127 / 257
第百二十七話
しおりを挟む
筋肉についてくるなと言われた後、私が訪れたのは古手川さんの店。
『アクセラレーション』、いや、それだけに限らず空中での移動が大きく制限される現状を解決すべく、考えていたものを作ってもらうために足を運んだ。
「やあ、三日ぶりかな」
「うん……目悪くなるよ」
「もう悪いから問題ないさ」
こちらへ気付いてメガネをくいっと押し上げる彼は、相変わらず薄暗い部屋に小さなライト一つで文庫本を開いていた。
彼だって今起こってるこの大事件を知らないわけじゃないだろう、しかし何も言わない。それは彼自身が興味ないのか、それとも私の態度を見てあえて何も言わないのか、私には分からない。
けれど普段と変わらない雰囲気にほっとする、きっと今はたとえコンビニであろうと日常はないだろうから。
まあそこに座りなよとでもいうように、適当に足で椅子が差し出されたので有難く座り、大量に買い込んだいかめしの一つを机に添える。
「これお土産」
「ふむ……いかめしか。海にでも行ってきたのかな? 有難くいただくよ」
「うん」
そういえばそうか、気付かなかったが海の近くだからこそ売っていたのか。
はて、それなら今度琉希を誘って遊びに行こうかとも思ったが、私はあまり泳ぐのが得意でない。
プールの授業では体が浮かばないのと、体力があまりにないのでちょっとばかり泳ぐのすら疲労困憊だったから。
まあ今はそもそも海だなんだと言っていられる気分ではないのだけれど。
「それで用事は? ポーション……って訳でもなさそうだね」
「あ、ポーションも一つ、いや二つ貰う」
いそいで作ってほしいものがある。
私が口にした瞬間彼の目が光り、待っていましたとばかりに身を乗り出し口角を吊り上げた。
ここからは顧客と職人で、一から十まで私の要望を聞き完璧に叶えるのだと、それが古手川さんの矜持なのだと表情から伝わってくる。
しかしなかなかどういったことか、自分の中のイメージを十全に伝えるのは難しい。
身振り手振りの肉体言語であれこれと、二、三分説明を繰り返した果て、ペンと紙を取り出しながら言った。
「ふむ、要するにかぎ縄みたいなものか」
「かき……あげ……?」
「ほら、見たことないかなぁ……忍者が塀とか登るときに投げてる、こんな感じで縄の先に錨みたいなのが付いてるやつ」
「あ! それそれ! それ欲しい!」
サラサラと紙の上に描かれたそれはまさしく私の望んでいたもの。
まさかあのアバウトな表現で完璧に脳内のイメージを再現してしまうとは、もしかしてこいつエスパーか?
「」
しかし満足感のある私とは対照に古手川さんはどこか気がかりがあるようで、顎へ右手を添え眉をひそめ、何かを付け加える様に横へペンを走らせた。
「どしたの?」
「いやぁ、一応高レベルの探索者向けに編まれたロープは在庫あるんだけどねぇ、これ何に使うんだい? どこか登るとか?」
「ん、まあそんな感じ。移動中何かに投げて引っかけられたらって考えてる」
「あー、フックに関しては一般人向けの物しかないんだけど、多分君の目的で使うとすぐ曲がるか砕けるかすると思うんだよね」
なるほど。
考えてもいなかったが確かにその可能性は高い。
彼には伝えていないが『アクセラレーション』中ならヨリ強烈な力がフックに加わるだろうし、そうなれば容易く壊れてしまうことはごく当然のことだった。
これはもう少し考え直す必要があるか……?
強力であるが、一方でただの攻撃スキルを使うだけでも反動が凄まじく、空中での移動に大きな制限がかかり、消費MPも尋常じゃない『アクセラレーション』は使う時をかなり選ぶ、云わば私の切り札ともいえるだろう。
今までも『アクセラレーション』なんて使わなくても戦ってこれたのだし、このスキルにしては見なかったことにしてしまおうか。
でも空中での移動手段は欲しい……魔法使えたらもっと出来ること変わっていたんだろうか、背後に魔法撃って反動で加速するとか。
「いや、でもやっぱり必要」
ちょっと考えた結果やはり必要だなと、彼へ注文する。
未完全なものを私へ出すことに抵抗があるのか、苦い顔つきで渋々と頷いた彼は暫し待つように私へ伝え、店の奥へと姿を消した。
スマホの画面をちらりと覗けば、店に訪れてからまだ十分程度しか経っていない。
筋肉といえど一切の準備なしで協会を出ることはできないし、昼時の電車なんて大した本数は通っていない……まだ充分追えるだろう。
「お待たせ。この程度ならオーダーメイドって言うほどの物じゃないから、今回は材料費だけにしとくよ。こんなので大金ふんだくるのも気持ちのいいものじゃない」
「うん、ちょっと急いでるから……」
高い自覚はあったんだ……
「はいはい。後で引き落としておくから行っていいよ、こっちはポーションね。本当は結び方も教えときたいんだけど……」
教えてる暇もないのかい? それならあとで『もやい結び』って調べてくれ、一つ目は結んでおいたから。
ポーションと予備のカギを三つばかし、そしてカギを括りつけられたロープを受け取り、ぽいぽいと『アイテムボックス』へ放り込むと彼へ頭を下げる。
その時、高速で移動する影が店の前を横切った。
間違いない、筋肉だ。本気で走ればもっと速度が出るのだろうがここは外、あれが周囲を確認しつつ動ける程度の速さなのだろう。
これなら私にもついていける。
「ふぃ……よし!」
靴紐も万全、走って疲れたときようにポーションも追加で買った!
あとは追うのみ!
私はこの時の選択を後悔しているし、やってよかったとも思っている。
この選択のおかげで失っていた大切なものを得られたが、一方で抗いようのない大きな渦へ巻き込まれざるを得なくなってしまったから。
しらないと目を逸らし続けていればきっと、他の人々と同じように私は何も知らぬまま終わることが出来たし、背負わなくて済んだ。
ただ一つだけ言えるのなら……現実は結構残酷だってことだ。
『アクセラレーション』、いや、それだけに限らず空中での移動が大きく制限される現状を解決すべく、考えていたものを作ってもらうために足を運んだ。
「やあ、三日ぶりかな」
「うん……目悪くなるよ」
「もう悪いから問題ないさ」
こちらへ気付いてメガネをくいっと押し上げる彼は、相変わらず薄暗い部屋に小さなライト一つで文庫本を開いていた。
彼だって今起こってるこの大事件を知らないわけじゃないだろう、しかし何も言わない。それは彼自身が興味ないのか、それとも私の態度を見てあえて何も言わないのか、私には分からない。
けれど普段と変わらない雰囲気にほっとする、きっと今はたとえコンビニであろうと日常はないだろうから。
まあそこに座りなよとでもいうように、適当に足で椅子が差し出されたので有難く座り、大量に買い込んだいかめしの一つを机に添える。
「これお土産」
「ふむ……いかめしか。海にでも行ってきたのかな? 有難くいただくよ」
「うん」
そういえばそうか、気付かなかったが海の近くだからこそ売っていたのか。
はて、それなら今度琉希を誘って遊びに行こうかとも思ったが、私はあまり泳ぐのが得意でない。
プールの授業では体が浮かばないのと、体力があまりにないのでちょっとばかり泳ぐのすら疲労困憊だったから。
まあ今はそもそも海だなんだと言っていられる気分ではないのだけれど。
「それで用事は? ポーション……って訳でもなさそうだね」
「あ、ポーションも一つ、いや二つ貰う」
いそいで作ってほしいものがある。
私が口にした瞬間彼の目が光り、待っていましたとばかりに身を乗り出し口角を吊り上げた。
ここからは顧客と職人で、一から十まで私の要望を聞き完璧に叶えるのだと、それが古手川さんの矜持なのだと表情から伝わってくる。
しかしなかなかどういったことか、自分の中のイメージを十全に伝えるのは難しい。
身振り手振りの肉体言語であれこれと、二、三分説明を繰り返した果て、ペンと紙を取り出しながら言った。
「ふむ、要するにかぎ縄みたいなものか」
「かき……あげ……?」
「ほら、見たことないかなぁ……忍者が塀とか登るときに投げてる、こんな感じで縄の先に錨みたいなのが付いてるやつ」
「あ! それそれ! それ欲しい!」
サラサラと紙の上に描かれたそれはまさしく私の望んでいたもの。
まさかあのアバウトな表現で完璧に脳内のイメージを再現してしまうとは、もしかしてこいつエスパーか?
「」
しかし満足感のある私とは対照に古手川さんはどこか気がかりがあるようで、顎へ右手を添え眉をひそめ、何かを付け加える様に横へペンを走らせた。
「どしたの?」
「いやぁ、一応高レベルの探索者向けに編まれたロープは在庫あるんだけどねぇ、これ何に使うんだい? どこか登るとか?」
「ん、まあそんな感じ。移動中何かに投げて引っかけられたらって考えてる」
「あー、フックに関しては一般人向けの物しかないんだけど、多分君の目的で使うとすぐ曲がるか砕けるかすると思うんだよね」
なるほど。
考えてもいなかったが確かにその可能性は高い。
彼には伝えていないが『アクセラレーション』中ならヨリ強烈な力がフックに加わるだろうし、そうなれば容易く壊れてしまうことはごく当然のことだった。
これはもう少し考え直す必要があるか……?
強力であるが、一方でただの攻撃スキルを使うだけでも反動が凄まじく、空中での移動に大きな制限がかかり、消費MPも尋常じゃない『アクセラレーション』は使う時をかなり選ぶ、云わば私の切り札ともいえるだろう。
今までも『アクセラレーション』なんて使わなくても戦ってこれたのだし、このスキルにしては見なかったことにしてしまおうか。
でも空中での移動手段は欲しい……魔法使えたらもっと出来ること変わっていたんだろうか、背後に魔法撃って反動で加速するとか。
「いや、でもやっぱり必要」
ちょっと考えた結果やはり必要だなと、彼へ注文する。
未完全なものを私へ出すことに抵抗があるのか、苦い顔つきで渋々と頷いた彼は暫し待つように私へ伝え、店の奥へと姿を消した。
スマホの画面をちらりと覗けば、店に訪れてからまだ十分程度しか経っていない。
筋肉といえど一切の準備なしで協会を出ることはできないし、昼時の電車なんて大した本数は通っていない……まだ充分追えるだろう。
「お待たせ。この程度ならオーダーメイドって言うほどの物じゃないから、今回は材料費だけにしとくよ。こんなので大金ふんだくるのも気持ちのいいものじゃない」
「うん、ちょっと急いでるから……」
高い自覚はあったんだ……
「はいはい。後で引き落としておくから行っていいよ、こっちはポーションね。本当は結び方も教えときたいんだけど……」
教えてる暇もないのかい? それならあとで『もやい結び』って調べてくれ、一つ目は結んでおいたから。
ポーションと予備のカギを三つばかし、そしてカギを括りつけられたロープを受け取り、ぽいぽいと『アイテムボックス』へ放り込むと彼へ頭を下げる。
その時、高速で移動する影が店の前を横切った。
間違いない、筋肉だ。本気で走ればもっと速度が出るのだろうがここは外、あれが周囲を確認しつつ動ける程度の速さなのだろう。
これなら私にもついていける。
「ふぃ……よし!」
靴紐も万全、走って疲れたときようにポーションも追加で買った!
あとは追うのみ!
私はこの時の選択を後悔しているし、やってよかったとも思っている。
この選択のおかげで失っていた大切なものを得られたが、一方で抗いようのない大きな渦へ巻き込まれざるを得なくなってしまったから。
しらないと目を逸らし続けていればきっと、他の人々と同じように私は何も知らぬまま終わることが出来たし、背負わなくて済んだ。
ただ一つだけ言えるのなら……現実は結構残酷だってことだ。
14
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
底無しポーターは端倪すべからざる
さいわ りゅう
ファンタジー
運び屋(ポーター)のルカ・ブライオンは、冒険者パーティーを追放された。ーーが、正直痛くも痒くもなかった。何故なら仕方なく同行していただけだから。
ルカの魔法適正は、運び屋(ポーター)に適した収納系魔法のみ。
攻撃系魔法の適正は皆無だけれど、なんなら独りで魔窟(ダンジョン)にだって潜れる、ちょっと底無しで少し底知れない運び屋(ポーター)。
そんなルカの日常と、ときどき魔窟(ダンジョン)と周囲の人達のお話。
※タグの「恋愛要素あり」は年の差恋愛です。
※ごくまれに残酷描写を含みます。
※【小説家になろう】様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる