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お金の増える生活習慣や心の持ち方

お金の増える生活習慣3 お金持ちのフリをしない 自慢話をしない

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 我が親族で一番のお金持ちはビルを複数所有している伯父である。

 その伯父はトヨタの燃費の良い普通車に乗っている。

「おじちゃんだったら、もっと良い車に乗れるんじゃない?」って言ったことがある。

 だが伯父は言った。

 伯父は税理士事務所をしていて、お客様には会社の社長様も少なくない。

 そのお客様である社長様よりも良い車に乗っていると「社長、良いお車に乗ってますね!」とホメホメ作戦の手が使えないと。

 ビジネスをする上で、人から嫌われないことがとても重要で、自慢話はNG。

 人の嫉妬心を煽るようなことはけして言わない。

 質の良い鞄は買っても、ロゴが入っていてあからさまに「あのブランドだ!」と分かるようなものは、人によっては「見せびらかしている?」とひがむ人種もいるから持たない。

 稼ぎたかったら、儲けたかったら、相手を立てること、一緒にいて心地の良い人間になることだと。

 その伯父は清潔感のある服装をしているが、あまりお金持ちに見えない。

 というか、見た目フツーのおっちゃんだ。

 健康に気を遣った生活をしているからスリムで体型は年をとっても素敵だけど。

「金持ちぶってると『御馳走してね』って当たり前のように言われるし、『金貸してくれ』って言ってくる知人もゼロじゃないからな」

 そう言った。

「金持ちに見えることと金持ちであることはちがう」

「金持ちに見える人のほとんどが金持ちでない」

「収入以上の暮らしをしているから、ほかの人に気前よくしていられる金がない」

【参考文献】「ふつうの億万長者」徹底リサーチが明かす お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣 (East Press Business)

 身近で金持ちに見える人は実は金持ちのフリをしているだけで、土地や投資信託や貯金といった資産よりも住宅ローンや車のローンのような借金の金額のほうが多い、エセレブも少なくないと。

 金持ちになる前から金持ちぶる人は絶対に金持ちになれないと言う。

 私も富裕層に近付くために質素倹約な生活で頑張ろうと思う
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