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おまけ…お互いのこと10個褒め合わないと出られない部屋に通されたのだが

第11話

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「それよりもシャワー浴びに行こうか」
「そうよね……ベッタベタだもん」

 タブレットを見ると残り時間もあと少しだった。
「どうする?もうあと少し……」
 李仁が湊音の顔を覗き込む。湊音は少し俯いて恥ずかしながら
「延長したいっ……なんかお互い褒めあったらさらに李仁のこと愛おしくなってきた。もっともっと今夜、李仁と愛し合いたい……」
 李仁はニコッと微笑む。
「延長コースもございますって。朝までコースもあるみたい」
「もうラブホじゃん」
「そうね……ふふふ」


 それにしても、二人の会話は誰が聞いて判定していたのだろうか……謎である……が、ふたりはそれは御構い無しであった。

 そしてシャワーを浴び、二人はまた抱き合った。すると李仁が股を湊音の前で開いて穴を見せた。少しヒクヒクさせて指でなぞる。この時は李仁が湊音のアレを求めている時だ。元々はネコの李仁。
「欲しがりちゃんだな……」
「うん、たくさんたくさん今夜はエッチしたいな、ミナ君」
「うん。たっぷりたっぷり……でもそう簡単には入れないよ」
 湊音はタバコを吸い始めた。
「いじわる!じゃあ見てて……」
 タバコを吸う湊音を前にいつのまにか注文していたおもちゃを李仁は穴に入れ見せつけて、アンアンと声を出す。バイブモードにして腰を振り一人喘ぐのを湊音は見ている。
「みなくぅんんんん、早く欲しいいいっ、こんなおもちゃじゃダメぇ、あっあっ」
 湊音は笑いながらバイブの強さをボタンで押して強める。
「いやっ、いやっ! 遊ばないでえええ」
 と言ったと同時に李仁のアレから白濁とした液が勢いよく出た。
「李仁ぉ、おもちゃで十分じゃないの?」
「いやっ、おもちゃ抜いて早くそのおっきくなったミナ君の頂戴っ……」
「えー、どうしよっかなー。はい、舐めて」
 と、湊音はいじわるな顔をして李仁に自分のアレを咥えさせる。
「うっうううう……」
 可愛い顔をしてたまにこういういじわるな顔をする湊音。李仁の穴にはまだおもちゃが入ったまま、湊音のを口に加えさせられてアウアウと喘ぎながらまだ自分のアレから精液を垂らし、腰を振る。李仁もこういうプレイは悪くないようだ。
 湊音は李仁の頭を強く押さえつけて自分のアレを強く李仁の口にねじ込み快楽を感じる。
「李仁ぉおおおっ、もっと舐めろ、舐めろ、舐めろ!」
「あうううううううううっ!!!」
「まだまだっ! 上の口はゆるゆるだぞっ、あ……下の口もとっくにゆるゆるだけどね、はははっ」
「あううううあうあああつうううううっ」
 普段は大人しい湊音はたまにこういうプレイをしてストレス発散している感も否めない。
 自分の快楽のためにあうあうと喘ぐ李仁がたまらなくなるのだ。
「あううううううううううううーーーー」
「李仁おおおおおおおおおお」
「ううううううっ……」
「んっ、っ、んんん……離れるな……飲め」
 完全に湊音は李仁の頭を固定して離れないようにし湊音の精液を李仁の口内に吐き出して飲ませた。李仁は目から涙を流している。流石に参ったようである。
 完全にイッてしまった李仁は横たわる。湊音はやりすぎたと思いバイブを切ってゆっくり抜き涙を拭った。
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