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2021
李仁の休み4
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「李仁、おかえ……」
湊音は李仁を台所で出迎えていたが、さっぱりと切り揃えた髪の毛を見て驚いていた。
「ただいま、大輝からお菓子もらったから」
「あ、ありがとう……てかめっちゃ切ったね」
と湊音はお菓子の袋を受け取り、李仁の髪の毛を触った。
「ここまで切ったのは小学生の時以来じゃ無いかな、恥ずかしいわ」
照れる李仁に、見惚れて何も言えなくなった湊音。
「ミナくん、口あんぐりしてる……」
とその隙に湊音が爪先立ちをして李仁にチュッとキスをした。
「素敵……李仁っ」
「ありがとう、ミナくん。なんて言われるかなって不安だった」
と、李仁もキスをする。かなり濃厚に。湊音の方が激しく舌を入れてきた。
この激しさは湊音が嫉妬をしているときのキスだ。よく李仁の元彼や友達とか李仁が一目惚れした人の前だったり、李仁がうわついた行為をしていたらその後にするキスである。そして下半身もズボン越しに当たるようにわざとグイグイと擦り付けてくる。
「ミナくん、どうしたの?」
湊音はさっきまでは惚れ込んだ顔をしていたのに少し機嫌悪そうである。
「だってさ、よく考えたらその髪型は大輝くんにやってもらったんでしょ? 彼好みの李仁だと思うと……」
どうやら大輝に嫉妬しているようだ。李仁は笑い、湊音のおでこにキスをした。
「そりゃずっと大輝に切ってもらってるし。毎回嫉妬されても困りますけどぉ」
「むーっ!」
「嫉妬するほどかっこよくなったってこと?」
「……」
湊音はモジモジしながら頷く。
「可愛い、ミナくん!」
「僕もそれくらい切ってもらおっかな」
「なぁに、パーマも似合ってるのに」
「剣道やる時蒸れるし、やっぱり他の人から笑われるんだよ……」
少し伸びてきたパーマ頭。ふわふわっと李仁は触る。
「わたしは悪く無いと思うけどー? でも髪の毛お揃いにしちゃう?」
「……」
湊音はまた李仁にキスをした。今度は甘く、優しく……。これは甘えたい時のキスだ。感情が不安定なのが李仁には伝わるが湊音は今、甘えたい時なんだと李仁は優しくハグをする。
「抱いて……」
「もう? てか朝もイチャイチャしたじゃん」
「かっこよくなった李仁に愛されたい」
チュッチュとさらに激しく、なる。湊音の体もかなり火照っている。
「ミナくん……」
李仁は湊音をお姫様抱っこをする。突然のことで驚いている湊音だがすごく嬉しそうである。
「李仁の休みの残りの時間を全部僕にちょうだい」
「わがままだぞ……」
「だってもう三、四時間くらい大輝くんに取られたから。それ以上に愛して!」
「嫉妬が酷すぎる!」
「好きなんだもん、いつもだけどさらに好きになったもん!」
李仁はやれやれと言いながらもそのまま寝室に連れて行き、ベッドの上で夜遅くまで2人ラブラブで過ごして李仁の休みの日は終わったのであった。
湊音は李仁を台所で出迎えていたが、さっぱりと切り揃えた髪の毛を見て驚いていた。
「ただいま、大輝からお菓子もらったから」
「あ、ありがとう……てかめっちゃ切ったね」
と湊音はお菓子の袋を受け取り、李仁の髪の毛を触った。
「ここまで切ったのは小学生の時以来じゃ無いかな、恥ずかしいわ」
照れる李仁に、見惚れて何も言えなくなった湊音。
「ミナくん、口あんぐりしてる……」
とその隙に湊音が爪先立ちをして李仁にチュッとキスをした。
「素敵……李仁っ」
「ありがとう、ミナくん。なんて言われるかなって不安だった」
と、李仁もキスをする。かなり濃厚に。湊音の方が激しく舌を入れてきた。
この激しさは湊音が嫉妬をしているときのキスだ。よく李仁の元彼や友達とか李仁が一目惚れした人の前だったり、李仁がうわついた行為をしていたらその後にするキスである。そして下半身もズボン越しに当たるようにわざとグイグイと擦り付けてくる。
「ミナくん、どうしたの?」
湊音はさっきまでは惚れ込んだ顔をしていたのに少し機嫌悪そうである。
「だってさ、よく考えたらその髪型は大輝くんにやってもらったんでしょ? 彼好みの李仁だと思うと……」
どうやら大輝に嫉妬しているようだ。李仁は笑い、湊音のおでこにキスをした。
「そりゃずっと大輝に切ってもらってるし。毎回嫉妬されても困りますけどぉ」
「むーっ!」
「嫉妬するほどかっこよくなったってこと?」
「……」
湊音はモジモジしながら頷く。
「可愛い、ミナくん!」
「僕もそれくらい切ってもらおっかな」
「なぁに、パーマも似合ってるのに」
「剣道やる時蒸れるし、やっぱり他の人から笑われるんだよ……」
少し伸びてきたパーマ頭。ふわふわっと李仁は触る。
「わたしは悪く無いと思うけどー? でも髪の毛お揃いにしちゃう?」
「……」
湊音はまた李仁にキスをした。今度は甘く、優しく……。これは甘えたい時のキスだ。感情が不安定なのが李仁には伝わるが湊音は今、甘えたい時なんだと李仁は優しくハグをする。
「抱いて……」
「もう? てか朝もイチャイチャしたじゃん」
「かっこよくなった李仁に愛されたい」
チュッチュとさらに激しく、なる。湊音の体もかなり火照っている。
「ミナくん……」
李仁は湊音をお姫様抱っこをする。突然のことで驚いている湊音だがすごく嬉しそうである。
「李仁の休みの残りの時間を全部僕にちょうだい」
「わがままだぞ……」
「だってもう三、四時間くらい大輝くんに取られたから。それ以上に愛して!」
「嫉妬が酷すぎる!」
「好きなんだもん、いつもだけどさらに好きになったもん!」
李仁はやれやれと言いながらもそのまま寝室に連れて行き、ベッドの上で夜遅くまで2人ラブラブで過ごして李仁の休みの日は終わったのであった。
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