マンション管理員とほほ日記

第二章

やってられない話

この仕事　大規模マンションのため毎日毎日新しいクレームもどきが多くきます。
神経すり減らしますわ。

本日も新しいやつが。
723の〇〇ですが、夜中に鳥が家の前で鳴いて煩くて仕方ないんですけど、何とかしてほしい　と。

鳥に言えよ、そんなことは！
といいたいところだが、そんなことを言われてもこちらでできることありませんから。
だいたい夜中に鳥は普通寝てるのでは？

頭おかしいのかよ！お前
と言いたいのはやまやま
ぐっと堪える。

鳥の話で似たようなのを思い出した。
家のドアの前で蝙蝠が死んでいるらしいから撤去してくれとワザワザ外から電話してきた奥さん。
帰ってドアを開けるのが恐ろしいからだろうな。

しかし、俺は掃除やじゃねえぞ！　全く何だと思ってやがるんだ！
クリーニングスタッフ（掃除やさん）に話して一緒にその部屋の前に行くと、
いたわ蝙蝠
死んでるのかと、掴みハサミで突くと、寝ていたのか羽を大きく広げて威嚇してきた。

掴んで逃がしてやろうとするも、暴れてなかなかつかめない。
やっと何とか掴みバケツに入れて、外に逃がそうとするも上手く飛べないようで、また駐車場の屋根のところで寝てしまったようだ。

あと、虫がいるとか、蜂がいるとか、蜘蛛の巣を取れとか、俺は奴隷じゃないわ！
自分でそれくらいやらんかい！
どんな教育されてきたんじゃ！　いい大人が！

とまあ、こんな感じで全く業務に関係のないクレームというか文句も非常に多いわけです。
ハッキリ言ってボランティア精神ないとやってられません。
一応、自分は随分前からボランティア団体にも参加しており、全国の環境保全や災害のボランティアに年に数回参加しているので、そういう精神はあるほうですけど、個人のわがまま的な文句には本当に頭にきます。

とまあ毎日毎日新しいことが起こるんです。
最低賃金でそこまで出来ませんということが多いです、はい。

とここで一度書き終えたのに、その後５歳くらいの子が来て子供どうしの喧嘩に連れ出されて相手を怒ってくれと言われる始末。
俺は何でも屋なのか？
そうだったんだなきっと。
よろず相談やなのかこの職種は
今頃理解しても遅いな。
今年いっぱいで辞めるかな？