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第15話 第9王子
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「……珍しいねカルラ兄様、ボクのこと毛嫌いしているあなたが話しかけてくるなんて」
ハクは俺の顔、目を見て、「ああそうか」と納得する。
「そういえば今、影武者と入れ替わってるんだっけ? ――道理で。じゃあ君は兄様の影武者か」
「ああ、そうだよ」
「いいよ、付き合ってあげる。ボクに聞きたいことって何?」
俺が聞くことは王卵――のことじゃない。
コイツの手助けを受けるなんて死んでもごめんだ。
「この前、お前の影武者がここへ来たはずだ」
「うん」
「……どうして殺した?」
ハクは眉を顰め、
「燃やしたかったから、としか言いようがないな。自分が燃える姿なんて中々見れるものじゃないしね」
「お前……!」
「彼が燃える姿はそれなりに面白かったよ。滑稽と言い換えてもいい。業火の中、ボクの声で泣き叫ぶんだ。ふふっ……ボクのあんな声、初めて聴いたよ」
本当に、先生の言った通りだったんだな。
コイツは、このガキは、そんな狂った好奇心で影武者を殺したのだ。
「お前の読んでるその本……アイツも好きだったんだ」
「へぇ、まぁ遺伝子は同じなわけだから、同じ物を好きになってもおかしくはない」
「でもアイツは、最後まで読めなかった。お前に殺されたせいでな……!」
「気の毒だね。この作品はオチが一番面白いのに」
可哀そうに。とハクは薄ら笑いする。
目の下に、血管が浮かんでいるのがわかる。
なにをしようとしているのだろうか、俺は。
おおよそ影武者失格なことをしでかそうとしている。
「なに、その目」
「……」
悪いクレイン。
……俺、そっちにはもう帰れないかもしれない。
どうしても我慢できないことがあるんだ。
胸の内で暴れるこの感情を、抑えられそうにない。
「……戦る気?」
ハクはポケットに手を突っ込み、歪なオーラを纏った。
無邪気で、ドス黒いオーラだ。
俺は拳を強く握り、ハクを睨みつける。
「狂人が。ぶん殴って目ぇ覚まさせてやるよ……!」
復讐なんて、俺らしくないな。
そもそも俺らしいってなんだ?
“自分”なんてそもそも無かっただろうが。
いやいい。知るか。自問自答は後回し。今はこの感情を解放する。
「どうにでもなりやがれ!!」
ハクに向かって走り出す。
拳を握り、突き出す。
――カツン。
「!?」
ハクは、俺のパンチを、影で防御した。
奴の影が浮き上がり、壁となって俺の攻撃を防いだのだ。
「影法術。見るのは初めてかな?」
影が、熱くなる。
「“火炎演舞”」
ハクの影が、炎へと変わった。
俺は拳を引き、距離を取る。
「つっ!?」
火炎は動き、俺を追撃する。
なんとか身を捻って躱そうとするが避けきれず、服に炎が燃え移る。
「くそ!!」
噴水に飛び込み、消火する。
水浸しの体で立ち上がる。ハクは火炎を遊ばせ、余裕の笑みで俺を見ていた。
「安心しなよ。王子だろうが影武者だろうが――燃えちまえば、等しく美しい」
初めて見る、純粋な悪。
コイツに理屈は通じない。
今から謝ったところでどうにもならない。
火蓋はもう切った。やるしかない。
「ふーっ……」
幸いにもいま、俺は水を被っている。多少、火への耐性はあるわけだ。
影法術――恐らくあの影を大きくしたり実体化したり、あるいは別物質に変える術をそう呼ぶのだろう。昨日、晩餐会に乱入してきた女も影を操っていた。外の世界ではきっと、この影を操る術が広く伝わっているのだろう。
俺にも出来るか? いや、見て学ぶにしてもアレはさすがに今すぐできるようになる気はしない。ここはいまある手札で勝負だ!
「うおおおおおおおっっっ!!!」
叫び、火への恐怖心を打ち消し、走り出す。
ハクは影を大きくし、枝分かれさせ、枝分かれさせた影をボールの形にし、それをまた火炎へと変換させる。
10を超える火炎球が撃たれる。
また噴水に飛び込んで凌ぐのが一番安定安全の道、だけどそれじゃ何も状況は進展しない。命がけで、前に進むしかない。
――『命に執着のない人間の決死の覚悟ほど軽いモノはないね』
今は違う!
生きたい! 上で! 死ぬ気で勝つ!!
「だあああああああああらあああああああああっっっ!!!!」
数センチ、数ミリのところで躱していく。
これでも毎日のように戦闘訓練をしてきた。先生やクレインの剣速に比べれば、この炎たちの動きは鈍い。
火を躱しながら距離を詰める。ハクまで後、3メートル!
「無駄だよ」
ハクの周囲に、炎の壁がせり上がった。
「……!?」
ハクは微笑む。
「アンタはボクに指一本触れることはできない」
このままじゃ、俺は炎に呑まれて死ぬ。
「くっ……!」
まただ……。
また頭に、消え入りそうなロウソクが映る。
――『影武者であることに……矜持なんてないだろ』
声が、聞こえる。
――『昔からそうだ。お前には自己愛というものが皆無。自己愛が強すぎる人間はどうかと思うが、お前のような人間もどうかと思うぞ』
――『君は……私たちにとって太陽のような存在だよ』
走馬灯? 違う。これは……そんな諦めの記憶じゃない。
――『……任せたよ。お兄ちゃん』
これは俺に必ず勝てっていう……覚悟の記憶だ!!
「炎の壁? 知るかよ!!!」
視界で火花が散る。
俺は炎なんて構わず拳を振り抜いた。
「は?」
「ぬりぃぞ!! オリジナル!!!」
俺の拳は焦げながらも壁を突き破り、ハクの頬を捉えた。
「うっ!?」
思い切りハクを殴り飛ばす。
ハクは地面を転がる。
熱い。激熱だ。拳が焦げて黒く変色している。
でも、いい。さいっこうにスカッとした気分だ……!
「これで終わりじゃねぇだろなぁ? オイ! こっちはようやく燃えてきたとこだぜ! 王子様!!」
「……」
ハクは俺の顔、目を見て、「ああそうか」と納得する。
「そういえば今、影武者と入れ替わってるんだっけ? ――道理で。じゃあ君は兄様の影武者か」
「ああ、そうだよ」
「いいよ、付き合ってあげる。ボクに聞きたいことって何?」
俺が聞くことは王卵――のことじゃない。
コイツの手助けを受けるなんて死んでもごめんだ。
「この前、お前の影武者がここへ来たはずだ」
「うん」
「……どうして殺した?」
ハクは眉を顰め、
「燃やしたかったから、としか言いようがないな。自分が燃える姿なんて中々見れるものじゃないしね」
「お前……!」
「彼が燃える姿はそれなりに面白かったよ。滑稽と言い換えてもいい。業火の中、ボクの声で泣き叫ぶんだ。ふふっ……ボクのあんな声、初めて聴いたよ」
本当に、先生の言った通りだったんだな。
コイツは、このガキは、そんな狂った好奇心で影武者を殺したのだ。
「お前の読んでるその本……アイツも好きだったんだ」
「へぇ、まぁ遺伝子は同じなわけだから、同じ物を好きになってもおかしくはない」
「でもアイツは、最後まで読めなかった。お前に殺されたせいでな……!」
「気の毒だね。この作品はオチが一番面白いのに」
可哀そうに。とハクは薄ら笑いする。
目の下に、血管が浮かんでいるのがわかる。
なにをしようとしているのだろうか、俺は。
おおよそ影武者失格なことをしでかそうとしている。
「なに、その目」
「……」
悪いクレイン。
……俺、そっちにはもう帰れないかもしれない。
どうしても我慢できないことがあるんだ。
胸の内で暴れるこの感情を、抑えられそうにない。
「……戦る気?」
ハクはポケットに手を突っ込み、歪なオーラを纏った。
無邪気で、ドス黒いオーラだ。
俺は拳を強く握り、ハクを睨みつける。
「狂人が。ぶん殴って目ぇ覚まさせてやるよ……!」
復讐なんて、俺らしくないな。
そもそも俺らしいってなんだ?
“自分”なんてそもそも無かっただろうが。
いやいい。知るか。自問自答は後回し。今はこの感情を解放する。
「どうにでもなりやがれ!!」
ハクに向かって走り出す。
拳を握り、突き出す。
――カツン。
「!?」
ハクは、俺のパンチを、影で防御した。
奴の影が浮き上がり、壁となって俺の攻撃を防いだのだ。
「影法術。見るのは初めてかな?」
影が、熱くなる。
「“火炎演舞”」
ハクの影が、炎へと変わった。
俺は拳を引き、距離を取る。
「つっ!?」
火炎は動き、俺を追撃する。
なんとか身を捻って躱そうとするが避けきれず、服に炎が燃え移る。
「くそ!!」
噴水に飛び込み、消火する。
水浸しの体で立ち上がる。ハクは火炎を遊ばせ、余裕の笑みで俺を見ていた。
「安心しなよ。王子だろうが影武者だろうが――燃えちまえば、等しく美しい」
初めて見る、純粋な悪。
コイツに理屈は通じない。
今から謝ったところでどうにもならない。
火蓋はもう切った。やるしかない。
「ふーっ……」
幸いにもいま、俺は水を被っている。多少、火への耐性はあるわけだ。
影法術――恐らくあの影を大きくしたり実体化したり、あるいは別物質に変える術をそう呼ぶのだろう。昨日、晩餐会に乱入してきた女も影を操っていた。外の世界ではきっと、この影を操る術が広く伝わっているのだろう。
俺にも出来るか? いや、見て学ぶにしてもアレはさすがに今すぐできるようになる気はしない。ここはいまある手札で勝負だ!
「うおおおおおおおっっっ!!!」
叫び、火への恐怖心を打ち消し、走り出す。
ハクは影を大きくし、枝分かれさせ、枝分かれさせた影をボールの形にし、それをまた火炎へと変換させる。
10を超える火炎球が撃たれる。
また噴水に飛び込んで凌ぐのが一番安定安全の道、だけどそれじゃ何も状況は進展しない。命がけで、前に進むしかない。
――『命に執着のない人間の決死の覚悟ほど軽いモノはないね』
今は違う!
生きたい! 上で! 死ぬ気で勝つ!!
「だあああああああああらあああああああああっっっ!!!!」
数センチ、数ミリのところで躱していく。
これでも毎日のように戦闘訓練をしてきた。先生やクレインの剣速に比べれば、この炎たちの動きは鈍い。
火を躱しながら距離を詰める。ハクまで後、3メートル!
「無駄だよ」
ハクの周囲に、炎の壁がせり上がった。
「……!?」
ハクは微笑む。
「アンタはボクに指一本触れることはできない」
このままじゃ、俺は炎に呑まれて死ぬ。
「くっ……!」
まただ……。
また頭に、消え入りそうなロウソクが映る。
――『影武者であることに……矜持なんてないだろ』
声が、聞こえる。
――『昔からそうだ。お前には自己愛というものが皆無。自己愛が強すぎる人間はどうかと思うが、お前のような人間もどうかと思うぞ』
――『君は……私たちにとって太陽のような存在だよ』
走馬灯? 違う。これは……そんな諦めの記憶じゃない。
――『……任せたよ。お兄ちゃん』
これは俺に必ず勝てっていう……覚悟の記憶だ!!
「炎の壁? 知るかよ!!!」
視界で火花が散る。
俺は炎なんて構わず拳を振り抜いた。
「は?」
「ぬりぃぞ!! オリジナル!!!」
俺の拳は焦げながらも壁を突き破り、ハクの頬を捉えた。
「うっ!?」
思い切りハクを殴り飛ばす。
ハクは地面を転がる。
熱い。激熱だ。拳が焦げて黒く変色している。
でも、いい。さいっこうにスカッとした気分だ……!
「これで終わりじゃねぇだろなぁ? オイ! こっちはようやく燃えてきたとこだぜ! 王子様!!」
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