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謎多き同級生を尾行した。
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電柱を上手く使う。
え、いきなり何の話かって?あぁ、ごめんごめん。
今、俺はある同級生、四季をストーキン…尾行しているんだ。いやいや、下心なんてものはない。だって相手は男だぞ?しかも謎多き。そんな野郎に下心もクソもあるか。
(次は右曲がりか…って、ここ真っ直ぐ行けば家近いのに。
やっぱり何かあるのか…?)
同級生の下校を見守る、いや、ただ尾行しているだけ。
何か、新鮮だなあ…。
(!いけない、いけない。
見失っちゃう。)
俺は足音を立てないように素早く後をつける。
手馴れているよう…え、そんな、まさか。ストーキングが趣味とか有り得ない有り得ない。ただこういうシチュエーションは映画などでよく見ているから、どうやったら気づかれないとか知っているだけのこと。実際の経験なんて、なんにも無い。
「……?」
四季がいきなり止まった。
どうかしたのか?
俺は思いきってもう少し近づいてみると、、
「っ!?」
四季が突然、こちらを振り向いた。
家が近いし、後ろにいるのは別に何ともない。…のだが、
俺の体制は今、とんでもない体制なのだ。
「………」
四季は、こちらを見ながら無言の圧力…
俺も返す言葉がなく、ただ四季に見下ろされているだけ。
「…えっ、、と、その、、、
四季!一緒に帰ろうぜ!」
俺は誤魔化そうと笑顔を浮かべた。これ以外に方法思いつかないし…
すると…
「……ぅん。」
頷きながら、小声で反応する四季。
(あれ、意外と変に思われてない…?
もしかしてセーフ…?)
なあんて、阿呆っぽい考えを浮かべながら立ち上がると
「…ところで。さっきは、その…、ひざまづきながらなにしてたの…?」
モジモジしながら如何にも気まずそうに尋ねてくる四季。
((でっ、ででで、ですよねえええええええええええええ))
「えっ、や、そのお…ですね、」
「…?」
「…はっ…、
あ、そうそう。俺さっき電柱に足ぶつけちゃってさあ」
咄嗟に理由を思いつき、あはは~と冷や汗をかきながら述べる。
「……」
こんな距離で電柱に足ぶつけるなんて、そうそう有り得ないし、少し疑っている様子だ。まぁ、そりゃあ当然。
くそ…、いけるか…?
「…そうなんだ。電柱。痛いから、きをつけなよ。」
「あ、あぁ!」
よしっ!
「じゃあ行こうか!」
「…」
無言で頷く四季、さっきから小声だったりモジモジしてたり、
もしかしなくても緊張しているのか?
俺はただ、こいつの秘密を暴こうってのに、、、
「ええと、そんな緊張しなくていいからさ!
ほら、中学の時とかたまあに話してた時あったろ?いつも通りのテンションでいいんだぜっ?」
何で俺はこいつの気遣いなんてしてるんだ?
馬鹿らしい。
え、いきなり何の話かって?あぁ、ごめんごめん。
今、俺はある同級生、四季をストーキン…尾行しているんだ。いやいや、下心なんてものはない。だって相手は男だぞ?しかも謎多き。そんな野郎に下心もクソもあるか。
(次は右曲がりか…って、ここ真っ直ぐ行けば家近いのに。
やっぱり何かあるのか…?)
同級生の下校を見守る、いや、ただ尾行しているだけ。
何か、新鮮だなあ…。
(!いけない、いけない。
見失っちゃう。)
俺は足音を立てないように素早く後をつける。
手馴れているよう…え、そんな、まさか。ストーキングが趣味とか有り得ない有り得ない。ただこういうシチュエーションは映画などでよく見ているから、どうやったら気づかれないとか知っているだけのこと。実際の経験なんて、なんにも無い。
「……?」
四季がいきなり止まった。
どうかしたのか?
俺は思いきってもう少し近づいてみると、、
「っ!?」
四季が突然、こちらを振り向いた。
家が近いし、後ろにいるのは別に何ともない。…のだが、
俺の体制は今、とんでもない体制なのだ。
「………」
四季は、こちらを見ながら無言の圧力…
俺も返す言葉がなく、ただ四季に見下ろされているだけ。
「…えっ、、と、その、、、
四季!一緒に帰ろうぜ!」
俺は誤魔化そうと笑顔を浮かべた。これ以外に方法思いつかないし…
すると…
「……ぅん。」
頷きながら、小声で反応する四季。
(あれ、意外と変に思われてない…?
もしかしてセーフ…?)
なあんて、阿呆っぽい考えを浮かべながら立ち上がると
「…ところで。さっきは、その…、ひざまづきながらなにしてたの…?」
モジモジしながら如何にも気まずそうに尋ねてくる四季。
((でっ、ででで、ですよねえええええええええええええ))
「えっ、や、そのお…ですね、」
「…?」
「…はっ…、
あ、そうそう。俺さっき電柱に足ぶつけちゃってさあ」
咄嗟に理由を思いつき、あはは~と冷や汗をかきながら述べる。
「……」
こんな距離で電柱に足ぶつけるなんて、そうそう有り得ないし、少し疑っている様子だ。まぁ、そりゃあ当然。
くそ…、いけるか…?
「…そうなんだ。電柱。痛いから、きをつけなよ。」
「あ、あぁ!」
よしっ!
「じゃあ行こうか!」
「…」
無言で頷く四季、さっきから小声だったりモジモジしてたり、
もしかしなくても緊張しているのか?
俺はただ、こいつの秘密を暴こうってのに、、、
「ええと、そんな緊張しなくていいからさ!
ほら、中学の時とかたまあに話してた時あったろ?いつも通りのテンションでいいんだぜっ?」
何で俺はこいつの気遣いなんてしてるんだ?
馬鹿らしい。
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