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第一部
殺戮
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アーカディア大黒穴。王国と帝国、二つの国を隔てる奈落の大穴。
その大穴を根城にしている古竜の膨大かつ濃密な魔素の影響で、
そこは希少な魔鉱石の産地として世界中に名が知られている。
大黒穴の西側半分は王国領、東側半分が帝国領である。
古の勇者がそう定めた。
だが、他の国々からすると希少な魔鉱石の産地を二国に独占されるのは
面白くない。虎視眈々と占有を狙っている国は多い。
その顕著な例が王国の東西に隣接する国、帝国と共和国である。
特に穴を挟んだ向こう側に位置する帝国との関係は非常に悪い。
帝国は半分だけでは飽き足らず、
大黒穴の資源全てを独占したくてたまらないのだ。
大黒穴の外縁に広がる王国と帝国の緩衝地帯であるアーカディア平野では、
頻繁に両国の小競り合いが起きていた。
そして平野に敷かれる王国と帝国を結ぶ街道付近も例外ではない。
その街道は他所に比べて魔獣被害、盗賊被害が群を抜いて多い。
これには帝国が暗躍しているという噂があった。
帝国が王国の管理不足・管理責任を追及して大黒穴周辺の占有権を
もぎ取ろうとしている。そのためわざと事件を起こしているという噂だ。
真実がどうあれ、王国と帝国の関係は劣悪だ。
だからこそ一度どちらかの領内に入ってしまえばおいそれとは手が出せない。
王国で悪事を働いたものが帝国に入り、ほとぼりが冷めるまで身をひそめるということがしばしば行われていた。その逆もまた然りである。
街道を猛スピードで突き進む馬車の中でほくそ笑む商人風の男、ソルドーもその例にもれない。
今日手に入れた商品を帝国で売り飛ばし、ほとぼりが冷めるまでは帝国内で身をひそめるつもりでいた。
ソルドーは表向、何の変哲もない雑貨や日用品などを扱う行商人を装ってはいるものの、真実の姿はそれとは程遠い。
奴隷、麻薬、盗品、死体。ありとあらゆる違法商品を扱い脛に傷持つ荒くれたち御用達の闇商人だ。
そんな彼が大黒穴のある辺境まで足を運んだのは単純に商品の仕入れが目的だった。
当初の計画では隙を見て大黒穴内に侵入、魔鉱石を盗み取るつもりでいたが、あまりの警備の厳重さゆえにそれを断念。
そのため周辺の森に生息するという珍しい魔獣や幻獣を狩り、その素材を裏取引で売り払って稼ぎを得る方針に変更した。
それでも思うほど珍しい獲物は見つけられずに苦心していたところにケットシーを見つけた。
いい獲物を見つけたと高揚したが、せっかくの獲物も領主代行の息子などという
いけ好かないガキに邪魔をされた。
その時はハラワタが煮えくり返りそうなほどの怒りを覚えた。
よくもまあ笑顔を保つことができたと、彼は自分に感心していた。
しかしそのすぐ後にケットシーすら上回るレア商品を見つけたことで
その怒りもすっかりどこかへ行ってしまった。
彼は欲望にまみれた目を細くして手に入れた商品を眺めながめた。
手足を縛り、目隠しと猿轡をされた少女が馬車の中でぞんざいに転がされていた。
自然とソルドーの口元が緩んだ。
これで当分は金に苦労しないであろうことは想像できた。
加えて裏の世界で名が上がり取引が更に増えるかもしれない。
そうすれば裏世界で名を馳せる組織にも顔が売れるし、ゆくゆくは自分も
それらの組織の幹部、いや、組織のボスにだってなれるかもしれない。
そんな心地良い想像に浸っているとつい笑いをこぼしてしまった。
「ふ、ふふふ」
「ずいぶんとご満悦だなぁ、ソルドーさんよ」
彼の喜びに水を差すように、横から乱暴な声が差しはさまれる。
至福の瞬間を邪魔されて若干苛立ったソルドーであるが、そんなことは
おくびに出さないように丁寧な言葉遣いでそれに応じた。
些細なことで態度を豹変させるのは小物の証であると彼は考えていた。
「これはお見苦しいところを……失礼いたしました、ケン。
嬉しさのあまりつい笑みがこぼれてしまいまして」
「あんたがそこまで言うたあ珍しいな。
俺にはこのガキにそんな価値があるとは思えんがね」
広いとは言い難い馬車の中でもおかまいなしに巨躯を伸ばして
くつろぐ粗雑な男が、その伸ばした足のつま先で商品である
少女を数度こづいた。
少女の口からわずかに、うめき声のような悲鳴のような、
くぐもった声が漏れた。
「止めなさい、ケン。大切な商品ですよ。
それ以上手荒な真似をしては価値が下がります」
「へっ、口うるせぇ野郎だ」
ソルドーがたしなめるとケンは悪態をついてから
身をよじってごろりと寝転がった。
その様子を見てソルドーは呆れたようにため息をつく。
ソルドーがケン、そしてザーンと組んでしばらくたつが
彼らのことはあまり好ましく思っていない。
ケンは振る舞いが粗暴ゆえに相手に警戒されたり、無用な争いを生むことも少なくなく、
それどころか商品を売り物にできないレベルで壊してしまうことが何度かあった。
ザーンは見た目や振る舞いこそ落ち着いているがその態度はひどく慇懃であり、
自分以外の他者を見下している節があった。
ソルドーとしては彼のような冒険者崩れの落伍者に
見下されるなど我慢ならないことだった。
それでも彼がいまだに二人と組んで仕事をしているのは
単純にあの二人が強いからだ。
強力な魔獣も難なく狩るし裏社会の荒くれ共にも引けをとらない
腕っぷしは貴重だった。
だから性格に難があれど契約は解消していないし多少の横暴も見逃していた。
しかし、この二人と組むのもそろそろ潮時だろうとソルドーは考えていた。
裏社会で上に行くにはこの二人、特にケンは危険だった。
誰彼かまわず威圧的な態度で接して無用な争いを生む彼と
一緒にいればはどこで恨みを買うかもわからない。
目の前の少女を売れば大金が手に入る。
そこから二人への報酬を差し引いてもかなりの金が残る。
それを元手に裏社会の階段を一気に駆け上がる。
そんな夢想にふけっていると、それまで順調に街道を進んでいた馬車が停車した。
怪訝に思い馬車からを顔をのぞかせて御者をつとめるザーンに声をかけた。
「ザーン、どうして止まっているんです」
「いやぁ……ソルドーさん。少し面倒なことになったかもしれませんよ」
全くそう思ってはいないようなにやけ顔でザーンが答える。
「それはどういう……おや、なるほど。そういうことですか」
馬車の周囲を見回して納得する。
ザーンの首元には剣が突きつけられており、
顔を布で隠した盗賊風の者たちに囲まれていた。
「積み荷を置いて出てきな」
ザーンに剣を突き付けている盗賊風の男が言うと、
ソルドーとザーンはそれに大人しく従い馬車を降りる。
「まだ中にいるだろう。他の奴もさっさと出てこい!」
「ケン、出てきなさい」
男が怒鳴り、ソルドーが促す。
「あぁ……?人が気持ちよく寝てるってのに……なんだ、てめぇら」
その馬車には不釣り合いなほどの巨躯がのそりと姿をあらわして
威圧するように盗賊風の男の前に立つ。
それに屈することなく男も逆にケンの顔を睨みつけた。
一介の盗賊風情とは思えぬ胆力だった。
「ふん。貴様らの荷は我らがいただく。大人しくしていれば命だけは
助けてやってもいい。……おい!」
剣を突き付けながら周りの仲間に合図をして馬車の荷調べが始まった。
その様子を見てソルドーがニィっと粘っこい笑みを顔に貼り付けた。
「なるほど……ケン、ザーン」
少し考えてから何か納得したように隣に立つ二人に呼びかける。
それで二人も彼の意図を察したのか、凶悪で暴力的な
笑みを盗賊に向けた。
「なんだ、貴様ら。抵抗すれば命は——えぉっ?」
男の言葉が最後まで紡がれることはなかった。
ザーンの抜き放った一閃で首を切断され、唖然とした表情のまま、
男の首が地面に落ちて転がった。
それをケンが石ころのように、
男の後ろに控えていたもう一人の男めがけて蹴り飛ばした。
盗賊風の男はそれを避け、仲間がやられたことにわずかに動揺したものの、
すぐに態勢を立て直して戦闘行動に移行した。
彼に続いて他の者も武器を構えて陣形をつくっていく。
今まで様々な冒険者崩れや傭兵を雇い仕事をしてきたソルドーから見ても、
彼らの練度は見事というほかなかった。
「やはり帝国の方のようですね」
確信めいた呟きにケンとザーンが鼻で笑う。
二人は野獣のように攻撃的な光を瞳に称えてソルドーを横目に見やった。
ひとつ騒ぎを起こして王国と帝国の関係をさらに悪化させておこう。
そうすれば捕まる可能性はさらに減るだろう。
ソルドーはそう考えた。
「皆殺しです」
「ハ。そうこなくっちゃな!」
「少しは楽しめそうですねぇ」
二匹の獣が解き放たれる。
殺戮が始まった。
その大穴を根城にしている古竜の膨大かつ濃密な魔素の影響で、
そこは希少な魔鉱石の産地として世界中に名が知られている。
大黒穴の西側半分は王国領、東側半分が帝国領である。
古の勇者がそう定めた。
だが、他の国々からすると希少な魔鉱石の産地を二国に独占されるのは
面白くない。虎視眈々と占有を狙っている国は多い。
その顕著な例が王国の東西に隣接する国、帝国と共和国である。
特に穴を挟んだ向こう側に位置する帝国との関係は非常に悪い。
帝国は半分だけでは飽き足らず、
大黒穴の資源全てを独占したくてたまらないのだ。
大黒穴の外縁に広がる王国と帝国の緩衝地帯であるアーカディア平野では、
頻繁に両国の小競り合いが起きていた。
そして平野に敷かれる王国と帝国を結ぶ街道付近も例外ではない。
その街道は他所に比べて魔獣被害、盗賊被害が群を抜いて多い。
これには帝国が暗躍しているという噂があった。
帝国が王国の管理不足・管理責任を追及して大黒穴周辺の占有権を
もぎ取ろうとしている。そのためわざと事件を起こしているという噂だ。
真実がどうあれ、王国と帝国の関係は劣悪だ。
だからこそ一度どちらかの領内に入ってしまえばおいそれとは手が出せない。
王国で悪事を働いたものが帝国に入り、ほとぼりが冷めるまで身をひそめるということがしばしば行われていた。その逆もまた然りである。
街道を猛スピードで突き進む馬車の中でほくそ笑む商人風の男、ソルドーもその例にもれない。
今日手に入れた商品を帝国で売り飛ばし、ほとぼりが冷めるまでは帝国内で身をひそめるつもりでいた。
ソルドーは表向、何の変哲もない雑貨や日用品などを扱う行商人を装ってはいるものの、真実の姿はそれとは程遠い。
奴隷、麻薬、盗品、死体。ありとあらゆる違法商品を扱い脛に傷持つ荒くれたち御用達の闇商人だ。
そんな彼が大黒穴のある辺境まで足を運んだのは単純に商品の仕入れが目的だった。
当初の計画では隙を見て大黒穴内に侵入、魔鉱石を盗み取るつもりでいたが、あまりの警備の厳重さゆえにそれを断念。
そのため周辺の森に生息するという珍しい魔獣や幻獣を狩り、その素材を裏取引で売り払って稼ぎを得る方針に変更した。
それでも思うほど珍しい獲物は見つけられずに苦心していたところにケットシーを見つけた。
いい獲物を見つけたと高揚したが、せっかくの獲物も領主代行の息子などという
いけ好かないガキに邪魔をされた。
その時はハラワタが煮えくり返りそうなほどの怒りを覚えた。
よくもまあ笑顔を保つことができたと、彼は自分に感心していた。
しかしそのすぐ後にケットシーすら上回るレア商品を見つけたことで
その怒りもすっかりどこかへ行ってしまった。
彼は欲望にまみれた目を細くして手に入れた商品を眺めながめた。
手足を縛り、目隠しと猿轡をされた少女が馬車の中でぞんざいに転がされていた。
自然とソルドーの口元が緩んだ。
これで当分は金に苦労しないであろうことは想像できた。
加えて裏の世界で名が上がり取引が更に増えるかもしれない。
そうすれば裏世界で名を馳せる組織にも顔が売れるし、ゆくゆくは自分も
それらの組織の幹部、いや、組織のボスにだってなれるかもしれない。
そんな心地良い想像に浸っているとつい笑いをこぼしてしまった。
「ふ、ふふふ」
「ずいぶんとご満悦だなぁ、ソルドーさんよ」
彼の喜びに水を差すように、横から乱暴な声が差しはさまれる。
至福の瞬間を邪魔されて若干苛立ったソルドーであるが、そんなことは
おくびに出さないように丁寧な言葉遣いでそれに応じた。
些細なことで態度を豹変させるのは小物の証であると彼は考えていた。
「これはお見苦しいところを……失礼いたしました、ケン。
嬉しさのあまりつい笑みがこぼれてしまいまして」
「あんたがそこまで言うたあ珍しいな。
俺にはこのガキにそんな価値があるとは思えんがね」
広いとは言い難い馬車の中でもおかまいなしに巨躯を伸ばして
くつろぐ粗雑な男が、その伸ばした足のつま先で商品である
少女を数度こづいた。
少女の口からわずかに、うめき声のような悲鳴のような、
くぐもった声が漏れた。
「止めなさい、ケン。大切な商品ですよ。
それ以上手荒な真似をしては価値が下がります」
「へっ、口うるせぇ野郎だ」
ソルドーがたしなめるとケンは悪態をついてから
身をよじってごろりと寝転がった。
その様子を見てソルドーは呆れたようにため息をつく。
ソルドーがケン、そしてザーンと組んでしばらくたつが
彼らのことはあまり好ましく思っていない。
ケンは振る舞いが粗暴ゆえに相手に警戒されたり、無用な争いを生むことも少なくなく、
それどころか商品を売り物にできないレベルで壊してしまうことが何度かあった。
ザーンは見た目や振る舞いこそ落ち着いているがその態度はひどく慇懃であり、
自分以外の他者を見下している節があった。
ソルドーとしては彼のような冒険者崩れの落伍者に
見下されるなど我慢ならないことだった。
それでも彼がいまだに二人と組んで仕事をしているのは
単純にあの二人が強いからだ。
強力な魔獣も難なく狩るし裏社会の荒くれ共にも引けをとらない
腕っぷしは貴重だった。
だから性格に難があれど契約は解消していないし多少の横暴も見逃していた。
しかし、この二人と組むのもそろそろ潮時だろうとソルドーは考えていた。
裏社会で上に行くにはこの二人、特にケンは危険だった。
誰彼かまわず威圧的な態度で接して無用な争いを生む彼と
一緒にいればはどこで恨みを買うかもわからない。
目の前の少女を売れば大金が手に入る。
そこから二人への報酬を差し引いてもかなりの金が残る。
それを元手に裏社会の階段を一気に駆け上がる。
そんな夢想にふけっていると、それまで順調に街道を進んでいた馬車が停車した。
怪訝に思い馬車からを顔をのぞかせて御者をつとめるザーンに声をかけた。
「ザーン、どうして止まっているんです」
「いやぁ……ソルドーさん。少し面倒なことになったかもしれませんよ」
全くそう思ってはいないようなにやけ顔でザーンが答える。
「それはどういう……おや、なるほど。そういうことですか」
馬車の周囲を見回して納得する。
ザーンの首元には剣が突きつけられており、
顔を布で隠した盗賊風の者たちに囲まれていた。
「積み荷を置いて出てきな」
ザーンに剣を突き付けている盗賊風の男が言うと、
ソルドーとザーンはそれに大人しく従い馬車を降りる。
「まだ中にいるだろう。他の奴もさっさと出てこい!」
「ケン、出てきなさい」
男が怒鳴り、ソルドーが促す。
「あぁ……?人が気持ちよく寝てるってのに……なんだ、てめぇら」
その馬車には不釣り合いなほどの巨躯がのそりと姿をあらわして
威圧するように盗賊風の男の前に立つ。
それに屈することなく男も逆にケンの顔を睨みつけた。
一介の盗賊風情とは思えぬ胆力だった。
「ふん。貴様らの荷は我らがいただく。大人しくしていれば命だけは
助けてやってもいい。……おい!」
剣を突き付けながら周りの仲間に合図をして馬車の荷調べが始まった。
その様子を見てソルドーがニィっと粘っこい笑みを顔に貼り付けた。
「なるほど……ケン、ザーン」
少し考えてから何か納得したように隣に立つ二人に呼びかける。
それで二人も彼の意図を察したのか、凶悪で暴力的な
笑みを盗賊に向けた。
「なんだ、貴様ら。抵抗すれば命は——えぉっ?」
男の言葉が最後まで紡がれることはなかった。
ザーンの抜き放った一閃で首を切断され、唖然とした表情のまま、
男の首が地面に落ちて転がった。
それをケンが石ころのように、
男の後ろに控えていたもう一人の男めがけて蹴り飛ばした。
盗賊風の男はそれを避け、仲間がやられたことにわずかに動揺したものの、
すぐに態勢を立て直して戦闘行動に移行した。
彼に続いて他の者も武器を構えて陣形をつくっていく。
今まで様々な冒険者崩れや傭兵を雇い仕事をしてきたソルドーから見ても、
彼らの練度は見事というほかなかった。
「やはり帝国の方のようですね」
確信めいた呟きにケンとザーンが鼻で笑う。
二人は野獣のように攻撃的な光を瞳に称えてソルドーを横目に見やった。
ひとつ騒ぎを起こして王国と帝国の関係をさらに悪化させておこう。
そうすれば捕まる可能性はさらに減るだろう。
ソルドーはそう考えた。
「皆殺しです」
「ハ。そうこなくっちゃな!」
「少しは楽しめそうですねぇ」
二匹の獣が解き放たれる。
殺戮が始まった。
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