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1章
17話 魔族アモン
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新手の魔族の出現に皆警戒を強めた。
すると魔族の男は両手をあげ、敵意は無いことを示しながら口を開いた。
「剣を納めてください。我々はあなた方と戦う意思はありません。むしろその者を討っていただいたことに感謝と。その者たちが起こした騒動について謝罪させていただきます」
皆は信用できないと警戒を強めたままだったが、魔族の男はそのままでも構わないと言い話を続けた。
「その者たちは人間領を乗っ取らんとする魔族領の強行派集団、マナリスという組織の者です。私はある方の命により、兵を率い人間領に抜け出した彼らの動向を探っておりました。先日この街を襲う計画を立てているとの情報を掴んだので戦禍に紛れて賊をすべて討とうとここへ参った次第です」
ハルトはその言葉を聞き、若干の苛立ちを覚えたが冷静に返した。
「それを信じろというのか?攻め入る前に何か止める手段もあったんじゃないのか?」
「すでに街に人間のふりをして紛れている者が半数ほどいたので、行動の前に止めた場合、そこに転がっているキールのような完全な人化を使える者を取り逃がす恐れがありましたので。それに、魔族の私がこの街に魔族の潜伏者がいるから注意してくれと伝えに来たとして、それを信じてもらえると思いますか?もしその話を信じてもらえたとしても簡単に見破る手段がありません。住民一人一人を鑑定を使える者がチェックしていくわけにもいかないでしょう」
男の話には一応筋が通っている。皆黙って聞いていた。
「……」
「先ほど残っていた残党は仕留めたと我が部下から報告がありました。ですのでここに倒れている魔族の死体を回収したら私は失礼します」
「まて!今後またそのマナリスの者が攻めてくるかもしれないなら、敵出ないというならば協力は出来ないのか?もっと詳しい話を聞かせて欲しい」
「……いいでしょう。あなたほどの実力があれば協力者としても十分です。後程使いの者を出しますのでこの街の宿でお待ちください。私の名でこの町一番の宿の部屋を手配させておきます。それでは失礼します」
そういうと男は床に散らばっていた魔族の死体をすべて異空間に回収し。一瞬でその場から消え去ってしまった。
「一体何だったんだよ……」
「あー、あたしもう疲れた!かえりたい!」
「ハルト殿のおかげで命拾いした!ありがとう!」
「はぁ~。疲れましたわ」
「僕たちもギルドへ報告したら宿へ向かいましょうか」
ルッツ達はハルトに礼を言って去って行った。
その後ケビンが深々とハルトとルナに頭を下げた。
「ちょっと!顔をあげてくださいよケビンさん!」
「いや、お二人が来なければあのキールという魔族に全滅させられていたかも知れません。本当に助かりました」
うーん。俺らが来なくてもさっきのアモンって人が来て助かったとは思うけども……。
「そこでギルドにこのことを報告させてもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」
「俺は冒険者として長くやっていくつもりはないけど……それはケビンさんに任せるよ」
「わかりました。それではまた今度ギルドにお越しください」
そういうとケビンも去って行った。
「ふぅー。なんか偉い面倒なことに巻き込まれちゃいそうだな」
「ご主人様かっこよかったです!」
「私も見たかったです!!」
袋の中からルシアの声も聞こえた。
「でも……もうあんな無茶なことはしないでください」
ルナが涙を浮かべながらハルトに抱き着いてきた。
「炎熱には耐性があるのは以前ロンドの工房を作ったときに窯に火入れをしたりするとき気が付いてたんだ。あそこまでの火力でも無傷でやり過ごせるとは流石におもってなかったけどな」
ハルトはルナの頭をなでながら落ち着かせた。
「とりあえず、宿に向かうとするか」
魔族がこの街で宿の手配を出来るってことは、あのアモンの部下にもキールみたいに人に紛れている奴がいたってことだよな。
完全に信用は出来ないな。
すると魔族の男は両手をあげ、敵意は無いことを示しながら口を開いた。
「剣を納めてください。我々はあなた方と戦う意思はありません。むしろその者を討っていただいたことに感謝と。その者たちが起こした騒動について謝罪させていただきます」
皆は信用できないと警戒を強めたままだったが、魔族の男はそのままでも構わないと言い話を続けた。
「その者たちは人間領を乗っ取らんとする魔族領の強行派集団、マナリスという組織の者です。私はある方の命により、兵を率い人間領に抜け出した彼らの動向を探っておりました。先日この街を襲う計画を立てているとの情報を掴んだので戦禍に紛れて賊をすべて討とうとここへ参った次第です」
ハルトはその言葉を聞き、若干の苛立ちを覚えたが冷静に返した。
「それを信じろというのか?攻め入る前に何か止める手段もあったんじゃないのか?」
「すでに街に人間のふりをして紛れている者が半数ほどいたので、行動の前に止めた場合、そこに転がっているキールのような完全な人化を使える者を取り逃がす恐れがありましたので。それに、魔族の私がこの街に魔族の潜伏者がいるから注意してくれと伝えに来たとして、それを信じてもらえると思いますか?もしその話を信じてもらえたとしても簡単に見破る手段がありません。住民一人一人を鑑定を使える者がチェックしていくわけにもいかないでしょう」
男の話には一応筋が通っている。皆黙って聞いていた。
「……」
「先ほど残っていた残党は仕留めたと我が部下から報告がありました。ですのでここに倒れている魔族の死体を回収したら私は失礼します」
「まて!今後またそのマナリスの者が攻めてくるかもしれないなら、敵出ないというならば協力は出来ないのか?もっと詳しい話を聞かせて欲しい」
「……いいでしょう。あなたほどの実力があれば協力者としても十分です。後程使いの者を出しますのでこの街の宿でお待ちください。私の名でこの町一番の宿の部屋を手配させておきます。それでは失礼します」
そういうと男は床に散らばっていた魔族の死体をすべて異空間に回収し。一瞬でその場から消え去ってしまった。
「一体何だったんだよ……」
「あー、あたしもう疲れた!かえりたい!」
「ハルト殿のおかげで命拾いした!ありがとう!」
「はぁ~。疲れましたわ」
「僕たちもギルドへ報告したら宿へ向かいましょうか」
ルッツ達はハルトに礼を言って去って行った。
その後ケビンが深々とハルトとルナに頭を下げた。
「ちょっと!顔をあげてくださいよケビンさん!」
「いや、お二人が来なければあのキールという魔族に全滅させられていたかも知れません。本当に助かりました」
うーん。俺らが来なくてもさっきのアモンって人が来て助かったとは思うけども……。
「そこでギルドにこのことを報告させてもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」
「俺は冒険者として長くやっていくつもりはないけど……それはケビンさんに任せるよ」
「わかりました。それではまた今度ギルドにお越しください」
そういうとケビンも去って行った。
「ふぅー。なんか偉い面倒なことに巻き込まれちゃいそうだな」
「ご主人様かっこよかったです!」
「私も見たかったです!!」
袋の中からルシアの声も聞こえた。
「でも……もうあんな無茶なことはしないでください」
ルナが涙を浮かべながらハルトに抱き着いてきた。
「炎熱には耐性があるのは以前ロンドの工房を作ったときに窯に火入れをしたりするとき気が付いてたんだ。あそこまでの火力でも無傷でやり過ごせるとは流石におもってなかったけどな」
ハルトはルナの頭をなでながら落ち着かせた。
「とりあえず、宿に向かうとするか」
魔族がこの街で宿の手配を出来るってことは、あのアモンの部下にもキールみたいに人に紛れている奴がいたってことだよな。
完全に信用は出来ないな。
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