婚約破棄されたら、隠しチートが覚醒しました。元婚約者? 今さら後悔しても遅いですよ♪」

ふわふわ

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第26話:自業自得の末路

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第26話:自業自得の末路

王宮の判決から数日後、王都は静かに、しかし確実に変わり始めていた。  
ソアラとヴァーソの追放、エティオスの王太子位剥奪──これらのニュースは、瞬く間に民衆に広まった。  
私の薬が大量に王都へ届けられ、魔物の乱れも収まり始め、民衆の生活は少しずつ安定を取り戻していた。

王宮の裏門から、粗末な荷馬車が静かに出発した。  
ソアラは質素な服に身を包み、顔を隠すように俯いている。  
隣にはヴァーソが、同じくぼろぼろのドレスで涙を拭っていた。  
二人は辺境の小さな村へ追放されることになった。  
貴族としての特権はすべて剥奪され、名前も使えない。

ソアラが馬車の中で、震える声で呟いた。

「どうして……私がこんな目に……ルーテシアのせいよ。あの女が全部悪いんだわ」

ヴァーソが嗚咽を漏らした。

「ソアラ様……私もですわ。家から勘当されて、お金も何も……あの姉様が、全部壊したんです」

しかし、二人の言葉は空しく響くだけだった。  
自業自得──策略、偽証、刺客の送り込み。  
すべてが明るみに出て、民衆からも貴族からも見放された。

馬車が王都の門をくぐる時、民衆が石を投げてきた。

「腹黒聖女め!」「王国を滅ぼす気だったのか!」

ソアラは顔を隠し、ヴァーソは泣き叫ぶ。  
追放先の村では、労働を強いられ、贅沢とは無縁の生活が待っている。

一方、エティオスは王宮の一室に軟禁同然で閉じ込められていた。  
王太子の座を失い、政務からも外された。  
窓から外を見つめ、ぼんやりと呟く。

「ルーテシア……お前が正しかった。僕の選択が、すべてを壊した」

後悔の念が、彼を蝕む。  
ソアラを選んだ瞬間から、王国は衰え、自身の地位も失った。  
もう、取り戻すものは何もない。

レオニード国王は、私の薬と知識に感謝し、正式に謝罪の手紙を送ってきた。  
しかし、私は王都に戻る気などない。

私の領地では、祝賀ムードが広がっていた。  
カフェで特別なパーティーを開き、村人たちが集まる。  
豪華なビュッフェ──ステーキ、ケーキ、フルーツタルト、ワイン風ジュース。

セレナが目を輝かせて。

「お嬢様! ソアラさんたち追放されたって! エティオス殿下も失脚! 軽いざまぁで、超スカッとです!」

マリエッタが手を叩いて。

「自業自得ですよね! お嬢様の勝ちです!」

ガヤルドが肉を頬張りながら笑った。

「王太子のあの顔、忘れられねえぜ。惨めだったな」

ギャラクシーが私の隣で、手を握った。

「君の敵は、もういない。すべて終わった」

私は彼の肩に寄りかかり、微笑んだ。

「ええ。でも、私の幸せはこれからよ」

村人たちが乾杯し、歌が響く。  
領地は王国一の豊かな地となり、誰もが笑顔で暮らす。

ソアラとヴァーソは追放先で、粗末な小屋で労働の日々。  
エティオスは王宮の片隅で、後悔に苛まれながら生きる。

軽めのざまぁ──残酷すぎず、スカッとする自業自得の末路。

私のチートが、王国を救い、敵を倒した。

ストレスフリーのハッピーエンドへ、道が開けた。

夜空の下、ギャラクシーが私を抱きしめた。

「君は、僕の光だ」

甘いキスが、祝賀の余韻に溶ける。

これで、過去は完全に清算された。
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