122 / 257
第百二十二話
しおりを挟む
全身が日陰にいたはずだというのに、いつの間にか影からはみ出したカリバーの先が肉でも焼けてしまいそうなほど熱くなっていたことに気付き、慌てて場所を移動する。
「む……もう12時か」
圏外のスマホは唯の時計にしかならないが、その無機質なデジタルの時計は12時から5分ばかり過ぎ去った時間を示していた。
自分でも気づいていなかったが随分と長いこと考え込んでいたらしい。
モンスターも基本的にこの太陽が照り付ける下で動き回るものは多くないらしく、現状あまり大きく動く影がないのは幸いだ。
スキルの調整、そう一言に纏めてしまっても方向は色々ある。
『ステップ』かあるいはそういった補助スキルを新たに獲得或いは伸ばす、新しい攻撃手段を手に入れる、全く未知のスキルの可能性を信じて確保するか。
だが攻撃手段に関しては正直なところあまり考えていない、『スキル累乗』を使うなら十分現状で補え切れるわけだし、なによりこれ以上上げると反動で本当に体がもたない、死ぬ、冗談抜きで。
と、なると補助だよね……どうしよ。
やっぱり得意な事でも伸ばすべきかな……苦手なことを伸ばすよりそっちの方が良い気がする。
うん、そうしよう。
思考の整理が整えばあとはバシッとスキルを上げるだけ、今回上げるのは『ステップ』に決まりだ。
今までさんざん使い倒してきて、このスキル程汎用性の高いものはないだろうと言い切れるほど便利なのは自分でも分かっている。
まあ正直今でも一回使うと大体三メートル、いや、四メートルくらいは一気に飛べるのだが、最近レベルが上がっても大きく移動距離が伸びなくなってきた。
そろそろレベルを上げてもいいころだろう。
取りあえず20くらい上げるかな……む、SPが全然足らん……取りあえず10で我慢するか、これでも2250必要なの……!? はぁ……
『ステップがLV10へ上昇しました』
『スキル アクセラレーションを獲得しました』
「ちょわっ!? え? なんて?」
全く何も聞かず適当にスキルをポチポチ上げていたので、突然全く聞きなれない言葉を差し込まれ心臓が跳ねた。
あくせ……汗……?
そういえばLV10になったのだから何らかのスキルを獲得してもおかしくはない、全く意識していなかったが。
しかし言葉の意味がちょっとよく分からない、もう少し分かりやすい日本語で言ってほしい。
―――――――――――――――――
アクセラレーション 習得条件:ステップ LV10
消費MP 使用者のLV×使用時間(秒)
意識と肉体の俊敏値参照による加速と影響の遮断
―――――――――――――――――
「???」
んー……速くなる?
うん、多分動くのがすっごく速くなる。秒数ごとにレベル分だけ消費なんてすっごい消費しそうだ、私ならMPが最大だとしても最大で五秒しかこのスキルを使えない。
人間は五秒で一体何が出来るんだろう、私ならパスタを袋から出して沸騰したお湯に入れるくらいしか多分できないぞ。
ま、使ってみるかな。
「えーっと、なんて言えばいいんだ――あくせられーーーしょん!」
って叫ぶとか?
何も起こらない。
スキルは間違いなく発動している、何もしていないというのにステータスのMPはものすごい勢いで減って行っているからだ。
その消費速度、体感からして一秒あたり50程度。だが何も起こらない。
空は静かに蒼を湛え、雲は動くこともなく空を漂っている。
はぁ……あっついなぁ、アイス食べたい。
はて、無駄なスキルだったのかもしれんなコレは。
まあ『ステップ』を取ったついでに生えてきたようなスキルなのだから、そこまで期待をしていたわけではないし、と、ふと額に浮かんだ汗を拭い払う。
振り払った腕から直線状に砂が吹き飛んだ。
「は?」
舞い散った砂の一粒一粒がゆっくり、ゆっくり、すべてに重しがかかっているかのようにちんたらと目の前を過ぎる。
振り払った汗が水滴の形をして、ねっとり、ゆっくりと砂へ吸い込まれていく。
全てがまるでスローモーションの動画でも見ているかのように遅い。
なんだこれ……何が起こってるんだ……!?
私以外の何もかもが遅い……!?
違う、私自身が加速しているんだ。
あり得ないがそうとしか言えない、スキルに書かれている通り意識と体が加速した世界にいる。
何百倍にも引き延ばされてスロー再生をしている世界で、私だけがこの世界を普通に動き回ることが出来る。
私だけが入れる世界。
「へ……へへ……!」
すごい、凄い凄い!
一歩踏み出せば突風が吹き荒れ、砂に大きな足跡が刻み込まれる。
空中で拳を振り回せば無数のかまいたちが岩に斬撃を作り上げる。
誰も私についてくることなんて出来ない、きっと筋肉の攻撃ですら今の私には亀以下のクソ雑魚に違いない。
とんでもないスキルだ、これは。
こんな速度で動き回れば本当は体がぐちゃぐちゃになってもおかしくない、いや、なって当然のはず。
でも何も起こらない、風圧すら全くない。
遮断されているんだ、基本的な風や地面を蹴った時の反動などその一切が。
要するに何一つ遮るものが存在しない、この加速された世界で文字通り私は自由自在、今まで通りの動きをできる。
だが『アクセラレーション』を使っていない人間からしたら、普段の私の数百倍の勢いで動き回っていることになる。
最強だ、圧倒的だ、無敵だ。
「うおおお! さいきょー!」
喉から思わず噴出した叫び、しかし興奮はとどまることを知らない。
そして私は感情の赴くままに、ぴょんっと軽くジャンプをしてしまった。
ドバァァッ!
砂粒を追い越し、風すらも切り裂き、本来跳びあがれる距離なんかとっくのとうに追い越し大空を舞う体。
以前ステップで勢いを相殺し大ジャンプをかましたが、今はそれ以上の高さを余裕で飛んでいる。
同じ力でも速度が出ている分すごい高さだ。
まあこんだけ高く飛んでしまってもすぐに地面に……
地面に……
地面……
「--あれ、落ちない」
「む……もう12時か」
圏外のスマホは唯の時計にしかならないが、その無機質なデジタルの時計は12時から5分ばかり過ぎ去った時間を示していた。
自分でも気づいていなかったが随分と長いこと考え込んでいたらしい。
モンスターも基本的にこの太陽が照り付ける下で動き回るものは多くないらしく、現状あまり大きく動く影がないのは幸いだ。
スキルの調整、そう一言に纏めてしまっても方向は色々ある。
『ステップ』かあるいはそういった補助スキルを新たに獲得或いは伸ばす、新しい攻撃手段を手に入れる、全く未知のスキルの可能性を信じて確保するか。
だが攻撃手段に関しては正直なところあまり考えていない、『スキル累乗』を使うなら十分現状で補え切れるわけだし、なによりこれ以上上げると反動で本当に体がもたない、死ぬ、冗談抜きで。
と、なると補助だよね……どうしよ。
やっぱり得意な事でも伸ばすべきかな……苦手なことを伸ばすよりそっちの方が良い気がする。
うん、そうしよう。
思考の整理が整えばあとはバシッとスキルを上げるだけ、今回上げるのは『ステップ』に決まりだ。
今までさんざん使い倒してきて、このスキル程汎用性の高いものはないだろうと言い切れるほど便利なのは自分でも分かっている。
まあ正直今でも一回使うと大体三メートル、いや、四メートルくらいは一気に飛べるのだが、最近レベルが上がっても大きく移動距離が伸びなくなってきた。
そろそろレベルを上げてもいいころだろう。
取りあえず20くらい上げるかな……む、SPが全然足らん……取りあえず10で我慢するか、これでも2250必要なの……!? はぁ……
『ステップがLV10へ上昇しました』
『スキル アクセラレーションを獲得しました』
「ちょわっ!? え? なんて?」
全く何も聞かず適当にスキルをポチポチ上げていたので、突然全く聞きなれない言葉を差し込まれ心臓が跳ねた。
あくせ……汗……?
そういえばLV10になったのだから何らかのスキルを獲得してもおかしくはない、全く意識していなかったが。
しかし言葉の意味がちょっとよく分からない、もう少し分かりやすい日本語で言ってほしい。
―――――――――――――――――
アクセラレーション 習得条件:ステップ LV10
消費MP 使用者のLV×使用時間(秒)
意識と肉体の俊敏値参照による加速と影響の遮断
―――――――――――――――――
「???」
んー……速くなる?
うん、多分動くのがすっごく速くなる。秒数ごとにレベル分だけ消費なんてすっごい消費しそうだ、私ならMPが最大だとしても最大で五秒しかこのスキルを使えない。
人間は五秒で一体何が出来るんだろう、私ならパスタを袋から出して沸騰したお湯に入れるくらいしか多分できないぞ。
ま、使ってみるかな。
「えーっと、なんて言えばいいんだ――あくせられーーーしょん!」
って叫ぶとか?
何も起こらない。
スキルは間違いなく発動している、何もしていないというのにステータスのMPはものすごい勢いで減って行っているからだ。
その消費速度、体感からして一秒あたり50程度。だが何も起こらない。
空は静かに蒼を湛え、雲は動くこともなく空を漂っている。
はぁ……あっついなぁ、アイス食べたい。
はて、無駄なスキルだったのかもしれんなコレは。
まあ『ステップ』を取ったついでに生えてきたようなスキルなのだから、そこまで期待をしていたわけではないし、と、ふと額に浮かんだ汗を拭い払う。
振り払った腕から直線状に砂が吹き飛んだ。
「は?」
舞い散った砂の一粒一粒がゆっくり、ゆっくり、すべてに重しがかかっているかのようにちんたらと目の前を過ぎる。
振り払った汗が水滴の形をして、ねっとり、ゆっくりと砂へ吸い込まれていく。
全てがまるでスローモーションの動画でも見ているかのように遅い。
なんだこれ……何が起こってるんだ……!?
私以外の何もかもが遅い……!?
違う、私自身が加速しているんだ。
あり得ないがそうとしか言えない、スキルに書かれている通り意識と体が加速した世界にいる。
何百倍にも引き延ばされてスロー再生をしている世界で、私だけがこの世界を普通に動き回ることが出来る。
私だけが入れる世界。
「へ……へへ……!」
すごい、凄い凄い!
一歩踏み出せば突風が吹き荒れ、砂に大きな足跡が刻み込まれる。
空中で拳を振り回せば無数のかまいたちが岩に斬撃を作り上げる。
誰も私についてくることなんて出来ない、きっと筋肉の攻撃ですら今の私には亀以下のクソ雑魚に違いない。
とんでもないスキルだ、これは。
こんな速度で動き回れば本当は体がぐちゃぐちゃになってもおかしくない、いや、なって当然のはず。
でも何も起こらない、風圧すら全くない。
遮断されているんだ、基本的な風や地面を蹴った時の反動などその一切が。
要するに何一つ遮るものが存在しない、この加速された世界で文字通り私は自由自在、今まで通りの動きをできる。
だが『アクセラレーション』を使っていない人間からしたら、普段の私の数百倍の勢いで動き回っていることになる。
最強だ、圧倒的だ、無敵だ。
「うおおお! さいきょー!」
喉から思わず噴出した叫び、しかし興奮はとどまることを知らない。
そして私は感情の赴くままに、ぴょんっと軽くジャンプをしてしまった。
ドバァァッ!
砂粒を追い越し、風すらも切り裂き、本来跳びあがれる距離なんかとっくのとうに追い越し大空を舞う体。
以前ステップで勢いを相殺し大ジャンプをかましたが、今はそれ以上の高さを余裕で飛んでいる。
同じ力でも速度が出ている分すごい高さだ。
まあこんだけ高く飛んでしまってもすぐに地面に……
地面に……
地面……
「--あれ、落ちない」
13
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
底無しポーターは端倪すべからざる
さいわ りゅう
ファンタジー
運び屋(ポーター)のルカ・ブライオンは、冒険者パーティーを追放された。ーーが、正直痛くも痒くもなかった。何故なら仕方なく同行していただけだから。
ルカの魔法適正は、運び屋(ポーター)に適した収納系魔法のみ。
攻撃系魔法の適正は皆無だけれど、なんなら独りで魔窟(ダンジョン)にだって潜れる、ちょっと底無しで少し底知れない運び屋(ポーター)。
そんなルカの日常と、ときどき魔窟(ダンジョン)と周囲の人達のお話。
※タグの「恋愛要素あり」は年の差恋愛です。
※ごくまれに残酷描写を含みます。
※【小説家になろう】様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる