうございます」
その気配りが嬉しく思わずバナナケーキを注文した。
いずみ「そのなバナナ」
オヤジギャグを飛ばしてしまった。はめ外したかな。沢田は優しく微笑み
「初めて会うのに大胆にギャク言うなんて」
会話も盛り上がった。同い年なので流行った歌や10代のころ人気のアイドル歌手の話なった。ローラースケート滑りながら歌えるなんてスターだよね。私たちの子供頃って歌番組いっぱいあったよね。年代の共通話題で終わってしまいました。次に会いたいを思ったと私の気持ち相手はどうだろうか。プチ交際オッケー。やった成立した。
次回デート、水族館に行きます。その前に駅前にあるちょっとレトロな喫茶店でお茶した。沢田スイーツ男子。甘いもの好き。お店には美味しそうなケーキが並び、どれにしようか迷いました。おすすめのモンブラン食べました。甘さとモンブランクリームが口の中に広がり気持ちがリラックスできました。この街はお母さんのお父さんが沢田から見ると祖父が住んでいて、よく子供のころ来ていた。懐かしい街。それから送迎バスに乗り水族館へ行きました。日曜日なのでバスは満員でした。水族館ではイルカのショーを見ました。最前列は濡れるから後ろの方に座りました。会場が小さめのため後ろでもよく見えました。イルカの動き鳴き声が可愛かった。珍しい魚に魅了されました。デートでないとこないな水族館。なんか楽しかった。夜はイタリアンを予約して頂きました。飲み物はワインしたかったのですが。お互いビールが好きなのでビールで乾杯しました。仕事は工場の作業員をしているそうです。仕事の後ウィバーのバイトをしているそうです。平日は夜12時近くまでバイトです。そうかバイトしているのか。
次週もデートした。私を楽しませるのを感じた。女子が喜ぶアニメの映画を取ってくれた。そのアニメは私は知らないが。取ってくれた気持ちが嬉しかった。手土産にクッキーの詰合せを持ってきてくれた。一緒にいて楽しいが結婚の話がでない。すり合わせができない。いい人で終わるタイプかな。
私は勇気を持って相談所の人に相談しました。沢田さんとてもいい人です。結婚の話が進まないんです。デートも楽しかったし、気を使いって頂いこと感謝です。相談所の人には誤解のないように話をした。いい人です。プチ交際できてよかったです。結婚の話を持っていくのが難しいかも。だから、いい結婚相手見つかるといいです。嫌で終了するわけはないです。私何言っているのと思った。話をして交際終了しました。ありがとうございます。
あ-全然理想の相手に出会いないよ。実際お見合いして思ったことがある。
亡くなった母の言葉です。
「年取って独身だとわがままになる。ずっと一人だから。いい人はとっくに結婚して家庭を守り相手の家族を想い優しくなり他人に対しても温かく見る」
その言葉がよぎり今更だけど親は間違ったこと言わないな。
「ありがとうお母さん。私婚活頑張って結婚するよ」
婚活で出会って私が嫌と思った人たち
•家はある古い。年老いた両親つき介護が見えている。
•もっとひどい貯金はある。家は賃貸がいい。家を持つと煩わしい。
年取ると家借りれないよ。人の話聞かない。で生活費割り勘で親付き
ありえないだろう。結婚するんだよ。やたら住むことに焦る。何かあるんだろうな。
•俺中心。俺を優先にしろ。デート割り勘。ありえない。
•自分を曲げない。相手の話を聞かない。人の話を最後まで聞かない。
この人たちは母親のいう通りの人に出会っている私。
45歳から59歳が私の結婚ゾーンです。50代中心とのお見合いその通りの人たちです。あとはいい人すぎて結婚までいかない人。
少し婚活に疲れていました。そのある日曜日3人の人とお見合いする日が来ました。
よっしゃと気合を入れました。予定を組んで調整したらこのようになりました。私自身3人の人とお見合いするって大変。でも楽しみ。集中して落ち着いて話しようっと、あとリラックスしてね。今回はありがたいことに3人ともサロンです。よかった。もしこれが最初横浜→次品川→最後横浜だったらなんか大変と思った。1時間のお見合いだけでもかなりの
エネルギーを使い。場所移動を入れたらヘトヘトになってしまうのだ。サロンでお見合いできる環境に感謝です。私は手帳にチェックするための簡単なシートを作った。終了したらすぐに書くことにした。この中に理想の相手いるかも。空き時間の30分にはトイレとメイク直しもする。水分補給のする。
1人目 11:00~12:00 豊川さん
2人目 12:30~13:30 越田さん
3人目 14:00~15:00 森さん
お見合い当日は少し早くサロンに着きました。スタッフにこちらにかけてお待ちください。待っている間に1人の男性が入って来た。
豊川「本日お見合いの豊川です」
あっお見合いする人だ。背中越しなので豊川は後ろの私に気づかず先に席に案内された。
お見合いが始まる前に簡単に岡田さんと打ち合わせをした。
岡田「今日は3人と方とお見合いです。素敵な縁があるようサポート致します」
いずみ「宜しくお願い致します。11時から始まり15時まです。確認ですが。男性を先に出すようお願いいたします」
岡田「了解です。そろそろ時間です。豊川さん来ています。ご案内致します」
豊川さんどんな人だろう。ボーカルレッスンしてて歴史に興味あるって書いてあったな。
私は席に案内された。
いずみ「初めまして佐藤です。宜しくお願い致します」
豊川 「豊川です。こちらこそ宜しくお願い致します」
お互いに挨拶してスタートです。60分
その日は朝凄い雨で嵐でした。出かける頃に雨が止み日差しが出てました。
いずみ「雨止んでよかったですね」
豊川 「はいこの駅JRもあけど京急ともリンクしてます京急の駅からここまで歩いて来ました。天気よく散歩しながら来ました」
いずみ「今日の天気をみると嵐があけたら春が来るんですね。気持ちの春も来るといいですね」
私の話を聞いて豊川は笑っていました。
豊川 「ヨガやっているんですね」
いずみ「はい健康のため体を動かし汗かいてます。ヨガを始めて呼吸法で気持ちが落ち着いて婚活したいと思って相談所に入会しました」
豊川 「そうなんですか。体動かすっていいですね」
いずみ「そうなんですよ」
豊川はいずみの話を聞き微笑んだ。
いずみ「すいません。私ばかり話して。ボーカルレッスンしているんですよね」
豊川 「はい。歌が好きでレッスンしてます。レッスンの中で発声練習もあって声をしっかり出すって気持ちいいですよ。今マスク生活でなかなか声を出せないじゃないですか。発声を練習するとお腹から出すから滑舌よくなるんです。そうすると気持ちいいです」
話していると自然な姿と笑顔に惹かれた。うーん写真とは大分ちがうけどね。
1時間あっという間でした。
いずみ「えっもう1時間早い」
豊川 「早かったね」
いずみ「季節も春になるし桜とかを見に行きたいし一緒にお散歩した季節を感じたら嬉しいです」
なんか最後に話してしまった。楽しかったからその言葉が思わず出た。そのとき豊川は笑っていた。
「ありがとうございました」
お互い挨拶をして終了。
もう一度お見合いの様子を思い出し。豊川のプロフィールを見た。53歳
バツイチ 子供二人いる。
正直子供はひっかかる。私の理想は子供のいない人。何かあって引き取ることになったら無理。職業はIT。年収 出身地を見た。他は問題ない。悩んでいるうちに次のお見合い時間迫っている。手帳に〇をつけた。素直にもう一度会えるのなら話をしたいと思った。
2人目お見合い
仮名 越田 公務員 年収はまあまあ 60歳 バーベキュー趣味で企画してやっている。プロフィールに書いてある。どんな企画のバーベキューなんだろう。興味津々。初婚。
お見合いスタート。びっくり写真と全然違う。最初の挨拶のときだけマスクを外す。髪は薄く頬にはほうれい線がはっきり出ていた。輪郭はもたついていた。あー終わった。でも私は笑顔で接した。私のことをきれいと褒めてくれた。バーベキューのことを聞くと最初は4人から5人のグループでやっていたが、人が人を呼び現在は100人以上になっている。越田会と名前が付いている。知らいない人もいる。その中でカップルも生まれ結婚してる。なんで自分が企画しているのに越田には相手が見つからないのだろう。100人以上男女が集まるのに。よく聞くと会費の踏み倒しも多い。今は受付を作り始まる前に会費を回収していますが細かいお金がないとスルーする人も多い。で赤字になり赤字は越田がかぶる。そんなの辞めちゃえばいいの内心思った。会話をしないとやばいと思った。
いずみ「大変ですね。人の縁を大切にするんですね。素晴らしい」
思わず心にもないことを言ってしまった。
越田 「そのバーベキュー人が集まるのを見ていると楽しいんですよ」
ずっとやてっな。結婚できないよ。内心思った。バーベキューするのに。肉、野菜、アルコール、その他の物を用意すると80万以上かかる。それを越田が立替えている。
越田 「手配するだけでひと仕事です」
うん仕事にすれば、この人無理。帰りたい。まだ30分しか経っていない。時間経つの遅すぎです。早く終わって。私は話の内容に疲れ黙ってしまった。笑顔だったと思う。越田はひとりでしゃべっていた。終了です。サロンの人がきた。やっと終わった。私はグッタリしていた。が
越田に笑顔で「ありがとうございまいした」
この笑顔で相手はOK思う人がいる。終了後。即私の手帳は×にした。サロンに出す判定メールは夜にまとめてやる。メールが来ている。越田から交際の返事です。早すぎる。
3人目お見合い
仮名 森 52歳 バツイチ子供あり。 職業 リフォーム会社経営
第一印象かっこいいの言葉以外見つからない。キングカズに似ている。
結婚相談所にいるイケメンがお見合い直前に気づいた。新興宗教をしている。妻には求めない。プロフィールの下の方に書いてあった。あっやってしまった。もし気づいていたらお見合いしなかった。がお見合いは始まった。
森 「どうぞよろしくお願いします」
いずみ「こちらこそよろしくお願いします」
森 「プロフィールに書いてありますが。私新興宗教してます。妻になる人には求めません。少しです」
いずみ「少し」
森 「そう少しね。仏壇があり毎日手を合わせて、その新興宗教の幹部です」
その内容を物腰柔らかく話した。いずみは全然少しでない。でもこの物腰の柔らかさに騙されるんだろうな内心思った。いずみは何を話していいか悩んだ。
いずみ「サッカー選手の三浦さんに似てますよえ」
森 「照れながらよく言われます。僕サッカーを子供のころやっていました。サッカー少年でした」
いずみ「今でもサッカー続けているんですか」
森 「はい。続けていて子供たちにサッカー教えています」
いずみ「素敵ですね。好きなことを続けて教えるなんて」
森 「これも新興宗教のおかげです。感謝ですね」
いずみ「そうですか」
森 「仕事はリフォーム店をしてます。最近ですが経営をしてます。全てが順調なんです。あとは結婚相手が見つかればと思い婚活してます」
どっぷり新興宗教にはまっていると思った。こんな話をしているうちに1時間になり終了した。
お互い「ありがとうございました」
挨拶して終了した。森が席を立ち帰った。
いずみ「あー疲れた。なんかもったいないな。新興宗教やってなかったらプチ交際行きたかった」
思わず独り言をいっていた。手帳に×をした。やば岡田さんに聞こえたかも。
岡田 「佐藤さん今日はお疲れ様です。3人とお見合いして」
いずみ「こちらこうありがとうございます」
岡田が冷たいお茶を持ってきてくれた。ひといき着いた。
岡田「今日の返事は明日の13時までにお願い致します。今夜はゆっくりしてください」
いずみ「ありがとうございます。じゃあ帰ります。お疲れ様です」
あー疲れた。3人のお見合いは体力使う。夜はヨガに行く汗かいてリフレッシュしたら返事をまとめ返信しよう。なかなかいい出会いがないな。今回3人のお見合い。プチ交際は豊川を入れた。あとの二人はどうした無理でお断りした。豊川の返事が交際でなければ成立しない。どうなるだろう。理想の相手だろうか。月曜日の朝はぐったりしている。週末のお見合いでエネルギーを使い。その合間にヨガをして体力をつける。1週間頑張ろう。
なんと豊川から交際成立メールが来ました。
いずみ「やったーまた会える」
思わず声に出してしまった。今日の夜か明日の夜にファーストコールが来ます。早速電話番号を登録した。その日の夜早速豊川からファーストコールが来ました。
いずみ「こんばんは日曜日はありがとうございました」
豊川 「こちらこそありがとう」
いずみ「ラインしてますか」
豊川 「してるよ」
いずみ「ライン登録しよう」
豊川 「そうしょう」
いずみ「お見合いのときは苗字だけだったね。佐藤いずみです。どうぞ宜しくお願い致します」
豊川 「豊川大(まさる)です。よろしくね」
ライン登録ができスタンプを送った。来週の土曜日早速午後お茶のデートの約束した。午前中はヨガに行って午後は豊川とデートです。楽しみです。日曜日はお見合いが入っていた。ルールとしてプチ交際の場合はお見合いをしてよい。何人かみてお見比べをする。が真剣交際に入るとお見合いは出来なくなる。
横浜のみどりの窓口で待ち合わせをした。周りに人が多く混んでいた。
大 「こんには、今日は宜しくね」
いずみ「こちらこそ宜しくお願いします」
土曜日のデートは2月なので少々寒いが天気はよかった。横浜混んでいた。どこのお店もいっぱいでした。どこのお店もいっぱいでした。お店を探すのに2人で歩いた。
大 「あっ窓側の席空いてる。人ならんでないよね」
パンケーキのお店に入った。
いずみ「はい」
ハワイをモチーフにしたお店であった。店内は華やかに飾れていた。メニューは可愛くて美味しそうな写真です。
いずみ「よかったお店は入れて」
大 「そうだね」
いずみ「パンケーキっていわゆるホットケーキのことでしょ。私の子供のころはシンプルに2枚重ねになっていてバターがのってメイプルシロップかけるのが基本だっけど今は生クリームにフルーツのせて豪華だね」
大 「そうシンプルなホットケーキ懐かしいね」
昔懐かしいホットケーキの話で盛り上がり気持ちがホットした。私は生クリームとフルーツ盛り合わせと紅茶セットを注文した。豊川はバナナチョコと生クリームのホットケーキとコーヒーセット注文した。
いずみ「なんか甘いものは別腹で食べられちゃうな」
大 「分かる僕も甘いもの好きだから」
いずみ「甘いもの。スイーツって食べると気持ちが落ち着くよね」
大 「そうだね」
いずみ「あーおいしい」
大はよく食べるいずみを見て驚いたが、なんか癒された。
大 「あっプロフィール見て知っていると思うけど僕子供います。息子が2人。長男は20歳大学生。次男は16歳高校生」
いずみは出たっと思った。子供たちは前の奥さんが親権をもって育てている。大は毎月養育費を支払っている。金額を聞いて驚いた。職業はITのエンジニア。年収の話もした。離婚の理由は奥さんから切り出された。大の頑固で頭からかみさんを押さえつけてばかりで耐えきれなく離婚した。そのことは反省している。いずみは正直大丈夫かと思った。4年前に離婚。空気が重くなった。でもなんか惹かれるものがあった。子供に対する責任感。当たり前かもしれないが、当たり前のことができない親も多い。もし私が20代なら受け入れないかも。49歳の婚活はバツイチや子供がいるのはもし私あり得る話。本当ならできれば子供はいない方がよい。今よく聞くのが離婚しても養育費を払わない。払えなて払わない人が多いと聞く、大はかなりの高額を支払っている。来年の6月で終了する。計算が合わない。次男はそのとき17歳になる高校生だよ。裁判所で話合い。計算して毎月の支払を多めに払い早く終了する。今度その書類見せる。バツ1の人。大きく受け止めなきゃいけない。親権は向こうにある。大が育てることはないといっていた。いずみにとってこの話はどういっていいのか。でも養育費は来年の6月で終了。収入はよい。頑固で押さえつけて離婚。養育費。頭をよぎった。本人は変わろうと努力をしている。もう1度結婚して家庭を築きたい。高額な養育費を真面目に払う誠実さを感じることもあった。帰りは横浜駅の方まで歩いた。大は横浜はよく来るので近道や抜け道を知っていた。でもなんかお互いに気持ちが重かった。離婚と養育費のことを聞いて。
大「明日は会社に出勤なので今日はここで」
大は私鉄。私はJRに向かった。なんか逃げるように大は走っていった。いずみは大の後ろ姿を見て次はないかもって思った。相談所のカウンセラーが偶然に大と同じだった。その夜岡田に相談の電話を入れた。
いずみ「岡田さん。こんばんは。今日豊川さんと初めてのデートしてきました。離婚の話や養育費の話してくれました。ちょっと気が重くなりました」
岡田 「豊川さん仕事はしっかりやり年収もあるし。離婚して子供たちに対して責任もはたしたいるし。性格ははっきりしている所あるけど裏表なくいい人ですよ」
いずみ「うん。誠実さ感じます。今日駅で別れるときね。なんかさっていっちゃってさ次ないのか」
岡田 「そうだったの。豊川さん佐藤さんのこといいっていってます」
いずみは悩んでいる。でももう少し大のこと知りたいと思った。
いずみ「岡田さん今日のデートの話はメールします。次回の約束はしないけどまた会いたいです」
岡田 「ラインしてみたら」
いずみ「そうしますね。ありがとうございます」
その後、大と会うことはできたが、いずみはお見合いを続けていた。がいい人がいない。大はプチ交際のとき一生懸命デートプランしてくれた。ケーキの美味しいカフェ。桜のきれいな道を散歩したり昔懐かしい洋食レストランを予約してくれたり会話は飽きないようにしてくれた。平凡なことだけと一緒にいて楽しいし私も無理をしてない。自然体を感じた。ただ私オヤジギャグはうけてくれなかった。
大「はい。どうも」 終了。
その後お見合いをするが親と同居。介護必要な親を抱えていたり。一方的に話をする。なかなかこれといった相手もなく。大を中心考えるようになった。
いずみは子供のことが気になった。大は長男と次男に大学を出たらなら就職して1人暮らしをするよう自立を進めている。上は20歳、下は16歳。今は親権は前の奥さんが親権。大が引き取り可能性は低い。そのための親権と養育費を支払っている。もし今日明日に前の妻が亡くなったら引き取ることになるかも。でももしそうなったら母方の祖父母にお願いする。子供たちは再婚した父親の方へ来たいとは言わないだろう。大はいずみに話した。大はいずみを悪いようにはしないと言っている。その言葉を信じよう。まあ急に母親が亡くなる可能性は低いといずみは自分自身言い聞かせた。大は結婚して新生活を送りたいようだ。バツイチはいい。子供がいる。私の中で子供がいる。引き取ることはないにしても。そうなったらどうしょう。不安はあった。冷静になった子供がいるからってそれでその人を決めることはない。人生後半で婚活そういうこともある。気持ちを切り替えた。初めてのデートのとき歴史の話をしている。大に惹かれた。正直歴史はよく分からないが。好きなことを懸命に話す姿に魅了された。大をもっと知りたいと思った。その後お見合いは続けたが。うーんって感じ。もしその中にいい人がいればお見比べしようと思った。プチ交際まで行ける人を探したが。大よりいい人がいない。それに私は器用ではないそのようなことは無理かな。そんなことを言っているうちに大とのプチ交際が終了した。次は真剣交際になる。これが順調に進み終了すると成婚になる。真剣交際がスタートした。プチ交際のときは食事が多かった。真剣交際に入ると遊園地や鎌倉と散歩や水族館などを見たりすると変わった。2人で楽しむいわゆるデートって感じた。真剣交際が終了してお互いよいと成婚退会になる。なんか早すぎると思った。結婚相談所のシステムに。
数回のデートで相手をわかるはずがない。一般的に恋愛結婚だったら何年も付き合って毎年誕生日やクリスマスを過ごして思い出いっぱい作って結婚する。甘いも酸いも分かって?私はお見合い結婚をしているんだ。職業も年収も出身地もプロフィールは分かっている。縁なんだろう。会ってなんとなくいい。なんか楽しい。そういうことなのかな。私は初婚だけと大はバツイチ。結婚して相手と充実した生活を送りたいと思っていること感じる。だから私に対してのライフスタイルも聞いてくる。そこはバツイチの良さ。次は失敗しないように相手に対する気遣い、優しさ。たとえ恋愛結婚で何年付き合っても全てを理解するのは無理かも人間だから状態により変わることもある。そのときはお互いに勇気をもって向き合って話をする。恋愛結婚もお見合い結婚も出会いが違いである。結婚相談所はお互いにいい縁があれば結ばれて結婚に繋がる。理想の出会い。理想の相手を探すための通過の道である。理想って大切である。結婚となれば一緒に生活をして行く。この理想はお互いが作っていくものだと思う。プチ交際が終了して真剣交際に入り時間が経ち、経てばたつほど大を理解できた。鎌倉にある週末デートした。雨だった。大は雨男?真剣交際の初日のデート遊園地も大雨で乗り物は乗れず。水族館を見た。鎌倉は朝だけ着いてからは雨が止んだ。4月に入り中旬が過ぎた。雨が上がり暖かい春の日差しを感じた。雨で桜は少なくなってしまったが、少ない桜でも春を感じた。目を閉じると草木の香りがした。春だ。私にも春が来るかな。鎌倉は歴史のものがある。大は1つ1つ丁寧に話をした。私は聞いていたが、よくわからなかった。他の話をしたので後日、大に怒られた。人の話を聞かない。正直世の中に人の話を最後まで聞く人の方が少ないよね。むきになり怒りバカみたいと思った。子供の教育費の件も確認した。大の家にいったときファイルを見せてもらった。離婚のとき裁判所の養育費の書類です。来年の6月で終了になっている。金額と元妻のサインと印が書いてあった。
いずみ「もし足りないからもっと養育費くださいと元妻がいってきらどうする」
大は凄い剣幕で怒った。
大 「裁判して、前の妻の理解した。その請求はない。多めに支払い期限を短くした」
いずみ「怖い。そんな怒らなくても確認しただけなのに」
大 「ごめん。僕の悪い所だ」
その時結婚無理かもと思った。
鎌倉は銭新井弁天や鶴岡八幡宮に行き。結婚式をやっていた。和装で素敵だった。結婚無理かと思ったけど大とのことをイメージしていた。長谷寺にも行った。よく歩いた。小町通りも歩きお店もたくさんあり甘い香りで充満していた。しらす丼を食べた。美味しかった。口の中でとろけ食べているより飲んでいる感じだった。湘南せんぺいを食べ歩き小町通を散歩した。ともかく歩いた。大と他愛もないおしゃべりをした。デザートはお店に入りモンブランを食べた。お蕎麦みたいに細く細い線がスポンジを包み上に栗がのっていた。大きくてたべられるか。美味しくてパクパク入った。その後は大船に行った。大の好きなクラフトビールの種類が豊富なお店がある。ピザやパスタにサラダのメニューも充実していた。
大 「今日は楽しかった。乾杯」
いずみ「うん。楽しかった。ありがとう」
大 「結婚してください」
いずみ「はい」 思わず嬉しくて
大 「あっごめん。指輪はこれから見に行こう」
いずみ「ありがとう」
そのとき注文したサラダとパスタがきていた。お店の人がどうしていいのか途方にくれていた。お店の人ごめんなさい。
本当はプロボーズされたとき少し迷いはあった。養育費の件で怒る大に大丈夫か。でもその後は私を楽しませたい気持ちが伝わった。大はかっとなると所はある。それが離婚の原因。私も感じた。がそれを克服する努力を感じる。相手次第で変わるかも。
理想の相手に出会い。
それは相手に求めるばかりでなく、自分自身も理想の人間像になること。
•挨拶ができる。(どんなときも喧嘩しても)
•相手を思いやる。(争わない)相手の話を聞く。
•いつも笑顔でいる。
もしこれができたら、いや私はできる。理想の相手になる。理想の出会いお互い理想の相手になり出会えた。なんて素敵なんだろう。大とはできる。なんか理想とスキルって似ている。結婚は理想。仕事はスキルが求められる。
それから住むマンションを探した。楽しかった。場所は私鉄前線。なかなか難しい。駅から近いが目の前に同じ高さの建物がある。部屋を探し式場探し指輪を作る。2人で相談した。主人の両親の挨拶とバタバタでした。部屋は見つかった。目の前は何も建つことがない。浄水場。富士山が見える。
理想の相手に出会い(続き)
•理想・・・美人できれいで頭もよく、ここまではよいが。自分はできると思い相手を罵りキズつける。相手を思いやるこどができない。自分はできる。人も自分と同じようにできると思い。それができないを相手を人間とみない。怖い。これは特に独身女性に多い。
このような女性は現実は評価は低い。
スキル・・・スキルある方がよい。スキルあっても人とコミュニケーションがとれない。できな人を思いっきりバカにする。仕事では人が周りにいるが。仕事を離れると友達がいない。関わりを避けられる。
理想とスキルがあっても人に良い影響を与える人なら良い。その人がいるだけで明るくなる。いわゆる華になれる人。理想とスキルがあっても周りを悪くする人は不要である。
式場を探す前の話。指輪を見に行った帰り。
いずみ「ありがとう。素敵な指輪とダイヤモンドの婚約指輪。なんか高くて申し訳ない」
大 「何言ってるの。一生に一度の記念日なんだから」
いずみ「ありがとう」
大 「あと結婚式はどうする」
いずみ「結婚式挙げるの」
大 「挙げるさ」
大はいずみを見つめながら「僕はバツイチだけどいずみちゃんは初婚だよ。花嫁は女性の夢だから」
いずみ「うん。ありがとう」
大 「僕がウェディングドレス着せてあげるよ。費用も心配しないでいいよ。僕が出すから」
いずみは感動して涙が止まらなかった。
大 「大切な2人の記念日だから挙げよう」
いずみ「本当にありがとう」
大 「いずみちゃんの花嫁姿きれいだうな」大は照れながらいずみを見つめて話した。
いずみ「ありがとう」お礼しか言えないいずみでした。
大 「来週にでも式場見学に行こう」
いずみはなんか凄い幸せを感じた。ウェディングドレス着れる。嬉しい。
私と結婚
結婚という言葉を聞くだけ手何か幸せを感じる。優しい未来に引き寄せられる。気持もほホットする。実際指輪と式場を選ぶとき笑顔で「おめでとうございます」
結婚という言葉は幸せの合言葉。みんなが笑顔になる素敵な魔法の言葉です。初めましての相手で「おめでとうございます」って結婚で言われる言葉です。そして自然な笑顔。そうすると素敵な式場やコンシェルジュに出会えたり形として残る光り輝く結婚式ができる。この自然な流れ大切です。
素敵な式を迎える準備
結婚式なんて素敵な日。この日を迎える日。日々大変でした。式場選びからドレス選び。内容。大といずみはサクサク決められた。ドレス担当のプランナ-に広山がエスコートが上手でした。ドレス選びは悩んだりした。広山はアドバイスをくれた。これは決してお世辞ではなく私の体のラインを見てこちらの方がよい。デコルコと背中がきれいと褒められた。この二つが協調するものがよい。ドレスを着た途端に髪をアップ。アクセサリーに花束を持たせてくれてイメージをさせてくれた。ドレス選び。ウェディングドレスとカラードレス1枚ずつ選んだ。数枚試着した。約3時間かかりました。その前にドレスフェアーに参加して気に入ったものを選んでおいた。当日はサロンでも気に入ったものを探し試着した。ドレスは見た目と着たイメージが全然違う。これは選ばないな。最後に試着したドレスを着たら、凄く似合っていた。私もとても気に入った。広山のいいですねの言葉も決めた手になった。1回目の試着でウェディングドレスとカラードレスを決めた。
広山 「今日1日で決めてよろしいですか」
いずみ「はい。アドバイス頂き気に入ったドレス見つかりました。ありがとうございます」
広山 「順調に決めてますね。なかなか決まらず。次回になるカップルもいるんですよ」
いずみ「そうでうよね。こんなにあったら迷いますよね」
特にウェディングドレスを着ると結婚するんだと気持ちが引き締まった。女性の最大イベント「花嫁」です。
それと結婚式のウェデングコンシェルジュの久保春香。この担当の出会いはとてもよかった。私たちの二人の間で春香ちゃんと呼んでいた。相談のときは久保さんと呼んでいます。
春香からは式の流れ、式の食事、飲み物、お花、写真、ビデオ、引き出物、招待状のデザイン、メイクリハーサルと決めることいっぱいです。可愛らしく少々天然、丁寧な対応の春香にいずみはファンになった。悩んだりするとメールや電話をすることも多かった。
話していると楽しくて電話や式場の相談も少々時間オーバーすることもあった。
いずみ「いつも時間オーバーしてごめんなさい。次の相談もあるのに」
久保 「大丈夫です。2人と話していると楽しいです」
いずみ「ありがとう。春香ちゃん」
大 「あっごめんね。2人で家で春香ちゃんで呼んでるの」
久保 「嬉しいです」
笑顔で答える春香をいずみはますます好きになっていく、次の相談が待ち遠しい。
来月の日程の確認をして式場を出た。
当日は素敵な式になる。招待状の返事も嬉しさを感じる。おめでとうのメッセージや花のイラストを書いてくれたり達筆な人が多く。最近は手書きがないので人の字を見ることが少なくなった。切手を貼って郵便です。招待状は手書きいいですね。返信は1人1人の気持ちを感じました。うーん嬉しくなった。大には感謝している。結婚式をやろう。僕に任せて
いずみ「ありがとう」改めていった。
大 「どういたしまして」照れていた。
そんな大をいずみはますます好きなっていた。返信きて出席なんか嬉しね。これは式を挙げる人しか味わえない幸せの返事を頂いた。大の両親は高齢と東遠で参加はできなかった。
いずみ「写真送ろうね。終わって落ち着いたら実家行こうね」
曇りかかった大の顔が笑顔に変わった。ヤッター1つ理想を叶えた。これからの生活。まだまだお互い知らないことは理解しあって、ありがとう、感謝の気持ち。争わないことそんなことしていいことない。
私は式の3週間前は毎朝5分間。朝食の支度の前に両親への手紙を読む練習をした。
花嫁の手紙は結婚式にとって重要ポイント。当日はきっと緊張する。仕事から帰ってからの練習はクタクタで無理。朝のすっきりさわやかでエネルギーあるときに練習した。最初と最後の挨拶は暗記。手紙はそのまま読む。挨拶は文章を1つ1つ読む。そのあと暗記して笑顔で練習した。
幼馴染の莉子にラインした。
お久しぶり莉子ちゃん元気?
私は元気です。本当はお会いしたったけど、
きっと忙しいと思いラインしました。
実は結婚決まりした。
正直に大変でした。色んな人に出会いました。
50代の独身は個性的でしたよ。
莉子ちゃんのアドバスとても役にたちました。
ありがとうございます。
実は結婚式やります。莉子ちゃんにも来ていただきたい。
どうぞよろしくお願いいたします。
そうるすと莉子から返信。
いずみちゃんおめでとうございます。
嬉しい報告ありがとう。
結婚式は是非参加します。
どうぞよろしくお願い致します。
ライン返信を見ていずみは嬉しくなった。
同期女子会パートⅡ いずみの結婚が決まりお祝いの女子会
3人 「おめでとう乾杯」
いずみ「ありがとう」
百恵 「どんな人」
公美 「今日は聞きたいこといっぱい」
いずみ「包み隠さず話すね。私が選んだ人はバツイチの子供持ちで現在教育費支払ってます。来年の6月で終了。私がそんな人選ぶなんて」
百恵 「それは現実だけど私たちが気にしているの人柄だよ」
愛美 「そうだよ」
公美 「お互い50代になろうとしている。そういうのあるよ」
いずみ「そうか私が偏見です。子持ちのバツイチに対して失礼だよね。ごめん」
いずみは自分に対して恥ずかしくなった。この同期の3人が心より私の幸せを応援する優しさに感動した。ありがとう。
いずみ「私が選んだ人はね。優しくてITに強い人なの。職業はITのエンジニア」
愛美 「そうなの」
いずみ「私はITにうといから色々と助かっている」
公美 「うんうん」
いずみ「私にいつも気を使ってくれる。ともかく優しい。なんか笑顔になれる。そんなところに惹かれて私好きになっちゃった」
百恵 「素敵!」
いずみ「なんかひねりなくて平凡すぎるね」
公美 「もういずみちゃんオヤジギャグじゃないんだから、ひねりいらないよ。平凡なことが大切だよ」
いずみ「あとね歴史が好きでね。鎌倉行ったときは観光しながら案内してくれるの。その姿がかっこいいの」
百恵 「歴史の話できるっていいよね。鎌倉も一味違う楽しみができてよかったね」
いずみ「ありがとう。後ね前の結婚で長男、次男がいるの。前の奥さんに親権があって彼は毎月教育費送ってるの。それが来年の6月で終了するの」
公美 「まじめな人だね。教育費をしっかり払って」
いずみ「そうなの」
百恵 「払えなくって払わない人いるよね」
いずみ「そう。しっかり払う。来年の6月で終了の書類も私に見せてくれた」
愛美 「うん」
いずみ「まじめな人なの。私の住みたいところを新居にしようとか指輪も結婚指輪と婚約指を作ってくれた」
公美 「いいじゃない」
いずみ「ありがとう。来月は彼の実家の両親にご挨拶してくる」
百恵 「気をつけて行ってきてね」
いずみ「ありがとう。その前に来週は結婚式場を見に行くの」
3人 「素敵ウェディングドレス」
いずみ「私ね。もう年だからいいよ。彼はいずみちゃんは初婚だよ。女性の大切なベンド。僕がウェディングドレス着せてあげるよ。なんか私感動しちゃった」
3人 「いずみちゃんいい人に出会ったね。式決まったら連絡してね」
いずみ「はい了解です」
この話で本日の女子会は終了した。ありがとう。
結婚が決まったと同時に私の仕事も決まった。派遣会社ですが、ハウスメーカの営業事務に決まった。私の婚活生活と就活はあっという間に終わった。予定通り1年以内に結婚できた。婚活はできるでだけ早く、なんか懐かしくなるのかな。この日々が。毎朝5時に起きて部屋の掃除と洗濯して朝一のヨガレッスン受けてハローワークに行き求人票見て面接に行き。その間にはクッキングスクールに通っていた。仕事していたら考えられないけど平日の昼間に行けるなんて夢です。料理は勿論。パン作りもやった。結婚に向けて料理のレパートリーが増えました。通う時間は変わるけどこの2つは今後も続けたいです。
それから指輪を見に行ったり結婚式場を探したり大の実家への挨拶に行くと忙しい日々でした。住む家を探したりと家を探すとき嬉しかったのが現在の住宅事情。例えばオートロック。宅配ボックスがある。浴室乾燥機がある。それを受け入れてくれて嬉しかった。それは価値観かも。以前の出会った人は無視。そんなもんいらん。住めればいい。自分中心で相手のことを考えず。2人で住む家です。意見を言って2人で探す。楽しいです。これも大切な事です。これができる相手でよかった。ありがとう。
大の実家は最寄り駅がなく大きな駅から車で1時間。駅は都会でしたが車に乗り駅から離れれば離れるほど緑が多くなっていった。スーパーやコンビニはなく家と田んぼばかりだった。家につき両親に会うので私は緊張した。大はいずみの肩を優しくなでた。
大 「だだいま」
いずみ「お邪魔します」
大の母親がふさえが出てきた。
いずみ「初めまして佐藤いずみです。宜しくお願い致します」
ふさえ「ああ」
そしたら自分の話を一方的に話始めた。日々の愚痴です。いずみはびっくりした。大は以前いずみに人の話を最後まで聞かないとかグダグダ言っていたが。お宅の母親ってどうなの。息子の結婚相手が来たのに、そんなのお構いなしに話を続けた。
ふさえ「パートの仕事が少なくなった。立ちっぱなしで足の魚の目が痛い。お父さんは無駄遣いばかりしてお金がない」
いずみは黙って聞いていた。この人なんだろう。私を近所の話相手と思っているのか。
大は呆れた。
大 「お茶出してよ。いずみちゃんの話聞かないの」
ふさえはブスっとして台所に行った。
大 「ごめんね」
いずみ「ううん」
いずみは大の母親をみて重症だね。おばさん丸出し、こうならないよう気をつけようと思った。母親が居間に戻ってきた。麦茶とお菓子を持ってきた。
ふさえ「どうぞ」
いずみ「ありがとうございます」
そうしたら父親が明夫きた。
いずみ「初めまして佐藤いずみです。宜しくお願い致します」
明夫 「遠いところはるばるをありがとう」
明夫はいずみに話しかけてきた。出身地や仕事や息子とどうやって出会ったなど聞いてきた。言葉のキャットボールができた。
いずみ「出身は神奈川県川崎市です。仕事はハウスメーカーの営業事務をしてます。
大さんとの出会いは」
言葉を詰まらいていると大が父明夫に堂々と話した。
大「結婚相談所。お見合いしていいと思っていずみちゃんを選んだ」
その言葉に思わずいずみは笑顔になった。場を和ました。
ふといずみは亡くなった母親を思い出した。私の母親は大の母親みたいなこをしない。
きっと大の話を真剣に聞き。その後私の子供のころの写真。アルバムとか七五三祝いの写真を見せ思い出話をする。そして大切に育てたきたのよを自然とアピールする。亡くなったから母の偉大さを感じた。
大 「太郎は」
ふさえ「寝てるよ」
大 「起こしてきてよ」
ふさえは2階に行きすぐに下りてきた。
ふさえ「だめだよ。起きないよ」
大 「まじ使えない人だ」
大は母親に対してイラついた態度を出した。
大 「起こしてくる」
しばらくすると弟太郎と大が下りてきた。いずみは驚いた。寝ていたとは聞いていたが髪はボサボサでティシャツに短パン姿。今起きてきました感が全開です。うん寝ていたんだから仕方ない。でも今日来ることは知っているよね。人のことはお構いなしなんだね。この家族はなんだろうと思った。やばい私はこの人たちと親戚になったのか。弟も自分の仕事の話を始めた。会社では主任でみんなの意見をまとめるのが大変と大に言っていた。1時間の滞在で帰った。結婚の挨拶ということで長居せず帰った。1時間で丁度よかった。帰るギリギリまでふさえは大に一方的に自分の話をしていた。挨拶を無事に終えて2人は帰っていった。
帰って来たからは結婚式場を決め指輪を取りに行った。式場は3か所見学した。甲乙つけがたい。ポイントは食事会場の雰囲気とスタッフの対応です。お肉がとろけるほど美味しかった。見学のとき試食もあった。食事とデザート。シェフの対応もよくウェデングコンシェルジュの感じがよく決めた。桜木町。そこから結婚式物語スタートです。
結婚式ができるまでドレス、曲、ヘアーリハーサル、ビデオ、結婚式のないよう。
ブーケは投げない。列席者はほぼ既婚者です。
それと1番感謝する場所。結婚相談所にも成婚退会したので担当の岡田と川上に挨拶に行きました。その日は日曜日の午後でした。お見合いをしている人たちや入会の手続きをしている人など人が多かった。席を案内され岡田と川上を来るのを待った。お茶を出された。
こうやってお茶を出される懐かしと思った。2人が席にやってきた。
岡田 「いやおめでとう」
川上 「なんかきれいになった」
いずみ「この節はありがとうございます。無事に成婚退会できました」
岡田 「偶然2人の担当になったのも縁があったのかも」
いずみ「そうですね」
大 「岡田さん長い間お世話になりました。ありがとうございます」
岡田 「いやあお相手が見つかってよかったです」
他愛もないおしゃべりをした。これから指輪を取りに行く実家の挨拶、結婚式のことなど話した。そろそろ帰ろうとしたとき。
岡田 「今お見合いしている人たちいるのよ。よかったら成婚の秘訣教えてくれる」
大 いずみ 「えっ」
岡田 「お願いします」
大といずみはお互い見つめあって「わかりました」
恥ずかしかったけど話しました。もし私たちのことが婚活の人たちにお役にたつのなら。
受付に立ちました。3~4組のお見合いの人たちに向けて話しました。私たちに注目です。
大「僕は何年も婚活してました。なかなか上手くいかずカウンセラーの岡田さんに助れられ励まされました。何度もお見合いをしました。諦めず続けてきました。自分を信じて前に進みました。出会いました」
いずみ「私はできる限りの人とお見合いをしました。1時間この時間をお見合い相手と共有して話をして、その人の人柄を見ました。それが自分と会うと思ったら次へ進みました。そしてこの人に出会い結婚しました。順調ばかりではないけど結婚したい気持ちを大切にして婚活してください」
お見合いをしている人たちか大きな拍手を頂きました。この中から素敵なカップルが生まれるといいなあ。
笑顔で2人手繋ぎ「ありがうございました」
岡田と川上に感謝の気持ちを伝えて結婚相談所を出ました。
結婚式 当日
式の当日は7:30集合 新婦
私の方は主人より早く着いてドレスアップ。ウェディングドレス着る。
今日本番緊張した。友達からは緊張しないでいいんだよ。いるだけでいいんだよ。
その言葉を思い出した。エンドロールの撮影。
いよいよ結婚式当日がやってきました。舞台裏は朝5:00起床。この辺は普段とかわらない。主人も5:00に起きてくれた。もっと寝ていられるのに。
大 「おはよう。結婚式だね。素敵な式にしようね」
いずみ「おはよう。うん」
2人でバナナとヨーグルトとコーヒーを朝食に。なんか緊張するから朝は軽くした。できれば式のごちそう食べたいね。2人は顔を合わせて話した。私は大よりひと足先に出ました。顔は素顔で日焼け止めを塗りました。髪はとかしただけ。式の列席の人たちには見せられません。今日と明日はホテルに泊まるのでボストンバックを肩にかけて出発しました。
いずみ「じゃあ先行くね」
大 「うん会場でね」
あーいい天気です。春の日差しを感じます。私にも春が来た。結婚式にも招待状を送った友達や親戚は全員来てくれる。嬉しいです。仕事で忙しく会えなかった友達もいます。うん。嬉しい私の晴れ舞台です。列席の皆さんと素敵な時間を過ごそう。正直年齢的に言うと冠婚葬祭は結婚式よりお葬式が多くなる。親戚だと次は49日ですね。この年齢で結婚できたことと式を挙げようと言ってくれた大に感謝です。ありがとう強く胸に抱いた。朝早い電車はすいていた。駅に着くと3月の卒業シーズン。袴姿の女子学生を見かけました。美容室に到着するとお客さんいっぱい座っていた。卒業式の袴にアップの人たちでした。受付に行った。
いずみ 「おはようございます。佐藤です」
スタッフ「お待ちしました」
早速奥に案内された。ウェディングの部屋です。特別な個室。トイレもついている。メイクリハーサルでお世話になった。ヘアー担当 奥山。メイク担当 川田。
いずみ「おはようございます。本日は宜しくお願い致します」
いずみはガウンに着替えました。
奥山 川田 「本日は佐藤さんは姫です。なんなりと私たちに用事を申してください」
いずみ 「姫ですか。はい。ありがとうございます」
2人は大ベテランです。リハーサルのとき通り手際よくメイクを仕上げヘアもアップしてくれた。リハーサルでウェディングドレスは何回か着ましたが当日着ると本番だと身がしまります。そして笑顔。
奥山 「お似合いですよ」
川田 「きれいですよ」
いずみ「ありがとうございます」
お世辞でも嬉しかった。
立ち上がりヒールを履いた。8cmのヒール、こんなの何年振りに履くだろう。ももに力を入れてドレスをけっぽる。そして歩く。ドレスをからまないように素早くやる。少し練習をした。見えないドレスの裏側です。そして全身を鏡で見た。花嫁姿です。真っ白なウェディングドレスに身を包み。これから「大さんの花嫁になります」
この姿を亡くなった両親に見せたかった。
「ごめんね。見せれなくって」
上手く言えないがこみあげる気持ち。両親の結婚式の写真につぶやいた。ヘアー担当した奥山は私の両親の写真を見て素敵な写真と褒めてくれた。母の着ているお召し物が立派といってくれた。
いずみ「これを式場に飾るんです。教会に入るとき主人が持ってくれます」
奥山 「そうですか」
いずみ「両親が亡くなっているんで写真で列席です。古かったので加工しました」
奥山 「きっとご両親喜んでますよ」
いずみ「ありがとうございます」
大がタキシード姿で私のいる部屋に入ってきた。2人ご対面です。
大 「きれいだよ」
いずみ「ありがとう」
自分の結婚式なのに感動で涙ぐむ私。
いずみ「大君ありがとう式挙げてくれて」
大 「まだ泣くの早いよ」
いずみ「えへ」
私たちは写真とエンドロールの撮影をするため美容室を出た。最初は写真スタジオで撮影。ポーズの指示や笑顔やすましてみたりと沢山の人の中で笑顔でほほ笑む。それから港をバックに写真とエンドロールの撮影です。ポーズは指示に従ったが恥ずかしかったが自然と笑顔が出た。だって好きな人が目の前にいる。そして二人はドレスアップしている。そしたら笑顔が出る。春の暖かさが2人を幸せにしている。
スタッフ「こっち向いて笑って」
微笑みシャッターの音を切る。それからホテル内を歩くカメラ回ってます。どんな風にできるか楽しみです。
親戚たちと従妹が控室にきているのでご挨拶と紹介をしました。
美子「いずみちゃんきれいだよ」
従妹の美子(よしこ)からの言葉だった。
いずみ「ありがとう。今日は来てくれて」
美子 「楽しみにしていたよ」
いずみ「みんなと会うのは両親の七回忌以来だね。次回は私の結婚式で会いたいって、その夢が叶ったね。うーん時間だいぶかかったけどね」
紀子 「そうだね。そんなこと言ってたね」
従妹の紀子(きこ)からの言葉だった。
いずみ「紀子ちゃん受付ありがとうございます」
紀子 「お役に立てて嬉しい」
そして控え室にてビデオと写真の撮影。従妹たちと親戚を入れて。
ウェルカムの桜茶が出ました。飲みたかった。トイレの心配と白のウェディングドレスにこぼしたらと思い飲めなかった。大は飲んでいた。ドレスの大きさでテーブルが遠い。まさか飲ましてとも言えない。桜茶は残念でした。親戚に会うのも久々。和江と勝男夫妻。
いずみ「今日は夫婦で列席ありがとうございます」
和江 「いずみちゃんきれいよ。お姉ちゃんに見せたかったね」
和江は母方の従妹。いずみの母のことをお姉ちゃんと呼んでいた。
いずみは和江と勝男夫妻に親戚一同の写真撮影のとき和江はいずみの隣に勝男は大の隣でお願いした。
勝男 「いいかね。特別な席に座って」
いずみ「はい。宜しくお願いいたします」
親戚一同の撮影無事終了した。
それから教会で人前式です。そこには友人から来ていてみんな笑顔。教会の中は讃美歌とパイプオルガンの音が響きわたっていた。そして司会者のアナウンスの声。ドアが開き私と大は入場。大の左側には両親の写真を抱えていた。皆さんの顔を見て笑顔が嬉しくて涙が出そう。人前式なので誓いの言葉を紙を見て読み上げ指輪の交換。誓いのキスをして契約書にサインをして見せる。指輪を見せる。一瞬のできごとのようだが1つ1つ丁寧に行った。次は外に出てフラワーシャワー浴び鐘を鳴らしました。7回鳴らし幸せの象徴。1回ずつ正確に数えた。7回目に大きな拍手。フラワーシャワーは春の日差しと一緒に浴びた。笑顔が止まらない。幸せを感じた。
「おめでとう」この言葉が響いた。気持ちが優しくなる。笑顔になる。「ありがとう」
「おめでとう」と「ありがとう」の言葉が交差する。
それから披露宴です。ドキドキです。テーブルからお花に景色と食事と招待客をおもてなしする大切な所です。会場が31階なので景色は最高です。お花ってきれいです。テーブルに置くものは花を付けて素敵にコーディネートしました。テーブルの真ん中にはお花に水を入れてた。お花の水族館のようなものを置き幸せさをアピールした。透明の花瓶に炭酸水のような中にお花を入れた。お花は魚のように泳いでいる。お花は生きているプクプクと花が呼吸しているようだ。周りには私の大好きなガーベラとバラとグリーンに囲まれている。こんな贅沢にお花を使えるなんて幸せです。今日は結婚式幸せの象徴の日です。披露宴会場入場音楽が流れ入場する。少しまずかったドレスが中で絡んで上手く歩けなかった。少し足踏みしたらなんとかなった。セーフ。大がゆっくり歩いてくれた「ありがとう」何とか席に着いた。フラッシュが凄い。列席の皆さん写真を撮ってくれた。笑顔。それからシャンパンで乾杯。大の上司から乾杯の一言です。私は大の仕事の顔を知らない。その上司の言葉で、どのように会社で活躍しているかが、とても理解できた。その上司の方が夫婦で来て頂いたのも嬉しかった。披露宴が始まった。久々の友達や親しい友人。なんか同窓会のようでした。メインテーブルでは写真の嵐です。おしゃべりをしたりと楽しい時間でした。
「おめでとう。こんな素敵な式に呼んでくれてありがとう」
「きれいだよ」
「結婚式っていいね」
「華やかだね」
幸せな言葉頂きました。
莉子もメインテーブル来てくれた。
莉子「いずみちゃんおめでとう。きれいだよ」
いずみ「今日はありがとう。来てくれ」
大といずみと莉子はメインテーブルを囲み写真をとった。
何とも言えない素敵な笑顔でした。
いずみは久々のアルコールです。乾杯のシャンパンで酔っぱらったらどうしよう。
大丈夫でした。久々にビールも飲みました。お肉料理のときは赤ワインを飲みました。
酔ってないしトイレも大丈夫でした。
それからケーキ入刀です。初めての共同作業。ナイフにはお花を添えてしっかりカメラ目線と笑顔。私は少なく小さめのスプーンで大から「あーん」食べることに困らないように。大は特大スプーンでいずみから「あーん」シャッターチャンス。写真バッチリ撮れました。
これもなんか幸せの象徴です。会場は笑顔に包まれる。
それからお色直し。私は美女と野獣のベルをイメージしてカラードレスもイエローと
ハーフアップにして入場しました。入場の曲もその曲で入場した。シャッターチャンス。写真バッチリ撮れました。私は最高の笑顔です。それから同期の百恵と公美と愛美が席に来てくれた。
公美 「いずみちゃんカラードレスのイエロー似合ってる」
いずみ「ありがとう。イエローって幸せな色のイメージ。大好きな色なの」
公美 「美女と野獣のベルみたい」
百恵 「いや実は私の結婚式のときも美女と野獣の曲で入場したの。」
いずみ「いや嬉しい。百恵ちゃんと同じ今日なんて素敵です」
百恵 「自分の結婚式思い出しちゃった」
いずみ「今でも百恵ちゃんはラブラブ素敵」
百恵は照れているが笑顔。
愛美 「いずみちゃん結婚式っていいね。初めての列席で感動だらけ。招待してくれてありがとう」
愛美はこの中で一番若いが最近結婚をした。
公美 「お料理も美味しい。」
いずみ「喜んでくれて嬉しい」
百恵 「いずみちゃんと大さん似てるね」
私と大はそうかなと思い見つめった。
公美 「シャッターチャンス」
素敵なショットを撮って頂いた。それから大も入り写真を撮った。
「ランタン」
若い人たちの結婚しきだと余響やカラオケや手品などあると思います。あと花嫁がブケーを投げて受けった人が次の花嫁になる。私たちの結婚式はこの中のものは何もしてないです。ほぼ既婚者です。
ランタンやりました。白ですが透明に近い風船に立体感のある長方形に光りが入り色はオレンジとピンクがあります。下の先は丸く重みがつていている。その3点は糸に繋がり、下の丸い重みを水の入ったグラスにつけると下の糸が切れて天に昇る。それを見ていると空にハトを飛ばすようです。優しい音楽が流れています。幸せの象徴です。拍手に包まれ感動です。拍手と奇声が交差する。
司会者の掛け声でランタンをグラスにつけた。
司会者「皆様にも幸せ。大きな発展した人生に願いを込めて」
グラスにつけて風船が天井に向かい舞い上がる。
会場からは「素敵」言葉が響いた。幸せの時間はあっという間です。
いよいよ花嫁の大切な両親への手紙。私は亡き両親はの手紙を読みました。
天国のお父さん お母さんへ
「この日を無事に迎えることができなのは大切に育ててくれた二人のおかげです。
感謝の気持ちを手紙に書きました。(中略)父は幼い私に今ある環境や人たちに感謝することを教えてくれた。私は大人になってもそのことを思い出します。平凡な幸せの大切さを感じました。母は明るく社交的で優しくてお話好きです。まわりを明るくする太陽のような人でした。人には優しく笑顔で接すること教えてくれました。今日の結婚式の招待状を送った友達は全員来てくれたよ。ありがとう。二人の子供で私は幸せでした。今日の結婚式をみせたかった。きっと天国でみているよね」
少し涙ぐんだ。最後まで読めました。3週間毎朝練習していた。噛まずに読めた。成果はでていた。緊張感はありました。主人の挨拶。私たちは先に会場を出てお見送りの準備。私たちは曲と拍手で退場した。
司会者 「二人からです。画面をご覧ください」 エンドロールです。
今日の結婚式の流れを撮った画面を披露宴が終わるまでに編集して頂きドラマのように素敵な曲が流れています。このエンドロールは友達からもラインで送られて見て感動。式場から帰りにDVDとして渡され家で見て感動した。一瞬の時間でまとめ編集してくれた。スタッフに感謝です。ありがとうございます。
理想の相手に出会って結婚して皆様に祝福を頂き最高の日でした。
「この幸せな1日を胸にこれから大と夫婦としてこれからの人生を歩んでいきます」
これからだと思う。色んな事が起こる。理想の相手と出会い結婚した。この理想を続けるのは私次第ある。相手と争わない。譲り合う心。そして冷静な私でいること。
「大好きだよ。大君」
今日の結婚式は担当のコンジェルジュの久保がずっと見守ってくれた。その中で無事に終了した。
いずみ 大 「ありがとう。久保さん」
久保 「よかったです無事に終了した。素敵でした」
夜は結婚式場のホテルに泊まった。部屋にはコンシェルジュの久保春香からメッセージカードとロゼワインがが置いてあった。
「ご結婚おめでとうございます。いつも手を振ってくださるおふたりが大好きです。末永くお幸せをお祈り申し上げます」 久保春香
「ありがとう。そっか春香ちゃんともお別れか素敵な式ができたのは嬉しかった。お別れは寂しかった(涙)」
メッセージ嬉しかった。春香ちゃんの未来は今よりも素敵なコンシェルジュになる。
そして女性として幸せな結婚をする。
夜は二人で横浜へ出かけた。二人は夜の観覧車の中にいた。
いずみ「ありがとう」
大 「いずみちゃんきれいだったよ」
いずみ「照れるな」
そのとき観覧車は最高に高いところに到着した。
大 いずみ 「夜景きれいだね」
二人は夜景をみて見つめ合う。
結婚式のその後~ホテルに写真を取りに行った
週末雨が続いていました。まだ梅雨に入っていないけど、やっと天気のよい週末がきた。大といずみは二人で結婚式の写真を式場のホテルに取りに行った。少し歩くだけでも汗をかき「ふうふう」言いながら駅から式場まで歩いた。式場い着いた。なんか懐かしいって思った。2ケ月前に式をやって、1年前にこのホテルに来た。そのときは式場見学できた。なんか早いな。その時に久保春香に出会った。私の中では式の感動と心の余韻が混ざり更に幸せを感じた。式ができてみんなに祝福してもらってドレス着て何とも言えない嬉しさが心を満たした。
いずみ「ねえみて」
大 「結婚式。8組の入ってる」
いずみ「あっフェアの会場。最大に広い所。そこで式を挙げる人いる」
大 「どんな人たちなんだろうね」
いずみ「本当どんな人たち。最大の結婚式だね」
大は内心どんだけ費用がかかると思った。そして二人は写真館に向かった。ホテル内から写真館に歩いた。場所は式当日にエンドロールの撮影や写真を撮った場所を通った。
大 「なんか懐かしいね」
いずみ「うん。思い出になったね」
大 「そうだね。ポーズとって恥ずかしかった」
いずみ「かっこよかったよ」
写真館に着き入った。
写真館の人 「お待ちしてました」
席に案内され座った。
大「今日も結婚式多いですね」
写真館の人「はい6月までは多いです。7月から8月は少なくなり、9月から秋にむけては忙しくなります」
写真が出された。中を確認した。
いずみ「いや~素敵」
写真館「きれいに写っています」
いずみはその言葉が嬉しく笑顔。写真を一通り見て式当日のことを思い出していた。いい式だったと改めて思った。追加注文したセピア色の写真を見た。
大 「これいいですよね」
写真館「素敵です」
いずみ「なんかカラーとは違う味がでて、ひとめぼれしちゃいました」
写真館の人が写真をまとめてくれました。重い。写真の感動の重さ。二つに分けて頂き持ち帰った。写真館を出た。
いずみ「春香ちゃんいるかな」
大 「うん。土曜日だからいるよね」
いずみ「寄っていこう。写真見せたい」
ホテルのブライダルの所に声をかけた。本来なら式をこれからする人の場所ですが。せっかく来たのだから春香に会いたかった。春香は丁度ひと仕事が終わりきりがよかった。
春香 「お久しぶりです。いや嬉しいです」
いずみ「お久しぶり。ごめんね。忙しいのに」
大 「今日は式の写真を取りに来た。ぜひ春香ちゃんに見てもらいたくて来ちゃいました」
春香 「えっ嬉しい」
春香に一通り見せて素敵を連発してくれた。
大 「で、お見せ所はこの写真」セピア色の写真を見せた。
春香 「映画のポスター見たい」
いずみ「ありがとう。嬉しい言葉」
大 「カラーもいいけど、このセピアっていうのもいいよね」
春香の素敵な笑顔が更に輝いた。
春香 「実は来月入籍するんです」
いずみ 大「おめでとうございます」
二人は感動して目に涙を浮かべた。コンシェルジュ春香にこのような言葉をかけれるなんて嬉しい。なんか言葉と気持ちのお返しができた。いつも春香はこの言葉を結婚の決まったカップルにいう言葉。私たちは春香に結婚式を担当して無事に終了した。この「おめでとうございます」の言葉をどう受け止めたのだろう。いずみはただのおめでとうの言葉ではない。さらに輝き春香に続くおめでとうなのだ。
いずみ「お仕事は続けるの」
春香 「はい」
いずみ「今も素敵なコンシェルジュだけど結婚したら今よりもっと結婚をする人たちの気持ちが分かりサポートできて夢以上の式になるんでしょうね」
春香 「嬉しい言葉です。ありがとうございます」
春香の言葉に花が咲いた。そして幸せな言葉。
「おめでとう。末永くお幸せに」
この言葉が大きくこだました。春香は丁寧にお見送りをしてくれた。
大 「あとは広山さんに会えれば嬉しいね」
いずみ「そうだね」
ホテル内のドレスサロンに行った。そこには誰もいなかった。看板にご用の方は1Fの事務所へと書いてあった。1Fの事務所に行った。別館のサロンにいる。そこはホテルから近い。
いずみ「せっかくだから行こうか」
大 「うん。行こう」
いずみ「広山さんに当日カラードレスを見せれなくて残念の気持ちが。なんか心残り」
大 「そうだね」
別館のサロンは週末なので忙しそうだった。中を見ると、これから式を迎える人たちがドレス見て案内をしていた。広田の姿は見られず受付で聞くと呼んでくれた。広山は休憩中で食事が終了していた。よいタイミングだった。
いずみ「週末の忙しいときにごめんね。休憩中に」
広山 「来てくれて嬉しいです」
瞳をキラキラさせて満面の笑みを浮かべた。
大 「さっきホテルの方を訪ねたら、こっちにいるって聞いて来ちゃいました」
広山 「ありがとうございます」
いずみ「今日ホテルに写真を取りにきたの。結婚式当日カラードレスの姿見せれなくて私心残りで写真見て頂こうと思って」
広山 「嬉しい。ありがとうございます。二人のことずっと気にしてました」
いずみは、その言葉を広山の優しい対応に胸がキュンキュンして目に涙を浮かべた。大が写真を出した。広山に渡し一通り見てもらった。広山は素敵と可愛いを連発してくれた。
大 「これカッコいいんですよ。自分たちの写真だけど」恥ずかしがりながら出した。
広山 「いやー素敵。カラーもいいけどセピア色もイメージ変わります」
いずみ「白黒っていっちゃうけどセピア色っていうんだよね」
ちょっと年代のギャップを感じる言葉だが3人は写真を見ながらおしゃべりをした。
大 「そろそろ帰ろうか」
広山「また来てください」
2人「はい」
広山は丁寧にお見送りをしてくれた。見えなくなるまで別れるのがお名残り惜しかった。
大 「いい二人に結婚式サポートしてもらって本当によかった」
いずみ「よかった。また二人に会いたいね」
大 「そうだね。また来てくださいと言われたけど今日は写真を見せに来たけど何もないと申し訳ないよね」
いずみ「記念日はこのホテルで食事しよう。お互いの誕生日。結婚記念日(入籍日)と一緒に住んだ日に結婚式の日。なんだいっぱいあるよ」
大はいずみの言葉に驚き汗をかいた。
大 「暑いな」
いずみ「アイス食べて帰ろう」
二人は駅近くのアイスクリームスタンドでダブルコーンのアイスを食べて暑さをしのいだ。
おわり
あとがき
私は40代ラストの年に婚活しました。滑り込みで結婚相手に出会いました。出会いは結婚相談所です。様々な人と出会いをお見合いしました。体力も精一杯使いました。やっぱり相手の年齢層も高くなります。亡くなった母の言葉を思い出しました。
「年いって結婚相手を探すとなると相手はわがままになってる。いい人は、とっくに結婚している」
その言葉を過った。今更でだけど親は間違ったことを言わない。その厳しい中でも理想の相手に出会えた。もし結婚しなかったら49歳独身の天涯孤独になるところだった。女性として生まれてきたら好きな人と結婚したい。純粋にそう思った。理想の相手です。私も相手を想っています。私にとって理想を続けることは相手の話をよく聞くことです。その話が悩みだったり仕事の話。今日あった出来事など聞いてくれるだけで幸せ、いてくれるだけで嬉しい。理想と絆が交差して大切な存在になる。幸せな気持ちになる。理想の相手がそばにいてパートナになったら、もし今日苦しく辛いことがあっても忘れられる。その今日が昨日になり、そして素敵な明日がやってくる。
式が終了してホテルに写真を取に行きました。嬉しい気持ちがあり追加してその後を書きました。
読んで頂きありがとうございます。
年齢を重ねると出会いが難しくなった。もしこのまま年を取り1人だったら、なんか取り返しのつかないことになりそうです。人生100年時代で50歳の結婚だってあります。40代最後、真剣に婚活してみよう。周りは結婚している友達ばかりです。友達の紹介をお願いするのも大変です。出会いは自分から切り開くしかない。何もしなかったらこのままで終わる。ただ時間だけが過ぎて行く。まして「理想の出会い」出会いたい理想の結婚相手。これは夢です。夢で終わらせない。そのためには動き考えることです。私は勇気を出して結婚相談所の門を叩いた。その気持ちにエンジンがかかった。結婚したい。理想の結婚相手を探す。よーし40代ラストの年、50代になるともっと厳しくなるかも夢や理想に満ちた人に出会いたい。婚活に走り出した。よく言う29歳と30歳は違う。これは39歳と40歳も同じですが。49歳と50歳では上手く表現できませんが何か凄く大きな違いがある。若いときの1歳の差ではない。体力の衰えです。若い頃のかわいいものではない。体力と生きる現実の厳しさです。現在49歳独身のおひとりさま。世間のお一人様とは違う。両親は他界している。姉妹のいない。一人っ子。よくおひとりさまでも姉妹がいて甥っ子や姪っ子を可愛がる人は多い。私は天涯孤独である。両親が亡くなり12年が過ぎていた。その頃はまだ私も30代。何とかなると思っていた。40代後半に入り、あと1年で50歳になる。なんとなく寂しくなった。周りは結婚してそれぞれライフスタイルを充実している。私はこれでいいと思っていたが、このままだと何か大切なものを忘れているような気がした。仕事も頑張ってきた。両親も見送り七回忌の法事までやった。そろそろ自分の幸せを考えようと思った。先月まで営業の仕事をしてきた。頑張ったが数字にする難しさに限界を感じ退職した。現在は派遣会社に登録して仕事を始めた。1人は寂しい。婚活を始めようと決めた。今更自然の出会いは難しいです。純粋に恋愛結婚出来る出会いがあるのは20代から30代の若い方が多いです。40代後半になれば狭き門である。そこで結婚相談所に登録を決めた。正直少し抵抗はあるが、そんなこと言ってられない。探すとアプリなどもある。やっぱり人がサポートがよいと思う。ふと思い出した幼馴染の莉子が結婚相談所で婚活して素敵なパートナーを見つけ結婚して1児の母になった。忙しいと思ったが連絡してみた。快く時間を空けて会ってくれた感謝です。
幼馴染莉子に会う
いずみ「ごめんね。忙しいのに」
莉子 「ううん。ありがとう連絡くれてうれしかったよ」
いずみ「私、婚活を考えてるの。結婚相談所ってどういう感じなの」
莉子 「そうなの。なんか驚いたよ」
いずみ「そう」
莉子 「いずみちゃんは結婚って考えていないと思った」
いずみ「最近寂しいと思って婚活しょうって思って確か莉子ちゃんは結婚相談所で素敵なパートナーを見つけて1児の母になり幸せな日々を送ってるから、その結婚相談所の話を聞きたいと思った」
莉子「素敵なんて嬉しい。婚活について単刀直入にいうね。体力とエネルギーを使うよ」
いずみ「ううん」
莉子 「お見合いとパーティーは大切な出会いの場所だから積極的に参加。そのためには洋服やエステにネイルは投資した方がよいね。あと人とは合わないと思ったらすぐに切り替える。時間は大切に使うことね」
いずみ「うん。ありがとう」
いずみは莉子の話に吸い込まれた。
いずみ「それでどこの相談所がいいの」
莉子 「それって難しいのよ。これもお見合いみたく合う合わないあるから」
いずみ「そうよね。ありがとう。まずは結婚したいなら考えて動く」
莉子 「そうよ。いずみちゃん頑張って応援してるから」
いずみ「今日はありがとう参考になりました」
長年の友達の莉子。幼稚園からの幼馴染です。独身の頃はよく飲みに出かけた。
確か結婚相談所で出会い。幸せな結婚をした。可愛い一人娘の生まれている。
その娘が愛おしく日々子育てに励んでいる。ご主人は優しい人です。
莉子に私が婚活する話をしたが。ともかくお見合いは数多く参加して人と話してみること。服もメイクとヘアーにはお金をかける。パーティーも参加する。と言われた。私はどこの結婚相談所がよくてとか、どんな人に出会えるかと聞きたかったが。婚活も縁である。相談所もどこがいいのでなく自分との相性もあるんだろうな。自分の目と気持ちで探そう。今が莉子が言っていること理解できない。婚活したら莉子の言葉理解できるんだろう。
あー結婚したい。結婚相談所登録
私は現在49歳と半年が過ぎようとしている。佐藤いずみは派遣会社に所属して仕事をしている。食品会社の営業事務をしている。この仕事について1週間である。やっと見つけた仕事。頑張ろう。以前は営業をしていた。数字をとれないと地獄である。自分に限界を感じた。それで派遣に登録して仕事を見つけた。気持ち切り替え頑張ろう。
ちなみに莉子の登録していた結婚相談所を調べてみた。30代中心だった。確か莉子が婚活していたのは20年ぐらい前だった。残念だが50代には向かなった。自分の目で探そう。本当は結婚相談所に登録することは少し抵抗があった。正直結婚相談所に登録するって勇気いる。どんな所だろう。どんなふうに誘導されるのだろう。相談所の人に強く押されるのだろか。結婚相談所だけでもネットで調べると沢山でてくる。どこがよいのか正直分からない。なんとなくよさそうで予約をした数件。今週の金曜日の仕事帰りに1件予約した。横浜のある場所で駅を降りると大きな観覧車が見えて景色が最高。デートによい場所だな。初めて結婚相談所に行きます。緊張です。どんな所なんだろう。到着した。受付に行きました。
「お待ちしてました」席に案内された。
どうやらフロアー内でお見合いパーティーをやっているようで数人の男女がいて1対1で席を変えて会話をしているのが見えた。数秒で席替え。なんか必死さが見えた。理想の相手探し、ぼんやりを見ていた。そんなことをしていると私の席にアドバイザーの人が来た。物腰が柔らかく、親しみをもてる笑顔が印象でした。川上と名乗った。
川上 「すいません。なんか騒がしくてお見合いパーティーしてます」
いずみ「みんなの真剣さを感じます」
川上 「そうですね(笑) どうぞ」
コーヒーとクッキーが出た。なんとクッキーには成婚と書いてあった。少し驚いた。
いずみ「成婚」
川上 「佐藤さん。きっといい縁ありますよ」
それからシステムの説明があった。入会から退会の流れ。説明の丁寧で分かりやすく、このアドバイザー川上さんの人柄に惹かれて入会を決めた。この方は案内係のです。これからは私にカウンセラーが1人ついてサポートします。正直結婚相談所を何件まわっても同じかな。川上さんの温かさにきっといい縁がみつかる。私はカードを切った。その後に書類や次回までに書いてきて欲しいプロフィールの文章と次回の会う約束をした。あとプロフィール写真を写真館で予約した。いわゆるお見合い写真です。(よーし頑張ろう婚活)私は心の中で叫んだ。この声が川上さんに聞こえたのか。
川上 「佐藤さん一緒に頑張りましょう。素敵な縁見つかります」
いずみ「はい。よろしくお願いいたします」
帰りは10時近くになっていた。いつの間にかお見合いパーティーは終わっていた。サロン内は私と川上さんだけになっていた。
私の婚活が始まる。なんか楽しみ。お見合いやる気全回。登録に対しての抵抗はなくなっていた。半月後お見合いが始まった。
お見合い写真撮影当日
当日は明るい色の洋服を用意した。ビタミンカラーのオレンジ色に母の形見のハートの形のネックレスをつけて撮影をした。この二つは写真館の女性スタッフが素敵と褒めて頂いた。なんか嬉しかった。メイクアップして頂きシミ、シワが消えたいた。久しぶりに7cmのヒールを履いた。これは大切なお見合い写真です。思いっきりの笑顔。私はこの写真で私をアピールする。本当は必死さもありますが笑顔を絶やさずカメラを見た。ポーズや表情は指示がありました。花を持ったり椅子にもたれかかったりした。撮影終了後。
データを見るとさすがプロです。よくできている。嬉しくなった。プロフィールの仕上がりが楽しみ(笑う)
カウンセラーと面談 担当 岡田さん
岡田 「担当になりました。岡田です。どうぞよろしくお願い致します」
いずみ「こちらこそよろしくお願い致します」
岡田 「プロフィール写真よくできています。アピ-ルも文章書くの上手ですね」
いずみ「ありがとうございます」
岡田 「どれくらいの期間で結婚したいですか」
いずみ「はい1年が目標です」
岡田 「1年ですね。テンポ早いですよ」
いずみ「テンポ早い。いや来年50になります。40代で結婚したい」
岡田 「週末はお見合い必ずしないと1年で達成できないです。半年で真剣交際にたどり着かないと」
いずみ「了解しました」
岡田 「当社のルールはお見合いして次にプチ交際。4回デートしたら真剣交際。真剣交際が成立したら成婚退会です。そのプチ交際に何人かと方とお付き合いしてお見比べをしたください。真剣交際に入ったら他の方と交際とお見合いはできなくなります」
いずみ「私はお見合いに動きます。そしてしっかり考えます。宜しくお願い致します」
岡田はいずみの純粋な気持ちにサポートしたいと思った。
岡田 「お見合い週末入っていますね。頑張ってきたください」
いずみ「はい楽しんで頑張ってきますね」
後は岡田から相談所のアプリのやり方やお見合い後の報告のラインのやり方や
岡田との連絡の取り方の説明を受けた。
ある日突然派遣切り49歳プー太郎
派遣の仕事も始まり相談所の登録も終わり私はエンジンがかかった。来週からお見合いが始まる。なんか楽しみ。そんなある日派遣担当の斉藤より連絡がきた。金曜日の仕事の後に派遣会社の事務所に呼ばれた。
斉藤 「佐藤さん申し訳ございません。派遣先の都合で急ですがお仕事終了しました」
私は驚き唖然とした。
いずみ「どういうことですか」
私は2週間の出来事で何が何だか分からなかった。
斉藤「あくまでも会社都合です」
斉藤自身も今までにこんなことはなかった対応に困っていた。私は大きなため息がでた。落ち込んだ。
斉藤「今回は会社都合なので今月分と来月分の契約分の6割のお給料はお支払いいたします」
いずみ「はあ」
冷静になれずわけわからない状態だった。これから仕事も頑張ろうっと思っていたのに。斉藤は給料の6割の説明を丁寧してくれた。あー49歳プー太郎。独身なんかまずい人みたい。これはもしかして婚活に力を入れろってこと。平日は就活して週末は婚活します。
もうかつかつ。勝つ勝つかなあ(笑う)。頑張ります。
お見合いルール
ホテルのロビー喫茶店の場合
①時間1時間
②そのときに連絡先の交換禁止
③駅まで一緒に帰るはOK
④お茶代は男性持ち
※勝手にケーキやパスタの注文をしない。
男性からどうぞと言われたらよい。
⑤たとえ相手と話が合わない。スマホをずっと見るは禁止。
この1時間は大人対応。笑顔。
ホテルのロビーの周りはお見合いの待ち合わせ場所。それらしき男女の姿をよく見かける。携帯片手にお見合い相手を探す。間違えて他の人に声をかけてしまったり、かけられたりなどある。
お見合いスタート
私の最初のお見合い相手は俳優の神保悟志似のイケメン。仮名 鈴木
職業は金融の仕事。年収は私の条件クリア。57歳ですけど年寄り若く見える。
愛犬がいる。シーズ。プロフィールに愛犬とツーショット写真があった。
バツイチ。子供なし。
最初はお互いに緊張してました。なんか話してて楽しい時間でした。
私がワンコ好きなので犬を好きな人は嬉しいです。
職業のことを詳しく話してくれた。金融関係だけど銀行のお偉いさまの運転手をしている。運転は得意でドライブが趣味。なんか嬉しいね。
私はまた会いたいと思い。岡田にはプチ交際オッケ報告をした。
正直1時間話では相手を理解するのは難しい。少しでもよいと思ったらもう1度会うようにしよう。あとは1回目のお見合いで話のキャッチボールができる人が重要です。
その鈴木からプチ交際の申し込みがきた。嬉しかった。1回目のお見合いが成立すると
相手の男性から今日か明日のファーストコールの電話が入る。相談所から連絡先を頂ける。これからは二人でのやり取りになりますが。デートの日程と内容と結果はラインで報告する。続けるも終了も報告する。嬉しいことにクリスマスにデートできた。大人のクリスマスなのに連れてい行かれたのは飲み食べ放題お店。個室はなく。にぎやかというかうるさい感じのお店。鈴木は一方的に自分の話をした。
鈴木「すぐにでも結婚したい。仕事は来月で辞める。もういいよ。お金あるし。母親と同居。生活費は割り勘」
私は無口になった。このデートももちろん割り勘。お金持ちってケチなの。
結婚したいなら相手の話も聞くこと。
鈴木「俺の話はそういうこと。お互い大人なんだから。これでいいよね」
私は黙っていた。早く帰りたい。交際終了。私はその日ぼぼ話さず終わりました。
帰って速攻に岡田さんに交際終了のことを告げました。
デートの内容をそのまま報告しました。交際終了したら相手の連絡先を削除するのがルール。私は削除しようとしたら。鈴木からラインが来た。1行だけ見えてしまった。
鈴木ライン「うつだね」
基本交際終了したら連絡をするのは禁止。カウンセラーからどのように言われたのか。それを鈴木はどう感じたのか。断れたのが悔しいのか。自分の気持ちが伝わらないのに腹を立てたのか。こんなセリフを言う鈴木と交際終了をしてよかったといずみは思った。
何言ってるお前がうつだよ。相手の気持ち考えろ。結婚できないね。ライン返しかったが何もせず鈴木のラインをブロックした。終了。さあ次に行こう。
1月中旬 ハッピーニューイヤーパーティ
新年明けて1月にお見合いパーティがあった。確か12月初めに申し込んだ。年齢は45歳から55歳。結構幅広い。このお見合いパーティーは人気あり締め切りが早い。参加したい場合はまめにチェックしてテーマと年齢がヒットすれが即申し込みする。私が参加したニューイヤーパーティーはイタリアンランチを食べながら素敵なで出会い。ある日曜日11:30受付。12:00から14:00。私は初めての参加時間たっぷりと思いましたが、とんでもないあっという間でした。男女15対15です。この日曜日参加。年齢層も高い。こんなにも結婚したい男女がいるなんだ。なんか少し必死さの空気を感じた。まず受付をして席に案内された。番号を渡され座る。渡された用紙に番号とプロフィールと参加者の男性の特徴を書く。名前を公表せず番号で自分をアピールする。まずは男2女2でテーブルで話をする。司会者の指示で一人ずつずれていく。数分で終了です。そのときに自己紹介する。その間にイタリアンの食事が出てくる。サラダ、パスタ、ハンバーグ、スープ、デザート席をずらしながら会話うーん自己紹介で終わる。5分ぐらいのシステムだった。盛り上がりのためビンゴゲームがあった。それはいらない気がした。参加者は会話に命かけてました。相手を知りたい気持ちが強いのを感じました。
司会者「サクサク行きます」
確かに司会者1人がサクサク言ってましたが。参加者はついて行ってない感じでした。ビンゴにヒット商品は男女に人気のあるドライヤーでした。確かドライヤーは男性に当たりました。前に出て商品を受け取っていましたが、どうやらそのとき会話している相手が気に入っているようで、前に出る時間に無駄を感じせっかく当選した商品を嬉しくないように感じた。司会者がおめでとうございます。話しかけてしました。空気を読んで早く席に戻してあげればいいのにと思いました。その後、待ちに待ったフリータイムがきた。パーティの企画から用紙を渡された。番号でよかった人をチェックできるいわゆるメモである。相手の特徴を書くのですが。テンポが速く書く時間がない。私は〇×△を書いた。話を落ち着いてできない。すぐに時間がきて席替えの繰り返し。私は自己アピールのためおやじギャクを飛ばし笑顔でアピール。いや飛ばしすぎて何言っているか分からなくなった。ついていけてないかも。フリータイムは女性は中でも若くきれいな人に男性は集まり、男性は渋くダンディな人の前に女性は集まり空席はない。私は立ちたいが立てず目の前に来た人と会話をした。正直タイプでもなく会話もいまいちでも聞いた。アプローチが強いのを感じた。私は楽しむより必死に食事をしてフリータイムで目の前にきた人会話をした。楽しむのではなく仕事をこなしているようでした。あっという間に終わってしまった。最初に渡された用紙を司会者に渡した。後で相談所用のラインに報告が来るそうです。女性を先にお見送りして退場。その後に男性が帰ります。うーんいまいち。もう参加はないな。私の場合1対1のお見合いのほうがよいと思った。結果目の前に座った人からアプローチが来ました。1度正式にお見合いの申し込みです。申し訳ないがお断りしました。1つ嬉しいことに私がアプローチした人をお見合いができました。私は嬉しく思ってその日を楽しみしてました。実際その方と会えましたが、まったく会話が盛り上がらずその人が教えてくれたことは長く婚活しているとお見合いパーティーで同じ女性ならわかるのですが。年代が近いと同じ男性をとも会うよ。また会えたことで話が盛り上がる。なんか婚活も期間と時間と年齢が大切と感じた。実はそのお見合い相手にはいいませんでしたが。私も以前お見合いした人にニューイヤーパーティー出会いました。相手は私を覚えていたかどうか分かりませんが。フリータイムのときの会話に困りました。それって少し気まずい。そして数か月後。結婚相談所のラインでそのニューイヤーパーティー参加でカップルになった成婚報告がありました。写真はでませんが。年の差カップル。女性は40代前半。男性は50代後半。女性はあの可愛らしく男性に囲まれて話していた人かもと思いました。おめでとうございます。心の中で言いました。あの忙しいニューイヤーパーティーに参加してカップル誕生。私も参加しましたが縁がありませんでしたが。どこで縁があるかわからないんだなと思いました。あんなに結婚したい人がいるのに縁あったのは1組だけだっかのか。縁は自分で探すんだニューイヤーパーティー参加して学んだ。やっぱり私はパーティーより1対1のお見合いがいいな。
同期女子会パート1
今日は久々の女子会である。いずみは仕事を辞めてしまったが時々こうして同期が集まり女子会をしている。この時間が何とも言えないくらい楽しい時間。そしてとても大切な貴重な時間でした。
登場人物
百恵(モモエ) 長男長女を持つ母。夫とは今もラブラブ。元ミスユニバースと思うほどの容姿です。二人の子供は独立。仕事をしたく営業職を選んだ。いわゆる良妻賢母。
公美(クミ)長男次男を持つ母。二人は学生。息子たちのことで多忙な日々。働くことが好きで明るい性格を生かし営業を選んだ。
愛美(マナミ)この中の最年少。知的で控えめな性格でもいざというとパワー全開。丁寧にこなす器用さがある。お母さんは私たち3人より年下。同期はお母さんより年上。
4人 「乾杯」
いずみ「久ぶり元気だった」
愛美 「うん、元気だよ」
百恵 「アポとれなくて」
公美 「毎日数字に追われているよ」
3人は常にきっちり形にしている。なんだかんだいって成績を残している。優秀な3人である。私はこの3人と同期で嬉しく誇りに思っていた。出会えたことに感謝している。退職してもこうして会える。嬉しくてたまらない。私である。
公美 「いずみちゃんはどう。派遣の方は」
いずみ「うん実は2週間で解雇」
百恵 「えっどうして」
いずみ「理由はよくわからず。会社の事情で解雇されたの」
愛美 「そんなことあるの」
いずみ「私もよくわからなくて気持ちブルーです」
公美 「今日は飲んで話して気持ち切り替えよう」
いずみ「ありがとう」
一呼吸をしていずみは話をした。
いずみ「私婚活始めたの。仕事がダメになったからじゃないよ」
公美 「そのなの。そんなのわかっているよ」
いずみ「派遣決まって1週目に結婚相談所に登録したの」
百恵 「なんかいいね」
いずみ「よーしがんばろって思っていたのに急に派遣終了」
愛美 「ごめん思い出させて、どんな会社なの」
いずみ「食品会社の営業事務。みんな近所に住んでいて昼休み家に帰り誰もいなくなるの」
公美 「なんか変な会社だね」
いずみ「それでね。私は30代前半の男の人から仕事を習っていたの。多分独身。経理の女性が1人いて60代ぐらい。その女の人が毎日お昼に30代前半の男の人にお昼お弁当作ってるの。冷蔵庫に入れお昼帰るとき冷蔵庫からお弁当とって家で食べる。空のお弁当箱を冷蔵庫に入れる。それを毎日繰り返し」
百恵 「それなんで知ってるの」
いずみ「仕事を習っているその本人から聞いた」
3人 「なんかきもい。その60代のおばさん30代の独身の男。好きなんでしょ」
百恵 「その30代の人からいずみちゃんが仕事習うの気に入らないかったんでしょ」
いずみ「そうなのかな」
愛美 「その60代のおばさんに意地悪されなかった」
いずみ「何もなかった」
3人 「よかった」
新しい仕事でなく60代のきもいおばさんの話に注目された。独身なのか。その2人は実は付き合っているのではないかと話は盛り上がった。
公美 「会社事情の解雇なら保障あるでしょ」
いずみ「うん契約期間の保障はある」
百恵 「よかった。そんなとこ辞めた方がいいよ」
いずみ「ありがとう」
公美 「ってことは婚活に集中できるね」
いずみ「そうだね」
3人 「いずみちゃんの婚活に乾杯」
いずみ「乾杯ありがとう」
あとプロフィール写真を3人に見せた。可愛い。素敵と褒めて頂き自信がついた。
「よーし頑張ろう」
本日の女子会は終了した。
お見合い続き②
今回のお見合いは相談所のサロン。スタートと終了はカウンセラーから声がかかる。
お茶を出していただける。これは嬉しい特典です。時間60分。
第一印象。お見合い写真と違う。写真を撮ったときから時間が経っているのではなくプロが上手に撮影した感じです。写真では的場浩二に似ていたが。実物はかなり老けて見えた。仮名 篠田 職業 運転手 運送勤務。初婚
初めましてとご挨拶した。簡単な自己紹介をする。私は名乗った途端。
篠田は一方的に話し始めた。私に会うのを楽しみしていたのは分かりましたが。
自分の勤めている運送会社のクイズを出してきた。ちなみに正解した。正解しても全然嬉しくない。
篠田「佐藤さんは写真のままだね。お見合いでさ全然違う人いるんだよ詐欺だよね」
あんたもそうだよ。心の中でつぶやいた。一言多い。
自分の仕事は夜勤勤務。平日は寂しい思いをさせるけど土日は休みでフォローします。
両親と同居。母親は声が大きくうるさくいつも怒っている。父親や下半身がゆるくいつも漏れている。かなり匂う。母親が父親とトイレが一緒は嫌なのでわざわざ大金をかけて別にトイレを作った。こんな話をしたらお見合い成立しないよ。内心思った。私はただ聞くしかなかった。場を壊してはいけないニコニコ笑顔です。うん疲れてきた早く終わってほしいと思いで、なんだかんだで1時間終了した。カウンセラーが終了の案内がきた。よかった終わりだ。篠田はもう終わりまだ話たりないよ。先に篠田は帰りを案内された。ホットした。カウンセラーにどうでしたかと聞かれました。正直に一方的に話すので疲れました。会話のキャッチボールができない。お疲れ様ですと席を立った。携帯を見ると篠田から交際返信が来ていた。私は断ると決めていた。その後お断りをしたのですが。篠田の担当のカウンセラーから私の担当の岡田に何とかなりませんかと連絡が来た。再度岡田さんに申し訳ございません。なんとかならないと正直に伝えた終了した。
お見合い続き③
これはすごいヒット。年齢49歳。同い年。東大出身。塾講師(自営業) 初婚
年収のまあまあ。いい。仮名 川田 写真も知的見える。なんてたって東大です。
場所は都内ホテルの最上階のティーサロンでお見合い。待ち合わせは席。
すぐにわかり。見てえっ写真と全然違う。話し方が舌足らず?舌がまわってない。何を言っているか分からない。口元にしまりが悪い。口が半開きになっている。なんかおかしくて笑いをこらえた。お互いに挨拶してお見合いが始まった。
川田 「佐藤さんに会うの楽しみにてました」
いずみ「ありがとうございます。同い年で東大出身。凄いです」
その言葉になんか川田はご機嫌でした。仕事に話になった。
いずみ「塾講師なんですよね」
川田 「そうです。主に中学校三年生と高校三年生の受験に力を入れてます。生徒が志望校に合格すると嬉しい」
いずみ「そうですね」
メニューは和菓子セットを注文した。紅茶又はコーヒーを選べた。いずみは紅茶。川田はコーヒー。川田はマスクを外し和菓子を食べた。マスクの置き方がはクチャクチャ。テーブルに置いてあるマスクケースに入れたが全然入っていない。くちゃくちゃ音をたてて食べる。何度も和菓子のフォークとコーヒーのスプンを床に落とす。頭の良い人に見えなかった。その行動に目を取られ会話を覚えていない。そしてコーヒーはおかわり自由。1時間のあいだ何度もおかわりをした。なんか引いた。1時間たったので声は私からかけて終了。駅まで一緒に帰り私を気に入ったようだ。なんせ何も話せず相手の話を聞き笑顔です。
川田 「今日楽しかった。またお会いしましょう」
いずみ「ありがとうございます」
いずみはとりあえずいった。駅の改札で別れるときに川田は言った。
川田 「不動産あります。塾のビルとマンション貸してます」
決めセリフ資産あります。帰り携帯がぶるぶる鳴った。相手から川田から交際がきた。早っと思った。私はその夜お断りのメールを担当者にした。
お見合い続き④
職業 精神科のカウンセラ― 56歳 初婚 聞き上手 仮名 渡部
この聞き上手の言葉が気になった。写真とかなり違っていた。実際会おうと白髪としみ、シワかなり老けていた。物静かさと会話のキャッチボールができたので次に進もうと思った。今までお見合いで会った人違うタイプ。お互い成立してプチ交際スタート。がプチ交際スタートになった途端。違和感を感じた。
渡部 「実は1人息子なんです」
いずみ「確かプロフィールには次男となってましたが」
渡部 「実は子供のころ病気で亡くなりました」
本来なら優しい言葉をかけるところですが。できなかった。話を聞き続けると。89歳になる両親と住んでいる。二人は元気だが。同居が絶対条件。二世帯住宅にはしない。住まいは東京の郊外。いずれは嫁は介護をしてもらう。お金はある。貯金はしっかりしてきた。介護の仕組みを勉強している。渡部は自分の話ばかりしていた。プロフィールは嘘だらけ実際は長男になる。聞き上手のうそ。なんか独身の理由が分かった。私はただ聞くしかなかった。デートのお店はパスタとモンブランが美味しいお店。味が全然分からなかった。私は表情が暗くなった。
いずみ「結婚は先のお話ですね」
渡部聞いていない。というか自分の意見を言って私が黙って聞いたいたのでご機嫌だった。受け入れたと思っているようだ。
渡部 「次回のデートはドライブに行こう」
いずみ「まだ予定がわかない」
渡部 「ラインします」
気づけよ。無神経の人だと感じた。交際終了した。
お見合い続き⑤
職業 建築家 1級建築士 身長の高い。年収もよい。
初婚 56歳 俳優の佐藤浩市似ている。船の免許有。
写真通り素敵な人でした。仮名 山本
今回はサロンでお見合いをした。私は横浜に登録している。
その人は東京のサロンの登録。東京のサロンは高層ビルで景色がよいと聞いていたので1度行ってみたいと思っていた。東京のサロンまで行きました。その日は天気もよく景色最高。都庁が見えて明るさから町の建物が光を浴び美しく景色を演出していた。サロンから紅茶を出して頂きお見合いはスタートした。お互いに自己紹介をした。山本は建築事務所に働き30年以上経っている。
山本 「結婚はなかなかチャンスがなく1人でした」
いずみ「職場に山本さんのような方いたら女性社員からお声かかりそう」
山本 「職場は難しいですよ」
いずみ「船の免許を持っているってんでよね」
山本 「そうなんです。船いいですよ。乗って景色見ると気分最高です」
言葉のキャッチボールができる。とういか今度船に一緒に乗ってみたいを思った。
私のことをコミュニケーション能力があるとお見合いで私のような人と出会えて嬉しいと言われた。いずみはまた会いたいと思った。1時間あっという間に過ぎた。
山本 「ありがとうございました」
いずみ「こちらことありがとうございます。楽しかったです」
プチ交際スタートした。やったーとても嬉しかった。
クリスマス夜にドライブと食事をした。車の中はラブソングが流れ、会えたことが嬉しくく少し寒かったがテンション高く寒さは飛んだ。スカイツリーに上り夜景を楽しんだ。
近くのしゃぶしゃぶのお店に入りノンアルコールビールで乾杯した。
いずみ「会えるの楽しみしました」
山本 「僕も」
いずみ「クリスマスの会えるなんでなんか素敵」
二人は笑顔でしゃぶしゃぶを食べた。
一軒家に住んでいる。3階建を購入した。結婚のために購入かと思ったが。どうやら違うようだ。少しづ闇が見えてきた。そこに母親と姉が住んでいる。姉は独身で派遣社員。母親は元気。同居。独身の姉付きだ。こいつもかと内心思った。同居できないなら結婚を考えることはできない。はっきり言われた。
山本 「同居条件」
いずみ「うん」
山本 「できる」
いずみ「急に言われても」
山本が怖く思えた。お前は結婚したいのか。母親の同居してくれる人がよいのか。
すごく気まずい雰囲気になった。答えをごもってしまった。これは終わった。
案の定。交際終了になった。理由は価値観の違い。これは価値観なのか。相手の一方的な希望で私の意見は聞かないのか。もし交際が進んでも結婚までは行かない相手と思った。終了しことがよかった。気持ち切り替えて次に行こう。
お見合い続き⑥
職業 車の営業 出身 大阪 45歳 要潤に似ている 仮名 犬田 初婚
写真見てかっこいいと思った。今までのお見合いは50代が多く。今までにない貴重な40代。初めて年下の人とお見合い。楽しみ。
犬田 「いや早く結婚したいんねん」
大阪弁で話す。
いずみ「そうですよね」
犬田 「1人は寂しい。先月結婚相談所に登録したばかり」
いずみ「婚活は体力使いそう」
会話はたわいもないことで1時間終わってしまった。素直にもう1度会いたいと思い次に進んだ。プチ交際スタート。とんでもない奴だった。車で迎えにきて夜ドライブした。羽田空港が好きでよく行く。夜だったので飛行機の音が耳に残り刺激された。夕飯を食べた。店に入り犬田は話始めた。
犬田 「俺のシステムを話す。いいか。ツゥーダ」
いずみ「何」
犬田 「真剣交際までデートは割り勘」
いや終わりだ。いずみは内心思った。結婚したいならデート代は出しなよ。
犬田 「若いとき交際していた女にいつもおごらされた。で別れた損したからだ」
こんな感覚なら結婚無理だね。内心思った。いずみは黙っていた。
いずみ「犬田さんはどんな結婚したの」
犬田 「バカ。名前呼ぶな」
いずみ「どうして」
犬田 「世界が俺を見てる」
いずみ「はあ」
犬田 「呼んだら周りにいる人は俺を見る。いいか俺のことは後輩と呼べ。お前のことは年上だから先輩と呼ぶ」
いずみはなんかムカついてきた何様のつもりだ。勘違いも甚だしい。帰ろうと思い席を立とうとしたら。
犬田 「俺はヤクザに知り合いがいる。1000万円は30分以内に用意できる。1億は1週間で用意できる。凄いだろう」
今度は何言ってるのと呆れた。私は黙って聞いていた。何を言っても耳に入らないだろう。
犬田 「いいか俺を優先しろ」
いずみはその言葉にカチンときた。
いずみ「だから」
会話になっていない。早く帰りたかった。婚活とヤクザ関係ないだろ。俺を優先して人をお前呼ばわれ、それでデート割り勘。腹の立つことばかり終わったな。頭おかしい奴だ。
いずみ「帰る」
犬田 「おい待て今の録音してないだろうな」
いずみ「してないよ」
犬田 「キスさせろ。今夜泊めろ」
いずみ「ルール違反ですよ。帰る」
犬田 「お前馬鹿か。やらねーと分からないだろう」
走って帰ろうしたら追ってきた。怖かった。
いずみ「ちかんです」
叫んだ。そのときは世の中の人が見ていた。犬田は転んだ。その隙に帰った。
警備員の人に何か聞かれていた。なんかうけた。
夜だったので次の日に相談所に電話した報告した。そしたら何度も犬田からの着信あった。しつこいラインが来ていた。即ブロックした。結婚相談所に交際終了の話と昨日のことを全て話した。
岡田 「大変でしたね。交際終了ですね」
いずみ「大変な人でした。対応ありがとうございます」
それとお見合いのとき犬田は車で来ていた。それはいいのだが、帰り家まで送るとしつこく言われたことも報告した。勿論車には乗らずに帰ったことを話した。
お見合い続き⑦
職業 工場作業員 49歳 写真の印象素肌が小麦色に焼けてかっこいい。
バツイチ。子供なし 仮名 沢田
お見合いスタートです。実際会ってみると写真は少し若い頃かな。引き締まった顔が会うとその締まった顔が少し丸びて優しくなっている。感じよくもの腰が柔らかい。
いずみ「宜しくお願いいたします」
沢田「こちらこそよろしくお願いいたします。よかったらお昼時なのでパスタ、ケーキどうぞ」
いずみ「ありがとうございます」
その気配りが嬉しく思わずバナナケーキを注文した。
いずみ「そのなバナナ」
オヤジギャグを飛ばしてしまった。はめ外したかな。沢田は優しく微笑み
「初めて会うのに大胆にギャク言うなんて」
会話も盛り上がった。同い年なので流行った歌や10代のころ人気のアイドル歌手の話なった。ローラースケート滑りながら歌えるなんてスターだよね。私たちの子供頃って歌番組いっぱいあったよね。年代の共通話題で終わってしまいました。次に会いたいを思ったと私の気持ち相手はどうだろうか。プチ交際オッケー。やった成立した。
次回デート、水族館に行きます。その前に駅前にあるちょっとレトロな喫茶店でお茶した。沢田スイーツ男子。甘いもの好き。お店には美味しそうなケーキが並び、どれにしようか迷いました。おすすめのモンブラン食べました。甘さとモンブランクリームが口の中に広がり気持ちがリラックスできました。この街はお母さんのお父さんが沢田から見ると祖父が住んでいて、よく子供のころ来ていた。懐かしい街。それから送迎バスに乗り水族館へ行きました。日曜日なのでバスは満員でした。水族館ではイルカのショーを見ました。最前列は濡れるから後ろの方に座りました。会場が小さめのため後ろでもよく見えました。イルカの動き鳴き声が可愛かった。珍しい魚に魅了されました。デートでないとこないな水族館。なんか楽しかった。夜はイタリアンを予約して頂きました。飲み物はワインしたかったのですが。お互いビールが好きなのでビールで乾杯しました。仕事は工場の作業員をしているそうです。仕事の後ウィバーのバイトをしているそうです。平日は夜12時近くまでバイトです。そうかバイトしているのか。
次週もデートした。私を楽しませるのを感じた。女子が喜ぶアニメの映画を取ってくれた。そのアニメは私は知らないが。取ってくれた気持ちが嬉しかった。手土産にクッキーの詰合せを持ってきてくれた。一緒にいて楽しいが結婚の話がでない。すり合わせができない。いい人で終わるタイプかな。
私は勇気を持って相談所の人に相談しました。沢田さんとてもいい人です。結婚の話が進まないんです。デートも楽しかったし、気を使いって頂いこと感謝です。相談所の人には誤解のないように話をした。いい人です。プチ交際できてよかったです。結婚の話を持っていくのが難しいかも。だから、いい結婚相手見つかるといいです。嫌で終了するわけはないです。私何言っているのと思った。話をして交際終了しました。ありがとうございます。
あ-全然理想の相手に出会いないよ。実際お見合いして思ったことがある。
亡くなった母の言葉です。
「年取って独身だとわがままになる。ずっと一人だから。いい人はとっくに結婚して家庭を守り相手の家族を想い優しくなり他人に対しても温かく見る」
その言葉がよぎり今更だけど親は間違ったこと言わないな。
「ありがとうお母さん。私婚活頑張って結婚するよ」
婚活で出会って私が嫌と思った人たち
•家はある古い。年老いた両親つき介護が見えている。
•もっとひどい貯金はある。家は賃貸がいい。家を持つと煩わしい。
年取ると家借りれないよ。人の話聞かない。で生活費割り勘で親付き
ありえないだろう。結婚するんだよ。やたら住むことに焦る。何かあるんだろうな。
•俺中心。俺を優先にしろ。デート割り勘。ありえない。
•自分を曲げない。相手の話を聞かない。人の話を最後まで聞かない。
この人たちは母親のいう通りの人に出会っている私。
45歳から59歳が私の結婚ゾーンです。50代中心とのお見合いその通りの人たちです。あとはいい人すぎて結婚までいかない人。
少し婚活に疲れていました。そのある日曜日3人の人とお見合いする日が来ました。
よっしゃと気合を入れました。予定を組んで調整したらこのようになりました。私自身3人の人とお見合いするって大変。でも楽しみ。集中して落ち着いて話しようっと、あとリラックスしてね。今回はありがたいことに3人ともサロンです。よかった。もしこれが最初横浜→次品川→最後横浜だったらなんか大変と思った。1時間のお見合いだけでもかなりの
エネルギーを使い。場所移動を入れたらヘトヘトになってしまうのだ。サロンでお見合いできる環境に感謝です。私は手帳にチェックするための簡単なシートを作った。終了したらすぐに書くことにした。この中に理想の相手いるかも。空き時間の30分にはトイレとメイク直しもする。水分補給のする。
1人目 11:00~12:00 豊川さん
2人目 12:30~13:30 越田さん
3人目 14:00~15:00 森さん
お見合い当日は少し早くサロンに着きました。スタッフにこちらにかけてお待ちください。待っている間に1人の男性が入って来た。
豊川「本日お見合いの豊川です」
あっお見合いする人だ。背中越しなので豊川は後ろの私に気づかず先に席に案内された。
お見合いが始まる前に簡単に岡田さんと打ち合わせをした。
岡田「今日は3人と方とお見合いです。素敵な縁があるようサポート致します」
いずみ「宜しくお願い致します。11時から始まり15時まです。確認ですが。男性を先に出すようお願いいたします」
岡田「了解です。そろそろ時間です。豊川さん来ています。ご案内致します」
豊川さんどんな人だろう。ボーカルレッスンしてて歴史に興味あるって書いてあったな。
私は席に案内された。
いずみ「初めまして佐藤です。宜しくお願い致します」
豊川 「豊川です。こちらこそ宜しくお願い致します」
お互いに挨拶してスタートです。60分
その日は朝凄い雨で嵐でした。出かける頃に雨が止み日差しが出てました。
いずみ「雨止んでよかったですね」
豊川 「はいこの駅JRもあけど京急ともリンクしてます京急の駅からここまで歩いて来ました。天気よく散歩しながら来ました」
いずみ「今日の天気をみると嵐があけたら春が来るんですね。気持ちの春も来るといいですね」
私の話を聞いて豊川は笑っていました。
豊川 「ヨガやっているんですね」
いずみ「はい健康のため体を動かし汗かいてます。ヨガを始めて呼吸法で気持ちが落ち着いて婚活したいと思って相談所に入会しました」
豊川 「そうなんですか。体動かすっていいですね」
いずみ「そうなんですよ」
豊川はいずみの話を聞き微笑んだ。
いずみ「すいません。私ばかり話して。ボーカルレッスンしているんですよね」
豊川 「はい。歌が好きでレッスンしてます。レッスンの中で発声練習もあって声をしっかり出すって気持ちいいですよ。今マスク生活でなかなか声を出せないじゃないですか。発声を練習するとお腹から出すから滑舌よくなるんです。そうすると気持ちいいです」
話していると自然な姿と笑顔に惹かれた。うーん写真とは大分ちがうけどね。
1時間あっという間でした。
いずみ「えっもう1時間早い」
豊川 「早かったね」
いずみ「季節も春になるし桜とかを見に行きたいし一緒にお散歩した季節を感じたら嬉しいです」
なんか最後に話してしまった。楽しかったからその言葉が思わず出た。そのとき豊川は笑っていた。
「ありがとうございました」
お互い挨拶をして終了。
もう一度お見合いの様子を思い出し。豊川のプロフィールを見た。53歳
バツイチ 子供二人いる。
正直子供はひっかかる。私の理想は子供のいない人。何かあって引き取ることになったら無理。職業はIT。年収 出身地を見た。他は問題ない。悩んでいるうちに次のお見合い時間迫っている。手帳に〇をつけた。素直にもう一度会えるのなら話をしたいと思った。
2人目お見合い
仮名 越田 公務員 年収はまあまあ 60歳 バーベキュー趣味で企画してやっている。プロフィールに書いてある。どんな企画のバーベキューなんだろう。興味津々。初婚。
お見合いスタート。びっくり写真と全然違う。最初の挨拶のときだけマスクを外す。髪は薄く頬にはほうれい線がはっきり出ていた。輪郭はもたついていた。あー終わった。でも私は笑顔で接した。私のことをきれいと褒めてくれた。バーベキューのことを聞くと最初は4人から5人のグループでやっていたが、人が人を呼び現在は100人以上になっている。越田会と名前が付いている。知らいない人もいる。その中でカップルも生まれ結婚してる。なんで自分が企画しているのに越田には相手が見つからないのだろう。100人以上男女が集まるのに。よく聞くと会費の踏み倒しも多い。今は受付を作り始まる前に会費を回収していますが細かいお金がないとスルーする人も多い。で赤字になり赤字は越田がかぶる。そんなの辞めちゃえばいいの内心思った。会話をしないとやばいと思った。
いずみ「大変ですね。人の縁を大切にするんですね。素晴らしい」
思わず心にもないことを言ってしまった。
越田 「そのバーベキュー人が集まるのを見ていると楽しいんですよ」
ずっとやてっな。結婚できないよ。内心思った。バーベキューするのに。肉、野菜、アルコール、その他の物を用意すると80万以上かかる。それを越田が立替えている。
越田 「手配するだけでひと仕事です」
うん仕事にすれば、この人無理。帰りたい。まだ30分しか経っていない。時間経つの遅すぎです。早く終わって。私は話の内容に疲れ黙ってしまった。笑顔だったと思う。越田はひとりでしゃべっていた。終了です。サロンの人がきた。やっと終わった。私はグッタリしていた。が
越田に笑顔で「ありがとうございまいした」
この笑顔で相手はOK思う人がいる。終了後。即私の手帳は×にした。サロンに出す判定メールは夜にまとめてやる。メールが来ている。越田から交際の返事です。早すぎる。
3人目お見合い
仮名 森 52歳 バツイチ子供あり。 職業 リフォーム会社経営
第一印象かっこいいの言葉以外見つからない。キングカズに似ている。
結婚相談所にいるイケメンがお見合い直前に気づいた。新興宗教をしている。妻には求めない。プロフィールの下の方に書いてあった。あっやってしまった。もし気づいていたらお見合いしなかった。がお見合いは始まった。
森 「どうぞよろしくお願いします」
いずみ「こちらこそよろしくお願いします」
森 「プロフィールに書いてありますが。私新興宗教してます。妻になる人には求めません。少しです」
いずみ「少し」
森 「そう少しね。仏壇があり毎日手を合わせて、その新興宗教の幹部です」
その内容を物腰柔らかく話した。いずみは全然少しでない。でもこの物腰の柔らかさに騙されるんだろうな内心思った。いずみは何を話していいか悩んだ。
いずみ「サッカー選手の三浦さんに似てますよえ」
森 「照れながらよく言われます。僕サッカーを子供のころやっていました。サッカー少年でした」
いずみ「今でもサッカー続けているんですか」
森 「はい。続けていて子供たちにサッカー教えています」
いずみ「素敵ですね。好きなことを続けて教えるなんて」
森 「これも新興宗教のおかげです。感謝ですね」
いずみ「そうですか」
森 「仕事はリフォーム店をしてます。最近ですが経営をしてます。全てが順調なんです。あとは結婚相手が見つかればと思い婚活してます」
どっぷり新興宗教にはまっていると思った。こんな話をしているうちに1時間になり終了した。
お互い「ありがとうございました」
挨拶して終了した。森が席を立ち帰った。
いずみ「あー疲れた。なんかもったいないな。新興宗教やってなかったらプチ交際行きたかった」
思わず独り言をいっていた。手帳に×をした。やば岡田さんに聞こえたかも。
岡田 「佐藤さん今日はお疲れ様です。3人とお見合いして」
いずみ「こちらこうありがとうございます」
岡田が冷たいお茶を持ってきてくれた。ひといき着いた。
岡田「今日の返事は明日の13時までにお願い致します。今夜はゆっくりしてください」
いずみ「ありがとうございます。じゃあ帰ります。お疲れ様です」
あー疲れた。3人のお見合いは体力使う。夜はヨガに行く汗かいてリフレッシュしたら返事をまとめ返信しよう。なかなかいい出会いがないな。今回3人のお見合い。プチ交際は豊川を入れた。あとの二人はどうした無理でお断りした。豊川の返事が交際でなければ成立しない。どうなるだろう。理想の相手だろうか。月曜日の朝はぐったりしている。週末のお見合いでエネルギーを使い。その合間にヨガをして体力をつける。1週間頑張ろう。
なんと豊川から交際成立メールが来ました。
いずみ「やったーまた会える」
思わず声に出してしまった。今日の夜か明日の夜にファーストコールが来ます。早速電話番号を登録した。その日の夜早速豊川からファーストコールが来ました。
いずみ「こんばんは日曜日はありがとうございました」
豊川 「こちらこそありがとう」
いずみ「ラインしてますか」
豊川 「してるよ」
いずみ「ライン登録しよう」
豊川 「そうしょう」
いずみ「お見合いのときは苗字だけだったね。佐藤いずみです。どうぞ宜しくお願い致します」
豊川 「豊川大(まさる)です。よろしくね」
ライン登録ができスタンプを送った。来週の土曜日早速午後お茶のデートの約束した。午前中はヨガに行って午後は豊川とデートです。楽しみです。日曜日はお見合いが入っていた。ルールとしてプチ交際の場合はお見合いをしてよい。何人かみてお見比べをする。が真剣交際に入るとお見合いは出来なくなる。
横浜のみどりの窓口で待ち合わせをした。周りに人が多く混んでいた。
大 「こんには、今日は宜しくね」
いずみ「こちらこそ宜しくお願いします」
土曜日のデートは2月なので少々寒いが天気はよかった。横浜混んでいた。どこのお店もいっぱいでした。どこのお店もいっぱいでした。お店を探すのに2人で歩いた。
大 「あっ窓側の席空いてる。人ならんでないよね」
パンケーキのお店に入った。
いずみ「はい」
ハワイをモチーフにしたお店であった。店内は華やかに飾れていた。メニューは可愛くて美味しそうな写真です。
いずみ「よかったお店は入れて」
大 「そうだね」
いずみ「パンケーキっていわゆるホットケーキのことでしょ。私の子供のころはシンプルに2枚重ねになっていてバターがのってメイプルシロップかけるのが基本だっけど今は生クリームにフルーツのせて豪華だね」
大 「そうシンプルなホットケーキ懐かしいね」
昔懐かしいホットケーキの話で盛り上がり気持ちがホットした。私は生クリームとフルーツ盛り合わせと紅茶セットを注文した。豊川はバナナチョコと生クリームのホットケーキとコーヒーセット注文した。
いずみ「なんか甘いものは別腹で食べられちゃうな」
大 「分かる僕も甘いもの好きだから」
いずみ「甘いもの。スイーツって食べると気持ちが落ち着くよね」
大 「そうだね」
いずみ「あーおいしい」
大はよく食べるいずみを見て驚いたが、なんか癒された。
大 「あっプロフィール見て知っていると思うけど僕子供います。息子が2人。長男は20歳大学生。次男は16歳高校生」
いずみは出たっと思った。子供たちは前の奥さんが親権をもって育てている。大は毎月養育費を支払っている。金額を聞いて驚いた。職業はITのエンジニア。年収の話もした。離婚の理由は奥さんから切り出された。大の頑固で頭からかみさんを押さえつけてばかりで耐えきれなく離婚した。そのことは反省している。いずみは正直大丈夫かと思った。4年前に離婚。空気が重くなった。でもなんか惹かれるものがあった。子供に対する責任感。当たり前かもしれないが、当たり前のことができない親も多い。もし私が20代なら受け入れないかも。49歳の婚活はバツイチや子供がいるのはもし私あり得る話。本当ならできれば子供はいない方がよい。今よく聞くのが離婚しても養育費を払わない。払えなて払わない人が多いと聞く、大はかなりの高額を支払っている。来年の6月で終了する。計算が合わない。次男はそのとき17歳になる高校生だよ。裁判所で話合い。計算して毎月の支払を多めに払い早く終了する。今度その書類見せる。バツ1の人。大きく受け止めなきゃいけない。親権は向こうにある。大が育てることはないといっていた。いずみにとってこの話はどういっていいのか。でも養育費は来年の6月で終了。収入はよい。頑固で押さえつけて離婚。養育費。頭をよぎった。本人は変わろうと努力をしている。もう1度結婚して家庭を築きたい。高額な養育費を真面目に払う誠実さを感じることもあった。帰りは横浜駅の方まで歩いた。大は横浜はよく来るので近道や抜け道を知っていた。でもなんかお互いに気持ちが重かった。離婚と養育費のことを聞いて。
大「明日は会社に出勤なので今日はここで」
大は私鉄。私はJRに向かった。なんか逃げるように大は走っていった。いずみは大の後ろ姿を見て次はないかもって思った。相談所のカウンセラーが偶然に大と同じだった。その夜岡田に相談の電話を入れた。
いずみ「岡田さん。こんばんは。今日豊川さんと初めてのデートしてきました。離婚の話や養育費の話してくれました。ちょっと気が重くなりました」
岡田 「豊川さん仕事はしっかりやり年収もあるし。離婚して子供たちに対して責任もはたしたいるし。性格ははっきりしている所あるけど裏表なくいい人ですよ」
いずみ「うん。誠実さ感じます。今日駅で別れるときね。なんかさっていっちゃってさ次ないのか」
岡田 「そうだったの。豊川さん佐藤さんのこといいっていってます」
いずみは悩んでいる。でももう少し大のこと知りたいと思った。
いずみ「岡田さん今日のデートの話はメールします。次回の約束はしないけどまた会いたいです」
岡田 「ラインしてみたら」
いずみ「そうしますね。ありがとうございます」
その後、大と会うことはできたが、いずみはお見合いを続けていた。がいい人がいない。大はプチ交際のとき一生懸命デートプランしてくれた。ケーキの美味しいカフェ。桜のきれいな道を散歩したり昔懐かしい洋食レストランを予約してくれたり会話は飽きないようにしてくれた。平凡なことだけと一緒にいて楽しいし私も無理をしてない。自然体を感じた。ただ私オヤジギャグはうけてくれなかった。
大「はい。どうも」 終了。
その後お見合いをするが親と同居。介護必要な親を抱えていたり。一方的に話をする。なかなかこれといった相手もなく。大を中心考えるようになった。
いずみは子供のことが気になった。大は長男と次男に大学を出たらなら就職して1人暮らしをするよう自立を進めている。上は20歳、下は16歳。今は親権は前の奥さんが親権。大が引き取り可能性は低い。そのための親権と養育費を支払っている。もし今日明日に前の妻が亡くなったら引き取ることになるかも。でももしそうなったら母方の祖父母にお願いする。子供たちは再婚した父親の方へ来たいとは言わないだろう。大はいずみに話した。大はいずみを悪いようにはしないと言っている。その言葉を信じよう。まあ急に母親が亡くなる可能性は低いといずみは自分自身言い聞かせた。大は結婚して新生活を送りたいようだ。バツイチはいい。子供がいる。私の中で子供がいる。引き取ることはないにしても。そうなったらどうしょう。不安はあった。冷静になった子供がいるからってそれでその人を決めることはない。人生後半で婚活そういうこともある。気持ちを切り替えた。初めてのデートのとき歴史の話をしている。大に惹かれた。正直歴史はよく分からないが。好きなことを懸命に話す姿に魅了された。大をもっと知りたいと思った。その後お見合いは続けたが。うーんって感じ。もしその中にいい人がいればお見比べしようと思った。プチ交際まで行ける人を探したが。大よりいい人がいない。それに私は器用ではないそのようなことは無理かな。そんなことを言っているうちに大とのプチ交際が終了した。次は真剣交際になる。これが順調に進み終了すると成婚になる。真剣交際がスタートした。プチ交際のときは食事が多かった。真剣交際に入ると遊園地や鎌倉と散歩や水族館などを見たりすると変わった。2人で楽しむいわゆるデートって感じた。真剣交際が終了してお互いよいと成婚退会になる。なんか早すぎると思った。結婚相談所のシステムに。
数回のデートで相手をわかるはずがない。一般的に恋愛結婚だったら何年も付き合って毎年誕生日やクリスマスを過ごして思い出いっぱい作って結婚する。甘いも酸いも分かって?私はお見合い結婚をしているんだ。職業も年収も出身地もプロフィールは分かっている。縁なんだろう。会ってなんとなくいい。なんか楽しい。そういうことなのかな。私は初婚だけと大はバツイチ。結婚して相手と充実した生活を送りたいと思っていること感じる。だから私に対してのライフスタイルも聞いてくる。そこはバツイチの良さ。次は失敗しないように相手に対する気遣い、優しさ。たとえ恋愛結婚で何年付き合っても全てを理解するのは無理かも人間だから状態により変わることもある。そのときはお互いに勇気をもって向き合って話をする。恋愛結婚もお見合い結婚も出会いが違いである。結婚相談所はお互いにいい縁があれば結ばれて結婚に繋がる。理想の出会い。理想の相手を探すための通過の道である。理想って大切である。結婚となれば一緒に生活をして行く。この理想はお互いが作っていくものだと思う。プチ交際が終了して真剣交際に入り時間が経ち、経てばたつほど大を理解できた。鎌倉にある週末デートした。雨だった。大は雨男?真剣交際の初日のデート遊園地も大雨で乗り物は乗れず。水族館を見た。鎌倉は朝だけ着いてからは雨が止んだ。4月に入り中旬が過ぎた。雨が上がり暖かい春の日差しを感じた。雨で桜は少なくなってしまったが、少ない桜でも春を感じた。目を閉じると草木の香りがした。春だ。私にも春が来るかな。鎌倉は歴史のものがある。大は1つ1つ丁寧に話をした。私は聞いていたが、よくわからなかった。他の話をしたので後日、大に怒られた。人の話を聞かない。正直世の中に人の話を最後まで聞く人の方が少ないよね。むきになり怒りバカみたいと思った。子供の教育費の件も確認した。大の家にいったときファイルを見せてもらった。離婚のとき裁判所の養育費の書類です。来年の6月で終了になっている。金額と元妻のサインと印が書いてあった。
いずみ「もし足りないからもっと養育費くださいと元妻がいってきらどうする」
大は凄い剣幕で怒った。
大 「裁判して、前の妻の理解した。その請求はない。多めに支払い期限を短くした」
いずみ「怖い。そんな怒らなくても確認しただけなのに」
大 「ごめん。僕の悪い所だ」
その時結婚無理かもと思った。
鎌倉は銭新井弁天や鶴岡八幡宮に行き。結婚式をやっていた。和装で素敵だった。結婚無理かと思ったけど大とのことをイメージしていた。長谷寺にも行った。よく歩いた。小町通りも歩きお店もたくさんあり甘い香りで充満していた。しらす丼を食べた。美味しかった。口の中でとろけ食べているより飲んでいる感じだった。湘南せんぺいを食べ歩き小町通を散歩した。ともかく歩いた。大と他愛もないおしゃべりをした。デザートはお店に入りモンブランを食べた。お蕎麦みたいに細く細い線がスポンジを包み上に栗がのっていた。大きくてたべられるか。美味しくてパクパク入った。その後は大船に行った。大の好きなクラフトビールの種類が豊富なお店がある。ピザやパスタにサラダのメニューも充実していた。
大 「今日は楽しかった。乾杯」
いずみ「うん。楽しかった。ありがとう」
大 「結婚してください」
いずみ「はい」 思わず嬉しくて
大 「あっごめん。指輪はこれから見に行こう」
いずみ「ありがとう」
そのとき注文したサラダとパスタがきていた。お店の人がどうしていいのか途方にくれていた。お店の人ごめんなさい。
本当はプロボーズされたとき少し迷いはあった。養育費の件で怒る大に大丈夫か。でもその後は私を楽しませたい気持ちが伝わった。大はかっとなると所はある。それが離婚の原因。私も感じた。がそれを克服する努力を感じる。相手次第で変わるかも。
理想の相手に出会い。
それは相手に求めるばかりでなく、自分自身も理想の人間像になること。
•挨拶ができる。(どんなときも喧嘩しても)
•相手を思いやる。(争わない)相手の話を聞く。
•いつも笑顔でいる。
もしこれができたら、いや私はできる。理想の相手になる。理想の出会いお互い理想の相手になり出会えた。なんて素敵なんだろう。大とはできる。なんか理想とスキルって似ている。結婚は理想。仕事はスキルが求められる。
それから住むマンションを探した。楽しかった。場所は私鉄前線。なかなか難しい。駅から近いが目の前に同じ高さの建物がある。部屋を探し式場探し指輪を作る。2人で相談した。主人の両親の挨拶とバタバタでした。部屋は見つかった。目の前は何も建つことがない。浄水場。富士山が見える。
理想の相手に出会い(続き)
•理想・・・美人できれいで頭もよく、ここまではよいが。自分はできると思い相手を罵りキズつける。相手を思いやるこどができない。自分はできる。人も自分と同じようにできると思い。それができないを相手を人間とみない。怖い。これは特に独身女性に多い。
このような女性は現実は評価は低い。
スキル・・・スキルある方がよい。スキルあっても人とコミュニケーションがとれない。できな人を思いっきりバカにする。仕事では人が周りにいるが。仕事を離れると友達がいない。関わりを避けられる。
理想とスキルがあっても人に良い影響を与える人なら良い。その人がいるだけで明るくなる。いわゆる華になれる人。理想とスキルがあっても周りを悪くする人は不要である。
式場を探す前の話。指輪を見に行った帰り。
いずみ「ありがとう。素敵な指輪とダイヤモンドの婚約指輪。なんか高くて申し訳ない」
大 「何言ってるの。一生に一度の記念日なんだから」
いずみ「ありがとう」
大 「あと結婚式はどうする」
いずみ「結婚式挙げるの」
大 「挙げるさ」
大はいずみを見つめながら「僕はバツイチだけどいずみちゃんは初婚だよ。花嫁は女性の夢だから」
いずみ「うん。ありがとう」
大 「僕がウェディングドレス着せてあげるよ。費用も心配しないでいいよ。僕が出すから」
いずみは感動して涙が止まらなかった。
大 「大切な2人の記念日だから挙げよう」
いずみ「本当にありがとう」
大 「いずみちゃんの花嫁姿きれいだうな」大は照れながらいずみを見つめて話した。
いずみ「ありがとう」お礼しか言えないいずみでした。
大 「来週にでも式場見学に行こう」
いずみはなんか凄い幸せを感じた。ウェディングドレス着れる。嬉しい。
私と結婚
結婚という言葉を聞くだけ手何か幸せを感じる。優しい未来に引き寄せられる。気持もほホットする。実際指輪と式場を選ぶとき笑顔で「おめでとうございます」
結婚という言葉は幸せの合言葉。みんなが笑顔になる素敵な魔法の言葉です。初めましての相手で「おめでとうございます」って結婚で言われる言葉です。そして自然な笑顔。そうすると素敵な式場やコンシェルジュに出会えたり形として残る光り輝く結婚式ができる。この自然な流れ大切です。
素敵な式を迎える準備
結婚式なんて素敵な日。この日を迎える日。日々大変でした。式場選びからドレス選び。内容。大といずみはサクサク決められた。ドレス担当のプランナ-に広山がエスコートが上手でした。ドレス選びは悩んだりした。広山はアドバイスをくれた。これは決してお世辞ではなく私の体のラインを見てこちらの方がよい。デコルコと背中がきれいと褒められた。この二つが協調するものがよい。ドレスを着た途端に髪をアップ。アクセサリーに花束を持たせてくれてイメージをさせてくれた。ドレス選び。ウェディングドレスとカラードレス1枚ずつ選んだ。数枚試着した。約3時間かかりました。その前にドレスフェアーに参加して気に入ったものを選んでおいた。当日はサロンでも気に入ったものを探し試着した。ドレスは見た目と着たイメージが全然違う。これは選ばないな。最後に試着したドレスを着たら、凄く似合っていた。私もとても気に入った。広山のいいですねの言葉も決めた手になった。1回目の試着でウェディングドレスとカラードレスを決めた。
広山 「今日1日で決めてよろしいですか」
いずみ「はい。アドバイス頂き気に入ったドレス見つかりました。ありがとうございます」
広山 「順調に決めてますね。なかなか決まらず。次回になるカップルもいるんですよ」
いずみ「そうでうよね。こんなにあったら迷いますよね」
特にウェディングドレスを着ると結婚するんだと気持ちが引き締まった。女性の最大イベント「花嫁」です。
それと結婚式のウェデングコンシェルジュの久保春香。この担当の出会いはとてもよかった。私たちの二人の間で春香ちゃんと呼んでいた。相談のときは久保さんと呼んでいます。
春香からは式の流れ、式の食事、飲み物、お花、写真、ビデオ、引き出物、招待状のデザイン、メイクリハーサルと決めることいっぱいです。可愛らしく少々天然、丁寧な対応の春香にいずみはファンになった。悩んだりするとメールや電話をすることも多かった。
話していると楽しくて電話や式場の相談も少々時間オーバーすることもあった。
いずみ「いつも時間オーバーしてごめんなさい。次の相談もあるのに」
久保 「大丈夫です。2人と話していると楽しいです」
いずみ「ありがとう。春香ちゃん」
大 「あっごめんね。2人で家で春香ちゃんで呼んでるの」
久保 「嬉しいです」
笑顔で答える春香をいずみはますます好きになっていく、次の相談が待ち遠しい。
来月の日程の確認をして式場を出た。
当日は素敵な式になる。招待状の返事も嬉しさを感じる。おめでとうのメッセージや花のイラストを書いてくれたり達筆な人が多く。最近は手書きがないので人の字を見ることが少なくなった。切手を貼って郵便です。招待状は手書きいいですね。返信は1人1人の気持ちを感じました。うーん嬉しくなった。大には感謝している。結婚式をやろう。僕に任せて
いずみ「ありがとう」改めていった。
大 「どういたしまして」照れていた。
そんな大をいずみはますます好きなっていた。返信きて出席なんか嬉しね。これは式を挙げる人しか味わえない幸せの返事を頂いた。大の両親は高齢と東遠で参加はできなかった。
いずみ「写真送ろうね。終わって落ち着いたら実家行こうね」
曇りかかった大の顔が笑顔に変わった。ヤッター1つ理想を叶えた。これからの生活。まだまだお互い知らないことは理解しあって、ありがとう、感謝の気持ち。争わないことそんなことしていいことない。
私は式の3週間前は毎朝5分間。朝食の支度の前に両親への手紙を読む練習をした。
花嫁の手紙は結婚式にとって重要ポイント。当日はきっと緊張する。仕事から帰ってからの練習はクタクタで無理。朝のすっきりさわやかでエネルギーあるときに練習した。最初と最後の挨拶は暗記。手紙はそのまま読む。挨拶は文章を1つ1つ読む。そのあと暗記して笑顔で練習した。
幼馴染の莉子にラインした。
お久しぶり莉子ちゃん元気?
私は元気です。本当はお会いしたったけど、
きっと忙しいと思いラインしました。
実は結婚決まりした。
正直に大変でした。色んな人に出会いました。
50代の独身は個性的でしたよ。
莉子ちゃんのアドバスとても役にたちました。
ありがとうございます。
実は結婚式やります。莉子ちゃんにも来ていただきたい。
どうぞよろしくお願いいたします。
そうるすと莉子から返信。
いずみちゃんおめでとうございます。
嬉しい報告ありがとう。
結婚式は是非参加します。
どうぞよろしくお願い致します。
ライン返信を見ていずみは嬉しくなった。
同期女子会パートⅡ いずみの結婚が決まりお祝いの女子会
3人 「おめでとう乾杯」
いずみ「ありがとう」
百恵 「どんな人」
公美 「今日は聞きたいこといっぱい」
いずみ「包み隠さず話すね。私が選んだ人はバツイチの子供持ちで現在教育費支払ってます。来年の6月で終了。私がそんな人選ぶなんて」
百恵 「それは現実だけど私たちが気にしているの人柄だよ」
愛美 「そうだよ」
公美 「お互い50代になろうとしている。そういうのあるよ」
いずみ「そうか私が偏見です。子持ちのバツイチに対して失礼だよね。ごめん」
いずみは自分に対して恥ずかしくなった。この同期の3人が心より私の幸せを応援する優しさに感動した。ありがとう。
いずみ「私が選んだ人はね。優しくてITに強い人なの。職業はITのエンジニア」
愛美 「そうなの」
いずみ「私はITにうといから色々と助かっている」
公美 「うんうん」
いずみ「私にいつも気を使ってくれる。ともかく優しい。なんか笑顔になれる。そんなところに惹かれて私好きになっちゃった」
百恵 「素敵!」
いずみ「なんかひねりなくて平凡すぎるね」
公美 「もういずみちゃんオヤジギャグじゃないんだから、ひねりいらないよ。平凡なことが大切だよ」
いずみ「あとね歴史が好きでね。鎌倉行ったときは観光しながら案内してくれるの。その姿がかっこいいの」
百恵 「歴史の話できるっていいよね。鎌倉も一味違う楽しみができてよかったね」
いずみ「ありがとう。後ね前の結婚で長男、次男がいるの。前の奥さんに親権があって彼は毎月教育費送ってるの。それが来年の6月で終了するの」
公美 「まじめな人だね。教育費をしっかり払って」
いずみ「そうなの」
百恵 「払えなくって払わない人いるよね」
いずみ「そう。しっかり払う。来年の6月で終了の書類も私に見せてくれた」
愛美 「うん」
いずみ「まじめな人なの。私の住みたいところを新居にしようとか指輪も結婚指輪と婚約指を作ってくれた」
公美 「いいじゃない」
いずみ「ありがとう。来月は彼の実家の両親にご挨拶してくる」
百恵 「気をつけて行ってきてね」
いずみ「ありがとう。その前に来週は結婚式場を見に行くの」
3人 「素敵ウェディングドレス」
いずみ「私ね。もう年だからいいよ。彼はいずみちゃんは初婚だよ。女性の大切なベンド。僕がウェディングドレス着せてあげるよ。なんか私感動しちゃった」
3人 「いずみちゃんいい人に出会ったね。式決まったら連絡してね」
いずみ「はい了解です」
この話で本日の女子会は終了した。ありがとう。
結婚が決まったと同時に私の仕事も決まった。派遣会社ですが、ハウスメーカの営業事務に決まった。私の婚活生活と就活はあっという間に終わった。予定通り1年以内に結婚できた。婚活はできるでだけ早く、なんか懐かしくなるのかな。この日々が。毎朝5時に起きて部屋の掃除と洗濯して朝一のヨガレッスン受けてハローワークに行き求人票見て面接に行き。その間にはクッキングスクールに通っていた。仕事していたら考えられないけど平日の昼間に行けるなんて夢です。料理は勿論。パン作りもやった。結婚に向けて料理のレパートリーが増えました。通う時間は変わるけどこの2つは今後も続けたいです。
それから指輪を見に行ったり結婚式場を探したり大の実家への挨拶に行くと忙しい日々でした。住む家を探したりと家を探すとき嬉しかったのが現在の住宅事情。例えばオートロック。宅配ボックスがある。浴室乾燥機がある。それを受け入れてくれて嬉しかった。それは価値観かも。以前の出会った人は無視。そんなもんいらん。住めればいい。自分中心で相手のことを考えず。2人で住む家です。意見を言って2人で探す。楽しいです。これも大切な事です。これができる相手でよかった。ありがとう。
大の実家は最寄り駅がなく大きな駅から車で1時間。駅は都会でしたが車に乗り駅から離れれば離れるほど緑が多くなっていった。スーパーやコンビニはなく家と田んぼばかりだった。家につき両親に会うので私は緊張した。大はいずみの肩を優しくなでた。
大 「だだいま」
いずみ「お邪魔します」
大の母親がふさえが出てきた。
いずみ「初めまして佐藤いずみです。宜しくお願い致します」
ふさえ「ああ」
そしたら自分の話を一方的に話始めた。日々の愚痴です。いずみはびっくりした。大は以前いずみに人の話を最後まで聞かないとかグダグダ言っていたが。お宅の母親ってどうなの。息子の結婚相手が来たのに、そんなのお構いなしに話を続けた。
ふさえ「パートの仕事が少なくなった。立ちっぱなしで足の魚の目が痛い。お父さんは無駄遣いばかりしてお金がない」
いずみは黙って聞いていた。この人なんだろう。私を近所の話相手と思っているのか。
大は呆れた。
大 「お茶出してよ。いずみちゃんの話聞かないの」
ふさえはブスっとして台所に行った。
大 「ごめんね」
いずみ「ううん」
いずみは大の母親をみて重症だね。おばさん丸出し、こうならないよう気をつけようと思った。母親が居間に戻ってきた。麦茶とお菓子を持ってきた。
ふさえ「どうぞ」
いずみ「ありがとうございます」
そうしたら父親が明夫きた。
いずみ「初めまして佐藤いずみです。宜しくお願い致します」
明夫 「遠いところはるばるをありがとう」
明夫はいずみに話しかけてきた。出身地や仕事や息子とどうやって出会ったなど聞いてきた。言葉のキャットボールができた。
いずみ「出身は神奈川県川崎市です。仕事はハウスメーカーの営業事務をしてます。
大さんとの出会いは」
言葉を詰まらいていると大が父明夫に堂々と話した。
大「結婚相談所。お見合いしていいと思っていずみちゃんを選んだ」
その言葉に思わずいずみは笑顔になった。場を和ました。
ふといずみは亡くなった母親を思い出した。私の母親は大の母親みたいなこをしない。
きっと大の話を真剣に聞き。その後私の子供のころの写真。アルバムとか七五三祝いの写真を見せ思い出話をする。そして大切に育てたきたのよを自然とアピールする。亡くなったから母の偉大さを感じた。
大 「太郎は」
ふさえ「寝てるよ」
大 「起こしてきてよ」
ふさえは2階に行きすぐに下りてきた。
ふさえ「だめだよ。起きないよ」
大 「まじ使えない人だ」
大は母親に対してイラついた態度を出した。
大 「起こしてくる」
しばらくすると弟太郎と大が下りてきた。いずみは驚いた。寝ていたとは聞いていたが髪はボサボサでティシャツに短パン姿。今起きてきました感が全開です。うん寝ていたんだから仕方ない。でも今日来ることは知っているよね。人のことはお構いなしなんだね。この家族はなんだろうと思った。やばい私はこの人たちと親戚になったのか。弟も自分の仕事の話を始めた。会社では主任でみんなの意見をまとめるのが大変と大に言っていた。1時間の滞在で帰った。結婚の挨拶ということで長居せず帰った。1時間で丁度よかった。帰るギリギリまでふさえは大に一方的に自分の話をしていた。挨拶を無事に終えて2人は帰っていった。
帰って来たからは結婚式場を決め指輪を取りに行った。式場は3か所見学した。甲乙つけがたい。ポイントは食事会場の雰囲気とスタッフの対応です。お肉がとろけるほど美味しかった。見学のとき試食もあった。食事とデザート。シェフの対応もよくウェデングコンシェルジュの感じがよく決めた。桜木町。そこから結婚式物語スタートです。
結婚式ができるまでドレス、曲、ヘアーリハーサル、ビデオ、結婚式のないよう。
ブーケは投げない。列席者はほぼ既婚者です。
それと1番感謝する場所。結婚相談所にも成婚退会したので担当の岡田と川上に挨拶に行きました。その日は日曜日の午後でした。お見合いをしている人たちや入会の手続きをしている人など人が多かった。席を案内され岡田と川上を来るのを待った。お茶を出された。
こうやってお茶を出される懐かしと思った。2人が席にやってきた。
岡田 「いやおめでとう」
川上 「なんかきれいになった」
いずみ「この節はありがとうございます。無事に成婚退会できました」
岡田 「偶然2人の担当になったのも縁があったのかも」
いずみ「そうですね」
大 「岡田さん長い間お世話になりました。ありがとうございます」
岡田 「いやあお相手が見つかってよかったです」
他愛もないおしゃべりをした。これから指輪を取りに行く実家の挨拶、結婚式のことなど話した。そろそろ帰ろうとしたとき。
岡田 「今お見合いしている人たちいるのよ。よかったら成婚の秘訣教えてくれる」
大 いずみ 「えっ」
岡田 「お願いします」
大といずみはお互い見つめあって「わかりました」
恥ずかしかったけど話しました。もし私たちのことが婚活の人たちにお役にたつのなら。
受付に立ちました。3~4組のお見合いの人たちに向けて話しました。私たちに注目です。
大「僕は何年も婚活してました。なかなか上手くいかずカウンセラーの岡田さんに助れられ励まされました。何度もお見合いをしました。諦めず続けてきました。自分を信じて前に進みました。出会いました」
いずみ「私はできる限りの人とお見合いをしました。1時間この時間をお見合い相手と共有して話をして、その人の人柄を見ました。それが自分と会うと思ったら次へ進みました。そしてこの人に出会い結婚しました。順調ばかりではないけど結婚したい気持ちを大切にして婚活してください」
お見合いをしている人たちか大きな拍手を頂きました。この中から素敵なカップルが生まれるといいなあ。
笑顔で2人手繋ぎ「ありがうございました」
岡田と川上に感謝の気持ちを伝えて結婚相談所を出ました。
結婚式 当日
式の当日は7:30集合 新婦
私の方は主人より早く着いてドレスアップ。ウェディングドレス着る。
今日本番緊張した。友達からは緊張しないでいいんだよ。いるだけでいいんだよ。
その言葉を思い出した。エンドロールの撮影。
いよいよ結婚式当日がやってきました。舞台裏は朝5:00起床。この辺は普段とかわらない。主人も5:00に起きてくれた。もっと寝ていられるのに。
大 「おはよう。結婚式だね。素敵な式にしようね」
いずみ「おはよう。うん」
2人でバナナとヨーグルトとコーヒーを朝食に。なんか緊張するから朝は軽くした。できれば式のごちそう食べたいね。2人は顔を合わせて話した。私は大よりひと足先に出ました。顔は素顔で日焼け止めを塗りました。髪はとかしただけ。式の列席の人たちには見せられません。今日と明日はホテルに泊まるのでボストンバックを肩にかけて出発しました。
いずみ「じゃあ先行くね」
大 「うん会場でね」
あーいい天気です。春の日差しを感じます。私にも春が来た。結婚式にも招待状を送った友達や親戚は全員来てくれる。嬉しいです。仕事で忙しく会えなかった友達もいます。うん。嬉しい私の晴れ舞台です。列席の皆さんと素敵な時間を過ごそう。正直年齢的に言うと冠婚葬祭は結婚式よりお葬式が多くなる。親戚だと次は49日ですね。この年齢で結婚できたことと式を挙げようと言ってくれた大に感謝です。ありがとう強く胸に抱いた。朝早い電車はすいていた。駅に着くと3月の卒業シーズン。袴姿の女子学生を見かけました。美容室に到着するとお客さんいっぱい座っていた。卒業式の袴にアップの人たちでした。受付に行った。
いずみ 「おはようございます。佐藤です」
スタッフ「お待ちしました」
早速奥に案内された。ウェディングの部屋です。特別な個室。トイレもついている。メイクリハーサルでお世話になった。ヘアー担当 奥山。メイク担当 川田。
いずみ「おはようございます。本日は宜しくお願い致します」
いずみはガウンに着替えました。
奥山 川田 「本日は佐藤さんは姫です。なんなりと私たちに用事を申してください」
いずみ 「姫ですか。はい。ありがとうございます」
2人は大ベテランです。リハーサルのとき通り手際よくメイクを仕上げヘアもアップしてくれた。リハーサルでウェディングドレスは何回か着ましたが当日着ると本番だと身がしまります。そして笑顔。
奥山 「お似合いですよ」
川田 「きれいですよ」
いずみ「ありがとうございます」
お世辞でも嬉しかった。
立ち上がりヒールを履いた。8cmのヒール、こんなの何年振りに履くだろう。ももに力を入れてドレスをけっぽる。そして歩く。ドレスをからまないように素早くやる。少し練習をした。見えないドレスの裏側です。そして全身を鏡で見た。花嫁姿です。真っ白なウェディングドレスに身を包み。これから「大さんの花嫁になります」
この姿を亡くなった両親に見せたかった。
「ごめんね。見せれなくって」
上手く言えないがこみあげる気持ち。両親の結婚式の写真につぶやいた。ヘアー担当した奥山は私の両親の写真を見て素敵な写真と褒めてくれた。母の着ているお召し物が立派といってくれた。
いずみ「これを式場に飾るんです。教会に入るとき主人が持ってくれます」
奥山 「そうですか」
いずみ「両親が亡くなっているんで写真で列席です。古かったので加工しました」
奥山 「きっとご両親喜んでますよ」
いずみ「ありがとうございます」
大がタキシード姿で私のいる部屋に入ってきた。2人ご対面です。
大 「きれいだよ」
いずみ「ありがとう」
自分の結婚式なのに感動で涙ぐむ私。
いずみ「大君ありがとう式挙げてくれて」
大 「まだ泣くの早いよ」
いずみ「えへ」
私たちは写真とエンドロールの撮影をするため美容室を出た。最初は写真スタジオで撮影。ポーズの指示や笑顔やすましてみたりと沢山の人の中で笑顔でほほ笑む。それから港をバックに写真とエンドロールの撮影です。ポーズは指示に従ったが恥ずかしかったが自然と笑顔が出た。だって好きな人が目の前にいる。そして二人はドレスアップしている。そしたら笑顔が出る。春の暖かさが2人を幸せにしている。
スタッフ「こっち向いて笑って」
微笑みシャッターの音を切る。それからホテル内を歩くカメラ回ってます。どんな風にできるか楽しみです。
親戚たちと従妹が控室にきているのでご挨拶と紹介をしました。
美子「いずみちゃんきれいだよ」
従妹の美子(よしこ)からの言葉だった。
いずみ「ありがとう。今日は来てくれて」
美子 「楽しみにしていたよ」
いずみ「みんなと会うのは両親の七回忌以来だね。次回は私の結婚式で会いたいって、その夢が叶ったね。うーん時間だいぶかかったけどね」
紀子 「そうだね。そんなこと言ってたね」
従妹の紀子(きこ)からの言葉だった。
いずみ「紀子ちゃん受付ありがとうございます」
紀子 「お役に立てて嬉しい」
そして控え室にてビデオと写真の撮影。従妹たちと親戚を入れて。
ウェルカムの桜茶が出ました。飲みたかった。トイレの心配と白のウェディングドレスにこぼしたらと思い飲めなかった。大は飲んでいた。ドレスの大きさでテーブルが遠い。まさか飲ましてとも言えない。桜茶は残念でした。親戚に会うのも久々。和江と勝男夫妻。
いずみ「今日は夫婦で列席ありがとうございます」
和江 「いずみちゃんきれいよ。お姉ちゃんに見せたかったね」
和江は母方の従妹。いずみの母のことをお姉ちゃんと呼んでいた。
いずみは和江と勝男夫妻に親戚一同の写真撮影のとき和江はいずみの隣に勝男は大の隣でお願いした。
勝男 「いいかね。特別な席に座って」
いずみ「はい。宜しくお願いいたします」
親戚一同の撮影無事終了した。
それから教会で人前式です。そこには友人から来ていてみんな笑顔。教会の中は讃美歌とパイプオルガンの音が響きわたっていた。そして司会者のアナウンスの声。ドアが開き私と大は入場。大の左側には両親の写真を抱えていた。皆さんの顔を見て笑顔が嬉しくて涙が出そう。人前式なので誓いの言葉を紙を見て読み上げ指輪の交換。誓いのキスをして契約書にサインをして見せる。指輪を見せる。一瞬のできごとのようだが1つ1つ丁寧に行った。次は外に出てフラワーシャワー浴び鐘を鳴らしました。7回鳴らし幸せの象徴。1回ずつ正確に数えた。7回目に大きな拍手。フラワーシャワーは春の日差しと一緒に浴びた。笑顔が止まらない。幸せを感じた。
「おめでとう」この言葉が響いた。気持ちが優しくなる。笑顔になる。「ありがとう」
「おめでとう」と「ありがとう」の言葉が交差する。
それから披露宴です。ドキドキです。テーブルからお花に景色と食事と招待客をおもてなしする大切な所です。会場が31階なので景色は最高です。お花ってきれいです。テーブルに置くものは花を付けて素敵にコーディネートしました。テーブルの真ん中にはお花に水を入れてた。お花の水族館のようなものを置き幸せさをアピールした。透明の花瓶に炭酸水のような中にお花を入れた。お花は魚のように泳いでいる。お花は生きているプクプクと花が呼吸しているようだ。周りには私の大好きなガーベラとバラとグリーンに囲まれている。こんな贅沢にお花を使えるなんて幸せです。今日は結婚式幸せの象徴の日です。披露宴会場入場音楽が流れ入場する。少しまずかったドレスが中で絡んで上手く歩けなかった。少し足踏みしたらなんとかなった。セーフ。大がゆっくり歩いてくれた「ありがとう」何とか席に着いた。フラッシュが凄い。列席の皆さん写真を撮ってくれた。笑顔。それからシャンパンで乾杯。大の上司から乾杯の一言です。私は大の仕事の顔を知らない。その上司の言葉で、どのように会社で活躍しているかが、とても理解できた。その上司の方が夫婦で来て頂いたのも嬉しかった。披露宴が始まった。久々の友達や親しい友人。なんか同窓会のようでした。メインテーブルでは写真の嵐です。おしゃべりをしたりと楽しい時間でした。
「おめでとう。こんな素敵な式に呼んでくれてありがとう」
「きれいだよ」
「結婚式っていいね」
「華やかだね」
幸せな言葉頂きました。
莉子もメインテーブル来てくれた。
莉子「いずみちゃんおめでとう。きれいだよ」
いずみ「今日はありがとう。来てくれ」
大といずみと莉子はメインテーブルを囲み写真をとった。
何とも言えない素敵な笑顔でした。
いずみは久々のアルコールです。乾杯のシャンパンで酔っぱらったらどうしよう。
大丈夫でした。久々にビールも飲みました。お肉料理のときは赤ワインを飲みました。
酔ってないしトイレも大丈夫でした。
それからケーキ入刀です。初めての共同作業。ナイフにはお花を添えてしっかりカメラ目線と笑顔。私は少なく小さめのスプーンで大から「あーん」食べることに困らないように。大は特大スプーンでいずみから「あーん」シャッターチャンス。写真バッチリ撮れました。
これもなんか幸せの象徴です。会場は笑顔に包まれる。
それからお色直し。私は美女と野獣のベルをイメージしてカラードレスもイエローと
ハーフアップにして入場しました。入場の曲もその曲で入場した。シャッターチャンス。写真バッチリ撮れました。私は最高の笑顔です。それから同期の百恵と公美と愛美が席に来てくれた。
公美 「いずみちゃんカラードレスのイエロー似合ってる」
いずみ「ありがとう。イエローって幸せな色のイメージ。大好きな色なの」
公美 「美女と野獣のベルみたい」
百恵 「いや実は私の結婚式のときも美女と野獣の曲で入場したの。」
いずみ「いや嬉しい。百恵ちゃんと同じ今日なんて素敵です」
百恵 「自分の結婚式思い出しちゃった」
いずみ「今でも百恵ちゃんはラブラブ素敵」
百恵は照れているが笑顔。
愛美 「いずみちゃん結婚式っていいね。初めての列席で感動だらけ。招待してくれてありがとう」
愛美はこの中で一番若いが最近結婚をした。
公美 「お料理も美味しい。」
いずみ「喜んでくれて嬉しい」
百恵 「いずみちゃんと大さん似てるね」
私と大はそうかなと思い見つめった。
公美 「シャッターチャンス」
素敵なショットを撮って頂いた。それから大も入り写真を撮った。
「ランタン」
若い人たちの結婚しきだと余響やカラオケや手品などあると思います。あと花嫁がブケーを投げて受けった人が次の花嫁になる。私たちの結婚式はこの中のものは何もしてないです。ほぼ既婚者です。
ランタンやりました。白ですが透明に近い風船に立体感のある長方形に光りが入り色はオレンジとピンクがあります。下の先は丸く重みがつていている。その3点は糸に繋がり、下の丸い重みを水の入ったグラスにつけると下の糸が切れて天に昇る。それを見ていると空にハトを飛ばすようです。優しい音楽が流れています。幸せの象徴です。拍手に包まれ感動です。拍手と奇声が交差する。
司会者の掛け声でランタンをグラスにつけた。
司会者「皆様にも幸せ。大きな発展した人生に願いを込めて」
グラスにつけて風船が天井に向かい舞い上がる。
会場からは「素敵」言葉が響いた。幸せの時間はあっという間です。
いよいよ花嫁の大切な両親への手紙。私は亡き両親はの手紙を読みました。
天国のお父さん お母さんへ
「この日を無事に迎えることができなのは大切に育ててくれた二人のおかげです。
感謝の気持ちを手紙に書きました。(中略)父は幼い私に今ある環境や人たちに感謝することを教えてくれた。私は大人になってもそのことを思い出します。平凡な幸せの大切さを感じました。母は明るく社交的で優しくてお話好きです。まわりを明るくする太陽のような人でした。人には優しく笑顔で接すること教えてくれました。今日の結婚式の招待状を送った友達は全員来てくれたよ。ありがとう。二人の子供で私は幸せでした。今日の結婚式をみせたかった。きっと天国でみているよね」
少し涙ぐんだ。最後まで読めました。3週間毎朝練習していた。噛まずに読めた。成果はでていた。緊張感はありました。主人の挨拶。私たちは先に会場を出てお見送りの準備。私たちは曲と拍手で退場した。
司会者 「二人からです。画面をご覧ください」 エンドロールです。
今日の結婚式の流れを撮った画面を披露宴が終わるまでに編集して頂きドラマのように素敵な曲が流れています。このエンドロールは友達からもラインで送られて見て感動。式場から帰りにDVDとして渡され家で見て感動した。一瞬の時間でまとめ編集してくれた。スタッフに感謝です。ありがとうございます。
理想の相手に出会って結婚して皆様に祝福を頂き最高の日でした。
「この幸せな1日を胸にこれから大と夫婦としてこれからの人生を歩んでいきます」
これからだと思う。色んな事が起こる。理想の相手と出会い結婚した。この理想を続けるのは私次第ある。相手と争わない。譲り合う心。そして冷静な私でいること。
「大好きだよ。大君」
今日の結婚式は担当のコンジェルジュの久保がずっと見守ってくれた。その中で無事に終了した。
いずみ 大 「ありがとう。久保さん」
久保 「よかったです無事に終了した。素敵でした」
夜は結婚式場のホテルに泊まった。部屋にはコンシェルジュの久保春香からメッセージカードとロゼワインがが置いてあった。
「ご結婚おめでとうございます。いつも手を振ってくださるおふたりが大好きです。末永くお幸せをお祈り申し上げます」 久保春香
「ありがとう。そっか春香ちゃんともお別れか素敵な式ができたのは嬉しかった。お別れは寂しかった(涙)」
メッセージ嬉しかった。春香ちゃんの未来は今よりも素敵なコンシェルジュになる。
そして女性として幸せな結婚をする。
夜は二人で横浜へ出かけた。二人は夜の観覧車の中にいた。
いずみ「ありがとう」
大 「いずみちゃんきれいだったよ」
いずみ「照れるな」
そのとき観覧車は最高に高いところに到着した。
大 いずみ 「夜景きれいだね」
二人は夜景をみて見つめ合う。
結婚式のその後~ホテルに写真を取りに行った
週末雨が続いていました。まだ梅雨に入っていないけど、やっと天気のよい週末がきた。大といずみは二人で結婚式の写真を式場のホテルに取りに行った。少し歩くだけでも汗をかき「ふうふう」言いながら駅から式場まで歩いた。式場い着いた。なんか懐かしいって思った。2ケ月前に式をやって、1年前にこのホテルに来た。そのときは式場見学できた。なんか早いな。その時に久保春香に出会った。私の中では式の感動と心の余韻が混ざり更に幸せを感じた。式ができてみんなに祝福してもらってドレス着て何とも言えない嬉しさが心を満たした。
いずみ「ねえみて」
大 「結婚式。8組の入ってる」
いずみ「あっフェアの会場。最大に広い所。そこで式を挙げる人いる」
大 「どんな人たちなんだろうね」
いずみ「本当どんな人たち。最大の結婚式だね」
大は内心どんだけ費用がかかると思った。そして二人は写真館に向かった。ホテル内から写真館に歩いた。場所は式当日にエンドロールの撮影や写真を撮った場所を通った。
大 「なんか懐かしいね」
いずみ「うん。思い出になったね」
大 「そうだね。ポーズとって恥ずかしかった」
いずみ「かっこよかったよ」
写真館に着き入った。
写真館の人 「お待ちしてました」
席に案内され座った。
大「今日も結婚式多いですね」
写真館の人「はい6月までは多いです。7月から8月は少なくなり、9月から秋にむけては忙しくなります」
写真が出された。中を確認した。
いずみ「いや~素敵」
写真館「きれいに写っています」
いずみはその言葉が嬉しく笑顔。写真を一通り見て式当日のことを思い出していた。いい式だったと改めて思った。追加注文したセピア色の写真を見た。
大 「これいいですよね」
写真館「素敵です」
いずみ「なんかカラーとは違う味がでて、ひとめぼれしちゃいました」
写真館の人が写真をまとめてくれました。重い。写真の感動の重さ。二つに分けて頂き持ち帰った。写真館を出た。
いずみ「春香ちゃんいるかな」
大 「うん。土曜日だからいるよね」
いずみ「寄っていこう。写真見せたい」
ホテルのブライダルの所に声をかけた。本来なら式をこれからする人の場所ですが。せっかく来たのだから春香に会いたかった。春香は丁度ひと仕事が終わりきりがよかった。
春香 「お久しぶりです。いや嬉しいです」
いずみ「お久しぶり。ごめんね。忙しいのに」
大 「今日は式の写真を取りに来た。ぜひ春香ちゃんに見てもらいたくて来ちゃいました」
春香 「えっ嬉しい」
春香に一通り見せて素敵を連発してくれた。
大 「で、お見せ所はこの写真」セピア色の写真を見せた。
春香 「映画のポスター見たい」
いずみ「ありがとう。嬉しい言葉」
大 「カラーもいいけど、このセピアっていうのもいいよね」
春香の素敵な笑顔が更に輝いた。
春香 「実は来月入籍するんです」
いずみ 大「おめでとうございます」
二人は感動して目に涙を浮かべた。コンシェルジュ春香にこのような言葉をかけれるなんて嬉しい。なんか言葉と気持ちのお返しができた。いつも春香はこの言葉を結婚の決まったカップルにいう言葉。私たちは春香に結婚式を担当して無事に終了した。この「おめでとうございます」の言葉をどう受け止めたのだろう。いずみはただのおめでとうの言葉ではない。さらに輝き春香に続くおめでとうなのだ。
いずみ「お仕事は続けるの」
春香 「はい」
いずみ「今も素敵なコンシェルジュだけど結婚したら今よりもっと結婚をする人たちの気持ちが分かりサポートできて夢以上の式になるんでしょうね」
春香 「嬉しい言葉です。ありがとうございます」
春香の言葉に花が咲いた。そして幸せな言葉。
「おめでとう。末永くお幸せに」
この言葉が大きくこだました。春香は丁寧にお見送りをしてくれた。
大 「あとは広山さんに会えれば嬉しいね」
いずみ「そうだね」
ホテル内のドレスサロンに行った。そこには誰もいなかった。看板にご用の方は1Fの事務所へと書いてあった。1Fの事務所に行った。別館のサロンにいる。そこはホテルから近い。
いずみ「せっかくだから行こうか」
大 「うん。行こう」
いずみ「広山さんに当日カラードレスを見せれなくて残念の気持ちが。なんか心残り」
大 「そうだね」
別館のサロンは週末なので忙しそうだった。中を見ると、これから式を迎える人たちがドレス見て案内をしていた。広田の姿は見られず受付で聞くと呼んでくれた。広山は休憩中で食事が終了していた。よいタイミングだった。
いずみ「週末の忙しいときにごめんね。休憩中に」
広山 「来てくれて嬉しいです」
瞳をキラキラさせて満面の笑みを浮かべた。
大 「さっきホテルの方を訪ねたら、こっちにいるって聞いて来ちゃいました」
広山 「ありがとうございます」
いずみ「今日ホテルに写真を取りにきたの。結婚式当日カラードレスの姿見せれなくて私心残りで写真見て頂こうと思って」
広山 「嬉しい。ありがとうございます。二人のことずっと気にしてました」
いずみは、その言葉を広山の優しい対応に胸がキュンキュンして目に涙を浮かべた。大が写真を出した。広山に渡し一通り見てもらった。広山は素敵と可愛いを連発してくれた。
大 「これカッコいいんですよ。自分たちの写真だけど」恥ずかしがりながら出した。
広山 「いやー素敵。カラーもいいけどセピア色もイメージ変わります」
いずみ「白黒っていっちゃうけどセピア色っていうんだよね」
ちょっと年代のギャップを感じる言葉だが3人は写真を見ながらおしゃべりをした。
大 「そろそろ帰ろうか」
広山「また来てください」
2人「はい」
広山は丁寧にお見送りをしてくれた。見えなくなるまで別れるのがお名残り惜しかった。
大 「いい二人に結婚式サポートしてもらって本当によかった」
いずみ「よかった。また二人に会いたいね」
大 「そうだね。また来てくださいと言われたけど今日は写真を見せに来たけど何もないと申し訳ないよね」
いずみ「記念日はこのホテルで食事しよう。お互いの誕生日。結婚記念日(入籍日)と一緒に住んだ日に結婚式の日。なんだいっぱいあるよ」
大はいずみの言葉に驚き汗をかいた。
大 「暑いな」
いずみ「アイス食べて帰ろう」
二人は駅近くのアイスクリームスタンドでダブルコーンのアイスを食べて暑さをしのいだ。
おわり
あとがき
私は40代ラストの年に婚活しました。滑り込みで結婚相手に出会いました。出会いは結婚相談所です。様々な人と出会いをお見合いしました。体力も精一杯使いました。やっぱり相手の年齢層も高くなります。亡くなった母の言葉を思い出しました。
「年いって結婚相手を探すとなると相手はわがままになってる。いい人は、とっくに結婚している」
その言葉を過った。今更でだけど親は間違ったことを言わない。その厳しい中でも理想の相手に出会えた。もし結婚しなかったら49歳独身の天涯孤独になるところだった。女性として生まれてきたら好きな人と結婚したい。純粋にそう思った。理想の相手です。私も相手を想っています。私にとって理想を続けることは相手の話をよく聞くことです。その話が悩みだったり仕事の話。今日あった出来事など聞いてくれるだけで幸せ、いてくれるだけで嬉しい。理想と絆が交差して大切な存在になる。幸せな気持ちになる。理想の相手がそばにいてパートナになったら、もし今日苦しく辛いことがあっても忘れられる。その今日が昨日になり、そして素敵な明日がやってくる。
式が終了してホテルに写真を取に行きました。嬉しい気持ちがあり追加してその後を書きました。
読んで頂きありがとうございます。
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