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固定費の見直し

固定費の見直し 住居費 家賃を安くする方法

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 我が家は日曜日の朝のテレビ番組『がっちりマンデー!!』を見るのが好きである。

 いろんな分野の儲かっている会社が出てきて、とても面白い。

 あるとき加藤浩次氏がこんな話をしていた。

 住んでいるマンションの隣の部屋の方が引っ越し、空室になった。

 しばらくして賃貸情報を見ると、自分の部屋よりも家賃が安い。

 そこで不動産会社の方に「同じ家賃に下げてくれ」と交渉したそう。

 すると「できません」という回答が。

 そこで加藤氏は「だったら安いほうに引っ越します」と伝えたそう。

 オーナーからすると、入居者を早くみつけたくて家賃を下げ、室内を綺麗に整えたのに、今住んでいる住人が引っ越すだけだと、儲からないので困ってしまう。

 慌てて「家賃を下げますから、そのままそこに住んでください」と言ってきたそう。

 もし今、自分が住んでいるマンションで、同じ広さで同じ階(日当たりが同じ)、ほぼ条件が一緒なのに、自分が支払っているよりも安い金額で空室の賃貸情報を目にしたら、値下げ交渉のチャンスである。

 もし自分のマンションで引っ越し業者が荷物を積んでいるのを見つけたら、そのあと賃貸情報をチェックするといい。

 たいていの場合、新築で入居すると高く、あとから入った人は家賃が安くなる(※地価上昇エリアは逆転現象が起こる)

 家賃の値下げ交渉のチャンスだ。

 それ以外にも、更新のときなど、周辺相場をチェックして、自分の借りている部屋は高かったと後悔したら、交渉してみるのも。

 漠然と「安くしてくれ」というよりも、このあたりの相場はこれくらいだからとネットで調べて具体的に数字で言うほうがいい。

 トドメは、家賃を下げてくれなかったら出て行こうかと考えていることを伝えること。

 お世話になっているオーナーさんや不動産業者さんとは仲良くしているほうが良いので(嫌われて出て行くときに、知らず知らず退去費用をぼったくられたら困る)、あくまでも紳士・レディの対応で頭を下げてお願いするほうがいい。
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