勇者が魔王に堕ちていくそんな話

ゆうき

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 数分後

 「「うぅ・・・」」

 亜美「はぁ~だからやめてって言ったのに~」


 これ以上付き纏われても面倒臭いし・・・

 携帯を取り出し写真を撮る


 女3「何して・・・」

 亜美「写真撮ってるの」

 女3「は・・・そんな事しても脅しになるかよ・・・職員室に行ってお前にボコられたって言ってやる・・・」
 

 コイツら普段は猫を被ってるのか・・・

 恐らく優等生を演じているのだろう髪なども校則を守っているみたいだし


 亜美「勝手にどうぞ破滅したければ・・・」
 
 女3「どういう意味だ?」
 
 亜美「そんな事自分で考えなさい?」
 
 
 私はその場を後にした・・・

 次の日私は職員室に呼び出された・・・
 
 亜美「何の御用でしょうか?」
 
 担任「君は自宅待機していなさい」
 
 亜美「はい?」
 
 担任「君殴ったそうだね副会長を・・・」
 
 
 えぇ~あれ副会長かよ・・・
 
 見た事があると思ったら会長の横でいたような気がする…
 
 あの下卑た目がどうも生徒会で見た彼女と全然違うためわからなかった
 

 亜美「あの…話を聞いてもらえ・・・」
 
 担任「言い訳はいい・・・帰りなさい…」
 

 別に学校を休めるなら良いか・・・

 
 亜美「わかりました」
 
 
 帰ってゲームでもしようかなぁ~
 
 そんなことを考えながら自宅に着くと両親が仁王立ちしていた
 

 父親「何してるんだお前は!?」
 

 目を見合わせると平手打ちされた
 

 亜美「………」
 
 父親「全く!暴力事件を起こすなんて…」
 
 母親「どうしてこんな子に育ってしまったんだろうね?」
 

 暫らく私に罵詈雑言を浴びせると仕事だと言って家を出ていく
 
 私は一切反論しなかった
 
 正確には反論しても無駄だと知っているから
 
 彼らは世間体ばかり気にして何かあれば巻き込まれるお前が悪いとそればかりで私の相談に乗ってくれることはないから

 それからの私は誰とも喋らなくなった
 
 正確には私に話しかける者がいなくなった

 まぁ暴力起こすような奴の近くにはいきたくないよね…
 
 証拠は持っていたが全てどうでも良くなっていた
 
 持っておいて損はないため保管しているが…

 近くでクスクスと笑い声が聞こえる…

 一人は副会長の取り巻き…

 やっぱり…

 まぁこれから何かするようなら徹底的に潰すけど今は物理的に害はないので放っておく…

 それからまもなく私は異世界に召喚された
 
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