ムメイさんはモブ以上にはなりたくない!

高央みくり

文字の大きさ
20 / 20
ルイキの休日、行き先はまさかの魔神狩り?

ムメイさんはモブ以上にはなりたくない!#20

しおりを挟む
「そうだ。次の一撃で全てが終わる。とっとと終わらせて屋敷に帰るぞ」
絶対絶命!な危機的状況かと思いきや、ムメイさんには何やら秘策があるらしかった。
「終わらせるってどうやって?生身でどうやって戦うって言うんです?」
俺が訊ねるとムメイさんはため息をつきながら、俺の斜め後ろのあたりを指差した。
「お前、さっき武器もないのにって言ってたけど武器ならそこに落ちてるだろ」
え?武器?
ムメイさんは折り重なっていたツタの隙間から何かを取り出した。茶色くて適度に細くて、どこにも落ちていそうな……あ、さっき俺がふっ飛ばしちゃった木の棒。
ムメイさんはコンコンと軽く手のひらの上で木の棒を叩くと、その木の棒を魔神の方に向けた。
「あの魔法は溜め魔法だ。打つまでに時間がかかる分、威力も高い。それにあの魔神の言う通りなら、あの魔法をくらったやつの生命エネルギーを魔力に変えちまうんだろ?……なら、私はそれを利用する」
さっきよりもさらに大きくなった黒い塊に対してムメイさんは垂直になるような位置で立った。俺を自分の真隣にしゃがませる。
「あぶねーから頭は一応守っとけよ。チェーンの長さは余裕あるしこれなら届くだろ」
言われるがまま、俺は手錠のない方の手で自分の頭の上に手を乗せる。ムメイさんと手錠で繋がったまま、ぶらんと持ち上げられた右腕。
いったい何をするつもり?
しゃがんだ体勢のまま、俺はムメイさんの方を盗み見た。さっきの剣を構える時のような立ち方とは違って、腰を低く落とした体勢。この体勢ってもしかして?そう思った直後、魔神から黒い球がついに放たれた。
「死んで詫びろ人間!我が復活の礎となれ!」
こちらに向かって飛んでくる、重みのある黒くて禍々しい円球。それを迎え撃つように、ムメイさんは木の棒を大きく振りかぶった。
「まあ、黙って見てろって」
ズズンッ!
野球のバットの要領で振られた木の棒のど真ん中に巨大な球はヒットした。重厚感ある球はまるで鉄球のようにも見えた。普通の木の棒だったらこのまま折れている……でも攻撃力だけじゃなく、耐久力も増幅させてあるこの最強の木の棒なら、たとえ魔神の闇魔法でも耐えてしまうほどの耐久力がある。
闇魔法の重みでズリズリと後ろに下がってしまう足を踏ん張って、ムメイさんは勢いよくバットを振り切った。
「いっけええええ!!!」
ヒット!!バッター・ムメイによって打ち返された鋭い打球は魔神の繭のど真ん中に向かって飛んでいく。
まさか自分が打った球を打ち返されるなんて、ピッチャー・魔神は思っていなかったらしい。
「何?!貴様如きに我の最上級魔法が止められるなどありえぬ!ありえるはずがなっ……」
繭に直撃する寸前、そう狼狽える声が聞こえた。
メリメリメリッ!
被弾した球は魔神のど真ん中に見事命中。命中した黒い球は渦を巻きながら、まるでブラックホールのように魔神の魔力を吸い込んでいく。
「クァッ!!!ウガァアッ!!!!」
もがき苦しむように魔神はツルをくねらせた。あの魔法がどんな威力だったのかは、のたうちまわるような魔神のツルの動きからも想像できる。あんなものが俺たちに当たっていたらと思うと恐ろしい。
繭を固定するように、あちこちに蔦を張り巡らせていたあの魔神に逃げ場などどこにもなかった。魔力を根こそぎ奪われて実態を保てなくなった魔神は、黒い渦と共に呆気なく姿を消した。それと共に周囲を覆っていた蔦も枯れるように消えた。
お、終わった?本当にこれで終わった?
恐る恐る顔を上げるとムメイさんと目があった。うーんと背伸びをしてから、俺に向かって手を差し出してみせる。
「いつまで座ってんだよ。終わったんだからとっとと帰るぞ」

ムメイさんはモブ以上にはなりたくない!#20

魔神を倒した後、俺たちはエルシャさんたちが過ごしていたあの部屋に戻り、帰る支度をしていた。エルシャさんはまだ目覚めていないけど、ムメイさん曰く、ありったけの魔力を奪われた反動からすやすやと眠っているだけらしかった。
部屋に置かれていたトランクに入っていたという荷物を詰め直す。あのゲーム機の電源は動力源だった魔法石を失ったからか電源が入らなくなっていた。
魔族の女の子はブツブツと文句を言いながらもムメイさんの手によって作業を手伝わされていた。時々二人で言い争いを始めるからめんどくさいけど。……まあ、人手的にも二人よりは三人の方が早いしそっちの方が助かるんだけどね。
「そういえばそのトランクって結局誰のなんだ?」
トランクに畳んだ服を詰め込みながらムメイさんが言った。
たしかに。入ってたのは男物の服ってことは魔族の女の子のものでもないよね。じゃあいったい誰の?
「あー、あのトランク?アタシも誰のヤツかは知らない。魔法石の回収と塔の管理をしろって命じられただけたからさぁ……」
そこまで言いかけて魔族の女の子の顔が真っ青になった。
「どーしよ?!魔神倒されちゃったってコトは、アタシ、魔界に帰らなきゃじゃん?!ヤダヤダヤダーッ!魔界になんか帰りたくなーい!ヤンと離れ離れになる気なんかないし、あの性悪女にこき使われる生活に逆戻りはイヤーーーッ!」
魔族の女の子はジタバタと駄々っ子のように地面に寝っ転がって暴れた。
「性悪女?」
ムメイさんが聞き返すと魔族の女の子はころんと寝返りを打ち、うつ伏せの状態で頬杖をついて話し始めた。
「そ!性悪クソババー!どんな手を使ったんだか知らないけど、王様に気に入られたとかで王族の出身でもないのにいきなり魔界の女王として王宮に取り入られてさあ。いつも踏ん反り返ってて偉そうだし、人のコト平気でこき使うわ、気に入らないヤツはすぐオシオキとか言って痛いコトするわで最悪じゃん?!みんな騙されてるんだよ!美しくて、おっぱいデカいだけなのに!」
美しくて巨乳の魔界の女王様……俺の脳内で、仮面を付けてピチピチな服を着て鞭を振るう女の人の姿が浮かんだ。あっちの世界にいた頃に同級生が見せてきた『踏まれたくなる!ドSなムチムチ調教師お姉さん特集』に載ってた女の人。魔界の女王様だからそっち系の女王様じゃないとはわかってるけど。
それにしてもパワハラに体罰、魔界はブラックだなあ。
「うう~っ、なんて報告すれば痛い思いをしなくて済むワケ?『トランクの回収と魔神の復活までは成功しましたが、手錠で繋がれたおかしな二人組が突然現れて、そいつらに木の棒だけで魔神を討伐されました』なんて報告をしたところで誰が信じるの?『もっとマシな言い訳をしろ!』ってまた鞭でぶたれるに決まってるじゃん~?!」
魔族の女の子は顔を腕に埋めて、足をバタバタとばたつかせた。イヤイヤ期の幼い子どもみたいだな。
てか"手錠で繋がれたおかしな二人組"か。そうだよなあ。何も知らない人からしたらやべー奴って思われてもおかしくないよな。
「ふーん」
ムメイさんは胡座をかいている足の上に頬杖をつきながら相槌をうった。なにか考えごとでもしてるみたいだな。
「そういやお前さっきさ、魔界に帰らなきゃって言ってたけどどうやって帰るつもりなんだ?お前レベルの低級悪魔じゃ、転送魔法なんか使えないだろ?」
「そう。アタシは転送魔法は使えないから、メッセージ魔法で報告して上の人に迎えに来てもらうの。……ていうか低級悪魔って言うな!レベッカちゃんはまだ魔界の悪魔の中の下っ端の下っ端だけど、これから女王様をギャフンと言わせられるくらいつよつよの悪魔になるんだから!」
魔族の女の子はキッっとムメイさんのことを睨みつけた。
メッセージ魔法っていうと、メールみたいなものかな?
「報告ってメッセージ魔法を送るだけ?」
「そうだけど?塔と魔神の状況を定期的にメッセージ魔法で魔界に報告するの。ほとんど「異常なし」の一言くらい。魔界からこっちの世界へ移動するには上位の転送魔法を使う必要があるから魔界の人がわざわざ見に来ることもない。だからエルシャのことも報告してない。アタシが勝手な事をしたことがバレたらオシオキが待ってるからね」
「ふーん」
気のない返事をしてるけど、ムメイさんの口の端が少し上がってるように見える。あ、やっぱりなんか悪いことを考えてたな、これ。
「女王様とも離れられるし、報告だけならアタシの自由度が高そうだからこの任務やってたんだよね。まあ、アンタらのせいでその生活も今日で終わりだけど!」
魔族の女の子はワッと腕の中に顔を埋めて泣き出した。
こういう弱みにつけ込むのがムメイさんだ。
ムメイさんは女の子の前まで歩いて行ってしゃがみ込むと、トントンと女の子の頭を人差し指でつついた。
「今日で終わらせなきゃ良いだろ」
「どうやって?」
魔族の女の子は涙でぐちゃぐちゃの顔で聞き返す。ムメイさんはニッと口の端を持ち上げ、たくらみ顔で笑った。
「隠蔽すんだよ。エルシャの報告をしなかった時みたいにな。どうせお前任せで誰も見に来ねーんだろ?すぐにはバレねーだろ。塔の外から中の魔力の変化なんかわからないんだから」
あ、悪魔の囁きだ~!
なるほどな。塔の性質上、塔の中の魔力は外に漏れないから、たとえ魔神が倒されて魔力が失われたとしてもそれを外から感知することは不可能……!
「お前はこれからも報告業務を遂行するだけ。塔に魔神はもういないけどな。バレないようにいつも通りを装えよ。そうすればお前は帰らなくて済むだろ?」
この人メイドじゃない。魔族の女の子よりもムメイさんの方がよっぽど悪魔に向いてると思う。
魔族の女の子の表情がパァッと明るく晴れていく。魔族の女の子は涙を腕で拭うと、ムメイさんの両手を握った。
「……その手があったか!アンタ、めっちゃイイ奴じゃん!アタシが帰らなくてもイイ方法を考えてくれるなんて!」
いいえ。この人、自分がやった事を隠蔽するために都合のいい事を言ってるだけです。嘘がバレる前に、早く報告した方が魔族の女の子が大変な思いをしなくて済むんじゃないかなと俺は思います。『てめーは余計なこと言うんじゃねーぞ』と言わんばかりのムメイさんの鋭い視線を感じるので俺は何も言いませんが。
ムメイさんはうんうんと満面の笑みで頷くと、魔族の女の子に向かって小指を突き出した。
「だろ?そのかわり約束しろよ。もしバレても知らないフリをしろ。私たちが討伐したって絶対に言うなよ。目を離した隙に侵入者にやられましたって言うんだぞ。わかったな?」
「うん!」
ああ、悪魔の誘いに乗ってしまうのか。
差し出された小指を笑顔で結ばせる二人の光景は何も知らない人から見れば女の子がニコニコしながら約束をし合う微笑ましい光景に見えるんだろうけど、全てを知ってる俺からしたら悪魔と契約を結んだシーンにしか見えません。
ムメイさんはまたこうして自分がしでかしたことを隠蔽するのでしょう。そしてこれでまた俺の平穏な異世界生活も約束された。魔神が大暴れしてこの世界が大変なことになるくらいなら、こうして平穏な生活が続く方がマシかもしれない。……ハードすぎる一日を過ごした今ならそう思えてくるけどね。



俺たちは魔族の女の子に案内してもらい、塔とつながる地下通路から外に出た。ここからなら入り口の門番と鉢合わせる心配も、あの通路にうじゃうじゃいたヘビたちと遭遇する心配もない。それでもムメイさんは塔から離れるまで手錠を外したがらなかった。同じ建物の中にいる以上、絶対に寄ってこないという確証が無いかららしい。どれだけ疑り深いんだ。
地下通路の先は森の中にあった小屋と繋がっていた。こんなところにもう一つ入り口があったなんて想像もつかなかったな。
エルシャさんは目覚めるまで魔族の女の子に委ねられることになった。ムメイさんの転送魔法でエルシャさんの屋敷まで送って行くこともできたけど、それを本人は望まないかもしれないからということで保留になった。
別れ際、魔族の女の子に尋ねられた。
「そういえばアンタらただの使用人じゃないよね?本当は何者なの?」
俺たちは顔を見合わせた。それからムメイさんはくるりと魔族の女の子方を向くと、シーッと口元に人差し指を立ててみせた。
「いいや、ただの使用人だよ。休日にちょっと遠出しただけさ」
こうして俺の長いようで短かった、休日が終わった。……とはいえ、気がかりなことがいくつか残っている。魔族の女の子から色々と聞き出した結果、わかったことだ。
魔族の女の子が魔界の女王様から命じられた任務は「魔法石の回収と塔の管理」。塔の外にも見張りはいたけど魔族の女の子曰く、「アタシは塔の中の管理を命じられたから外の二人は知らなーい」だそうで。だとすると外の見張りは、塔の中への侵入者を防ぐための見張りということになる。いつも小屋側の通路を使ってるから外の見張りの二人とは面識もないらしいので、恐らく外の二人は塔へ入ることは許されていない。そうなると別の入り口まで作られてるし、中で何が起きているのかすらわかってないガバガバ警備ってことになるけど。
それからあのヘビのこと。魔族の女の子の話によれば、通路のあちこちにいたヘビは外からの侵入者向けに魔界側が用意したものだそうだ。とはいえ、外には常時見張りがいるので侵入者なんて今の今まで一人もいなかったらしいけど。でも侵入者向けにモンスターまで用意するなんて、あまりにも用意周到すぎないか?魔神復活の計画がバレても妨害出来るように策が練られていたとも考えられる気がする。
魔界側が魔神を何の目的で目覚めさせようとしたのか。魔族の女の子は下っぱの下っぱだからそういうことは何もわからないって言ってたけど、水面下で何かが進められているのかもしれない。ムメイさんは気づいているのか気づいてないのか知らないけれど、もしかしたらとんでもないことに足を突っ込みつつあるのでは……?と俺は思わずにはいられなかった。守られたと思っていた平穏な生活は案外長くは続かないのかもしれない。俺としては俺の中の何か秘められた力とかが目覚めるまでは、こういうバトルファンタジー路線よりは、(ムメイさん以外がヒロインの)ラブコメ路線の流れになってくれた方がありがたいんだけどね。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!

しののめ あき
ファンタジー
旧題:最強チート承りました。では、我慢はいたしません! 神託が下りまして、今日から神の愛し子です!〜最強チート承りました!では、我慢はいたしません!〜 と、いうタイトルで12月8日にアルファポリス様より書籍発売されます! 3万字程の加筆と修正をさせて頂いております。 ぜひ、読んで頂ければ嬉しいです! ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 非常に申し訳ない… と、言ったのは、立派な白髭の仙人みたいな人だろうか? 色々手違いがあって… と、目を逸らしたのは、そちらのピンク色の髪の女の人だっけ? 代わりにといってはなんだけど… と、眉を下げながら申し訳なさそうな顔をしたのは、手前の黒髪イケメン? 私の周りをぐるっと8人に囲まれて、謝罪を受けている事は分かった。 なんの謝罪だっけ? そして、最後に言われた言葉 どうか、幸せになって(くれ) んん? 弩級最強チート公爵令嬢が爆誕致します。 ※同タイトルの掲載不可との事で、1.2.番外編をまとめる作業をします 完了後、更新開始致しますのでよろしくお願いします

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました

藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。 逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、 “立て直す”以外の選択肢を持たなかった。 領地経営、改革、そして予想外の縁。 没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。 ※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。

悪役令嬢の騎士

コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。 異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。 少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。 そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。 少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

処理中です...