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節約&貯金を成功させる方法

普通の世帯年収の我が家が年間250万貯金できるようになったワケ 

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 我が家はごく普通の世帯年収である。

 新婚時代は世帯年収600万前半台だった。

 当時は関東に住んでおり、家賃がそれなりに高く、年間100万貯金するのがやっとだった。

 貯金額が年間250万に一気に上がったのは、地方に赴任する夫に家族みんなでついていったからだった。

 会社都合の移動なので、家賃はほぼ会社が出してくれた。

「このメリットを最大限に活かすしかない!」と思い、生活スタイルは一切変えずに地味なままで、浮いた家賃はなかったことにして全額貯金することにした。

 貯金が1000万超えたら、お世話になっている銀行から「投資をしませんか?」と固定電話によくかかるようになった。

「固定電話代無駄じゃね?」って話になり、IP電話に切り替えた。

 気付けば貯金が3300万、主人が独身時代から買っていた勤務先の株が(リーマンショックの頃はやや下がったものの、その後アベノミクスのおかげで上がり)700万くらいになり、トータルで4000万ちょっとの金額になった。

 母親の仕事の都合や、子どもが中学生や高校生くらいになると、指定校推薦狙いだったり、中高一貫校に通っているなどの状況で転勤についていかないほうが良いケースもあると思うが、「お金を貯める」という観点でいくと、もし状況的に可能であるならば、子供が小さいうちはついていくほうが超お得だと感じている。

【夫の転勤についていくメリット】

会社都合なので家賃を負担してもらえる

子どもがたくましくなる

夫の浮気のリスクが低い

【夫の転勤についていくデメリット】

慣れない土地で最初は自分も子供もちょっとたいへん

子育ての面で実家に手伝ってもらえない(ワンオペ育児)

子供の成長に合わせて進学の問題は慎重に考える必要がある

 トータルでいくと、我が家の場合、転勤する夫についていって良かったと思うのだが、当然良いことばかりではない。

 東京や横浜にいたころは、関東は言ってみれば地方出身者の集まりみたいなところがあり(大学から関東とか、就職で関東に来た、みたいな人が多い)、あまり地元民とそうでない人間の差別がなかった。

 ママカーストで行くと、お医者様の奥様とか弁護士の奥様とか、分かりやすく高学歴かつ高収入めの奥様が上位にいる印象だった。

 でも地方に行くと面白いことに、そういう学歴とか年収とかでなく、いつからそこに住んでいるのか?みたいな部分でカーストが形成される地域もあった。

 田舎(私、田舎出身なので、人のことは言えませんが)のほうが無駄にPTAの行事が多いと感じた。

「なんで祭りの手伝い、PTAがすんの? それ学校行事じゃなくね?」みたいな。

 地域密着で、子供は楽しかったみたいだが、私はしんどくて「頭悪くてできません感」を精一杯醸し出しつつ、静かにフェードアウト

 でも地方の人のほうがアットホームで良い面も。

 たいへんな部分が全くないわけではないが、金銭的部分では心からありがたかった。

 気付けば4000万近く貯まっていた。

 感謝感謝です。

 一番の感謝は仕事を頑張ってくれる主人に対してm(__)m
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