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第十章 やっと言えた気持ち 何よりも大事なモノ
第73話 だけど......これからは......。 * (ショウ視点)
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2人の息づかいが部屋の中に響く。
ベッドの軋んだ音、タイアンさんの香り、温度、早く中に欲しいのに、タイアンさんはもどかしい程に優しく俺に触れる。
入っていた指が俺のイイ所を掠った。
「んっアーっ」
俺の甲高い声が更に部屋内に響く。
恥ずかしくて思わず自身の口に手を当てた。
「声を聞かせてくれ、ショウ」
タイアンさんの良い声がズクンと俺の奥を刺激した。
その声と同時に俺はイッてしまった。
もう、恥ずかしすぎで俺は声を失い、真っ赤になってしまった。
タイアンさんはそんな俺を見てクスリと笑い「可愛いなっ」と耳元で呟いた。
俺の小振りのペニスは再び元気になった。
タイアンさんはやはり慣れている。
俺は少し悔しくて、噛みつく様にタイアンさんにキスをした。
「早く、早く欲しい。もう、我慢できない。頂戴、中に……」
俺は必死だった。
今までタイアンさんが抱いてきた誰よりも俺がタイアンさんの近くに行きたい。
タイアンさんは、大魔は俺のモノだ。
俺は必死すぎて目に涙も溜まっていたと思う。
「ショウ、くそう……あまり煽るな。そんな可愛い事、言ったら理性が無くなってしまうだろう?」
そう言いながらタイアンさんの大きなソコが俺の穴に当たった。
まだタイアンさんは入れてこない。
タイアンさんのソコは大きくてドクドクしてて、俺の中も期待する様に熱くなった。
「焦らさないで……、おかしくなっちゃう……っ」
俺は早く欲しくて腰を淫らに動かした。
少しタイアンさんのペニスが中に入ってきた。
少し入った事で俺とタイアンさんの魔力が融合したのかもしれない。
中が熱くて、早く欲しくてたまらなくなった。
俺は自分から求める様に腰を沈めた。
タイアンさんのペニスが俺の奥の一番イイ所にあたった。
「イイっ……アーー」
「クッ」
俺が離さない時いう様に思い切り締めてしまったからタイアンさんの苦しそうな声が漏れた。
「ショウ、ショウ」
そう言いながらタイアンさんが腰を動かし始めた。
俺も腰を揺らされながら快感に身をゆだねていた。
「アッアッアッアッアッ」
「ハッハッハッハッハッ」
俺とタイアンさんの声、息づかい、激しく揺れるベッドの音。
気持ち良くて、嬉しくて俺達は時間の許す限り身体を重ねた。
お互いを欲する様に激しい口付けを交わした。
素直に慣れずすれ違い、思い込み、結ばれなかった俺達がやっと心から結ばれる事が出来た。
******
俺達は結ばれた。
と言いたい所だがまだ問題はいっぱいあった。
「タイアンさん、あの……子供、作んなきゃなんだよね?」
そうだ。
タイアンさんはこの国の人に、子供を作る事も求められていた。
この国の人はなんと男でも子供を産む事が出来るらしいけど俺はこの国の人間ではない。
上では子供を産むのは女性だった筈だ。
俺は世間知らずだから本当の所は分からないが……。
「そんな事を気にする必要はない。元々、魔物化する謎を解く為、俺の血の繋がった子を魔国民から欲せられていただけだ」
「だけど……」
「俺の後継者はむしろ誰でも良い。他の兄弟の子でも良いし、孤児院でショウに特に懐いている子を養子に迎えても良い」
その言葉を聞いて、俺は嬉しかった。
俺は結ばれたとしても、これからもずっと一緒にいる事は難しいと思っていたから……。
「だいたい、俺はショウ以外は勃たないからショウ以外と子供を作る事は……もう無理だ」
そう耳元で言われ、俺の中が期待する様に熱くなった。
「あ……、えっとリュウとアラン達は? どうしたの?」
俺は恥ずかしさを誤魔化す様に、リュウとアランの行き先を訪ねた。
「アイツらは今、上に上がっている」
そうそう、リュウは俺とタイアンさんをマッサージ店で攻撃した後、意識不明で倒れていたらしい。
そして上の国王様のおられる宮殿で囚われていたらしい。
囚われていたと言ったら人聞きが悪いか……。
だけど……リュウの話だと監禁されていた様だ。
その間、リュウは意識がなかったし、意識が戻った途端、転移を使いアランの元に駆けつけ、あの事件が起こったみたいだから監禁も意味がなかったのだけど……。
まあリュウは勇者の力があったし、どういう意味で監禁していたのか分からないが……。
今日はその後始末に行っているらしい。
「って、リュウもアランも、大丈夫なの?」
俺は驚き慌てながらタイアンさんに詰め寄った時、目の前にアランを抱き抱えたリュウが現れた。
「どうだったんだ?」
タイアンさんの声かけに少し渋い顔をしながらリュウが話始めた。
上の人達も例の優しい雨の影響で、邪気を含む魔力が変化し始めているらしい。それに伴い、性格も柔らかくなっている様に感じたとの事だった。
だが、自分勝手に話を進め様とする所はまだどうにも抜け切れてはいないし、全ての邪気が消え去った訳でもないらしい。
だが、数人、上の世界のお偉いさんの中に話の分かる人がいたらしい(後々、知ったのだが、それは俺があのアースさんのマッサージ店で施術した事がある常連様がただったらしい)。
その方々と相談し、例の俺とアランが広め様とした商品を上でも広める事にしたのだそうだ。
そして、タイアンさんもリュウにも、俺とアランの魔力が行き渡ってきたのか、髪色が元の色の中に混じる様に黒色に根本だけ変わってきていた。
それに伴い、リュウとタイアンさんにも、俺やアランの様に、この世界の人の魔力を邪気を抜き去る能力を開花させる事が出来てきた。
皆の思いが相乗効果を生み良い方向に進み出してきた。
リュウともあの後ゆっくり話をした。前世を含め、俺を傷つけてしまったと謝られた。
リュウは俺に執着していた事もあった様だけど……本当に自分にとって大事だった人は誰だったか気づけた様だ。
色々な事が前向きに進みだした。
だけど……まだまだ問題は山積み……。
でも、俺の隣には大好きな人がいる。
この世界も、少しずつ明るくなってきた。
これからも俺の生活は続いていく。
だけど、これからは……。
魔王のアイツは遠くない 嫌われてない 違う意味で戦える俺の……異世界転生生活。
了
ベッドの軋んだ音、タイアンさんの香り、温度、早く中に欲しいのに、タイアンさんはもどかしい程に優しく俺に触れる。
入っていた指が俺のイイ所を掠った。
「んっアーっ」
俺の甲高い声が更に部屋内に響く。
恥ずかしくて思わず自身の口に手を当てた。
「声を聞かせてくれ、ショウ」
タイアンさんの良い声がズクンと俺の奥を刺激した。
その声と同時に俺はイッてしまった。
もう、恥ずかしすぎで俺は声を失い、真っ赤になってしまった。
タイアンさんはそんな俺を見てクスリと笑い「可愛いなっ」と耳元で呟いた。
俺の小振りのペニスは再び元気になった。
タイアンさんはやはり慣れている。
俺は少し悔しくて、噛みつく様にタイアンさんにキスをした。
「早く、早く欲しい。もう、我慢できない。頂戴、中に……」
俺は必死だった。
今までタイアンさんが抱いてきた誰よりも俺がタイアンさんの近くに行きたい。
タイアンさんは、大魔は俺のモノだ。
俺は必死すぎて目に涙も溜まっていたと思う。
「ショウ、くそう……あまり煽るな。そんな可愛い事、言ったら理性が無くなってしまうだろう?」
そう言いながらタイアンさんの大きなソコが俺の穴に当たった。
まだタイアンさんは入れてこない。
タイアンさんのソコは大きくてドクドクしてて、俺の中も期待する様に熱くなった。
「焦らさないで……、おかしくなっちゃう……っ」
俺は早く欲しくて腰を淫らに動かした。
少しタイアンさんのペニスが中に入ってきた。
少し入った事で俺とタイアンさんの魔力が融合したのかもしれない。
中が熱くて、早く欲しくてたまらなくなった。
俺は自分から求める様に腰を沈めた。
タイアンさんのペニスが俺の奥の一番イイ所にあたった。
「イイっ……アーー」
「クッ」
俺が離さない時いう様に思い切り締めてしまったからタイアンさんの苦しそうな声が漏れた。
「ショウ、ショウ」
そう言いながらタイアンさんが腰を動かし始めた。
俺も腰を揺らされながら快感に身をゆだねていた。
「アッアッアッアッアッ」
「ハッハッハッハッハッ」
俺とタイアンさんの声、息づかい、激しく揺れるベッドの音。
気持ち良くて、嬉しくて俺達は時間の許す限り身体を重ねた。
お互いを欲する様に激しい口付けを交わした。
素直に慣れずすれ違い、思い込み、結ばれなかった俺達がやっと心から結ばれる事が出来た。
******
俺達は結ばれた。
と言いたい所だがまだ問題はいっぱいあった。
「タイアンさん、あの……子供、作んなきゃなんだよね?」
そうだ。
タイアンさんはこの国の人に、子供を作る事も求められていた。
この国の人はなんと男でも子供を産む事が出来るらしいけど俺はこの国の人間ではない。
上では子供を産むのは女性だった筈だ。
俺は世間知らずだから本当の所は分からないが……。
「そんな事を気にする必要はない。元々、魔物化する謎を解く為、俺の血の繋がった子を魔国民から欲せられていただけだ」
「だけど……」
「俺の後継者はむしろ誰でも良い。他の兄弟の子でも良いし、孤児院でショウに特に懐いている子を養子に迎えても良い」
その言葉を聞いて、俺は嬉しかった。
俺は結ばれたとしても、これからもずっと一緒にいる事は難しいと思っていたから……。
「だいたい、俺はショウ以外は勃たないからショウ以外と子供を作る事は……もう無理だ」
そう耳元で言われ、俺の中が期待する様に熱くなった。
「あ……、えっとリュウとアラン達は? どうしたの?」
俺は恥ずかしさを誤魔化す様に、リュウとアランの行き先を訪ねた。
「アイツらは今、上に上がっている」
そうそう、リュウは俺とタイアンさんをマッサージ店で攻撃した後、意識不明で倒れていたらしい。
そして上の国王様のおられる宮殿で囚われていたらしい。
囚われていたと言ったら人聞きが悪いか……。
だけど……リュウの話だと監禁されていた様だ。
その間、リュウは意識がなかったし、意識が戻った途端、転移を使いアランの元に駆けつけ、あの事件が起こったみたいだから監禁も意味がなかったのだけど……。
まあリュウは勇者の力があったし、どういう意味で監禁していたのか分からないが……。
今日はその後始末に行っているらしい。
「って、リュウもアランも、大丈夫なの?」
俺は驚き慌てながらタイアンさんに詰め寄った時、目の前にアランを抱き抱えたリュウが現れた。
「どうだったんだ?」
タイアンさんの声かけに少し渋い顔をしながらリュウが話始めた。
上の人達も例の優しい雨の影響で、邪気を含む魔力が変化し始めているらしい。それに伴い、性格も柔らかくなっている様に感じたとの事だった。
だが、自分勝手に話を進め様とする所はまだどうにも抜け切れてはいないし、全ての邪気が消え去った訳でもないらしい。
だが、数人、上の世界のお偉いさんの中に話の分かる人がいたらしい(後々、知ったのだが、それは俺があのアースさんのマッサージ店で施術した事がある常連様がただったらしい)。
その方々と相談し、例の俺とアランが広め様とした商品を上でも広める事にしたのだそうだ。
そして、タイアンさんもリュウにも、俺とアランの魔力が行き渡ってきたのか、髪色が元の色の中に混じる様に黒色に根本だけ変わってきていた。
それに伴い、リュウとタイアンさんにも、俺やアランの様に、この世界の人の魔力を邪気を抜き去る能力を開花させる事が出来てきた。
皆の思いが相乗効果を生み良い方向に進み出してきた。
リュウともあの後ゆっくり話をした。前世を含め、俺を傷つけてしまったと謝られた。
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だけど……まだまだ問題は山積み……。
でも、俺の隣には大好きな人がいる。
この世界も、少しずつ明るくなってきた。
これからも俺の生活は続いていく。
だけど、これからは……。
魔王のアイツは遠くない 嫌われてない 違う意味で戦える俺の……異世界転生生活。
了
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