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第3章:”グリード・マモン”世界一裕福な国。
石の上にも三年。街道沿いに三十分。
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「ヤバ、灯台もと暗しすぎだろ。急いでるのに。」
神託で周辺の地域を調べ、一番近い街、と言うより首都を目指していたのだが・・・
「自分って怪しすぎるよな。」
その首都に入るためには身分証明書みたいのが必要でない場合最悪追い出されブラックリストみたいなのに乗るらしい。っと記入されていた。
・・・神託便利~
「ん~~どうしよっか?」
『僕に聞かれても、人族じゃないし。』
「証明書か~・・・・抜け道ないのか?」
①子都に先に行き証明書を発行してもらう。
→首都の周りに5つ程あるがここから遠い。首都に行ったほうが早い。
②盗む。
→論外。
③奴隷、商品として入る
→人権失ったら元も子もない。
④潜入
→正気か?
⑤☆正☆面☆突☆破☆
→ダメだ、早く何とかしないと。
⑥ウェェェェエエエエイイイイ!!!!!
→もうダメだ、おしまいだぁ・・・
⑦貴族、商人の護衛。
「あ、これがいい。まぁ雇い主が駄目なら意味ないんだけど。」
『それで、どうするのだ?主。』
「幸い自分には『看破の眼』があるし何とかなるよ」
『じゃぁ街道まで競争しよう!!主!』
「良いけど・・・スキル無しな。よ~いスタート!!」
煙を残し一人と一匹は走り去った。
「さてと。フェネルは入っといて。」
『分かったー。』
「さてとここでしばらく待ってみるか、最悪別の方法も考えればいいし。」
深く腰を下ろし街道沿いで『護衛します。』っと立看板を置き後はボーーっと日に当たりうたた寝していた。
・・・が、そのささやかな幸せはすぐ終わる。
「だから言ったのです!!!信用ならないと!!」
「お嬢!!俺が悪かったから怒鳴るのは後にしてくだせぇ!!!集中出来ねぇ!!。」
遠くからそんな会話が蹄と車輪の音と共に聞こえてくる。
「~~っん?え?」
馬車が来たのかな?って思い、視線を向けると、確かに馬車が走ってた、いや”魔車”っと呼んだほうが良いだろうか?その荷台を引いていたのは足が6本ある魔獣だった。
「早っ、車並みに馬力はあるんじゃないか?」
その魔車は自分の前を物凄い速さで通り過ぎていく。
「あんなに急いでどうし「BUHULOLOLOLOOOOOO!!!」ブフォオ?」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ
振り向くと真っ赤な牛?バッファローが、4体程突進して来た。
「逃げるんだよ~~~!!!!」
(何あれ!!?踏まれたら一発アウト!!)
「・・・貴方!!!」
「へ!?」
気づくと馬車を通り過ぎようとしていたが呼ばれ速度を同じにする。
「報酬は弾むわ。私達を護衛しなさい!!」
「お嬢?!!こんな素性も知らない輩を雇うんすか?!」
「私が見たのよ!!私の特技は知ってるでしょ!!」
「ッ~~~だぁあ!!おいサッサとどうにかしろ!!」
「・・・えっと了解ーーーっです。」
彩永は腰から小刀を抜きその場でほぼ垂直に跳んだ。
「ッッッフッ!!!!」
魔獣の上を通過しその向こうに着地する。
「Bulu・・Ululuu・・・Ololololo・・・」
そして次々にその身の力を抜き倒れた。
「あらあら。」
「え?え?え?ウッソーン。」
「・・・・美味しいのかな?これ貰いますね~。」
「あ、ハイ」
「なかなかの手際ね、魔法かしら?」
「ただの刀技です。」
「にしては傷がないわね。」
「あぁ。ここです。」
一匹の背中と首の間を指差す。そこには小さなでも深い刺し傷があった。
「ここで気道と神経をブスリと、」
「よく分からないけどよくあの速さのに刺したわね。」
「器用なんで。」
「・・・実力も分かったし、馬車に乗りなさい。報酬の話をしましょう。」
「その事なんですが、実は身分証明書が無くてですね、首都に入るのに少々融通を効かせて貰えれればそれだけで十分です。」
「フフッフ、良いわね。あんた気に入ったわ。私は商人のフレッディ・マーケットよあそこの従者はカカドよ。」
「どうもッス。」
「ご丁寧に感謝します。自分は・・・(本命をバラすのは危険か、)・・・・ドラック・ラビット。そう名乗らせて頂きます。」
神託で周辺の地域を調べ、一番近い街、と言うより首都を目指していたのだが・・・
「自分って怪しすぎるよな。」
その首都に入るためには身分証明書みたいのが必要でない場合最悪追い出されブラックリストみたいなのに乗るらしい。っと記入されていた。
・・・神託便利~
「ん~~どうしよっか?」
『僕に聞かれても、人族じゃないし。』
「証明書か~・・・・抜け道ないのか?」
①子都に先に行き証明書を発行してもらう。
→首都の周りに5つ程あるがここから遠い。首都に行ったほうが早い。
②盗む。
→論外。
③奴隷、商品として入る
→人権失ったら元も子もない。
④潜入
→正気か?
⑤☆正☆面☆突☆破☆
→ダメだ、早く何とかしないと。
⑥ウェェェェエエエエイイイイ!!!!!
→もうダメだ、おしまいだぁ・・・
⑦貴族、商人の護衛。
「あ、これがいい。まぁ雇い主が駄目なら意味ないんだけど。」
『それで、どうするのだ?主。』
「幸い自分には『看破の眼』があるし何とかなるよ」
『じゃぁ街道まで競争しよう!!主!』
「良いけど・・・スキル無しな。よ~いスタート!!」
煙を残し一人と一匹は走り去った。
「さてと。フェネルは入っといて。」
『分かったー。』
「さてとここでしばらく待ってみるか、最悪別の方法も考えればいいし。」
深く腰を下ろし街道沿いで『護衛します。』っと立看板を置き後はボーーっと日に当たりうたた寝していた。
・・・が、そのささやかな幸せはすぐ終わる。
「だから言ったのです!!!信用ならないと!!」
「お嬢!!俺が悪かったから怒鳴るのは後にしてくだせぇ!!!集中出来ねぇ!!。」
遠くからそんな会話が蹄と車輪の音と共に聞こえてくる。
「~~っん?え?」
馬車が来たのかな?って思い、視線を向けると、確かに馬車が走ってた、いや”魔車”っと呼んだほうが良いだろうか?その荷台を引いていたのは足が6本ある魔獣だった。
「早っ、車並みに馬力はあるんじゃないか?」
その魔車は自分の前を物凄い速さで通り過ぎていく。
「あんなに急いでどうし「BUHULOLOLOLOOOOOO!!!」ブフォオ?」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ
振り向くと真っ赤な牛?バッファローが、4体程突進して来た。
「逃げるんだよ~~~!!!!」
(何あれ!!?踏まれたら一発アウト!!)
「・・・貴方!!!」
「へ!?」
気づくと馬車を通り過ぎようとしていたが呼ばれ速度を同じにする。
「報酬は弾むわ。私達を護衛しなさい!!」
「お嬢?!!こんな素性も知らない輩を雇うんすか?!」
「私が見たのよ!!私の特技は知ってるでしょ!!」
「ッ~~~だぁあ!!おいサッサとどうにかしろ!!」
「・・・えっと了解ーーーっです。」
彩永は腰から小刀を抜きその場でほぼ垂直に跳んだ。
「ッッッフッ!!!!」
魔獣の上を通過しその向こうに着地する。
「Bulu・・Ululuu・・・Ololololo・・・」
そして次々にその身の力を抜き倒れた。
「あらあら。」
「え?え?え?ウッソーン。」
「・・・・美味しいのかな?これ貰いますね~。」
「あ、ハイ」
「なかなかの手際ね、魔法かしら?」
「ただの刀技です。」
「にしては傷がないわね。」
「あぁ。ここです。」
一匹の背中と首の間を指差す。そこには小さなでも深い刺し傷があった。
「ここで気道と神経をブスリと、」
「よく分からないけどよくあの速さのに刺したわね。」
「器用なんで。」
「・・・実力も分かったし、馬車に乗りなさい。報酬の話をしましょう。」
「その事なんですが、実は身分証明書が無くてですね、首都に入るのに少々融通を効かせて貰えれればそれだけで十分です。」
「フフッフ、良いわね。あんた気に入ったわ。私は商人のフレッディ・マーケットよあそこの従者はカカドよ。」
「どうもッス。」
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