9 / 27
第9話
しおりを挟む
ザイン達との時間合わせのため、途中馬の足を緩めたロン達。ロカがふと、共通の疑問を持ち出す。
「ザインは、ネズミを見たのではないですね。きっと」
「そんなことは解っている。だが、そんなことは問題じゃない。身体中の傷だって、訓練なんかの傷じゃない。あれはホンモノだ」
ロンは、ザインが真意を語ってくれないことに対して、少々不満気だった。
「じゃが、そんなことも問題ではない。なぜ戦場にいたことを隠す必要があるかじゃ。しかし、バスタランダ子爵殿も、少年兵とは惨い事をなさる」
ジーオンは感慨深く首を横に振りながら、顎髭を撫でて気分を落ち着かせる。
国を守るために、戦争に志願することはそう珍しくはない。だが、少年兵ともなれば、志願などという言葉では片付けられない。ノーザンヒルが其処まで兵力に困窮していたとは、ジーオンも聞いていない。
そんな状況で、少年であった彼が戦場に刈り出された理由が何かである。彼らには知る由もなかった。
「だが、ザインは良い奴だ」
ロンがそう言うと、二人はニコリと嬉しそうに微笑みコレに賛同する。
「ヒックシン!!」
噂の人物が嚔をする。
「……」
兜に、これでもかと言うほど唾がかかったのを、察知するアインリッヒ。ザインが懸命にそれを拭き取るので、「やはり」と思い、強い咳払いを一つする。
「っかしいなぁ、風邪でもひいたかな?ところで、今日中に着くのか?」
「昼までには着く。奴らは夜に動くから、討つには頃合いだ。幸い奴らの居る森は、そう険しくもない」
気楽と言うわけではないが、道のりはさほど険しいわけでは、無さそうだ。
しばらく走ると、アインリッヒは、ウェストバームに向かう街道ではなく、そこから分岐している山道へと入った。安全且つ近道なのだろう。軽快に走らせていた馬の足をゆるめ、周囲を確認し始めた。
「来たときには夕刻だったからな、よく解らないが、恐らくこの辺りに……」
アインリッヒは、ロードブリティッシュから降りた。ザインも仕方が無く降りる。そして、彼女の足に任せて歩くことにした。ここは、森より少し林に近い。時間帯の関係で周囲が暗かったために、森に思えたのだろう。アジトともなれば、簡単な小屋ぐらいはありそうなものだが、それも無さそうだ。アインリッヒが怒りに猛っていたせいだろう。認識が甘かったようだ。残念ながらアジトはありそうもない。
アインリッヒは、焦げた地面を見つけ、近くで立ち止まり、しゃがみ込み、炭になった木片を拾い上げ、すくりと立ち上がる。
「ザイン。焚き火の後だ。それに血の跡。私は間違いなく此処を通っている」
「ふん。でも、アジトにしちゃお粗末だな。山道にも近い事から、此処にいた連中は、街道への繋ぎか、山道を通る人間を襲うために、配置された連中だろう」
「繋ぎ、というと?」
「ああ、目的はさして変わらないだろうが、街道を荷馬車が通ることを知らせに来た仲間と連絡を取って、アジトに知らせに行くとか……。戦闘って感じゃなくて、荷の撤収を迅速にするためのものとか、そんな感じかな……」
理屈をつけてみるが、今一ピンと来ない。だが、推測が当たると、アジトは間違いなくもう少し奥まったところにあるだろう。馬を一頭全力で走らせて、間に合う距離だ。本体と街道警備隊との接触を恐れてのものなら、迅速な連絡を保つため、それほど遠くはないはずだ。恐らく探せない範囲ではない。ザインは、周囲の足場を探る。
そして、踏み固められた一筋の道を発見する。
「アイン」
ザインはアインリッヒに、一声掛け、その道を歩いて行く。足下を警戒しながらゆっくりと進む。
〈なんか引っかかるんだよなぁ……、これだけの道が出来るほどいたって事は、結構良い場所だったはずだ〉
人の気配が全くないのが気になった。アインリッヒは、正確なアジトを見つけたわけではない。いくら頭の回らない連中でも、先日のアインリッヒの行動を考えると、アジトがバレたか、そうでないかくらいは、判断できる筈である。しかし完全に撤退した感じだ。引き際が鮮やかすぎる。誰かの入れ知恵か?
「ロイホッカーの詩通りには、行かなかったな」
アインリッヒが、無念そうに呟く。
「まぁまてよ。少なからずとも、何でも手がかりってものがある」
ザインは、未だ諦めていない様子で、獣道を歩く。夜では解らなかっただろうが、昼間のおかげで、薄暗いながらも、順調に進むことが出来る。
森が途切れる際(きわ)に来る。道の向こうに崖がありそこに洞穴がある。ザインは、茂みに身を隠し、胸の中からオペラグラスを取り出す。
「へへ、比奴は小さくて軽い。こういう時って、便利なんだよな」
望遠鏡のように高い倍率はないが、一寸した観察ならば、十分に可能である。別に観劇用に持っているわけではない。
しかし、物持ちの良い男であると、アインリッヒが関心したその時だった。
彼の胸の中から、一つのパスケースが落ちる。本人は観察に集中して、その事に気がついていない。
アインリッヒはフェイスガードを上げ、それを拾い上げ、それが何なのかを確認する。どうやら、身分証明書らしい。
〈ユリカ=シュティン=ザインバーム……、女?〉
それから性別の欄を見る。
〈男。エイジ、魔導歴九百四十一年……。血液型O型〉
他人のものなので、声に出して言えないが、確かにそれは、身分証明書だ。そして、男のものだ。だとすると、当たり前だが、コレはザインのものだ。そう言えば、アインリッヒは、ザインを、ザインバームとしか知らない。名前も知らないのだ。自己紹介すら満足にしていない。
「ユリカ」
アインリッヒがそう言うと、ギョッとしたザインの顔が、彼女の法に向く。目を丸くして、冷や汗を掻いている。目は丸くなって、アインリッヒに着目している。
「なんで。オメェ、そんなこと……」
と、知ってはいけないことを知られてしまったような、驚きをしているザインの前に、アインリッヒは身分証明書をちらつかせる。アインリッヒは、特に表情を変えない。
「あ!」
ザインは、胸のポケットをパンパンと叩き、身分証明書がそこにないことを再確認する。それから、強引にアインリッヒからそれを奪い、胸の中にしまう。
「良いな!絶対その名は呼ぶな!」
彼はその名を大分気にしている。理由はアインリッヒが発想したとおり、女っぽい名前だからである。
「くだらん。名前くらいで……、子供ではあるまい。その様子じゃ、満足に自己紹介もできんのだろう?」
ムキになることが、本当に馬鹿馬鹿しいと言いたげに、はっと溜息をつくが、内心少し笑っていた。バカにした意味ではなく。照れているザインが妙に可愛く見えた。
「ブツブツ……」
聞こえないように文句を言いながら、再びオペラグラスを覗くザインだった。
「どうやら、あの穴は人工的に作ったものだな。一応探ってみよう」
どうにか気を取り直したザインは、積極的に洞穴を覗きに行く。正面にたった時に、何かを踏む。その硬さが気になり、しゃがみ込み、足の裏に当たったものを拾い上げ、眺める。
「ダイヤだな」
落ちていたものはそれだけではない。他にも色々な貴金属が落ちている。手際よく感じていたが、逃げ方が荒い。まるで何かにおびえて逃げたような感じだ。再び洞穴へと足を進めるザイン。どさくさに紛れ、ダイヤモンドをポケットに放り込む。アインリッヒはコレをしっかり見ていた。
〈少し、性格が砕けすぎだな……〉
呆れるのと同時に、何となくそう言うところが、彼らしく感じてしまうのだった。
ザインが洞穴に足を一歩踏み入れる。人工的に出来た塒というより、もともと、天然のもののようだ。入り口は、崩れないように形成しなおしたようだ。全体は頑丈な石質ではなく、粘土質が中心で、湿度が高く感じられる。
木組みで補強され、崩れないようにしていることから、彼らは本格的に、この場所を塒としていたようだ。
それに思ったより奥に深そうである。頭を掻きむしったザインが困った顔をしている。深部へ進むと、視界で得られる情報が、少なくなりそうな気配に、参ってしまったのだ。
「ライト!」
するとアインリッヒが、ザインの後方から、蛍程度の小さな光をザインの目の前に放つ。形は小さいが、随分と明るいものだ。
「へぇ、魔法使えんのか?」
「単純なもので、ファイアーボール程度なら、攻撃魔法も使える」
アインリッヒの手を借り、少し奥へと進む。すると、一つの木箱が横倒しになり、中身が飛び出している。やはり、貴金属類だ。
〈何だ?何に怯えていたんだ〉
どのみち、此処には猫の子一匹いそうに無い。完全にあてが外れた。
「ロイホッカーの詩も、宛にはならなかった……か」
ザインも諦めるしかないような口振りで、立ち上がる。
「済まない。私のために、お前に無駄足をさせてしまった」
アインリッヒは、ザインに対し、申し訳なさそうに頭を下げた。
「ま、仕方がねぇさ。任務が終わってから、じっくり……な」
恐らくそのころでは遅すぎる探索になることは、アインリッヒにも解っていた。だが、そう言ってくれるザインが嬉しい。ウインクをして、励ます彼が、不思議に頼りに感じる。なぜか、全てが可能になるような気がした。
譬えウソでも、心が和らぐ。
盗賊退治を諦め、二人はロン達に追いつくために、そこを去ろうと、表に出ようとした。そんなザインの目に、戦場を思い出させる一つの光景が、飛び込んできたのだった。
「ザインは、ネズミを見たのではないですね。きっと」
「そんなことは解っている。だが、そんなことは問題じゃない。身体中の傷だって、訓練なんかの傷じゃない。あれはホンモノだ」
ロンは、ザインが真意を語ってくれないことに対して、少々不満気だった。
「じゃが、そんなことも問題ではない。なぜ戦場にいたことを隠す必要があるかじゃ。しかし、バスタランダ子爵殿も、少年兵とは惨い事をなさる」
ジーオンは感慨深く首を横に振りながら、顎髭を撫でて気分を落ち着かせる。
国を守るために、戦争に志願することはそう珍しくはない。だが、少年兵ともなれば、志願などという言葉では片付けられない。ノーザンヒルが其処まで兵力に困窮していたとは、ジーオンも聞いていない。
そんな状況で、少年であった彼が戦場に刈り出された理由が何かである。彼らには知る由もなかった。
「だが、ザインは良い奴だ」
ロンがそう言うと、二人はニコリと嬉しそうに微笑みコレに賛同する。
「ヒックシン!!」
噂の人物が嚔をする。
「……」
兜に、これでもかと言うほど唾がかかったのを、察知するアインリッヒ。ザインが懸命にそれを拭き取るので、「やはり」と思い、強い咳払いを一つする。
「っかしいなぁ、風邪でもひいたかな?ところで、今日中に着くのか?」
「昼までには着く。奴らは夜に動くから、討つには頃合いだ。幸い奴らの居る森は、そう険しくもない」
気楽と言うわけではないが、道のりはさほど険しいわけでは、無さそうだ。
しばらく走ると、アインリッヒは、ウェストバームに向かう街道ではなく、そこから分岐している山道へと入った。安全且つ近道なのだろう。軽快に走らせていた馬の足をゆるめ、周囲を確認し始めた。
「来たときには夕刻だったからな、よく解らないが、恐らくこの辺りに……」
アインリッヒは、ロードブリティッシュから降りた。ザインも仕方が無く降りる。そして、彼女の足に任せて歩くことにした。ここは、森より少し林に近い。時間帯の関係で周囲が暗かったために、森に思えたのだろう。アジトともなれば、簡単な小屋ぐらいはありそうなものだが、それも無さそうだ。アインリッヒが怒りに猛っていたせいだろう。認識が甘かったようだ。残念ながらアジトはありそうもない。
アインリッヒは、焦げた地面を見つけ、近くで立ち止まり、しゃがみ込み、炭になった木片を拾い上げ、すくりと立ち上がる。
「ザイン。焚き火の後だ。それに血の跡。私は間違いなく此処を通っている」
「ふん。でも、アジトにしちゃお粗末だな。山道にも近い事から、此処にいた連中は、街道への繋ぎか、山道を通る人間を襲うために、配置された連中だろう」
「繋ぎ、というと?」
「ああ、目的はさして変わらないだろうが、街道を荷馬車が通ることを知らせに来た仲間と連絡を取って、アジトに知らせに行くとか……。戦闘って感じゃなくて、荷の撤収を迅速にするためのものとか、そんな感じかな……」
理屈をつけてみるが、今一ピンと来ない。だが、推測が当たると、アジトは間違いなくもう少し奥まったところにあるだろう。馬を一頭全力で走らせて、間に合う距離だ。本体と街道警備隊との接触を恐れてのものなら、迅速な連絡を保つため、それほど遠くはないはずだ。恐らく探せない範囲ではない。ザインは、周囲の足場を探る。
そして、踏み固められた一筋の道を発見する。
「アイン」
ザインはアインリッヒに、一声掛け、その道を歩いて行く。足下を警戒しながらゆっくりと進む。
〈なんか引っかかるんだよなぁ……、これだけの道が出来るほどいたって事は、結構良い場所だったはずだ〉
人の気配が全くないのが気になった。アインリッヒは、正確なアジトを見つけたわけではない。いくら頭の回らない連中でも、先日のアインリッヒの行動を考えると、アジトがバレたか、そうでないかくらいは、判断できる筈である。しかし完全に撤退した感じだ。引き際が鮮やかすぎる。誰かの入れ知恵か?
「ロイホッカーの詩通りには、行かなかったな」
アインリッヒが、無念そうに呟く。
「まぁまてよ。少なからずとも、何でも手がかりってものがある」
ザインは、未だ諦めていない様子で、獣道を歩く。夜では解らなかっただろうが、昼間のおかげで、薄暗いながらも、順調に進むことが出来る。
森が途切れる際(きわ)に来る。道の向こうに崖がありそこに洞穴がある。ザインは、茂みに身を隠し、胸の中からオペラグラスを取り出す。
「へへ、比奴は小さくて軽い。こういう時って、便利なんだよな」
望遠鏡のように高い倍率はないが、一寸した観察ならば、十分に可能である。別に観劇用に持っているわけではない。
しかし、物持ちの良い男であると、アインリッヒが関心したその時だった。
彼の胸の中から、一つのパスケースが落ちる。本人は観察に集中して、その事に気がついていない。
アインリッヒはフェイスガードを上げ、それを拾い上げ、それが何なのかを確認する。どうやら、身分証明書らしい。
〈ユリカ=シュティン=ザインバーム……、女?〉
それから性別の欄を見る。
〈男。エイジ、魔導歴九百四十一年……。血液型O型〉
他人のものなので、声に出して言えないが、確かにそれは、身分証明書だ。そして、男のものだ。だとすると、当たり前だが、コレはザインのものだ。そう言えば、アインリッヒは、ザインを、ザインバームとしか知らない。名前も知らないのだ。自己紹介すら満足にしていない。
「ユリカ」
アインリッヒがそう言うと、ギョッとしたザインの顔が、彼女の法に向く。目を丸くして、冷や汗を掻いている。目は丸くなって、アインリッヒに着目している。
「なんで。オメェ、そんなこと……」
と、知ってはいけないことを知られてしまったような、驚きをしているザインの前に、アインリッヒは身分証明書をちらつかせる。アインリッヒは、特に表情を変えない。
「あ!」
ザインは、胸のポケットをパンパンと叩き、身分証明書がそこにないことを再確認する。それから、強引にアインリッヒからそれを奪い、胸の中にしまう。
「良いな!絶対その名は呼ぶな!」
彼はその名を大分気にしている。理由はアインリッヒが発想したとおり、女っぽい名前だからである。
「くだらん。名前くらいで……、子供ではあるまい。その様子じゃ、満足に自己紹介もできんのだろう?」
ムキになることが、本当に馬鹿馬鹿しいと言いたげに、はっと溜息をつくが、内心少し笑っていた。バカにした意味ではなく。照れているザインが妙に可愛く見えた。
「ブツブツ……」
聞こえないように文句を言いながら、再びオペラグラスを覗くザインだった。
「どうやら、あの穴は人工的に作ったものだな。一応探ってみよう」
どうにか気を取り直したザインは、積極的に洞穴を覗きに行く。正面にたった時に、何かを踏む。その硬さが気になり、しゃがみ込み、足の裏に当たったものを拾い上げ、眺める。
「ダイヤだな」
落ちていたものはそれだけではない。他にも色々な貴金属が落ちている。手際よく感じていたが、逃げ方が荒い。まるで何かにおびえて逃げたような感じだ。再び洞穴へと足を進めるザイン。どさくさに紛れ、ダイヤモンドをポケットに放り込む。アインリッヒはコレをしっかり見ていた。
〈少し、性格が砕けすぎだな……〉
呆れるのと同時に、何となくそう言うところが、彼らしく感じてしまうのだった。
ザインが洞穴に足を一歩踏み入れる。人工的に出来た塒というより、もともと、天然のもののようだ。入り口は、崩れないように形成しなおしたようだ。全体は頑丈な石質ではなく、粘土質が中心で、湿度が高く感じられる。
木組みで補強され、崩れないようにしていることから、彼らは本格的に、この場所を塒としていたようだ。
それに思ったより奥に深そうである。頭を掻きむしったザインが困った顔をしている。深部へ進むと、視界で得られる情報が、少なくなりそうな気配に、参ってしまったのだ。
「ライト!」
するとアインリッヒが、ザインの後方から、蛍程度の小さな光をザインの目の前に放つ。形は小さいが、随分と明るいものだ。
「へぇ、魔法使えんのか?」
「単純なもので、ファイアーボール程度なら、攻撃魔法も使える」
アインリッヒの手を借り、少し奥へと進む。すると、一つの木箱が横倒しになり、中身が飛び出している。やはり、貴金属類だ。
〈何だ?何に怯えていたんだ〉
どのみち、此処には猫の子一匹いそうに無い。完全にあてが外れた。
「ロイホッカーの詩も、宛にはならなかった……か」
ザインも諦めるしかないような口振りで、立ち上がる。
「済まない。私のために、お前に無駄足をさせてしまった」
アインリッヒは、ザインに対し、申し訳なさそうに頭を下げた。
「ま、仕方がねぇさ。任務が終わってから、じっくり……な」
恐らくそのころでは遅すぎる探索になることは、アインリッヒにも解っていた。だが、そう言ってくれるザインが嬉しい。ウインクをして、励ます彼が、不思議に頼りに感じる。なぜか、全てが可能になるような気がした。
譬えウソでも、心が和らぐ。
盗賊退治を諦め、二人はロン達に追いつくために、そこを去ろうと、表に出ようとした。そんなザインの目に、戦場を思い出させる一つの光景が、飛び込んできたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる