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マイホーム購入の判断基準とお得に買うコツ

家を少しでも安く買う方法3 住宅価格以外の部分にも目を向けて総合的に得か損かを考える

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 私の友人は新築マンションを購入して、住み始めてから後悔していることがあるそうです。

 それは、管理費が近隣のマンションと比較すると、とても高いこと。

 近くに同じくらいのスペックのマンションがあるそうですが、そちらにすれば良かったと。

 当時、彼女は家賃9万円のマンションに家族3人で住んでいて、営業マンから「その家賃であればマンションを買うほうが安いですよ」と言われたそう。

 マンションのモデルルームを見に行ったときは、キラッキラのモデルルームにテンション爆上がり!

 カーシェアリングサービスもあると聞き、大喜び。

 1階にチャイルドルームや広いラウンジ、ゆったりとしたソファーがあることもこの上なく素敵に思えたそうで、購入を即決!

 でも、いざ住み始めると、そういう共有スペースのために高い管理費の支払いが発生すること、子どもを保育園に通わせて働く彼女には共有スペースを使う機会がほぼないこと、カーシェアリングサービスは土日は大人気で、かなり早めに予約しないと全く使えず、無駄な経費をこのマンションに住み続ける限り、ずっと払わないといけないことに不満を感じているそう。

 結局、住宅ローンの支払いだけなら家賃より安かったけれど、高い管理費と修繕積立費が家計を圧迫していると。

 私はマイホームの購入ではないのですが、過去に「失敗した」と思ったことが。

 それはスマホの乗り換え。

「月額の使用料が今より安くなる!」と言われ、喜んで他社に乗り換え。

 ところが、プロバイダー料金と掛け合わせることで割引がかなりあったらしく、結果的に乗り換えたことで、節約どころかトータルの支払いはアップ!

 しかも、乗り換えた翌月は事務手数料はじめ、いろいろ引かれていて大後悔。

「そんな説明受けたかしら?」と、あとでもらった紙をよく見ると、ものすご~く小さい文字で書いておりました。

 自分の確認不足を恨みました。

 以前、契約者には不利になる項目が見えにくいように白地に薄い黄色の文字で書いてる医療保険の説明書を見たことがあります(考えた人マジ天才的にズルい)。

 自分の営業成績を上げるためにメリットを強調して、デメリットを言わない営業マンもいます。

 紙を渡して「読んでいてください」と伝えて席を外し、「読み終わりましたか?」と契約書を持ってきて、客が大事なポイントを見落としてくれている間にサインしてもらい、契約完了(←これ、私がまんまと騙されたやり方です)。

 騙されないように、自分から住宅価格以外にかかる費用について調べたり、不明な点は担当者に確認するしかありません。

 家は特に動く金額が大きく、「失敗したなー」と思っても、簡単に乗り換えが難しいので、そこに住むことによって発生する費用をトータルで考えていくべきだと思います。

 また区市町村によって、第三子には5000円支給とか、子どもの医療費が中学生まで無料とか、公立の学校の給食費が安いとか、子育てしやすい地域かどうかで、支出が大きく変わることも。

 子どもがいるのであれば、こういったことも確認すると良いかもしれません。

 ちなみに私は駐車場代と管理費と修繕積立費を払いたくないがゆえに一戸建てにしました。

 仮に毎月3万円としたら、10年間で360万、30年で1080万。

 その分、一戸建ては自分で修繕しないといけないので、自分でリフォーム費用を貯金しないといけませんが(汗)

 今日も明日も明後日も節約~♪
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