56 / 123
第一部
ありがとう
しおりを挟む
沈黙を埋めるように風が吹いた。
風にさらわれて肩口で柔らかに揺れるノエルの髪を、
アルテアは懐かしむように眺めていた。
「髪……切ったんだな」
つい二年ほど前のことなのに、どこか遠い昔のことを話すような口ぶりだった。
アルテアにとってその出来事はそれだけ印象的だったのかもしれなかった。
アルテアの言葉に何を思ったのか、
ノエルは一瞬、何かをこらえるような沈痛な顔を見せた後、すぐに笑顔をつくる。
長く真っ直ぐ伸びた白い耳、
その輪郭を慈しむように撫でながら、言う。
「アル君が……耳……きれいだって言ってくれたから……。
もう隠さなくてもいいのかなって、そう思って……」
「お前自身がそう思うことができたなら、俺も嬉しいよ。
それで……あれから、皆とは仲良くできているのか?」
「うん……。バカにしたり悪口言ったりしてくる子もいるけど、
一緒に遊んでくれる子もできたよ……アル君の、おかげだよ……!」
少女の微笑み。でも同時に泣きそうにも見えた。
アルテアは仏頂面のまま、そんな少女を慰めるように声だけかえて、
少しおどけた口調で返す。
「どうにかうまくやれてるみたいで安心したよ。
魔法まで使ってあのクソガキ共を脅しつけた甲斐があったってものだ」
そうだろ?と促すように少女の方へ顔を向ける。
その先にいる少女は、もう微笑んではいなかった。
痛みに耐えるようにぎゅっと固く結ばれた口から言葉は漏れず、
目じりには涙がたまっている。
少女の柔らかそうな頬を流れる一筋の雫を見て、アルテアは失言を悟る。
「……すまない。いやなことを思い出させちゃったな」
謝罪。そして沈黙。
沈黙がきまずさに変わる前に少女が口を開いてかすれた声で言う。
自分の中から溢れてくる何かを押しとどめてフタをするように。
「どうして……謝るの」
「それはその……いじめられてたこととか、あまり言われたくはないだろ。
だから……すまないと……」
「ちがうよ……!アル君が謝る必要なんてないっ……!」
心の底にたまったものを吐き出すような叫びだった。
いつもの少女からは想像できないほどの苛烈で悲痛な姿を見て瞠目するアルテアに
少女はなおも続ける。
「謝らなきゃいけないのは私なの……!
私を助けたせいでアル君がみんなに嫌われて……それなのに私だけ……皆と仲良く……」
「ノエル、お前……」
「ずっと謝りたいって、謝らなきゃって、思ってた。
ここでまたアル君と会ったときも……謝ろうって……。でも、できなかった。
もし恨まれてたらどうしよう……許してもらえなかったらどうしようって……
怖くて……言えなかったの。
アル君は変わったって言ってくれたけど、本当は全然変われてない……。
卑怯で弱い、私のままなの……!アル君が私に謝ることなんて何もないの……!」
少女の叫びが夜の闇に木魂した。
堰が切れたかのように少女の目から涙が溢れ出した。
少女はその場に膝から崩れ落ちて手で顔を覆う。
「ごっ、ごめんなさい……私のせいで……ごめん……ごめん……」
泣き崩れる少女を見やり、アルテアは押し黙る。
こういうとき何と声をかけていいのか、よくわからなかった。
だが、わかっていることもあった。
だから、それをそのまま言葉にする。
いや、そうすることしかできない。
膝を折り、少女の名前を呼ぶ。
「ノエル」
顔を覆う少女の手に自分の手を重ねて、静かに語りかける。
「俺は……お前を恨んでなんかいない。
俺に対する皆の態度をお前のせいにするつもりもない。これは俺が招いたことだ」
少女を助けたことはただのきっかけだった。
元々、あまりに大人びた態度で接するアルテアに、
村の大人たちが違和感を覚えていることをアルテア自身も知っていた。
のどに魚の小骨が刺さっているような、ほんの少しの違和感。
それでも領主代行——アルゼイドの息子だからということで、
大人たちは納得していた。
アルテアという子供の存在は、
すぐにでも崩れてしまいそうな危ういバランスの上に成り立っていた。
そしてそのバランスはあっけなく崩れた。
子ども同士の喧嘩で上級魔法を使ったからだ。
ひとつ間違えれば大勢の死者が出ていたかもしれない。
精神が未熟な子供には不相応で大きすぎる力。
それは村の人々にとって恐怖だった。
アルテアが本当に何もわからない子供だったなら、
村の大人たちの不安はもう少し解消されていたかもしれない。
未熟なら使い方を正しく教えてやればいいからだ。
だがアルテアは違った。
大人顔負けの知識と頭脳があり、
明確な目的と意志をもっているにもかかわらず一切の口を閉ざした。
だからこそ大人たちはアルテアをおそれた。
何を考えているのかわからない。
もし少年の気まぐれでその強大な力が自分たちに向けられたなら。
大人たちの中で燻っていた違和感という火種はいっきに燃え上がって伝播した。
それから彼らの態度が目に見えて変わるのに時間はかからなかった。
村の中に人ではない、人の皮をかぶった化け物が紛れ込んでいる。
そんな異物を見るような視線。恐れ。嫌悪。
事情を説明することも、ただすこともせず放置したのは自分だった。
どうせすぐに去るからと捨て置いた。
だから自分のせいなのだと、アルテアは思っている。
「俺が決めてしたことだ。誰のせいでもない。
それに……俺は元から、少し嫌われてた。お前の一件はきっかけにすぎない。
あれがなくても、いつかは今と同じような状況になっていたんだ。
だからお前が謝る必要こそどこにもないんだ」
そう言いながら重ねた手をゆっくり下に動かすと、涙に濡れた少女の顔があらわになった。
翠色の瞳が涙でまさに宝石のようにきらきらと光を放っていた。
その涙に少女の優しさが詰まっているような気がして、
場違いだとわかっていつつもそれを美しいと感じた。
その宝石のような瞳にアルテアの姿が映っている。
「でも……!でもっ……!」
なおも泣きじゃくるノエルの瞳を真っ直ぐに見つめ返して、
父や母が自分にそうしてくれるように、優しく少女の身体を抱きしめた。
一瞬、びくりとノエルの体が震えたが、すんなりと受け入れてくれた。
「いいんだよ、ノエル。
……お前はこうして約束を守ってくれたんだから」
「あ……」
「お前はちゃんと、俺のところに来てくれた。
遊び……とは違うけど、
久しぶりに誰かと何かを一緒にすることができて……俺も楽しかった。
だからもう、気にしなくていいんだ」
そう言って少女の頭を優しく撫でた。
ノエルの髪の毛はふかふかで柔らかくて、触り心地がよかった。
少女の目からこぼれる涙が自分の肩口あたりに落ちていくのがわかる。
その涙を少しでも止めてあげることができればと思い、さらに言葉を続ける。
「すぐに気づいてやれなくてごめんな。
それに……約束を守ってくれてありがとう」
ありがとう。
その言葉を聞いて、少女の目からさらに涙があふれ出した。
嗚咽で声を詰まらせながら、少女も言う。
「うぅっ……わっ……わたしのほうこそ……
遅くなって……ごっ、ごめん……な、さいっ!
あのとき……助けてくれてっ……私を救ってくれて、ありがとうっ……!
きれいだって……そう……言ってくれて、ありがとうっ……!
うっ……うぅっ……うわぁあぁん!」
「まったく……泣き虫なのは相変わらずみたいだな」
アルテアがからかうような調子でそう言って、少女の背中を何度もさすった。
それからしばらくの間、少女は声を上げて泣いていた。
風にさらわれて肩口で柔らかに揺れるノエルの髪を、
アルテアは懐かしむように眺めていた。
「髪……切ったんだな」
つい二年ほど前のことなのに、どこか遠い昔のことを話すような口ぶりだった。
アルテアにとってその出来事はそれだけ印象的だったのかもしれなかった。
アルテアの言葉に何を思ったのか、
ノエルは一瞬、何かをこらえるような沈痛な顔を見せた後、すぐに笑顔をつくる。
長く真っ直ぐ伸びた白い耳、
その輪郭を慈しむように撫でながら、言う。
「アル君が……耳……きれいだって言ってくれたから……。
もう隠さなくてもいいのかなって、そう思って……」
「お前自身がそう思うことができたなら、俺も嬉しいよ。
それで……あれから、皆とは仲良くできているのか?」
「うん……。バカにしたり悪口言ったりしてくる子もいるけど、
一緒に遊んでくれる子もできたよ……アル君の、おかげだよ……!」
少女の微笑み。でも同時に泣きそうにも見えた。
アルテアは仏頂面のまま、そんな少女を慰めるように声だけかえて、
少しおどけた口調で返す。
「どうにかうまくやれてるみたいで安心したよ。
魔法まで使ってあのクソガキ共を脅しつけた甲斐があったってものだ」
そうだろ?と促すように少女の方へ顔を向ける。
その先にいる少女は、もう微笑んではいなかった。
痛みに耐えるようにぎゅっと固く結ばれた口から言葉は漏れず、
目じりには涙がたまっている。
少女の柔らかそうな頬を流れる一筋の雫を見て、アルテアは失言を悟る。
「……すまない。いやなことを思い出させちゃったな」
謝罪。そして沈黙。
沈黙がきまずさに変わる前に少女が口を開いてかすれた声で言う。
自分の中から溢れてくる何かを押しとどめてフタをするように。
「どうして……謝るの」
「それはその……いじめられてたこととか、あまり言われたくはないだろ。
だから……すまないと……」
「ちがうよ……!アル君が謝る必要なんてないっ……!」
心の底にたまったものを吐き出すような叫びだった。
いつもの少女からは想像できないほどの苛烈で悲痛な姿を見て瞠目するアルテアに
少女はなおも続ける。
「謝らなきゃいけないのは私なの……!
私を助けたせいでアル君がみんなに嫌われて……それなのに私だけ……皆と仲良く……」
「ノエル、お前……」
「ずっと謝りたいって、謝らなきゃって、思ってた。
ここでまたアル君と会ったときも……謝ろうって……。でも、できなかった。
もし恨まれてたらどうしよう……許してもらえなかったらどうしようって……
怖くて……言えなかったの。
アル君は変わったって言ってくれたけど、本当は全然変われてない……。
卑怯で弱い、私のままなの……!アル君が私に謝ることなんて何もないの……!」
少女の叫びが夜の闇に木魂した。
堰が切れたかのように少女の目から涙が溢れ出した。
少女はその場に膝から崩れ落ちて手で顔を覆う。
「ごっ、ごめんなさい……私のせいで……ごめん……ごめん……」
泣き崩れる少女を見やり、アルテアは押し黙る。
こういうとき何と声をかけていいのか、よくわからなかった。
だが、わかっていることもあった。
だから、それをそのまま言葉にする。
いや、そうすることしかできない。
膝を折り、少女の名前を呼ぶ。
「ノエル」
顔を覆う少女の手に自分の手を重ねて、静かに語りかける。
「俺は……お前を恨んでなんかいない。
俺に対する皆の態度をお前のせいにするつもりもない。これは俺が招いたことだ」
少女を助けたことはただのきっかけだった。
元々、あまりに大人びた態度で接するアルテアに、
村の大人たちが違和感を覚えていることをアルテア自身も知っていた。
のどに魚の小骨が刺さっているような、ほんの少しの違和感。
それでも領主代行——アルゼイドの息子だからということで、
大人たちは納得していた。
アルテアという子供の存在は、
すぐにでも崩れてしまいそうな危ういバランスの上に成り立っていた。
そしてそのバランスはあっけなく崩れた。
子ども同士の喧嘩で上級魔法を使ったからだ。
ひとつ間違えれば大勢の死者が出ていたかもしれない。
精神が未熟な子供には不相応で大きすぎる力。
それは村の人々にとって恐怖だった。
アルテアが本当に何もわからない子供だったなら、
村の大人たちの不安はもう少し解消されていたかもしれない。
未熟なら使い方を正しく教えてやればいいからだ。
だがアルテアは違った。
大人顔負けの知識と頭脳があり、
明確な目的と意志をもっているにもかかわらず一切の口を閉ざした。
だからこそ大人たちはアルテアをおそれた。
何を考えているのかわからない。
もし少年の気まぐれでその強大な力が自分たちに向けられたなら。
大人たちの中で燻っていた違和感という火種はいっきに燃え上がって伝播した。
それから彼らの態度が目に見えて変わるのに時間はかからなかった。
村の中に人ではない、人の皮をかぶった化け物が紛れ込んでいる。
そんな異物を見るような視線。恐れ。嫌悪。
事情を説明することも、ただすこともせず放置したのは自分だった。
どうせすぐに去るからと捨て置いた。
だから自分のせいなのだと、アルテアは思っている。
「俺が決めてしたことだ。誰のせいでもない。
それに……俺は元から、少し嫌われてた。お前の一件はきっかけにすぎない。
あれがなくても、いつかは今と同じような状況になっていたんだ。
だからお前が謝る必要こそどこにもないんだ」
そう言いながら重ねた手をゆっくり下に動かすと、涙に濡れた少女の顔があらわになった。
翠色の瞳が涙でまさに宝石のようにきらきらと光を放っていた。
その涙に少女の優しさが詰まっているような気がして、
場違いだとわかっていつつもそれを美しいと感じた。
その宝石のような瞳にアルテアの姿が映っている。
「でも……!でもっ……!」
なおも泣きじゃくるノエルの瞳を真っ直ぐに見つめ返して、
父や母が自分にそうしてくれるように、優しく少女の身体を抱きしめた。
一瞬、びくりとノエルの体が震えたが、すんなりと受け入れてくれた。
「いいんだよ、ノエル。
……お前はこうして約束を守ってくれたんだから」
「あ……」
「お前はちゃんと、俺のところに来てくれた。
遊び……とは違うけど、
久しぶりに誰かと何かを一緒にすることができて……俺も楽しかった。
だからもう、気にしなくていいんだ」
そう言って少女の頭を優しく撫でた。
ノエルの髪の毛はふかふかで柔らかくて、触り心地がよかった。
少女の目からこぼれる涙が自分の肩口あたりに落ちていくのがわかる。
その涙を少しでも止めてあげることができればと思い、さらに言葉を続ける。
「すぐに気づいてやれなくてごめんな。
それに……約束を守ってくれてありがとう」
ありがとう。
その言葉を聞いて、少女の目からさらに涙があふれ出した。
嗚咽で声を詰まらせながら、少女も言う。
「うぅっ……わっ……わたしのほうこそ……
遅くなって……ごっ、ごめん……な、さいっ!
あのとき……助けてくれてっ……私を救ってくれて、ありがとうっ……!
きれいだって……そう……言ってくれて、ありがとうっ……!
うっ……うぅっ……うわぁあぁん!」
「まったく……泣き虫なのは相変わらずみたいだな」
アルテアがからかうような調子でそう言って、少女の背中を何度もさすった。
それからしばらくの間、少女は声を上げて泣いていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる