【R18】鬼華

蒼琉璃

文字の大きさ
2 / 4

手の届かないもの

しおりを挟む
 人里離れた鞍馬山の頂きに、鬼蝶の牙城があった。室内に作られた岩風呂の中で、若菜は鬼蝶にすり寄ると水音が響く。
 その場には、先程の若い天狗と数人の天狗が着物や拭き物を持って立っていた。皿の上には桃が置いてあり、若菜は嬉しそうにそれを指で掴むと一口食べた。

「あまくて、おいしい……もも、すき。わかなだいすき!」

 若菜が嬉しそうにすると、鬼蝶は微笑みを浮かべ、お揃いのレースの眼帯に愛しそうに触れる。その仕草を、不思議そうに見つめる若菜の唇を撫でて、魔少年は妖艶に微笑んだ。

「若菜、僕に食べさせてよ。可愛いお口で咥えてごらん」
「ん、きちょう、いいよ。わかなといっしょにたべようね?」

 幼い子どものように微笑むと、若菜は桃を口に含んで鬼蝶に口移しする。甘い白桃を味わうようにそれを食べると、果汁が絡んだ舌先を絡め合わせた。
 濡れた稲穂の髪を愛しそうに撫で、唾液と白桃の果汁を堪能する鬼蝶の指が、なだらかな背中をたどると、はりのある尻の隙間に入った。
 薄桃色の後孔を指の腹で擦り、第一関節を挿入して、いたずらにゆっくりと指を動かす。
 
「んっ……んぅ、はぁ、きちょう、んん、はぁっ……あ、はぁっ……ぁ、ぁんっ、はぁっ、んん、おしり、ひぁ、おゆはいってきちゃう、んん、んぅ」
「お尻もすっかり僕好みなってきたねぇ、淫乱な若菜ちゃん。湯が入らないように二本にしようか……、ねぇ、いつものように僕の珍宝を指で擦ってごらん。若菜が大好きな僕の珍宝を大きくするんだ」

 指を二本に増やして、指を動かすと豊かな乳房が水中で揺れ、若菜の頬が上気した。直腸の粘膜を擦るように愛撫すると、鬼蝶によって隅々まで開発された若菜の濡れた蜜色の瞳が、快楽に溶けたように潤む。
 子猫のように四つん這いになりながら、若菜は鬼蝶の陰茎を優しく掴むと擦り始めた。

「はぁっ、あっ、うん、わかなのすきなきちょうの、おちんちん、なでて、はぁっ、んん、あげるね」

 悪戯に後孔を弄っていた指が抜かれると、若菜は美少年に寄り添うようにして指先で擦り始めた。
 顔に似合わず、大きく猛った陰茎を教えられたように擦ると、鬼蝶は呼吸を少し乱しながら若菜の頭を愛しそうに撫でた。

「はぁ……アハハ、上手になってきたねぇ、若菜。んん……はぁ、僕がいない間、寂しくなって自分で慰めたりなんてしていないだろうな? こいつらは従順だけど、若菜の蜜はアヘンみたいだからさぁ。それに自慰で満足して欲しくないんだよねぇ、お前に快楽を与えられるのは番の僕だけなんだからね……はぁっ」
「んん、してない、わかな、してないよ」

 柔らかな乳房を掴まれ、若菜は怯えるように頭を振った。泣きそうな顔をする番を見ると鬼蝶はぞくぞくと嗜虐心が芽生えるのを感じる。
 愛らしい顔も柔らかな乳房も、幼子のような花弁も、その無垢で汚れのない心も全部穢し、永遠に自分だけのものだ。
 大きく脈打つ陰茎がひときわ大きく勃起すると、ゆっくりと鬼蝶は立ち上がって若菜の前に陰茎を突き出した。

「本当かなぁ、だってぇ、若菜は僕から一度逃げたでしょ。もう僕を裏切ったりなんかしないよね? ちゃんとお口でもご奉仕して証明してごらんよ」
「うん、する。わかなはうらぎらないよ」

 若菜は目に涙を溜めながらうなずくと、風呂場の中で跪き、鬼蝶の陰茎を両手で擦りながら舐め始めた。
 丁寧に先端から舐め、鈴口をなぞると教えられたように小さな口に含んで頭を動かす。ねっとりと小さな舌先を動かして、器用に舌をくねらせると徐々に美少年の吐息が乱れてきた。

「んんっ、はぁ……っ、んぅ……ん」
「はぁ、いい子だね、若菜。上手くなってきたよ……僕の珍宝は美味しいでしょう? んん、可愛いなぁ……はぁ」

 頭を撫でられると褒められるのが嬉しくて若菜は笑顔を向けた。鬼蝶に頭を撫でられるのはご褒美で、また可愛い眼帯を買ってもらえるからだ。
 お揃いの眼帯は『番の証』で大切な宝物。
 若菜の頭を持つと、鬼蝶は少し乱暴に腰を動かした。苦しそうにしながら涙を流す若菜の口腔内を蹂躙じゅうりんすると、欲望を放出し陰茎を抜いた。

「けほっ、けほっ……!」
「甘くて苦いでしょ? アハハ、ほら、こっちにおいで、若菜」
「ゃ、きちょう、おへやがいい、ここじゃ、やー」
「ふふ、蝶の部屋でもお前を抱くよ。若菜はまだ慣れないの、こいつらの前でする事。でもねぇ、見せてやらないと、若菜は僕の番だってことをさ」

 若菜を立たせると、タイルの上に寝転ばせお湯で濡れた亀裂に既に大きくなった陰茎を挿入した。
 若菜はビクンっと体を震わせ、鬼蝶の胸板を押すが拒否することさえ許さないように、組み敷くと天狗たちの前で犯し始めた。
 その様子を我慢が出来なくなった先程の若い天狗は、思わず凝視し息を飲んだ。

「あっ、やっ、ああっ、ひっ、きちょう、やぁぁっ、あっ、んんっ、ふぁ……好き、いたぁい、っ、もっと、やさしくして」
「ん、若菜、愛してるよ、はぁっ、蝶の部屋でちゃんと愛撫してあげるからね。男と喋って触れられたのが気に食わないんだ、君は僕の、なんだ、からっ、はぁっ、んんっ、ねっ!」
「んんっ、あっあっ、ああっ、ひっ、きちょう、ああっ、壊れちゃうっ、だめ、だめ!」

 強姦するように床の上で激しく腰を動かすと僅かな痛みを感じながらも、快楽に酔いしれ鬼蝶の首元に抱きついた。
 甘い小鳥の鳴き声と、粘着音が風呂場に響き渡ると、若い天狗の下半身は熱くなり、幼子のような花弁に鬼蝶の白濁した液体が放たれると同時に、遠くで見ていた若い天狗も服の中で射精していた。

 ――――ああ、あの『神の繭』が欲しい。
 あれは手に届かない宝石のような存在だ。仲間の天狗たちの話によると、あの人間の娘を巡って何人もの男が争ったと言う。
 妖魔も人も天魔も、あの香りに惹かれて集まる羽虫のようだ。あんな美しい小鳥が手に入ったら、もうまともではいられなくなる。

 若い天狗は自分の濡れた股間を見ながらうなだれた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

オネエなエリート研究者がしつこすぎて困ってます!

まるい丸
恋愛
 獣人と人の割合が6対4という世界で暮らしているマリは25歳になり早く結婚せねばと焦っていた。しかし婚活は20連敗中。そんな連敗続きの彼女に1年前から猛アプローチしてくる国立研究所に勤めるエリート研究者がいた。けれどその人は癖アリで…… 「マリちゃんあたしがお嫁さんにしてあ・げ・る♡」 「早く結婚したいけどあなたとは嫌です!!」 「照れてないで素直になりなさい♡」  果たして彼女の婚活は成功するのか ※全5話完結 ※ムーンライトノベルズでも同タイトルで掲載しています、興味がありましたらそちらもご覧いただけると嬉しいです!

憐れな妻は龍の夫から逃れられない

向水白音
恋愛
龍の夫ヤトと人間の妻アズサ。夫婦は新年の儀を行うべく、二人きりで山の中の館にいた。新婚夫婦が寝室で二人きり、何も起きないわけなく……。独占欲つよつよヤンデレ気味な夫が妻を愛でる作品です。そこに愛はあります。ムーンライトノベルズにも掲載しています。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

幼馴染みのアイツとようやく○○○をした、僕と私の夏の話

こうしき
恋愛
クールなツンツン女子のあかねと真面目な眼鏡男子の亮汰は幼馴染み。 両思いにも関わらず、お互い片想いだと思い込んでいた二人が初めて互いの気持ちを知った、ある夏の日。 戸惑いながらも初めてその身を重ねた二人は夢中で何度も愛し合う。何度も、何度も、何度も── ※ムーンライトにも掲載しています

処理中です...