1 / 1
繰り返し
しおりを挟む
ボクの日記には沢山の言葉の羅列が並んでいる。それは時に長く時に短い。そんな羅列をボクは、ぼーっとし乍ページを捲っていく。ページを捲る音が部屋に響く。
ペラペラ、ペララ…
そして、ページを捲る手を止める。多分このページを何度も何度もボクは読んでいる。だから、このページだけ内容は覚えている。
だって、ボクがボク自身の心を殺した日だったから。
そんな日記の内容はこうだ。
ボクはどの世界にいても心を殺して生きていくのだ。
ずっと遠い未来のボクはこの日記を見つけた時どう思うのだろうと考えるが、まあ、考えるだけ無駄なのでやめる。
ボクはきっと心を持つことが出来ない生き物らしい。だから、人の気持ちがわからない生き物なのだ。だけれど、それを受け止めて未来のボクには生きてほしいと思う。どんなに人に疎まれようとも生まれてきたという事は何かを成し遂げる為に生きるという事だ。過去のボクはその何かを成し遂げた。もうだから、この日記を書き終えたら、というか、そろそろこの世界からいなくなるだろう。未来のボク、キミはどんなに辛くても死ぬという選択はしないでくれたまえ。それでは、さようなら。
この日記を読んだときこの内容だけは繰り返されるのだと直感で思った。
だからこそ、もうボクの命はないのだと悟っている。ボクは、この日記を隠そうと思う。これ以上未来のボクが犠牲にならないように。ダミーでもう一冊書くがこの内容があったことは知られないようにしていくつもりだ。なのでボクが今書いている日記もこの繰り返し日記と共に隠すことにする。誰の目にも触れられない場所へ。
XXX年4/4 4時44分 とある化け物
end?
ペラペラ、ペララ…
そして、ページを捲る手を止める。多分このページを何度も何度もボクは読んでいる。だから、このページだけ内容は覚えている。
だって、ボクがボク自身の心を殺した日だったから。
そんな日記の内容はこうだ。
ボクはどの世界にいても心を殺して生きていくのだ。
ずっと遠い未来のボクはこの日記を見つけた時どう思うのだろうと考えるが、まあ、考えるだけ無駄なのでやめる。
ボクはきっと心を持つことが出来ない生き物らしい。だから、人の気持ちがわからない生き物なのだ。だけれど、それを受け止めて未来のボクには生きてほしいと思う。どんなに人に疎まれようとも生まれてきたという事は何かを成し遂げる為に生きるという事だ。過去のボクはその何かを成し遂げた。もうだから、この日記を書き終えたら、というか、そろそろこの世界からいなくなるだろう。未来のボク、キミはどんなに辛くても死ぬという選択はしないでくれたまえ。それでは、さようなら。
この日記を読んだときこの内容だけは繰り返されるのだと直感で思った。
だからこそ、もうボクの命はないのだと悟っている。ボクは、この日記を隠そうと思う。これ以上未来のボクが犠牲にならないように。ダミーでもう一冊書くがこの内容があったことは知られないようにしていくつもりだ。なのでボクが今書いている日記もこの繰り返し日記と共に隠すことにする。誰の目にも触れられない場所へ。
XXX年4/4 4時44分 とある化け物
end?
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
真実の愛ならこれくらいできますわよね?
かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの
でもそれは裏切られてしまったわ・・・
夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。
ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?
予言姫は最後に微笑む
あんど もあ
ファンタジー
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。
二度目の人生では無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる