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20話

想い

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店長と呑みが終わり、家に向かっていた。
ずっと、何故か店長の事で、あたまがいっぱいになる。
自分でもよくわからないぐらい、気になりだした。。
何故だろうか?店長が本当のことを話してくれたからだろうか?
昔の僕なら、うざいクソ上司で終わっていたが、今日の店長は、本音と優しさで話してくれて、嬉しかったし、見る目が変わった。
なんか、元カノのあけみに本当に似てるなと思ったからかもしれない。
よく考えると話し方も、性格や気が強くて、はっきりしてる所が全く同じで、また正義感の強いとこも似てる。
だから、僕の頭がこんがらがっているのかもしれない。
今日の呑みで店長は、本当は、ちゃんと、自分らの為にしてくれてることもわかったし、実は、優しくて、思いやりのある方なんだと思えた。
店長が言ってくれた。「浅野が幸せになる事を彼女さんは、きっと望んでるよ。」
この言葉は、本当になんか胸が熱くなった。
いままで、親友のともや以外には話した事がなかったから、余計なのかもしれないが、嬉しかったし、心強かった。あけみが亡くなってから、本当にまともに寝れない日々が続いていたが、今晩は、良く寝れそうだ。
僕は家に着いて、風呂に入り、布団に入り、あけみの写真をみて、眠った。
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