僕の推しはアルファの吸血鬼でした。

豊岡千代

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推しはまさかの吸血鬼!?

04.

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 どうやらここはマンションの一室のようで、寝室を出たあとは広いリビングに通された。大きな窓の外には都内の夜景が広がっていて、その下にはL字型のソファが置かれている。そこにレオの姿を見つけて、無意識に上着を抱えた手に力が入ってしまう。彼はこちらには目もくれずに、ソファに寝転びながら台本を読んでいる。

「結城さん、こちらにどうぞ」

 ダイニングテーブルを挟んで、ヴァンプエイジのマネージャーと向かい合う。少し離れた場所では推しが台本を読み込んでいるというこの混沌とした状況に、士郎は今すぐ逃げ出したい気持ちになる。しかし目の前に紅茶が置かれ、逃げ道は完全に閉ざされてしまった。

「ここはメンバーが自由に出入りできるようになっている、事務所のような場所なんです。だから楽にしてくださって大丈夫ですよ」
「は、はい」

 思い返せばSNSのライブ配信も、レオが今座っているソファで行われていた。なるほど、メンバーはいつもここに集まって配信していたのか。そんな場所に自分がいるなんて。緊張よりも興奮の方が勝ってきて、ついオタク心に火がついてしまう。

「この間のイベントでは怪我をさせてしまって、大変申し訳ありませんでした」
「そんな、謝らないでください。あれは僕の不注意なので……」
「いいえ。それからレオがあなたにしたことも、この場を借りて私から説明させてください」

 そう言われた瞬間、心臓が大きく脈を打つ。怖くて、レオの方には顔を向けられない。そんな自分のことを気遣いながらも、水無月は話を続けた。

「こちらの諸事情に巻き込んでしまって、本当に申し訳ありません。ですが……結城さん、あなたにはどうしても知っていただきたい真実があるんです」
「真実、ですか?」
「はい。ヴァンプエイジはご存知の通り、アルファの三人組グループです。でもそれは表向きの話であり、実際のところは……全員が吸血鬼型のバース性を持った方達なんです」

 ──吸血鬼型のバース性?そんなの、聞いたことがない。

 自然とレオに噛まれた箇所が疼き、その場所をテーブルの下で押さえる。

「これは遺伝ではなく非常に珍しい突然変異であるため、公には発表されていない。アルファ性を持った人達でさえも、発症した本人とその親族しか知り得ないものです」

 発症したアルファ本人と親族のみ、か。通りで自分も知らないはずだ。

「ここからが本題なのですが──吸血鬼型の方達は普段、定期的に処方された薬や合法の血液を摂取しているため、血に対して過剰に反応することはないんです。ところがあの日、結城さんがイベントで怪我をされた時、レオはあなたの血に反応してしまった」
「僕の血に……?」
「ええ。吸血鬼型のアルファが、この世で最も求めているもの……それは、運命の番。そしてその相手の血液なんです」

『運命の番』──。久々に聞いたその言葉に、士郎は軽く眩暈を覚えた。

「大丈夫ですか?」
「あ……はい、何でもないです」

 瞬時によみがえってきた苦い記憶にふたをして、今告げられた内容を頭の中で反芻する。もしこの話が事実なら、レオがあの日ステージで膝をついた原因は自分にあったということだ。

「結城さん。あなたとレオはおそらく、運命の番同士です。レオはあなたの血の匂いに反応し、勝手にステージを降りた。そして──血を飲んでしまった。レオの体は今、あなたの血に飢えている。あの日からレオの体調は不安定になってしまったんです」
「レオくんも?じゃあ今活動休止してるのって……」
「もちろんこれはすべて、こちら側の責任です。あなたは何も悪くない」

 そうは言われたものの、やはり責任を感じてしまう。あの日イベントで怪我なんてしなければ、こんなことにはならなかったのだから。いや、そもそも自分がレオくんのファンにならなければ──。

「結城さん、顔を上げてください。決してあなたのせいではありませんよ。とにかく今は、お互いのバランスが崩れてしまっている状態なんです。それが番になることによって解消されるのかはわかりませんが……そもそも番になるかならないかは二人で決めることであって、私はそこまで口出しできません。でも無理を承知で、これだけはお願いしたいのです。どうかレオに、その血を分けてもらえないでしょうか?一週間に一度などで構わないんです」

 水無月はそう言って、頭を下げてきた。だがレオ本人は相変わらず寝転がったままなので、二人のあまりの温度差に思考があやふやになってくる。

「あ……えっと、すみません。ちょっと混乱してしまって」
「いえ、こちらこそすみません。いきなりこんなことを言われたら、混乱するのも当然です。私も一度頭を冷やしたいので、少し席を外しますね」

 水無月はそう告げると席を立ち、レオの方へ体を向けた。

「レオ。私は席を外すけれど、くれぐれもまた暴走しないように。結城さん、もし何かあったらすぐにこの電話で私を呼んでください」
「わ、わかりました……」
「それでは」

 水無月が部屋を去り、広いリビングの中でレオと二人きりになった。当然気まずい空気が流れ始め、士郎はまたも逃げ出したい気持ちになってしまう。そんななか先に口を開いたのは、彼の方だった。

「体、もう平気なのか?」
「あ……はい、問題ないです」

 いつの間にか台本は傍らに置かれており、レオはソファに座ったまま士郎のことを見つめていた。士郎は彼のもとへ歩み寄り、長らく抱えていた上着を手渡した。

「これ、返します。さっきは助けてくれて、ありがとうございました」

 そう言って手渡したものの、士郎は自分の行動に困惑してしまう。

「あれ?なんで……」

 不思議なことに、レオの上着を手離すことができない。自分の体がまるで言うことを聞いてくれないのだ。これでは彼に上着を返せない。手を離すことにしばらく苦戦していると、レオが上着をこちらに押し付けてきた。

「いい。これはお前にやるから、帰りも着ていけ」
「……すみません、ありがとうございます」
「つーか、敬語じゃなくていい。お前俺と同い年なんだろ」
「えっ……そ、そう。実は同い年なんだ」

 ──まさか僕の年齢までレオくんにばれてるなんて……ああ、そうか。きっとファンクラブに入ってるからかな。

 彼が自然に接してくれるおかげか、さっきまでの緊張は嘘みたいにほぐれていた。士郎は上着を抱えたまま一人分空間を開けて、レオのいるソファにちょこんと座る。

「レオくんはさ、水無月さんが言ってた話本当だと思う?ファンの僕がレオくんと運命の番だなんて……そんなこと、本当にありえるのかな」

 しばらく待ってみるも、レオからの返答はない。きっと彼だって、こんな話は信じていないのだ。というかもし本当に自分が運命の番だったとしても、彼にとっては迷惑な話だろう。士郎は不安になって、慌てたように話を続ける。

「で、でも安心してね。仮にそうだとしても、僕はレオくんの人生の邪魔なんて、絶対にしないから」
「……どういうことだ?」

 今度はすぐに返事がかえってきて、士郎は戸惑う。しかもこちらを見つめてくる視線が、なんだか怖い。

「いくら運命の番同士だからって、必ずくっつかなきゃいけないなんてことはないんだし……あ、あと僕はみんなのこと決して言いふらしたりしないから、安心してね」
「いや、別にその心配はしてない」
「そ、そう?じゃあ今まで通り僕、ヴァンプエイジのファンでいてもいいかな?もし嫌だったりしたら、その時は遠慮なく──」
「おい」

 彼に呼びかけられ、深い夜の色を宿した瞳に射抜かれる。

「お前、付き合ってるやつでもいんのか」
「それは、いないけど……」
「じゃあお前は、俺と番になりたくないのか?」

 ──僕がレオくんの……番に?

 まさかそんなことを聞かれるとは思っていなくて、思考がフリーズしてしまう。けれど自分の中にはたった一つの、揺るがない思いがある。だからこの問いに対しての答えは既に決まっているのだ。

「ごめんなさい、僕は……」

 最後まで言葉を紡ぐことができないまま、士郎は俯いた。でもその反応で、彼には十分伝わったらしい。士郎の返答にレオは表情を変えずに、口を開いた。

「いくら払えばいい」
「え……」
「たとえ番にならなくても、俺にはお前の血が必要なんだ。だからその血を買わせろ」

 さすがにその言い方には、心が傷ついた。けれど自分のせいで彼の活動を妨げているのは、紛れもない事実だ。

「そんな……お金なんていらない、血なんていくらでもあげるよ。レオくんには今までたくさん助けてもらってきたから」

 士郎はまっすぐ彼の瞳を見つめながら、自分の思いを伝えた。それから二人はとある条件のもと、契約を交わした。それは、『一週間に一度、必ず血を差し出すこと』そして──『絶対に番にはならないこと』。

「おい。携帯貸せ」

 どことなく不機嫌な彼にそう言われ、士郎は携帯を手渡した。彼は無言でそれを受け取り何かを操作したあと、すぐに返してくれた。開かれたままの画面を確認すると、そこには彼の連絡先が登録されている。

「一週間後、連絡する」
「う、うん、わかった。じゃあ今日のぶんを……」
「いい。いいから脱ぐな。今は万全の状態じゃないだろ」

 服を脱ごうとして、すぐにそれを止められた。確かに体調は万全じゃないけれど、だからといってレオくんの方は大丈夫なのだろうか。それを聞こうとしたところで、水無月が戻ってきた。

「話は終わったんですか?」
「ああ。こいつを送ってけ」
「あ、でも……」
「安心してください。僕がちゃんと送り届けますんで」
「えっと……」
「それじゃあレオ、明日は寝坊しないようにね」

 声を掛けるタイミングを完全に失ってしまい、結局士郎は水無月とともにマンションを後にした。


*****


 地下駐車場から出る頃には、時刻は既に午前零時を回っていた。車内にはしっとりとした深夜ラジオが流れている。

「レオと二人きりで、大丈夫でした?」
「最初は緊張したんですけど、大丈夫でした。レオくんってプライベートでもあんな感じなんですね」

 彼はテレビやライブでもそっけなかったり口数が少なかったりするので、特に驚きはしなかった。

「はは、そうなんですよ。レオは基本、裏でも一番の自由人でして。他のメンバーは……あ、そういえばトワにはもう会ったんでしたっけ?」
「はい、会いました。トワさんも怪我のこと気にしてくれていて、皆さん本当に優しいですよね」
「当然ですよ。以前からあなたのことは、みんな知っていましたから。余計気にしてるんだと思います」
「そう、なんですね……」

 自分は隠れて応援してきたつもりだけれど、やはり見た目の物珍しさと、男ファンの少なさゆえに目立っていたのだろうか。これからはもっと目立たないように意識しなければ。今後の服装についてあれこれ考えていたところで、こちらを見つめる水無月の視線に気がついた。

「……結城さんはあの三人が本物の吸血鬼だと知っても、ファンでいてくれますか?」
「はい。彼らが何者であろうと関係ないです。応援したい気持ちは変わらないので」

 ありのままの正直な気持ちを伝えると、水無月は嬉しそうに微笑んだ。

「そう言ってもらえて良かったです。実は私の兄もアルファの吸血鬼だったので……実際は結城さんのようにみんながみんな、理解してくれるとは限らないんですよね。私の親は現に、兄が吸血鬼だということを受け入れなかった」
「ご家族も……水無月さんが色々詳しかった理由が、やっと理解できました」
「はい。だからこそ私は、彼らの一番の理解者でありたい。レオは強がってますけど、彼の飢えは想像を絶するものだと思うんです」

 そう言われて、さっき自分の血をあげれなかったことに後悔した。一週間後と言われたが、それまで彼の体は持つのだろうか。

「結城さん、どうかレオをよろしくお願いします。もちろん何かされたらすぐ言ってくださいね?私がガツンと言ってやりますから!いくら運命の番とはいえ、甘えさせたらだめですからね」
「はい……ありがとうございます」

 ──運命の番、か。

 その言葉を聞いて士郎は、やっと忘れかけていた一年前のことを思い出していた。週末の繁華街は深夜になっても人が多く、窓の外は楽しそうに賑わっている。煌びやかに色づいた街灯の光が、今はただ眩しく感じられた。
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