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バレンタインから五日⓵
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バレンタインから五日。
フツーの日常。
だけど・・・
ちょっとだけ憂鬱・・・
二歳上の姉。
今年、チョコレートくれなかったんだ。
いつも大きなチョコレートくれたのに・・・
一昨年。昨年。
二年連続、不思議なものくれたけど・・・
あれもチョコってことにしとこう・・・
学校から自宅へ。静かな住宅街の一番はずれの家。両親はまだ帰ってない。階段上がって姉弟ふたりの部屋。
ドアにはハート型で、白のカードがかかってる。
<明日香、悠の部屋>
姉の名前は赤、僕は緑のマジック。姉の手製。
「ただいま」
「おかえり」
いつもの挨拶。
ふたつ並べた机。姉は机に向かってなにか書いてる。紫のセーター、グレーのフレアスカート。白のクルーソックス。
セミロングの髪に切れ長の目。ちょっとだけ気の強そうな表情。
僕、隣の机に向かって腰を下ろす。
姉がチラッと僕のこと見る。
僕も姉の机に目を落とす。
「ようこそ!大和振興大学へ!入学手続案内~私立では抜群の国家公務員合格率!経財省外務省法務省の中枢に我が校の出身者が多数~」
横に並べられた合格証。
そして・・・
「奨学金申込書」
姉ったら浮かない顏。
フツーの日常。
だけど・・・
ちょっとだけ憂鬱・・・
二歳上の姉。
今年、チョコレートくれなかったんだ。
いつも大きなチョコレートくれたのに・・・
一昨年。昨年。
二年連続、不思議なものくれたけど・・・
あれもチョコってことにしとこう・・・
学校から自宅へ。静かな住宅街の一番はずれの家。両親はまだ帰ってない。階段上がって姉弟ふたりの部屋。
ドアにはハート型で、白のカードがかかってる。
<明日香、悠の部屋>
姉の名前は赤、僕は緑のマジック。姉の手製。
「ただいま」
「おかえり」
いつもの挨拶。
ふたつ並べた机。姉は机に向かってなにか書いてる。紫のセーター、グレーのフレアスカート。白のクルーソックス。
セミロングの髪に切れ長の目。ちょっとだけ気の強そうな表情。
僕、隣の机に向かって腰を下ろす。
姉がチラッと僕のこと見る。
僕も姉の机に目を落とす。
「ようこそ!大和振興大学へ!入学手続案内~私立では抜群の国家公務員合格率!経財省外務省法務省の中枢に我が校の出身者が多数~」
横に並べられた合格証。
そして・・・
「奨学金申込書」
姉ったら浮かない顏。
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